1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
楽天 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 |
西武 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | X | 4 | 10 | 0 | 2 |
勝利投手:今井 達也(3勝0敗0S) 敗戦投手:田中 将大(2勝2敗0S) 本塁打 |
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◆西武は初回、中村の2ランで先制する。そのまま迎えた8回裏には、マキノンの2ランで貴重な追加点を挙げた。投げては、先発・今井が6回無安打無失点の好投で今季3勝目。敗れた楽天は先発・田中将が7回2失点と好投を見せるも、打線が再三の好機を生かせなかった。
◆西武中村剛也内野手(39)が豪快な先制2ランをかっ飛ばした。4番DHでスタメン出場し、初回2死三塁のチャンス。楽天田中将大投手(34)の初球148キロ直球を迷いなく振り抜き、推定飛距離116メートルの高弾道を左翼席へ放り込んだ。試合中、球団広報を通じ「打ったのはまっすぐです。打てて良かったです」と淡々と振り返った。プロ22年目の中村はこの日を、前人未到の通算2000三振まで残り「1」で迎えていた。過去23個の三振を奪われている田中将との対戦が注目される中、さすがのパワーを見せつけた。田中将からは自身通算8本目の本塁打となった。
◆先発した西武今井達也投手(24)が大荒れながらも、6回まで楽天打線を無安打に封じた。初回こそ2奪三振で3人で抑えたものの、2回以降は制球が定まらず。直球は最速156キロをマークしたものの2回、3回、5回と3イニングで2四球ずつを許した。計7四球だったものの何とか要所を力投で切り抜け、6回無失点で降板時点では勝利投手の権利を得た。この日は6回で116球を投げ、ボール球は55球でストライク率は52・6%。8回2死までノーヒットノーランペースだった13日のロッテ戦(大宮公園)は138球を投げ、ストライク率は63・8%だった。降板後、球団広報を通じ「ゼロで抑えられたことは良かったです。もう少し長いイニングを投げたかったので、その点は悔しいです。今日の反省を生かして、次の登板ではしっかりと修正したいです」とコメントした。
◆楽天は9四球を選びながら1安打に終わり、今季3度目の0封負けを喫した。再三のチャンスで1本が出ずに3連敗。石井監督も「最終的にはヒット打たないと(得点が)入らないので」と険しい表情。ここまで21試合で50得点。指揮官は「大事にいき過ぎている。空振りするとか、凡打するかもという気持ちが出ると、振り切ることが出来ないし、割り切ることも出来ない」と打線に奮起を求めた。
◆楽天田中将大投手が7回8安打2失点で2敗目を喫し、日米通算192勝で足踏みとなった。1回2死三塁で中村に先制2ランを被弾。「見た通りです。制球ミスというところもあるけど、抑えなければいけなかった」と振り返った。それでも2回以降は立て直して無失点。「自分がいつも必ずしも良い状態ではないところでなんとか抑えられたので。次につながると思います」と前を向いた。
◆荒れに荒れながらも、西武今井が今季3勝目を手にした。6回を投げ、安打は1本も打たれなかった。しかし与四球は7個。2回、3回、5回と1イニング2四球が3度。お立ち台では「ひどかったなと思います」とし「今日の反省を生かして、次の登板ではしっかりと修正したいです」と殊勝に話した。ストライク率52・6%と苦しんだ。手指の出血もあった。決勝弾の中村からは「今井が、らしい投球してくれたので準備が大変でした」といじられた。それでも要所でギアが入る。初回、3回、5回と3番浅村を最速156キロの球威を軸に封じた。13日のロッテ戦(大宮公園)で8回1死までノーヒットノーランだった快投もあれば、この夜のような"怪投"も。中村が本塁打と三振なら、今井は球威と四球。両極にファンは一喜一憂するも、その分だけ勝利で熱くなれる。
◆真意はさておき、西武中村剛也内野手(39)は「そんなに深く考えてないですよ」と笑う。初回、外崎の併殺で先制機がついえかけた。気にしない。2死三塁。楽天田中将の初球148キロを、力まずに左翼席へ放り込む。プロ通算459号の今季5号先制2ラン。「まあまあですね」という弾道で、結果的に試合を決めた。あと「1」で前人未到の通算2000三振となる。「もうちょっとで2000個目なんで」と知ってはいる。お立ち台で「40代で30本以上は3人しかいない」と問われた。そのデータも「そりゃ知ってますよ」と答える。積み重ねた経験の分、深まる数字。田中将からはこの日を迎えるまで、77打席で23三振だった。この日で24個目の三振を喫することはなく、むしろ通算8本目のアーチでチームを勝利に導いた。三振には「悔しいけど、悔しくないです」と独特の言葉を残す。最後までバットを両手で握り、振り切る。その先にある紙一重の両極で、おかわり君は魅了し続ける。この日の8回、第4打席の相手は宮森。大飛球にファンはわいたが、中村は打った瞬間に中飛と知っていた。「ただの打ち損じなんで。ちょっとこすってしまったというか、薄く当たってしまって」。美しいホームランアーチストとして知られるが「最近、別にそんな好き嫌いないので」と弾道へのこだわりも薄れた。いつも「打てて良かったです」と淡々と話す。それを繰り返して、とんでもない数字になった。【金子真仁】■マキノン、試合決めた2ラン8回、マキノンの2ランが試合を決めた。田中将に2回以降うまくかわされただけに、松井監督も「非常に大きな2点でした」と評価した。3番外崎が粘っての安打で出塁をしたのが最終的に効いた。外崎は終盤の打席での好打が目立つことには「特に」と笑いながら「中継ぎの投手は球が強いので、それをしっかりと。状態がいいのはありますね」と話した。
