中日(☆2対1★)巨人 =リーグ戦9回戦(2023.05.07)・バンテリンドーム=
このエントリーをはてなブックマークに追加

 123456789
巨人
0000001001301
中日
00000011X2700
勝利投手:田島 慎二(1勝0敗0S)
(セーブ:マルティネス(0勝1敗10S))
敗戦投手:直江 大輔(0勝1敗0S)

本塁打
【巨人】大城 卓三(4号・7回表ソロ)

  DAZN
チケットぴあ 中日戦チケット予約 巨人戦チケット予約

DAZN

◆中日が同一カード3連勝。中日は1点を先制された直後の7回裏、木下の適時二塁打で同点とする。続く8回には、石川昂が犠飛を放ち、勝ち越しに成功した。投げては、先発・高橋宏が7回1失点8奪三振の好投。3番手・田島が今季初勝利を挙げた。敗れた巨人は、救援陣が踏ん張りきれなかった。

◆6日の巨人戦でキューバ出身選手として初めて通算100セーブを達成した中日ライデル・マルティネス投手(26)が、試合前練習中に投手陣からお祝いの品をプレゼントされた。選手会長の柳から「祝100セーブ」と描かれたケーキが贈呈され、仲間たちから拍手を送られた。17年に育成選手としてキューバから来日して7年目。昨季リリーフとしてコンビを組んだ同郷のロドリゲスが開幕直前に失踪。「いつもブルペンで試合を見ながら話していた。それができなくなってさみしい」と、相棒の離脱を悲しんでいた。ケーキに書かれた文字をよく見ると、仲間たちからの思いもしっかりと書かれている...。またこの日、右肘違和感で出場登録を抹消されているセットアッパー清水達也投手(23)が練習に合流した。

◆巨人大城卓三捕手(30)が「侍対決」を制し、豪腕から先制4号ソロを放った。0-0の7回1死、中日高橋宏斗投手(20)の155キロの直球を、右翼席へと運んだ。3月のWBCで侍ジャパンとしてともに戦った高橋宏からは、4月15日の対戦でも1発を打っているお得意さま。「追い込まれていたので何とか塁に出ようと思っていました。ストレートをしっかり芯でとらえることが出来ました。ホームランになって良かったです」と、チームが攻めあぐね続けた剛速球をとらえ、終盤に戦況を変えた。

◆巨人がまたしても「魔の8回」に襲われ、3連敗を喫した。1-1の8回から登板した直江が連続四球で降板。代わってマウンドに上がった左腕・大江が中日大島を空振り三振に仕留めた。さらに継投策で、菊地にスイッチ。細川を四球で満塁とし、4番石川昂に左犠飛を打たれ、勝ち越しを許した。5月に入って、全6試合で8回に失点を許している。接戦の戦況下で痛恨の決勝打となり3連敗。最下位転落こそ免れたが6位中日とゲーム差なしとなった。

◆このイニングに"魔物"がいるのか。巨人がまたしても「8回」に失点を重ねた。同点で3番手直江を送り出した。ボール先行でストライクは1球だけ。2者連続四球で無死一、二塁のピンチを招いて降板した。原監督 結果的にどういう風に言われてもね。そこは自分で乗り越えないといけませんね。4番手大江は中日大島を空振り三振に仕留めて、なお1死一、二塁で菊地を投入した。守備隊形は二遊間を締め、中堅は定位置、両翼は前進守備で勝負をかけた。菊地のフルカウントからの149キロはゾーンから外れて四球で満塁。石川昂に左犠飛を許し、この回、無安打で決勝点を献上した。原監督 非常に若い投手たちだけれども、今はしっかり糧として栄養に変えないとね。我々も彼らを育てていくということですね。5月に入ってから全6試合連続で8回に失点し、ここ3試合は決勝点を献上。計12失点の"泣きどころ"を露呈している。今季2度目の同一カード3連敗で最下位中日にゲーム差なしに迫られた。「明後日からまたやり直し。やっていきます」と原監督。魔物退治が浮上へのカギをにぎる。【為田聡史】巨人直江(8回に登板し2者連続四球で降板)「1人目の入りが悪かったのがすべて。入りが悪かったので2人目にまで響いて、コントロールできなかった。本当に今日の投球は、2度とやっちゃいけない投球」

