DeNA(★1対6☆)広島 =リーグ戦4回戦(2023.05.02)・横浜スタジアム=
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広島
01000000561001
DeNA
0000010001800
勝利投手:ターリー(2勝0敗1S)
敗戦投手:山﨑 康晃(0勝2敗8S)

本塁打
【広島】坂倉 将吾(3号・9回表満塁)

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◆広島は2回表、無死二三塁から坂倉が犠飛を放ち、1点を先制する。その後同点とされるも、9回には坂倉のグランドスラムなどで一挙5点を奪い、再びリードを奪った。投げては、3番手・ターリーが今季2勝目。敗れたDeNAは、4番手・山崎が痛恨の一発を浴びた。

◆DeNAは広島に敗れ、連勝が7で止まった。本拠地10連勝もかなわなかった。同点の9回に守護神・山崎が5安打5失点と崩れたが、不運な当たりも重なった。やはり、8回までに点を取りたかった。8安打で1点のみの12残塁を、三浦監督は「チャンスはあったけど、もう1本がというところ。(バントミスなど)細かいミスもあった。そこがホームが遠かったというところ」と受け止めた。早めの仕かけは実らなかった。6回に同点に追い付き、なお2死満塁で代打戸柱が一ゴロ。好投を続けていたガゼルマンに代えた勝負手も、勝ち越せなかった。指揮官は「チャンスがきた場面で仕かけた。結果、(点は)入らなかったけど、やれることはやっていかないといけない」。7回にも代打を重ねたが、あと1点が遠かった。「連勝は止まったけど、引きずらないこと」と切り替えた。

◆広島が9回に秋山の内野安打と坂倉の満塁弾で一挙5点を奪い、DeNAの本拠地での連勝を止めた。先発床田は7回途中まで1失点。7回1死二塁から登板した島内からターリー、矢崎とつないだ中継ぎ陣が無失点でつないだ。栗林不在の中継ぎ陣の踏ん張りに攻撃陣が応えた。新井貴浩監督(46)の試合後の談話は以下の通り。-苦しい試合展開。最後に集中打で突き放した。新井監督 チャンスは数少なかったけど、気迫だったり、集中力だったりをすごく感じました。(先発)床田、島内、ニック(ターリー)、矢崎。みんなナイスピッチングでしたね。先発もブルペンも、みんなが頑張って耐えていたから最後の集中打につながったと思う。本当、いい勝ち方だったと思います。-敵地横浜での満塁弾は大きかった新井監督 サク(坂倉)も捕手に専念して考えること、やることもたくさんあって大変だと思うけど、ここ数試合、彼本来の打撃ができてきている。打撃コーチのアドバイスも聞いているんじゃないですか。"空振りしてもいいから、どんどん仕掛けていきなさい"という助言をしていたし、実際に満塁ホームランを打つ前も打撃コーチが話をしていた。-決勝点は、秋山選手の積極的な打撃と菊池選手の好走塁新井監督 最後はサクの満塁弾でバーンと点が入ったけど、走塁や前に飛ばそうという打撃だったり、そういう細かいところ。開幕前に"自分たちは試合をしながら強くなっていかないといけない"と言ったけど、今日の試合はそういう試合だったと思います。

◆「ハマスタキラー」が、止めた。1点を勝ち越した9回1死満塁。広島坂倉将吾捕手はDeNA抑え山崎の150キロ真っすぐを振り抜き、右中間席に放り込んだ。「ハマスタでいっぱい勝っている。1点、2点だと...。(リードは)何点あってもいいと思って」。今季20打席目となる得点圏での初安打が、DeNAの本拠地での連勝に終止符を打った。捕手に専念する今季、持ち味の打力を発揮できていなかった。試合前まで打率2割2分7厘、特に得点圏では18打席で無安打だった。この日は2回無死二、三塁から先発ガゼルマンから先制犠飛。最後は1発で締めた。同球場では21年は打率3割3分3厘、昨季は3割8分2厘。プロ3度の満塁弾はすべてDeNA相手だ。「いろんな人にアドバイスもらって、自分の中でいいものを見つかったので、継続できれば」。相手の勢いを止め、自身が勢いに乗ろうとしている。栗林不在も、総力戦で接戦をものにした。決勝点は9回1死三塁から秋山の一、二塁間への当たりに、三塁菊池が好スタートで奪ったもの。新井監督は「走塁や何とか前に飛ばそうという打撃の細かいところ(が見えた)。自分たちは試合をしながら強くなっていかないといけないと言ったけど、今日の試合はそういう試合だった」と目を細める。青い波を沈める価値ある勝利に、自信を深めた。明日3日に対戦するサイヤング賞右腕バウアー相手にも、恐れることは何もない。【前原淳】○...床田が因縁の地で粘投を見せた。昨年8月3日に右足関節を骨折した横浜スタジアムでの今季登板。1回1死満塁を切り抜けると、5回までゼロ行進。1点リードの6回に3連打を浴びて同点に追いつかれるも、勝ち越しは許さなかった。「僕が勝手にこけただけなので、別にハマスタに罪はない」。そう語っていた同地で6回1/3 1失点。好結果と勝利で、苦い記憶を払拭した。▽広島ターリー(8回を無失点に切り抜け2勝目)「栗林が帰ってくるまでは、誰がどこで行くかは分からない。こんなときこそみんなで助け合っていきたい」▽広島秋山(9回1死三塁から一塁内野安打が決勝打)「あれだけ投手が粘って、1点勝負まで持ってきてくれた。結果はあの場面でしたけど、チームとして粘りきったなと思います」

