ロッテ(0対0)ソフトバンク =リーグ戦7回戦(2023.05.05)・ZOZOマリンスタジアム=
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ソフトバンク
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ロッテ
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勝利投手:-
敗戦投手:-
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◆ロッテは先発・佐々木朗が、5回を無安打無失点に抑える投球を披露。対するソフトバンク・石川も8回途中無失点の力投を見せた。両先発の降板後はロッテが6投手、ソフトバンクは7投手の継投で相手に得点を許さず、4時間24分の熱戦は規定により引き分けに終わった。

◆ロッテ守護神の益田直也は通算191セーブのうち、ZOZOマリンで99セーブ。過去に同一球場で100セーブ以上挙げた投手は岩瀬(中日=バンテリンドーム193S)高津(ヤクルト=神宮118S)藤川(阪神=甲子園114S)の3人だけ。今日から始まる本拠地3連戦で、パ・リーグ投手で初となる同一球場100セーブを目指す。

◆ロッテ佐々木朗希投手(21)が無失点のノーヒット投球も5回89球で降板。2登板続けて勝ち負けは付かなかった。防御率は0・84。本拠地のマウンドでは常時14メートル前後もの強風が吹き付け、佐々木朗も変化球の制球に苦しみ、初回だけで26球を要した。それでも、許した走者は初回先頭に与えた四球、3回2死からの振り逃げと、いずれものソフトバンク中村晃の2度のみ。打者17人から今季最多の12三振を奪った。2ケタ奪三振は今季3度目。だが、味方打線もソフトバンク先発の石川に5回まで2安打に封じられて援護できず、0-0のスコアレスで降板した。佐々木朗は「球数が増えてしまい、リズム良く投げることができませんでした。もう少し長いイニングを投げたかったですが、無失点に抑えられたことは良かったと思います」とコメントした。

◆ロッテ佐々木朗希投手(21)が本拠地マリン名物の強風とも闘いながら、ソフトバンク相手に5回無安打無失点の快投を演じた。自身初の「こどもの日」登板で許した走者は四球と振り逃げの2人のみ。打者17人から今季最多の12奪三振と圧倒したが、右手中指に血マメが出来たことも考慮し、5回89球で降板した。防御率は0・84へと良化し、大事には至っていない様子だが、次回登板の予定は慎重に見極める。試合は延長12回の末に0-0の引き分けに終わった。未知の強風の中でも、佐々木朗は長い手足で躍動した。バランスは崩れない。マウンド上で左足を高く上げて右足で真っすぐ立ち、腕を振る力強い姿。大きな翼を広げて相手を威嚇するツルのようだった。「こどもの日」登板もプロ初だ。佐々木朗のモチベーションの1つは「子供たちのために-」。石垣島での春季キャンプ中から、人一倍、子供たちのサインや記念撮影の求めに応じてきた。WBCでは大谷やダルビッシュに並ぶ、子供たちの憧れの存在にもなった。5回89球。本来はもっとゼロを並べる姿をプレゼントしたかった。「球数が増えてしまい、リズム良く投げることができませんでした。もう少し長いイニングを投げたかったですが、無失点に抑えられたことは良かったと思います」試合開始時の風速計は17メートル。プロ24試合目の本拠地登板だが、味わったことがない過去一番の暴風に戸惑った。初回、1番中村晃を四球で歩かせた。2回からはフォークに加え、スライダーも交えながら投球を組み立てたが、変化球の曲がりがいつもより大きくなり、制球に苦しんだ。観客席から飛んできたポリ袋の回収作業でもタイムもかかった。風とも格闘した。風との対峙(たいじ)にも慣れた4回は圧巻だった。3番近藤をフォークで、4番柳田にも3球勝負のフォーク。5番栗原もフォークとスライダーのコンビネーションで1-2とし、最後は160キロ直球で、3回途中からの5者連続K。バックネット裏では「R・SASAKI」のユニホーム姿の少年が父とハイタッチする姿もあった。塁に出したのは初回の四球と、3回の振り逃げの2回だけ。1本の安打も許さず、毎回の12奪三振で降板した。試合後、吉井監督は「ちょっと指にマメが出来たので」と昨年7月に約1カ月登板間隔を空けた時と同じ右手中指に血マメが出来たことを明かした。佐々木朗は「去年と同じことにならないように早めに切り上げることになりました。大丈夫です」。次の登板に大きな影響がないことを強調。数日間様子を見て、次の準備を進める。【鎌田直秀】○...再三の得点チャンスもチーム17三振を喫し、無得点に終わった。延長12回も1死一、二塁のサヨナラ好機をつくったが、代打大下が中飛。中村奨が一ゴロで万事休す。吉井監督は「監督がへっぽこなので、点が入りません」。4回先頭の井上の中飛は上空の強風に戻されて本塁打にならなかった不運もあったが、ポランコの2本塁打で挙げた以外の得点は4試合連続出ていない。ロッテ-ソフトバンク戦はロッテが17三振、ソフトバンクが19三振で、両軍で計36三振。両軍合わせた三振数は9回試合では過去3度ある29三振が最多だが、延長を含めた数では93年7月6日中日-ヤクルト戦の36三振に並ぶ最多タイ。この試合も延長12回で、ヤクルトが20三振、中日が16三振を喫した。