◆通算2000三振にあと「1」と迫っている西武・中村剛也内野手(39)が「4番・DH」で先発出場する。
◆プロ野球初の2000三振に残り1と迫っている西武・中村剛也内野手(39)が「4番・DH」でスタメン出場。一回2死三塁の第1打席で楽天先発・田中将大投手(34)と対戦し、初球の直球を捉えて先制の左越え5号2ランを放った。中村は26日のロッテ5回戦(ZOZOマリン)の三回に空振り三振を喫し、2000三振に残り「1」としていた。歴代2位が清原和博の1955三振。
◆西武先発の今井達也投手(24)が6回を無安打無失点で降板した。西武が2-0とリードしていた。打者25人と対戦して7四球6奪三振。五回2死二、三塁のピンチで、浅村から156キロ速球で空振り三振を奪った。六回は2死二塁で辰己を変化球で三振に仕留め、計116球を投げて平井にマウンドを譲った。楽天は七回2死から、山崎剛がチーム初安打を右前に放った。
◆西武は今井が6回を投げて安打も得点も許さず、開幕から無傷の3勝目。7四球を与えても要所を締めた。一回に中村が先制の2点本塁打で、八回はマキノンが2ラン。楽天は田中将が7回2失点と粘ったが、1安打の零敗で3連敗。
◆楽天の田中将は立ち上がりの一発に泣いた。0―0の一回2死三塁から、4番中村に甘く入った速球を左翼席に運ばれた。その後は追加点を与えず七回を投げ切ったが、援護なく2敗目。「あそこで抑えなきゃいけなかった」と悔やんだ。前回登板は五回に突如乱れ、日本での自己ワーストに並ぶ7失点を1イニングのうちに喫した。汚名返上を期した今回は大崩れせず、走者を出しても粘った。「工夫して我慢強く投げられた。次につながるかなと思う」と前向きに捉えた。(ベルーナ)
◆西武・中村剛也内野手(39)が一回に楽天・田中将から先制の左越え5号2ランを放ち、勝利に貢献した。「初回に点を取れてよかったです。初球からタイミングをしっかり取って、打てると思ったら打ちにいきます」一回2死三塁から初球の148キロの速球を捉えた。現役最多の通算459本塁打目に「いい打撃ができた」と喜んだ。歴代でも14位。同13位のローズ(464本)、12位の土井正博(465本)も射程圏内だ。26日のロッテ(ZOZOマリン)で空振り三振を喫し、〝前人未到〟の2000三振に残り1と迫っている。この日は3打数1安打で三振はなし。それどころか12日の今季初本塁打を放ってから、すでに5本目で打率も・322。8月に不惑の40歳を迎えるがスラッガーは健在だ。けがで10日に出場選手登録を外れた山川に代わる4番は「与えられた一打席をしっかり打ちにいく感覚」と淡々。本塁打王6度を誇る天性のアーティストが、ゴールデンウイークも本塁打を量産する。(山口泰弘)
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ロッテ |
14 | 8 | 0 | 0.636 (↑0.017) | - (-) |
121 | 75 (+4) | 62 (+3) | 11 (-) | 7 (+1) |
0.224 (-) | 2.800 (-) |
2 (-) |
ソフトバンク |
12 | 8 | 0 | 0.600 (↑0.021) | 1 (-) |
123 | 71 (+6) | 59 (+3) | 10 (+1) | 11 (+1) |
0.238 (↑0.006) | 2.730 (-) |
3 (-) |
西武 |
13 | 9 | 0 | 0.591 (↑0.02) | 1 (-) |
121 | 79 (+4) | 56 (-) | 20 (+2) | 15 (-) |
0.251 (↑0.003) | 2.380 (↑0.11) |
4 (1↓) |
ORIX |
12 | 10 | 0 | 0.545 (↓0.026) | 2 (↓1) |
121 | 77 (+3) | 75 (+4) | 22 (-) | 8 (-) |
0.253 (-) | 3.340 (↓0.02) |
5 (-) |
楽天 |
7 | 14 | 0 | 0.333 (↓0.017) | 6.5 (↓1) |
122 | 50 (-) | 80 (+4) | 16 (-) | 13 (-) |
0.196 (↓0.007) | 3.620 (↓0.04) |
6 (-) |
日本ハム |
7 | 16 | 0 | 0.304 (↓0.014) | 7.5 (↓1) |
120 | 77 (+3) | 97 (+6) | 12 (+1) | 15 (+1) |
0.216 (↓0.003) | 3.870 (↓0.08) |
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