オリックス(☆3対2★)ロッテ =リーグ戦4回戦(2023.04.29)・京セラドーム大阪=
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ロッテ
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ORIX
00200100X3900
勝利投手:山本 由伸(2勝2敗0S)
(セーブ:平野 佳寿(0勝0敗6S))
敗戦投手:メルセデス(0勝3敗0S)
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◆オリックスは1点を追う3回裏、太田と宗の適時打で2点を奪い、逆転に成功する。そのまま迎えた6回にはシュウィンデルが犠飛を放ち、貴重な追加点を挙げた。投げては、先発・山本が6回4安打1失点の好投で今季2勝目。敗れたロッテは7回に1点を返すも、続く好機を生かせなかった。

◆両チームのスタメンが発表された。前日28日にロッテ佐々木朗希投手(21)の165キロ直球を右足に受けた森友哉捕手(27)は、ベンチスタート。先発の山本由伸投手(24)と若月健矢捕手(27)がバッテリーを組む。

◆スタメン出場したオリックスのマーウィン・ゴンザレス内野手(34)、太田椋内野手(22)がともに大事をとって途中交代した。「7番一塁」で先発したゴンザレスは3回の第1打席で空振り三振に終わると、4回表の守備から頓宮に交代。2回の守備の際に右手付近に打球が当たったため、大事を取っての交代となり、アイシングなどを行い様子を見ている。「1番二塁」で先発した太田は3回に同点の適時二塁打を放つも、5回表の守備から大城に交代。左手首付近に違和感を感じたため、大事を取って交代となった。

◆オリックス山本由伸投手(21)が6回4安打1失点6奪三振の粘投で3試合ぶりの今季2勝目を手にした。「ランナーを許してしまう場面も多く、あまりリズムの良くないピッチングになってしまいましたが、バックの方々にしっかりと守ってもらっていたことで、なんとか最少失点で粘り強く投げることが出来たんだと思います」。試合後は後ろで守ってくれた味方に感謝した。初回、先頭の平沢に死球を出し、1死一塁から井上に先制適時二塁打を許すも、そこから粘った。3者凡退だった2回以外は毎回走者を背負いながらも、要所を押さえて追加点は許さず。7回から本田につないだ。打線は3回2死から茶野が左前適時打で出塁すると、太田が左翼へ適時二塁打、宗が中前適時打と3連打で一気に勝ち越し。「由伸(山本)が頑張って投げていましたし、なんとか打ててよかったです!」と宗がコメントしたように、エースを援護した。最終回を締めたのは、前日28日に日米通算800試合登板を達成した平野佳寿投手(39)。9回を危なげなく3者凡退に抑え、今季6セーブ目を挙げた。

◆ロッテの「4番」山口航輝外野手(22)が、オリックス戦でベンチ外となり欠場した。試合前練習にも参加せず、試合後に吉井理人監督(58)が、「ケガをしたので明日から抹消して治療に専念してもらいます」と明かした。すでに病院での検査結果は出ているが、「本人もどこでやったか分からないと言っていたので、そのへんのところも含めてトレーナーに聞いてください」。ケガの箇所や全治などの状況に関しての球団発表は、今後発表される予定だ。

◆ロッテ吉井理人監督(58)が3失点目を悔やんだ。先発メルセデスが6回に連打と犠飛で追加点を奪われたことに「ゲームをしっかり作ってくれました。強いて言えば投手の代える時期が遅かった。後半勝負と思っていたので6回の1点は痛かった。取られる前に代えるべきだったかな」と采配を反省。好投を続けているメルセデスは新天地4度目登板で初めて援護点をもらったが、またも初勝利はならず。上位3チームがすべて敗れ、単独首位はキープした。

