楽天(★0対2☆)ロッテ =リーグ戦4回戦(2023.05.03)・楽天モバイルパーク宮城=
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ロッテ
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楽天
00000000000400
勝利投手:澤村 拓一(3勝0敗2S)
(セーブ:益田 直也(0勝0敗9S))
敗戦投手:内 星龍(1勝1敗0S)

本塁打
【ロッテ】ポランコ(3号・10回表2ラン)

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◆ロッテが延長戦を制した。ロッテは0-0で迎えた10回表、ポランコの2ランが飛び出し、試合の均衡を破る。投げては、先発・小島が7回無失点の好投。その後は3人の継投で完封リレーを展開し、3番手・澤村は今季3勝目を挙げた。敗れた楽天は、3番手・内が痛恨の一発を浴びた。

◆ロッテ新外国人グレゴリー・ポランコ外野手の季節が来た~。0-0で迎えた10回表無死一塁、楽天内の149キロ直球を捉え、2戦連続となる右越え2ラン。仲間に迎えられると、太い腕でVの字をつくるお得意ポーズで「パワー」とほえた。「タイミングがしっかり取れてきたし、しっかりスイングが出来ている。気候も暖かくなってきたので影響があるかなあ」。強い春の日差しの中、殊勲弾に気分も上々だった。来日1年目だった巨人時代の昨季も、月別成績では5月が唯一3割台で3割1分8厘と突出していた。今季は「5番DH」で開幕を迎え、2戦目は4番を任させる期待を背負ったが、4月終了時点で1割3分2厘。前日2日の今季2号を含め、5月に入って8打数4安打2本塁打3打点で持ち味のパワー全開だ。チームも連敗を3で止め、首位オリックスを追う。入団時に「ヒゲもホームラン数も伸ばしたい」と宣言した男が、5月の勝利数を伸ばす。【鎌田直秀】▽ロッテ吉井監督(接戦をものにし)「野手も投手もこういう試合ばかりしていると疲れてしまうので、誰か若い選手がいいところでスコーンと打ってほしい。安田やね」▽ロッテ小島(7回108球無失点も毎回走者を許す内容に)「シュートがあまりストライクが入らなくて...。三振を取る投手ではなく相手が打ってどう結果になるかを求めているので、それにしては球数が多い」

◆楽天は延長10回の末に惜敗し、連勝が3で止まった。ロッテ小島和哉投手(26)に7回を4安打0点に封じられた。昨年も7試合で防御率1・52と苦手にしている左腕。今季2度目の対戦は毎回走者を出したが、2併殺などであと1本が出なかった。小深田大翔内野手(27)の2度の二盗も実らず。石井一久監督(49)は「みんなもアプローチを変えてやっている中で結果が出なかった。シーズンを通して戦っていく相手。次回しっかりと対峙(たいじ)できるように頑張らないといけない」と話した。投げ合った則本昂大投手(32)は中14日のマウンドで、今季最長の8回を5安打無失点と力投した。しかし、ここまで4試合に登板して味方の援護点がまだ1点もなく、今季初勝利はまたおあずけとなった。延長10回に3番手で登板した内星龍投手(21)が、無死一塁からロッテ・ポランコに痛恨の2ランを被弾。今季6試合目のリリーフで初失点となり、プロ初黒星が付いた。石井監督は「9回に松井裕を出した後、誰を選択するかというところで、一番ブルペンで状態がいい、内と判断した。内1人を責められない。ああいう失敗を今後につなげてくれれば」と話した。

◆ロッテがグレゴリー・ポランコ外野手(31)の殊勲弾と、先発小島和哉(26)ら投手陣の踏ん張りで接戦を制し、連敗を3で止めた。0-0の10回無死一塁で、ポランコが起死回生の右越え2ランを放った。2戦連続弾に「真っすぐを初球から待っていた。自分自身、打った瞬間に最高だと思いました」。楽天内の149キロの直球を捉えた会心の一撃だった。投手陣も4人のリレーで10回無失点に抑え、勝利を呼び込んだ。小島は安打と四球で毎回の走者を許す7回108球4安打4四球の内容に、「シュートがあまりストライクが入らなくて...。三振をとる投手ではなく相手が打ってどう結果になるかを求めているので、それにしては球数が多い」と反省。6回には投直をグラブでたたきおとして一塁走者も打者走者もアウトにし、7回にはけん制で一塁走者を刺すなど、技術も示した。8回以降はルイス・ペルドモ投手(29)、沢村拓一投手(35)とつなぎ、10回は益田直也投手(33)が3者凡退で締めて9セーブ目を挙げた。吉井理人監督(58)は9回まで決定打を欠いた野手陣に「今日は競馬用語で言ったらかかり気味で行っていたので、そのへんの折り合いをしっかり出来るように若い子たちにも経験を積んでほしい」と要求。今季2度目の安田の4番起用だったが「若い子がいいところでスコーンと打ってほしいと思っています。安田やね。ランナーのいる場面で一発」と名指しで期待した。ポランコの2戦連発には「ビックリしました。スイングスピードが速いのは分かっているから、しっかりバットが良い角度で入ればホームラン打てるバッターなのでね。これが本物かどうかは、もうちょっと打席を見ないと分からないです。本物であってほしいと思っています」とさらなる活躍を求めた。【鎌田直秀】