◆ソフトバンクは今季最長の4時間24分、延長12回の末、今季初の引き分けとなった。ロッテ先発の佐々木朗希投手(21)に対し、5回無安打12三振を喫した。リリーフ6投手にも抑え込まれ、今季5度目の無得点。計19三振を奪われた。延長戦は今季3戦全勝だったが、先発石川柊太投手(31)の7回無失点の力投も報われなかった。敵地ZOZOマリンでは開幕から4戦勝ちなしとなった。勝ち越しのチャンスは、はかなく散った。0-0の延長12回、先頭の三森が二塁への内野安打で出塁。代打の佐藤直は3球目にバントエンドランを試みたが、空振り。スタートを切っていた三森は1度はセーフ判定されたが、ロッテ側のリクエストによりアウトに。1死走者なしと変わり、佐藤直は見逃し三振。川瀬も左飛に終わった。0-0で試合終了し、今季初の引き分けとなった。試合時間の4時間24分は今季最長。試合後、藤本博史監督(59)は開口一番、「疲れた」とため息をついたが「負けなかったのは大きいです」とナインをたたえた。それもそのはず。相手先発は難攻不落の佐々木朗だった。「令和の怪物」に対し、打線は5回無安打無得点、12三振。リリーフ6投手にもシャットアウトされ、計19三振は球団史上最多で、今季5度目の無得点だったが、それでも黒星は付かなかった。指揮官は「相手は佐々木君やしね。三振はたくさん取られたけど、球数は投げさせられた。良かったんじゃないですか」。無失点リレーを演じた8投手にも「今日は投手陣が野手陣を助けましたね」と評価した。気になるのはナインの疲労だ。前日4日のオリックス戦も延長11回に及んだ。サヨナラ勝利したとはいえ、試合時間は4時間14分。チームは午後9時過ぎの飛行機で東京入りし、幕張の宿舎に入ったのは日付が変わる前後だった。投手は2試合で16人が登板。6日の同戦に向けて、藤本監督は「中継ぎ陣が大変ですよね。明日は考えないと。また先発に頑張ってもらうしかない」と話した。敵地ZOZOマリンでは開幕から4戦勝ちなし。負けていれば初の4戦4敗だったが、不名誉な記録は回避した。藤本監督は「2日間、長い試合でしたけど今日は負けていない。プラスにとらえたい」と前を向き、足早に宿舎へ向かった。【只松憲】ロッテ-ソフトバンク戦はロッテが17三振、ソフトバンクが19三振で、両軍で計36三振。両軍併せた三振数は9回試合では過去3度ある29三振が最多だが、延長を含めた数では93年7月6日中日-ヤクルト戦の36三振に並ぶ最多タイ。この試合も延長12回で、ヤクルトが20三振、中日が16三振を喫した。

◆ロッテ佐々木朗希投手(21)が本拠地マリン名物の強風とも闘いながら、ソフトバンク相手に5回無安打無失点の快投を演じた。自身初の「こどもの日」登板で許した走者は四球と振り逃げの2人のみ。打者17人から今季最多の12奪三振と圧倒したが、右手中指に血マメが出来たことも考慮し、5回89球で降板した。防御率は0・84へと良化し、大事には至っていない様子だが、次回登板の予定は慎重に見極める。試合は延長12回の末に0-0の引き分けに終わった。佐々木朗の「背番号17」のユニホームを着た子供100人に聞いた。「佐々木朗選手の何が好きですか?」。5択の結果は、(1)「球速が速い」73人(2)「三振をたくさん奪う」12人(3)「顔が格好良い」7人(4)「フォークがすごい」6人(5)「完全試合など記録を達成する」2人捕手を務めた佐藤都の故郷、福島県いわき市から観戦に訪れた野球少年の鈴木遥斗くん(12)は、チームで右翼を守るが「剛速球にスプリット系もすごいし、大谷翔平選手にもないものを持っている。日本の宝。将来の夢は朗希くんと一緒にプレーすることです」と声援を送った。