◆オリックス山本由伸投手(24)が試行錯誤しながら、6回4安打1失点3四球で3試合ぶりの2勝目を手にした。初回に先制点を与えるも、粘りの投球でチームの3連敗を阻止した。今季から左足を上げない新フォームに挑戦中で、試合中にも修正しながら完成を目指している最中。さらなる進化を目指しながら、しっかり白星も手にした。マウンドに立つ山本が少し苦笑いしながら、天を仰いだ。「いいボールもありますけど、思っていたボールとは違うのもたくさんある。シーズン最初ですし、徐々に精度は上がっていくと思います」。振り返る声色に焦りはない。初回先頭の平沢に四球。1死一塁から3番井上に先制の中越え適時二塁打を浴びたが、そこから粘った。「フォアボールでランナー出したり反省点はたくさんあったんですけど、とにかく無失点で粘るということに集中して投げました」。2回以外は毎回走者を背負いながら、最少失点で投げ抜いた。前回22日西武戦では、自己ワースト11安打を浴び8回途中3失点。「ちょっと上半身に力みがあったり」という同戦では、過去に試合中の修正に有効に使えたカーブを多投した。この日は2回に連続三振を奪うなどスライダーを要所で投球。「悪くはないですけど、良くはないと思います。前回よりはマシだと思います」。持てる技を最大限に使って踏ん張った。今季から左足を上げない新フォームに挑戦。「うまく投げられている時と、投げられていない時があるので。もうちょっと長い期間投げてみて」。アップの合間、同僚の宮城と話している時も、気がつけばフォームを確認する姿がある。昨季2年連続の投手4冠を受賞しても、よりよい理想を追い求めている最中だ。中嶋監督も進化の行方を見守っている。「本当に修正しながら投げていると思うんですけどね。なかなか修正つかずというね。1週間の中でやっているのと、ゲームでは違う感覚になると思いますし。合い出したらいいんでしょうけど」。それでも勝つのがエースの力。次は山本自身も満足できる3勝目をつかみたい。【磯綾乃】▽オリックス平野(今季初の連投で9回を3者凡退に抑えて6セーブ目)「1点差の場面だったので3人で抑えられて良かった。(連投は)問題ないです」

◆オリックスのマーウィン・ゴンザレス内野手(34)、太田椋内野手(22)が先発起用された29日ロッテ戦(京セラドーム大阪)で、ともに大事をとって途中交代した。ゴンザレスは2回の守備で右手付近に打球が当たったため、4回の守備から頓宮に交代。太田は3回に同点の適時二塁打を放つも、左手首付近に違和感を感じたため、5回表の守備から大城と交代した。また、28日ロッテ戦で佐々木朗の165キロ直球を右足に受けた森友哉捕手(27)も今季初欠場した。

◆「3番・DH」で先発出場したロッテ・井上晴哉内野手(33)が先制の適時二塁打をマークした。一回、1番・平沢が四球で出塁。1死一塁から山本が投じた初球の直球をたたいて左中間への二塁打とし、「いい投手なのでストライクは初球から打ちにいこうと準備していました」とコメントした。

◆オリックスのマーウィン・ゴンザレス内野手(34)が途中交代した。「7番・一塁」で出場し、二回の守備の際に右手付近に打球が当たったためと球団が発表。四回の守備より大事を取り頓宮と交代した。現在はアイシングなどで様子を見ている。また「1番・二塁」で出場した太田椋内野手(22)は、左手首付近に違和感を感じたため、大事を取り五回の守備から大城と交代した。ゴンザレスは三回の第1打席で三振。太田は一回の三ゴロのあと、三回の第2打席で左翼線の適時二塁打を放った。

◆オリックスの山本は6回4安打3四球ながら1失点で2勝目を挙げた。平野佳は6セーブ目。打線は0―1の三回に太田、宗の連続適時打で逆転。六回に犠飛で加点した。ロッテは七回に藤原の適時打で追い上げたが及ばなかった。

◆ロッテは制球が不安定だった山本から1点を奪うのがやっと。相手が六回限りで降板するまで、二回を除いて毎回走者を出しながら畳みかけられず、吉井監督は「日本のエースなので、なかなか打ち崩せない」と淡々と語った。一回は先頭の平沢が四球を選び、井上の二塁打で先手を取った。監督は「いいところまでいっている。これを続けてほしい」と期待した。(京セラ)

◆前日28日のロッテ戦で佐々木朗が投じた165キロの速球を右脚に受けたオリックスの森が今季初めて先発を外れ、欠場した。試合後は、患部を冷やしながら球場を後にした。また、ゴンザレスは二回の守備で右手付近に打球が当たったため、太田は左手首付近に違和感を覚えたため、ともに大事を取って途中交代した。(京セラ)

