ヤクルト(★7対17☆)DeNA =リーグ戦7回戦(2023.05.06)・明治神宮野球場=
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DeNA
260022212172025
ヤクルト
10310001171010
勝利投手:上茶谷 大河(1勝0敗0S)
敗戦投手:小川 泰弘(1勝4敗0S)

本塁打
【DeNA】佐野 恵太(5号・1回表ソロ),宮﨑 敏郎(6号・1回表ソロ),戸柱 恭孝(3号・2回表2ラン),牧 秀悟(5号・2回表満塁),宮﨑 敏郎(7号・7回表2ラン)

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◆DeNAは初回、佐野と宮崎のソロで幸先良く2点を先制する。続く2回表には牧のグランドスラムが飛び出すなど、その後も攻撃の手を緩めず、終わってみれば20安打で17得点を挙げた。投げては、2番手・上茶谷が今季初勝利。敗れたヤクルトは、投手陣が崩壊した。

◆ヤクルト山田哲人は通算275本塁打のうち、神宮球場で149本。神宮で150本塁打となれば池山(167本)バレンティン(155本)に次いで3人目。今日対戦する相手先発の浜口とは相性が良く、通算対戦成績は42打数15安打、4本塁打、8打点、打率3割5分7厘。この本塁打はすべて神宮でマークしており、得意相手から神宮150号となる1発を目指す。

◆DeNAエドウィン・エスコバー投手(31)が6日、出場選手登録を抹消された。5日のヤクルト戦に4点リードの8回から登板。1死も取れず、3失点でKOされた。今季は9試合に登板し、0勝0敗、防御率15・63。三浦大輔監督は「フォーム的なものもありますし、メンタル的なものも、頭の整理というか心の整理というかね、そういうのも含めて再調整です。10日で戻すとかそういう話じゃなく、しっかりと準備して、しかるべき時が来れば(再昇格)ですね」と説明した。エスコバーは「オトコハダマッテナゲルダケ」を貫き、18年から5年連続50試合以上登板する鉄腕。チームに不可欠なセットアッパーだけに、復調が待たれる。この日から、リリーフ左腕の石川達也投手、坂本裕哉投手がチームに合流し、登録された。

◆ヤクルトは前日4日に2本塁打を放った浜田太貴外野手(22)が「1番・中堅」でスタメン。塩見泰隆外野手(29)はベンチスタートとなった。

◆ヤクルト・村上宗隆内野手(23)が2打席連続適時打を放った。まずは0―2の一回2死一塁。先発・浜口の145キロ直球を捉えて右中間への適時二塁打とし、1点を返した。さらに1―8と点差を広げられて迎えた三回1死一、二塁では、135キロフォークを捉えて右前適時打。反撃ののろしを上げ「諦めず1点ずつ返していきます」とコメントした。村上は4日の巨人戦、5日のDeNA戦で2試合連続本塁打。4月終了時点で打率・157、2本塁打、12打点と苦しんでいたが、5月に入ってからはこの日の試合前時点で打率・313、すでに2本塁打、4打点と上昇曲線を描いている。

◆DeNAの佐野が自身初の初回先頭打者本塁打を放った。小川の初球の速球を鋭く打ち返し、右翼席へ。試合開始直後の一発に「プレーボールの初球からしっかり準備していた。自分のスイングで捉えられて良かった」と胸を張った。5日は2本塁打で4打点を挙げたが、チームは逆転サヨナラ負け。それでも気落ちすることなく「僕たちができることは点を取ること。たくさん点を取って投手陣を助けたい」と話していた通り、2試合連発で打線を勢いづけた。二回は右前打、四回は四球と出塁を続け、1番打者としての役割をきっちり果たした。

◆ヤクルト・長谷川宙輝投手(24)が2021年4月8日の広島戦(神宮)以来の1軍登板を果たした。5―12の七回から3番手で登板した。七回は1死一塁から宮崎に左翼席へ2点本塁打を浴びたが、後続をしのいで2失点とした。長谷川は最速154キロを誇る救援左腕で、2020年にソフトバンクからヤクルトに加入。同年は44試合に登板した。21年に血行障害の一種である「胸郭出口症候群」を改善する手術を受け、昨季、2軍戦で実戦復帰を果たした。今春のキャンプは1軍に帯同したが、開幕は2軍スタート。イースタン・リーグでは9試合に登板し、防御率1・93と安定感のある投球を続けていた。