◆ソフトバンク石川柊太が「令和の怪物」ロッテ佐々木朗希との投げ合いで、7回0/3無失点の力投を見せた。宝刀パワーカーブを中心に8奪三振。常時14メートル前後の強風にも負けず「難しいコンディションでしたが、ゾーンの中で勝負することだけを意識して投げました」とうなずいた。8回に無死一、二塁のピンチを招いたが、マウンドを託した2番手津森が0封。石川は「ピンチを抑えてくれた津森には感謝したい」と頭を下げた。

◆前日5日のソフトバンク戦で5回無安打無失点で降板したロッテ佐々木朗希投手(21)は6日、ZOZOマリンでラン系のメニューを行った。快投を続けながら、右手中指にマメができて交代。この日は両翼ポールとセンターの間を走るなどしたが、途中、指先を気にする様子もみられた。練習後はファンサービス。子どもたちにサインを行った。

◆ロッテの佐々木朗が無安打無得点の投球を続けながら、5回89球で交代し、勝敗は付かなかった。「球数が増えてしまいリズム良く投げられなかった。もう少し長いイニングを投げたかったが無失点に抑えられたことは良かった」とコメントした。秒速15メートル前後の風が吹きつける難条件だった。速球の多くは150キロ台後半で、ソフトバンク打線の粘りにあう。立ち上がり、中村晃に10球を費やして四球を与え、1死から近藤、柳田を連続三振としたが、一回だけで26球を要した。一方で変化球は風を味方にして大きく曲がった。三回2死で振り逃げになった中村晃から、四回の栗原まで5者連続で空振り三振。短い登板でも今季最多の12三振を奪い、防御率は0・84まで良化した。

◆バックスクリーンの上に、パシフィック・リーグ旗とともに掲げられた大中小〝3匹〟のこいのぼりが激しくはためく。ロッテ・佐々木朗希投手(21)がプロ入り後初めて5月5日の「こどもの日」に登板。左翼方向から本塁に向かって吹く風速17メートルの海風を味方につけ、ソフトバンク打線を封じた。「もう少し長いイニングを投げたかったですが、無失点に抑えられたことは良かったと思います」本拠地ZOZOマリンには2万9189人が集結。多くの子供が応援に駆け付ける中、〝令和の怪物〟が底力を示した。5回89球を投げ、無安打無失点の快投だ。四回に3番・近藤、4番・柳田、5番・栗原のクリーンアップを3者連続三振に斬るなど、1つの振り逃げを含めて12三振を奪う圧巻の投球を披露した。岩手・高田小3年時に高田スポーツ少年団で野球を始めた。当時、チームの監督を務めた村上知幸氏は、佐々木朗の〝人生初マウンド〟を鮮明に覚えているという。本格的に野球を初めて8カ月となる11月の練習試合。中継ぎで1イニングを託すと、3人でピシャリと抑えて帰ってきた。「普通、緊張して四球を出したり、打たれたりするんだけど、難なく3人で抑えた。度胸があるというか、肝が据わっているなと思いました」。プロへの道は、衝撃のデビュー戦から始まっていた。同点でマウンドを降り勝敗は付かなかった。圧倒的な投球にも「球数が増えてしまい、リズム良く投げることができませんでした」と反省を忘れない右腕。小さい頃から憧れてきたプロの舞台で、子供たちに夢を届ける存在になっている。試合は両チームとも決定打を欠いて0―0のまま延長へ。結局ともに無得点のまま引き分け。今季のパ・リーグで初めてのドローとなった。ロッテは2―4日の楽天3連戦は●1―5、○2―0、●0―6。この間の得点はポランコのソロ、2ランだけという極貧打状態。この日も七回2死満塁、八回1死二、三塁、九回1死一、二塁、十二回1死一、二塁で点が入らない。21イニング連続無得点が続いている。

◆ロッテは零敗した4日の楽天戦に続いて無得点に終わった。投手陣の踏ん張りに応えられず、吉井監督は「監督がへっぽこなので点が入りません」と自虐した。四回、井上の本塁打性の大きな飛球が、本拠地名物の強風に押し戻されて中飛に。延長十二回は1死から連打で一、二塁としたものの、代打大下が中飛、中村奨が一ゴロに倒れた。