◆DeNAは同点の9回、守護神の山崎康晃投手(30)が打たれ、連勝が7で止まった。1-1の9回に4番手で登板。不運な当たりが重なった。広島先頭の菊池に三塁線をギリギリ破られる二塁打。送られ1死三塁となり、内野は前進。秋山にはゴロを打たせたが、三塁から菊池が好スタート。一、二塁間の当たりを捕球した一塁佐野はどこにも投げられず、決勝の適時内野安打に。続くマクブルームには右翼の前にポトリと落とされた。さらに塁が埋まってから、坂倉に満塁本塁打を許し降板。勝負あった。山崎は試合後「ゼロに抑えないといけないマウンドでした。秋山さんはケアしましたが、攻められた反省があります。ヒットになったのは惜しいけど、点数につながっている。結果に関しては悔しいですし、抑えきれなかった。課題なりを謙虚に見つめ直して、明日に備えたいです」と敗戦を受け止めた。三浦監督は「もちろん、負けましたから反省はある。すぐ修正できるよう、コーチにも取り組んでもらう」としつつ、「そういうときもある。ずっと抑えるピッチャーはいない。引きずらないこと」と変わらぬ信頼を口にした。

◆3日の広島戦(横浜)に先発で待望の1軍デビューを迎えるDeNAの超大物新外国人、トレバー・バウアー投手(32)が、横浜スタジアムでの練習後に報道陣の取材に対応。満員必至の初登板へ「素晴らしい気持ちでいっぱい。体もしっかり準備できている。いい結果を出して、より多くの方に楽しんでもらえるように」と意気込んだ。2軍で7回93球を投げた前回登板から、中4日での先発となるが「自分にとってはこれまでも一番慣れている感じなので、特に違和感はない。本心は中3日でも投げられると感じているので、それより1日多いと受け取っている」と発言した。理想は全てのアウトを三振で取ることと語っていた右腕は、デビュー戦の目標奪三振数を聞かれると「トゥエンティーセブン(27)」と自信たっぷりに、全アウト三振を掲げた。来日から日本で1カ月以上を過ごし「好きじゃないものが、ほぼないといっていい。食べ物も環境も全て気に入っている」という親日家。ベイスターズファンについても「最高のファンだと感じている。SNSやユーチューブの反応は素晴らしいし、野球に対して熱い情熱がある人と過ごすのは楽しい」と語った。

◆4番の状態が上がってきた!! DeNA・牧秀悟内野手(25)が六回、右翼線際へポトリと落ちる安打を放ち、4月25日のヤクルト戦(横浜)以来、6試合ぶりの複数安打を記録した。一回1死一、二塁で迎えた第1打席は、床田に対して1ボールからの2球目、ツーシームを捉えて中前に運んだ。四回の第2打席は四球。0―1の六回1死で迎えた第3打席で、内角球を振り抜くと、詰まったことが幸いし、小飛球が右翼線際に落ちるラッキーな右前打で出塁。桑原の左前で進塁し、関根の中前適時打で同点のホームを踏んだ。出場全試合で4番を担った2年目の昨季に続き、今季も4番を任されたハマの主砲。WBCから帰国後、コンディションを整えることを優先し実戦を挟まず〝ぶっつけ〟で迎えた開幕は、3連戦で13打数1安打、5三振と苦しいスタートとなった。それでも、着実に状態を上げて、前カードの中日戦(バンテリンドーム)では3試合中2試合で決勝打を放つなど、持ち前の勝負強さを発揮し「ようやく4番の仕事ができてきた」と語っていた。この日も、全体練習前から快晴のハマスタで早出練習に臨んだ。昨季は打率・329、25打点、8本塁打の好成績で月間MVPを受賞した5月。牧がさらに調子を上げる。(浜浦日向)

◆広島は二回に坂倉の犠飛で1点を先制。一度は追い付かれたが、九回に秋山の適時内野安打と坂倉の満塁本塁打で5点を勝ち越した。3番手のターリーが2勝目。DeNAは再三の好機を生かせず、連勝が7で止まった。