◆ロッテが連敗を3で止めた。0―0の延長十回無死一塁で、ポランコが2試合連続本塁打となる2ランで均衡を破った。3番手の沢村が3勝目。楽天は九回1死三塁のサヨナラ機を逸した直後に内が打たれ、3連勝でストップ。

◆楽天は8回無失点の則本を援護できなかった。苦手とする小島に対し、機動力を駆使して攻略を試みたものの得点できず、石井監督は「いろいろアプローチを変えてやっている中で、あと一本というところが出ない」と歯がゆそうだった。則本はこれで今季4度登板し、投げているうちに受けた援護点は一つもない。自身の今季初白星が遠い状況にも、「できるだけ先制点をあげないようにしていけば、チャンスは出てくると思う。次も頑張れるように努力する」と気丈に話した。(楽天モバイルパーク)

◆楽天・則本昂大投手(32)が先発し、8回5安打2奪三振、無失点の好投も、勝敗には関係なかった。試合後、報道陣の取材に応じた石井一久監督(49)の一問一答は以下の通り。--先発の則本は八回まで粘り強く投げた「味方の援護を待つという状況を常に作ってくれた。いい投球だったと思います」--打線は攻めあぐねた「いろいろアプローチを変えてやっている中で、なかなか(ロッテ先発の)小島くんに対して、あと一本が出なかった」--0-0、延長十回から登板した3番手・内星龍投手(21)が、右翼席に決勝弾となる2ランを被弾した「どんどん挑んでいかないといけない。失敗もあるし、成功もあるし、そうやって成長していかないといけない。そこは内一人を責められないと思います」

◆ロッテはポランコが殊勲の3号2ランを放った。0―0の延長十回無死一塁で内の初球の速球を右翼席へ運び、2戦連続アーチ。「しっかりとしたスイングをしようと思っていた。結果が出てうれしい」と喜んだ。昨季は巨人で24本塁打をマーク。今季加入のロッテでは長打力が期待されている。打率は1割8分とさえないが、徐々に打撃の状態は上がってきており「タイミングが取れるようになってきた」と明るい表情で話した。(楽天モバイルパーク)

◆ロッテは4投手による無失点リレーで連敗を3で止めた。小島は4四球を与えるなどして毎回走者を背負っても要所を締めて7回無失点。「投げている感覚はひどかった。いろいろラッキーだった」と苦笑した。ペルドモ、沢村はピンチを招いても耐え、勝ち越した直後の延長十回は益田が三者凡退で9セーブ目。吉井監督は「評価はできるが、危なかった」と安堵した。(楽天モバイルパーク)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
16100 0.615
(↑0.015)
-
(-)
11794
(+9)
84
(+4)
23
(+1)
9
(+1)
0.268
(↑0.011)
3.100
(↓0.03)
2
(-)
ロッテ
15110 0.577
(↑0.017)
1
(-)
11783
(+2)
74
(-)
13
(+1)
7
(-)
0.226
(↓0.001)
2.740
(↑0.13)
3
(1↑)
西武
14120 0.538
(↑0.018)
2
(-)
11791
(+3)
79
(+1)
22
(-)
20
(+1)
0.252
(↑0.001)
2.620
(↑0.07)
4
(1↓)
ソフトバンク
12120 0.500
(↓0.022)
3
(↓1)
11977
(+4)
77
(+9)
13
(+2)
11
(-)
0.238
(↑0.002)
3.060
(↓0.27)
5
(-)
楽天
10150 0.400
(↓0.017)
5.5
(↓1)
11870
(-)
91
(+2)
21
(-)
19
(+3)
0.207
(↓0.002)
3.360
(↑0.08)
6
(-)
日本ハム
10170 0.370
(↓0.015)
6.5
(↓1)
11693
(+1)
103
(+3)
15
(-)
19
(-)
0.226
(↑0.003)
3.450
(↑0.09)