◆DeNAが2戦連続の5本塁打、ともに今季最多となる20安打、17点で大勝。一回に佐野と宮崎のソロで2点。二回は戸柱の2ラン、牧の満塁本塁打で6点。五回以降は毎回加点した。上茶谷が今季初勝利。ヤクルトは投手陣が崩れた。

◆打者有利の風だったとはいえ、ヤクルト投手陣は2試合連続で5本塁打を許し、ともに今季ワーストとなる20安打17失点の乱調。高津監督は「長打は点数を取られる大きな要因。狭いグラウンドでこれだけ風が吹けば点は入りやすい。本塁打になりやすいとは思う」と険しい表情だった。先発のエース小川は一回に佐野と宮崎にソロ、二回は戸柱に2ラン、牧には満塁本塁打を浴びてあっという間に8失点。試合をつくれず「リリーフに負担がかかっている中、長いイニングを投げられなくて申し訳ない」と頭を下げた。

◆DeNA・牧秀悟内野手(25)が3年目で初の満塁本塁打を放った。4―1の二回2死満塁。フルカウントから小川の高め、カットボールを振り抜きライナーで左翼席へ。2試合連続本塁打で、大勝に貢献し「強く打つことだけ心がけた。乱打戦で打ち勝ったのは自信になる」と振り返った。4打点を積み上げ、村上(ヤクルト)と並んでリーグトップの18打点とした。今季の目標に打点王獲得を掲げており「チームとしても個人としてもいい形だと思う」と手応えをにじませた。

◆ヤクルトは投手陣が5被弾含む20被安打と踏ん張れず。打線は村上宗隆内野手(23)が2打席連続適時打を放つなど奮起したが、反撃及ばなかった。試合後の高津臣吾監督(54)の主な一問一答は以下の通り。――風がある中、投手陣には厳しいマウンドだった「そうですね。今週はずっと先発が4回、5回ぐらいしか投げられないので、いろんなところにリリーフのしわ寄せがあったりとか大変な1週間ですけど、でもそれでもやらなきゃいけないので、いろいろ考えながら進めていきたいなと思います」――先発した小川は三回以降は無失点「二回まで8失点ですからね。どうなんですかね。風が吹いていることはもちろんよく分かっていて、ってなると何とかゴロで、ボールを上げさせないようにとは思っているんでしょうけど、ほとんどがボールが上に上がってしまう投球になってしまったような気がします」――打線は四回に3点差まで追い上げた「でも最初の2回で8失点というのが大きいですね。諦めずに1点ずつでも1点でもという気持ち、声とかっていうのはよく出ていましたけど、さすがにしんどかったですね」――村上は2打席連続タイムリー

◆DeNAはヤクルトに17―7で大勝した。佐野恵太外野手(28)の先頭打者初球本塁打で先制すると、二回には牧秀悟内野手(25)が自身初の満塁弾を放つなど2戦連続の5本塁打。ともに今季最多となる20安打で17得点を挙げた。?DeNAが5日の5本塁打に続く5本塁打。DeNA(前身を含む)の2試合合計10本塁打は球団タイ記録で2003年4月11、12日のヤクルト戦(横浜、4→6)、04年7月16、17日の広島戦(横浜、3→7)に次いで19年ぶり3度目。?2試合連続5本塁打は球団史上初で、西武が04年4月6、7日のオリックス戦(5→5)でマークして以来19年ぶり。セでは巨人が00年8月10日の横浜戦-11日の広島戦(7→5)で打って以来23年ぶり2球団目(3度目)。?4番・牧が自身初の満塁本塁打。DeNAの4番打者の満塁弾は21年9月26日のオースティン(対広島)以来2年ぶり。日本選手では20年7月24日の佐野恵太(対広島)以来3年ぶりで、右打者では07年7月24日の村田修一(対巨人)以来16年ぶり。?1試合17得点以上、20安打以上はともに16年7月29日の広島戦(○19-3、24安打、マツダ)以来7年ぶり。