◆自身の連敗も、チームの連敗も、相手の連勝も、全て止めた。まさにエースとしての貫禄。オリックス・山本は苦しみながらも6日のソフトバンク戦(京セラ)以来の今季2勝目。ゴールデンウイーク初日に集まった3万1619人と喜びを分かち合った。「勝つのがチームとして一番なので。試合に勝てたのはすごくうれしいです。これからゴールデンウイークをしっかり楽しんでください」一回に平沢に四球を与え、1死一塁から井上に左中間を破られる適時二塁打で先制を許した。開幕から1カ月がたち、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表で出場した選手は成績不振や同僚の宇田川ら登録抹消されるケースが相次いでいる。一概には言えないが由伸もか-。それでも球界が誇るエース。持ち味を発揮した。二回は連続三振からペースを取り戻すと、三回には2死一、三塁から安田を154キロで空振り三振、五回1死一塁から藤岡を投併殺に仕留めるなど毎回走者を許すも、6回4安打1失点としのいだ。2年連続最多勝の右腕だが、14日のロッテ戦(ZOZOマリン)では佐々木朗、22日の西武戦(京セラ)では高橋とエース同士の投げ合いで2連敗。それでも特別なことはしない。「いつも通りです」。口で言うのは簡単だが、実行するのは難しい。日によって、気持ちも体も状態は同じではない。結果にとらわれず、プロとしての練習に取り組む姿勢に日米通算800試合登板を達成した平野佳も「勝っていても負けていても変わらないのはすごい」と舌を巻く。「いいボールもありますけど、思っていたボールとは違うのもたくさんある。シーズンは最初ですし、徐々に精度は上がっていくと思います」と山本。チームは3、4月の勝ち越しを決めた。首位・ロッテと1ゲーム差の3位。エースに白星がつけば、おのずと勢いは増す。(北池良輔)

◆日本球界を代表する右腕に屈した。ロッテはオリックスの先発、山本から二回を除いて毎回走者を出しながらも打ち崩せず。逆転負けを喫し、吉井理人監督(58)は「いいところまでは行っているけど...。ジャパンのエースなのでね、なかなか打てないです」と振り返った。一回は先頭の平沢が四球で出塁。1死一塁から井上の二塁打で先制したが、山本からの得点はこの1点のみとつながりを欠いた。追い打ちをかけるように、今季23試合目で初めてスタメンを外れた山口の登録抹消が決定。この日、大阪市内の病院で「左大腿二頭筋損傷」との診断を受けた。全治2週間の見通しで、試合後、吉井監督が「抹消して治療に専念してもらおうと思います」と明言した。ソフトバンク、西武も敗れたため、単独首位を維持。ベテランの荻野、高部に続き、今季19試合で4番に座り、チームトップタイの11打点を記録する主砲の離脱は痛いが、一丸で勝ちにいく。(武田千怜)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ロッテ
1490 0.609
(↓0.027)
-
(-)
12077
(+2)
65
(+3)
11
(-)
7
(-)
0.226
(↑0.002
2.820
(↓0.02)
2
(-)
ソフトバンク
1290 0.571
(↓0.029)
1
(-)
12272
(+1)
62
(+3)
11
(+1)
11
(-)
0.238
(-)
2.750
(↓0.02)
3
(1↑)
ORIX
13100 0.565
(↑0.02)
1
(↑1)
12080
(+3)
77
(+2)
22
(-)
8
(-)
0.254
(↑0.001
3.280
(↑0.06)
3
(-)
西武
13100 0.565
(↓0.026)
1
(-)
12081
(+2)
64
(+8)
21
(+1)
16
(+1)
0.250
(↓0.001)
2.540
(↓0.16)
5
(-)
楽天
8140 0.364
(↑0.031)
5.5
(↑1)
12158
(+8)
82
(+2)
19
(+3)
13
(-)
0.199
(↑0.003)
3.540
(↑0.08)
6
(-)
日本ハム
8160 0.333
(↑0.029)
6.5
(↑1)
11980
(+3)
98
(+1)
13
(+1)
15
(-)
0.219
(↑0.003)
3.750
(↑0.12)