◆DeNAは連勝が7で止まった。打線は一回1死満塁から桑原が三ゴロ併殺打に倒れるなど再三の好機を生かせず1点止まり。1―1の八回無死一、二塁では伊藤がバントを失敗するなど精彩を欠いた。三浦監督は「ミスもあり、ホームが遠かった」と嘆くしかなかった。攻撃で流れをつくれず、九回に山崎が満塁本塁打を浴びるなど5失点で勝負は決した。本拠地での連勝も9でストップ。3日はバウアーが1軍初登板で、三浦監督は「連勝は止まったけど、引きずらないこと。また全員で戦っていく」と語気を強めた。

◆DeNAは、先発のガゼルマン投手(29)が6回2安打1失点。二回に先制を許したが、その後は打たせて取る投球で粘り「感触は良かった。尻上がりに調子が良くなったが、回の先頭に四球を与え得点につなげてしまったことは反省点」と振り返った。打線の援護がなく、リーグ単独トップの4勝目は逃したが、三浦監督は「持ち味を出せていて、良かった」と高く評価した。

◆広島がDeNAの連勝を止めた。新井貴浩監督は「投手がみんなナイスピッチングだった。それが最後の集中打につながった。いい勝ち方だった」。ピンチをしのぎながら1―1で九回につないだ投手陣をたたえた。先行しながら追い付かれる展開だったが「気迫だったり、集中力だったりをすごく感じた」と言う。「開幕前、試合をしながら強くなっていくという話をした。きょうはそういう試合だった」と興奮気味に話した。

◆DeNAは1点を追う六回、1死一、二塁から関根大気外野手(27)が床田のツーシームにバットを折られながらも、しぶとく中前に同点の適時打を運び「いつも通り打てる球を待っていた中で、うまく捉えることができた」と拳を握った。第4打席も中前打を放ってチャンスを演出。4打数2安打で、本拠地では今季打率・529、7打点と無類の強さを発揮した。

◆セ・リーグ首位のDeNAは2日、広島4回戦(横浜)に1―6で敗れた。打線が12残塁と決定打に欠き、連勝が7で止まった。4月から続いた本拠地での連勝も9でストップしたが、3日の同戦に超大物助っ人のトレバー・バウアー投手(32)が1軍デビューする。2020年に米大リーグでサイ・ヤング賞(最優秀投手賞)に輝いた右腕から再スタートを切る。3万3129人が詰めかけたハマスタが、ため息に包まれた。同点の八回2死二、三塁の好機も、佐野が空振り三振に倒れ無得点。度重なるチャンスをつくるも、12残塁の拙攻に三浦監督は「細かいミスもあったが、もう一本というところで、ホームが遠かった」と唇をかんだ。一回から1死満塁としながら、桑原が最悪の三ゴロ併殺打。1点を追う六回に関根の適時打で何とか追いついたが、その後は2死満塁で床田に好相性の代打・戸柱が一ゴロで勝ち越せず。七、八回も得点圏に走者を進めながら無得点の悪い流れの中、同点の九回に登板した守護神・山崎が5失点で試合が決した。首位を走るチームの連勝は7でストップ。4月5日から続いた本拠地での連勝も9で止まったが、指揮官は「反省するところはしっかりして、引きずらないことが大事。また明日から新しい気持ちで戦っていく」と切り替えを求めた。その「明日」に待望の1軍デビューを迎えるのが、メジャーでサイ・ヤング賞を受賞するなど、通算83勝を挙げた超大物新外国人のバウアーだ。

◆DeNAは3日、広島5回戦(横浜)のチケット完売を発表した。2020年に米大リーグでサイ・ヤング賞(最優秀投手賞)を受賞したDeNAのトレバー・バウアー投手(32)の1軍デビュー戦。前日2日までにほぼ売り切れ状態で、立ち見席など一部券種で当日券の販売がわずかに行われたが、試合前に完売となった。

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
DeNA
1680 0.667
(↓0.029)
-
(-)
11982
(+1)
71
(+6)
15
(-)
6
(-)
0.250
(-)
2.770
(↓0.14)
2
(-)
阪神
13111 0.542
(↓0.023)
3
(-)
11887
(+1)
70
(+3)
12
(-)
14
(-)
0.237
(↓0.002)
2.590
(↓0.01)
3
(-)
広島
13120 0.520
(↑0.02)
3.5
(↑1)
11887
(+6)
75
(+1)
21
(+1)
9
(-)
0.244
(↑0.003
2.700
(↑0.08)
4
(-)
ヤクルト
12131 0.480
(↑0.022)
4.5
(↑1)
11770
(+7)
78
(+5)
17
(+3)
22
(-)
0.202
(↑0.007)
2.830
(↓0.09)
5
(-)
巨人
11150 0.423
(↓0.017)
6
(-)
11788
(+5)
108
(+7)
24
(+1)
3
(+1)
0.241
(↑0.003)
4.020
(↓0.12)
6
(-)
中日
9150 0.375
(↑0.027)
7
(↑1)
11959
(+3)
71
(+1)
4
(-)
6
(-)
0.236
(↓0.002)
2.640
(↑0.07)