◆DeNAは6日、ヤクルト7回戦(神宮)に17―7で大勝した。一回に佐野恵太外野手(28)の先頭打者初球本塁打で先制すると、二回には牧秀悟内野手(25)が満塁弾を放つなど2戦連続の5本塁打。ともに今季最多となる20安打で17得点を挙げた。2試合計10本塁打は球団タイ記録。前日5日は両軍計11本塁打の末、サヨナラ負けを喫したが、強力打線が悪夢を払拭した。砂煙が舞い、生い茂る葉も枝からちぎれんばかりの突風が吹きつけた神宮。プレーボール直後、風を切り裂く打球を放ったのは佐野だ。ライナー性で右翼席最前列に飛び込む自身初の先頭打者本塁打を放ち、前日のサヨナラ負けからナインを奮い立たせた。「プレーボールの初球から準備していた。自分のスイングで捉えることができた。昨日の負け方的にも、今日の試合は大事になると思っていた」ヤクルト先発・小川が投じた初球、真ん中の直球を真芯で捉えた。リードオフマンとして最高の形で先制点をもたらし、左翼席を埋めるDeNAファンに右肘を上げるデスターシャポーズ。主将の5号ソロが連日の〝花火大会〟開演の号砲となった。宮崎が1死から6号ソロを放つと二回には戸柱に2ラン、牧には自身初となる満塁本塁打が飛び出し、七回には再び宮崎が7号2ラン。20安打、17得点はともに今季最多で、2試合計10本塁打は球団タイ記録。2試合連続5本塁打は球団史上初となった。「こどもの日」だった5日は両軍で計11本塁打が飛び交う乱打戦となり、九回に山崎が長岡に逆転のサヨナラ2ランを被弾。最大5点差を引っくり返されたが、2本塁打した佐野は「これまで投手陣に支えられて勝ってきている。こういう日もある。僕たちができることは点を取ること」と前だけを見据えていた。ゴールデンウイークの終盤。疲労が押し寄せる形の敗戦にも、心に余裕があった。

◆最大5点差をひっくり返した前日5日の再現とはならなかった。最大で風速8メートルの風は打者有利だったとはいえ、ヤクルト投手陣は2試合連続で5本塁打を許し、ともに今季ワーストとなる20安打17失点の乱調。高津臣吾監督(54)は悔しさをにじませた。「長打は点数を取られる大きな要因。二回までに8失点というのが大きい。(打線は)諦めずに1点ずつでも、という気持ちがよく出ていましたけど、さすがにしんどかったですね」試合前の時点で防御率1・80と安定していた小川は一回に佐野と宮崎にソロ、二回は戸柱に2ラン、牧には満塁本塁打を浴びて8失点。2番手以降の3投手は五回から毎回失点し、反撃への流れをつくれなかった。5日に6本塁打を放った打線はノーアーチ。それでも四回に一時は3点差まで追い上げた。村上は一回に右中間への適時二塁打を放ち、3試合連続で打点をマーク。三回にも右前適時打を放ち、18打点は牧(DeNA)と並んでリーグトップだ。5月に打率・368と好調な主砲は「やることをやるだけ。勝てるように頑張ります」と次の試合を見据えた。2日からの5試合で、先発投手の最長イニングは4日に登板したピーターズの5回。中継ぎ陣に負担がかかっている。借金は3。高津監督は「大変な1週間ですけど、それでもやらなきゃいけない。いろいろ考えながら進めていきたい」と立て直しを誓った。(箭内桃子)

◆7日に予定されていたヤクルトーDeNA8回戦(神宮)は、雨天のため中止が発表された。ヤクルトは今季初の雨天中止となった。 チームは室内練習場で全体練習。9日からの阪神戦(甲子園)で6カードぶりの勝ち越しを目指す。

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
DeNA
1990 0.679
(↑0.012)
-
(-)
115115
(+17)
91
(+7)
27
(+5)
7
(-)
0.264
(↑0.009
3.020
(↓0.07)
2
(-)
阪神
16111 0.593
(-)
2.5
(↓0.5)
115103
(-)
79
(-)
15
(-)
15
(-)
0.246
(-)
2.600
(-)
3
(-)
広島
13150 0.464
(-)
6
(↓0.5)
11590
(-)
87
(-)
22
(-)
9
(-)
0.241
(-)
2.870
(-)
4
(1↓)
ヤクルト
13161 0.448
(↓0.016)
6.5
(↓1)
113101
(+7)
120
(+17)
27
(-)
24
(-)
0.225
(↑0.002
3.740
(↓0.46)
5
(-)
巨人
13170 0.433
(↓0.015)
7
(↓1)
113108
(+1)
132
(+2)
31
(-)
4
(-)
0.246
(↓0.002)
4.330
(↑0.06)
6
(-)
中日
11170 0.393
(↑0.023)
8
(-)
11578
(+2)
86
(+1)
6
(-)
7
(+1)
0.247
(↓0.001)
2.670
(↑0.07)