◆中日が巨人に3試合連続逆転勝ちし、今季初の3連勝を決めた。3戦とも8回に勝ち越す粘り強さを支えたのはブルペン陣。先発投手に白星こそ付かないが、救援陣は3戦無失点と巨人と対照的な投げっぷりだ。3番手の田島が2季ぶりの白星、抑えのマルティネスが両リーグ最速の10セーブ目。5位巨人とはゲーム差なし。5月反攻の土台が固まってきた。本拠地で巨人相手に同一カード3連勝。21年9月以来の宿敵3連勝に立浪監督はほくそ笑んだ。「この3連戦は8回に相手投手陣が制球を乱して、チャンスをもらった。何であれ勝つことが一番大事。ラッキーな1勝になった」この日も終盤に試合が動いた。先発高橋宏は6回までわずか2安打で三塁を踏ませなかった。7回に大城卓に先制ソロを浴びたが、その裏に同点に追いつくと、3日連続の「8回逆転劇場」がスタート。福、田島の2人が、1番梶谷からを3人で片付けて反撃を許さず、その裏の石川昂の決勝犠飛につなげた。試合を締めたのは前日6日にキューバ出身選手として初の通算100セーブをマークした守護神マルティネス。岡本和、丸、代打吉川を9球で料理した。「いつもと変わらずに自分の仕事をすることに集中したよ。3連勝で本当にうれしい」とニヤリ。試合前練習中には投手陣からケーキで祝福された。ケーキには本人の似顔絵と「祝100セーブ」、さらに「亡命、ダメ、ゼッタイ」の一言も。昨季リリーフでコンビを組んだ同郷のロドリゲスが開幕前に失踪。亡命報道が出たことに絡めた仲間からの"残留要請"に両リーグ最速の10セーブ目で応えた。白星こそつかなかったが奪三振をリーグ最多の32に伸ばした高橋宏は「後ろに回せば、絶対に無失点で帰ってきてくれる」とブルペン陣を信頼。この3連勝中、救援陣は無失点だった。5月は4勝2敗。借金5ながら5位巨人とのゲーム差は消えた。右肘違和感で離脱していたセットアッパー清水も再合流。立浪監督は「頼もしい福や、祖父江、田島も頑張っている。何とかしのぎ、しのぎ、もう少し点を取れるようにしたい」と反攻を見据えた。【伊東大介】

◆中日が巨人に3試合連続逆転勝ちし、今季初の3連勝を決めた。3戦とも8回に勝ち越す粘り強さを支えたのはブルペン陣。先発投手に白星こそ付かないが、救援陣は3戦無失点と巨人と対照的な投げっぷりだ。3番手の田島が2季ぶりの白星、抑えのマルティネスが両リーグ最速の10セーブ目。5位巨人とはゲーム差なし。5月反攻の土台が固まってきた。本拠地で巨人相手に同一カード3連勝。21年9月以来の宿敵3連勝に立浪監督はほくそ笑んだ。「この3連戦は8回に相手投手陣が制球を乱して、チャンスをもらった。何であれ勝つことが一番大事。ラッキーな1勝になった」この日も終盤に試合が動いた。先発高橋宏は6回までわずか2安打で三塁を踏ませなかった。7回に大城卓に先制ソロを浴びたが、その裏に同点に追いつくと、3日連続の「8回逆転劇場」がスタート。福、田島の2人が、1番梶谷からを3人で片付けて反撃を許さず、その裏の石川昂の決勝犠飛につなげた。試合を締めたのは前日6日にキューバ出身選手として初の通算100セーブをマークした守護神マルティネス。岡本和、丸、代打吉川を9球で料理した。「いつもと変わらずに自分の仕事をすることに集中したよ。3連勝で本当にうれしい」とニヤリ。試合前練習中には投手陣からケーキで祝福された。ケーキには本人の似顔絵と「祝100セーブ」、さらに「亡命、ダメ、ゼッタイ」の一言も。昨季リリーフでコンビを組んだ同郷のロドリゲスが開幕前に失踪。亡命報道が出たことに絡めた仲間からの"残留要請"に両リーグ最速の10セーブ目で応えた。白星こそつかなかったが奪三振をリーグ最多の32に伸ばした高橋宏は「後ろに回せば、絶対に無失点で帰ってきてくれる」とブルペン陣を信頼。この3連勝中、救援陣は無失点だった。5月は4勝2敗。借金5ながら5位巨人とのゲーム差は消えた。右肘違和感で離脱していたセットアッパー清水も再合流。立浪監督は「頼もしい福や、祖父江、田島も頑張っている。何とかしのぎ、しのぎ、もう少し点を取れるようにしたい」と反攻を見据えた。【伊東大介】

◆脚の張りのため2戦連続ベンチスタートとなっていた巨人・坂本勇人内野手(34)が「3番・遊撃」でスタメンに復帰した。コンディション不良で6日の試合を欠場したルイス・ブリンソン外野手(28)=前ジャイアンツ=はベンチ入り。

◆巨人・坂本勇人内野手(34)が一回の第1打席で中日・高橋宏から右前打を放ち、今季初めて打率2割5分を超える「・256」とした。脚の張りのため2試合連続でスタメンから外れていたが、「3番・遊撃」で復帰して早速Hランプを灯した。4日のヤクルト戦(東京ドーム)の第3打席の4号2ランから5打席連続をマーク。開幕から22打席無安打と苦しんだが、これで打率は・256にまで上昇。本来の姿を取り戻した。

◆巨人・大城卓三捕手(30)が0-0の七回、均衡を破る4号ソロを右翼席に運んだ。巨人・赤星、中日・高橋宏の投手戦が続く中、七回1死で赤星を好リードしてきた強打の捕手が、高橋宏の155キロの直球を振り抜いた。3月のWBCで世界一に輝いた侍ジャパンでは共に戦った右腕に、完璧な一発を見舞った。