◆ロッテ・佐々木朗希投手(21)が5日、ソフトバンク7回戦(ZOZOマリン)に先発し、5回無安打無失点。右手中指にまめができたため、ノーヒットのまま5回89球で交代した。勝敗は付かず、4勝目はならなかったが、プロ入り後初めて「こどもの日」のマウンドに立ち、12奪三振の好投を見せた。チームは延長十二回の末、0-0で引き分けた。バックスクリーンの上に掲げられたこいのぼりが激しくはためく。左翼方向から本塁に向かって風速18メートルの海風が吹く荒れた天候の中、佐々木朗が5回89球を投げ、無安打無失点の快投。ソフトバンク打線を封じ、圧巻の〝金曜ローキショー〟を演じた。「もう少し長いイニングを投げたかったですが、無失点に抑えられたことは良かった」プロ入り後初となる5月5日の「こどもの日」の登板。本拠地ZOZOマリンには今季最多の2万9180人が集結した。最速161キロの直球と風を味方にして落差のあるフォークボール、スライダーを操り、〝令和の怪物〟の底力を示した。2度ずつ対戦した近藤、柳田、栗原のクリーンアップを全て三振に斬るなど圧倒。今季最多の12三振を奪い、三塁を踏ませなかった。右手中指にまめができた影響で、ノーヒットのまま五回で降板となったが、今季5試合32回で、早くもリーグ最多の50奪三振に到達。防御率はリーグトップの0・84とした。まめの状態について吉井監督は「去年とほぼ同じ箇所。去年は無理して1カ月くらい休んだし、本人も投げたくなさそうだった。(今後の登板は)3日くらい様子を見て決めたい」と早めの降板となった理由を説明。佐々木朗は「去年と同じことにならないように早めに切り上げることになりました。大丈夫です」と強調した。岩手・高田小3年時に高田スポーツ少年団で野球を始めた。当時、チームの監督を務めた村上知幸氏は、佐々木朗の〝人生初マウンド〟を鮮明に覚えているという。本格的に野球を初めて8カ月となる11月の練習試合。中継ぎで1イニングを託すと、3人でピシャリと抑えて帰ってきた。まだ9歳。「普通、緊張して四球を出したり、打たれたりするんだけど、難なく3人で抑えた。度胸があるというか、肝が据わっているなと思いました」。少年時代の衝撃デビューから地道な努力を重ねて今がある。圧巻の内容にも「球数が増えてしまい、リズム良く投げることができませんでした」と反省を忘れない右腕。小さい頃から憧れてきたプロの舞台で、子供たちに夢を届ける存在になっている。(武田千怜)

◆ロッテ・佐々木朗が5回12奪三振、ソフトバンク・石川が7回0/3を8奪三振など、ロッテが17三振、ソフトバンクが19三振を喫し、合計36三振(延長イニングを含む)となった。延長試合のため参考記録扱いとなるが、2リーグ制(1950年)以降、両軍合計36三振は93年7月6日の中日-ヤクルト(中16-20ヤ、ナゴヤ、延長十二回)と並ぶ最多となった。9イニングでの最多は合計29三振で2002年9月25日の広島-横浜(広14-15横、広島)など3度ある。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
17110 0.607
(↑0.014)
-
(-)
115107
(+6)
92
(-)
24
(-)
10
(-)
0.273
(↑0.002)
3.150
(↑0.12)
2
(-)
ロッテ
15121 0.556
(-)
1.5
(↓0.5)
11583
(-)
80
(-)
13
(-)
9
(-)
0.222
(↓0.002)
2.740
(↑0.14)
3
(-)
ソフトバンク
13121 0.520
(-)
2.5
(↓0.5)
11785
(-)
84
(-)
15
(-)
11
(-)
0.240
(↓0.004)
2.990
(↑0.16)
4
(-)
西武
14140 0.500
(↓0.019)
3
(↓1)
11591
(-)
86
(+6)
22
(-)
20
(-)
0.246
(↓0.001)
2.700
(↓0.14)
5
(1↑)
日本ハム
12170 0.414
(↑0.021)
5.5
(-)
11499
(+5)
105
(+2)
16
(-)
20
(+1)
0.231
(↑0.004)
3.210
(↑0.12)
6
(1↓)
楽天
11160 0.407
(↓0.016)
5.5
(↓1)
11678
(+2)
96
(+5)
21
(-)
21
(+1)
0.214
(↑0.002)
3.310
(↓0.08)