◆巨人・赤星優志投手(23)が今季初勝利とはならなかったが、6回2/3を1失点の力投を見せた。一回は2死から連打で一、二塁のピンチを招いたが、ビシエドを空振り三振に仕留めた。二回以降も走者を背負いながらの投球だったが、最速152キロの直球とシュート、120キロ台のカーブで中日打線に的をしぼらせなかった。1-0の七回2死一塁で木下に左翼フェンス直撃の適時打二塁打を浴びたところで、原監督に肩をそっとたたかれ、交代を告げられた。2死二塁のピンチを2番手・高梨がしのぎ、最少失点にとまとめた。「もう一回、チャンスが回ってきたので最後だと思って投げたい」と気合を入れていた2年目右腕は、堂々たる投球で先発としての役割を果たした。

◆中日が接戦を制し、今季初の同一カード3連勝を飾った。0-1の七回に木下拓哉捕手(31)の適時二塁打で同点とすると、八回には1死満塁から4番の石川昂弥内野手(21)が左翼へ決勝犠飛。九回は守護神のマルティネスが鮮やかに三者凡退で封じた。先発の高橋宏は白星こそつかなかったものの7回3安打1失点で8三振を奪う力投。チーム一丸の勝利で、5位の巨人にゲーム差なしに迫った。

◆中日の高橋宏は7回を3安打1失点と好投した。155キロ前後の直球を軸に六回まで三塁を踏ませず、大城卓のソロによる最少失点にまとめた。2勝目はならなかったが、8三振を奪って奪三振はリーグ最多となり「真っすぐが一番の武器。そこを消さずにいい球を投げられるように意識した」と汗を拭った。飛躍を期す3年目。初登板で白星を挙げたが、その後は勝負どころでシュート回転した直球が甘く入るのが課題で、3連敗と苦しむ。前回登板から小笠原や涌井らの助言を受け、修正に励んだ成果を出し「かなり良くなっている。感謝しかない」と謙虚に言った。

◆ゴールデンウイークで満員となった敵地に飲み込まれた。5位の巨人はまたしても〝魔の八回〟に襲われ、最下位・中日に同一カード3連戦3連敗。原辰徳監督(64)は将来を見据え、悔しい負けを受け入れた。「非常に若い投手たちだけれどもね。今は糧として栄養に変えないと。その中でわれわれも彼らを育てていく」1-1で迎えた八回を22歳の直江に託したが、先頭から2者連続で四球を与えた。24歳の大江が1死を奪った後、23歳の菊地が四球を挟んで石川に決勝の犠飛を許した。交代時、マウンドに来た原監督に後頭部をつかまれて声を掛けられた直江は「まだ打たれた方が反省はできる。二度とやっちゃいけない投球」と悔しがった。〝3タテ〟を食らった今カードは、全て八回に決勝点を献上。八回の失点は6試合連続となった。八回を任されていたドラフト3位・田中千(国学院大)が失点続きで6日に出場選手登録を抹消され、絶対的なセットアッパーが不在。終盤の試合運びが安定していない原因となっている。原監督は「打線が1点というのも非常に難しい。もう少しチームとして動かないと」と、得点力不足も指摘。中日とはゲーム差なしの5位。ゴールデンウイークは3勝5敗と負け越して終わった。(谷川直之)

◆またしても投手陣が〝魔の八回〟を乗り切れなかった。1-1の八回を託された巨人・直江大輔投手(22)が先頭の石垣、岡林と連続四球を与え、降板。その後は大江、菊地の継投に出たが、2死満塁で菊地が石川昂に左犠飛を打たれ、勝ち越しを許した。直江は「任されたところで力を発揮できなかった、ただそれだけ。きょうの投球は、二度とやっちゃいけない」と反省した。八回は昨季イニング別で最多78失点、今季も30試合で最多22失点。〝鬼門〟を若手投手に託した原監督は「今はしっかり糧として栄養に変えないとね。という中でわれわれも彼らを育てていく」と話した。

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
DeNA
1990 0.679
(-)
-
(-)
115115
(-)
91
(-)
27
(-)
7
(-)
0.264
(-)
3.020
(-)
2
(-)
阪神
16111 0.593
(-)
2.5
(-)
115103
(-)
79
(-)
15
(-)
15
(-)
0.246
(-)
2.600
(-)
3
(-)
広島
13150 0.464
(-)
6
(-)
11590
(-)
87
(-)
22
(-)
9
(-)
0.241
(-)
2.870
(-)
4
(-)
ヤクルト
13161 0.448
(-)
6.5
(-)
113101
(-)
120
(-)
27
(-)
24
(-)
0.225
(-)
3.740
(-)
5
(-)
巨人
13180 0.419
(↓0.014)
7.5
(↓0.5)
112109
(+1)
134
(+2)
32
(+1)
4
(-)
0.241
(↓0.005)
4.260
(↑0.07)
6
(-)
中日
12170 0.414
(↑0.021)
7.5
(↑0.5)
11480
(+2)
87
(+1)
6
(-)
7
(-)
0.247
(-)
2.620
(↑0.05)