中日(★0対1☆)DeNA =リーグ戦3回戦(2023.04.28)・バンテリンドーム=
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DeNA
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中日
0000000000500
勝利投手:今永 昇太(2勝0敗0S)
(セーブ:伊勢 大夢(1勝0敗1S))
敗戦投手:小笠原 慎之介(2勝1敗0S)
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◆投手戦を制したDeNAが5連勝。DeNAは0-0で迎えた4回表、1死二塁から牧が適時二塁打を放ち、試合の均衡を破る。投げては、先発・今永が7回無失点12奪三振の力投で今季2勝目。敗れた中日は、先発・小笠原が好投を見せるも、打線が再三の好機を生かせなかった。

◆DeNA今永昇太投手(29)が、豪快な奪三振ショーで今季2勝目を挙げ、チームを今季初の5連勝に導いた。初回から3つのアウトを全て三振で奪って、5回までに2ケタ10奪三振をマーク。7回を4安打無失点に抑え、12三振を奪った。WBC後、約1カ月ファームで調整し、21日の広島戦で今季初登板し、8回無失点の好投。開幕からの無失点を15イニングとした。

◆中日は散発5安打に抑えられ、21試合目で7度目の完封負けを喫した。今永には7回まで12三振。7回2死二塁の同点機では代打に送ったブライトが三振に倒れた。これで今永に21年から29イニング連続無得点。立浪和義監督は「きょうは手も足も出ない感じではなかったが勝負どころで1本が出なかった」と渋い表情。昨季6勝しかできなかったDeNA戦で今季も開幕から3連敗と課題は山積だ。

◆DeNA伊勢大夢投手(25)が"代魔神"で今季初セーブを挙げた。1点リードの9回に登板。3番細川からの中軸3人を3者凡退に抑えた。守護神山崎が前カードのヤクルト戦で3連投し、この日はベンチ外。「ヤスさん以外の人でセーブを挙げることは大事なこと。強いチームはこういう試合が増えてくるので、カバーしてやっていきたいです」と力を込めた。

◆DeNA今永昇太投手(29)がエースの「責任」を果たし、チームを今季初の5連勝に導いた。守護神山崎が休養でベンチを外れる中、7回を無失点で今季2勝目。毎回の12三振を全て空振りでマークする"空振り奪三振ショー"で2試合連続で1-0の投手戦を制し、開幕からの連続無失点イニングを15とした。「できれば、完投できればいいなって中で、8回を投げられなかったのは反省です」100球で迎えた7回、先頭のアキーノを初球で二飛。「8回までいけるかなっていう雑念が出てしまって」と115球に増え、7回で降板したことを悔いたのは、エースの責任感からだった。カード頭で、相手の小笠原との投げ合いを制したことも重要視し「チームを鼓舞できる投手なので、投げ負けるとこの後に響く。勝ち切れて良かった」と安堵(あんど)した。昨オフからプライベートでも「責任」を感じながら生活する。「花はお世話しないと枯れるので、責任感が芽生える」と自宅の部屋に花瓶を置き、花を飾る。WBCから帰宅後、パキラ以外は枯れたが、新たにカーネーションとガーベラを購入。朝に水を替えたりして、大事に育てる。試合後、ヒーローインタビューでは、選手としての思いをスタンドのファンに届けた。「この声援に応えることが僕たちの使命なので、ファンの方をがっかりさせないように。この1試合しか見られない人たちのためにも毎試合、毎試合、頑張っていきたいなと思います」。【久保賢吾】■牧、決勝適時二塁打牧が先制の適時打を放ち、勝利打点を挙げた。0-0の4回1死二塁、中日小笠原の速球を右中間にはじき返し、決勝の適時二塁打。「今永さんがリズム良く投げてたので、何とか1点欲しかった」とエースへの援護に笑顔。三浦監督は「いい形で4番が打ってくれた」と評価した。

◆ドラフト2位の村松が今永撃ちでデビュー戦を飾った。5回に右翼線二塁打でプロ初安打を記録すると、7回にも一塁内野安打。「いい投手と分かっていたので振っていくと決めていた。自信にしていきたい」。右膝を痛め開幕2軍スタートも、同期入団の福永が26日の広島戦で左足を負傷し1軍昇格。即スタメンの抜てきに応えた。

◆4番のプライドを見せた。DeNA・牧秀悟内野手(25)が四回1死二塁の好機で、右中間を真っ二つに破る適時二塁打を放った。チームに貴重な先取点をもたらし、自身が最もこだわる打点を4試合連続でマークした。「直球を自分のスイングで捉えることができた。(先発の)今永さんがいい投球をしていたので、先制点を挙げることができよかった」牧と同じく日本代表としてWBCを戦った今永と、中日・小笠原による緊迫した投手戦。三回まで打者一巡をともに無失点で切り抜けた。迎えた四回、先頭のD3位・林(駒大)が安打を放ち、続く神里がエンドランを転がし、1死二塁で牧にこの日2打席目が回ってきた。小笠原との対戦は、1年目は打率・182(11打数2安打)と苦戦したが、2年目の昨季は同・429(14打数6安打)、2本塁打、5打点と進化を見せた。迎えた今季初顔合わせ。第1打席は中飛に打ち取られたが、第2打席では1ストライクからの2球目、逆球となった外角高めの直球を逃さず捉えた。昨季はリーグ2位タイの87打点。「打点王(を取る選手)がいるチームが、強いチーム」と初の打点王のタイトルへ強いこだわりを見せる。開幕から9試合打点なしと苦しい出だしとなったが、着実にペースを上げてきた。(浜浦日向)

◆DeNAが今季初の5連勝。四回に牧の適時二塁打で均衡を破り、継投で逃げ切った。今永は球に切れがあり、7回を無失点、12奪三振の快投で2連勝。伊勢が今季初セーブ。中日は8回を1失点の小笠原を援護できず、7度目の零敗。

◆DeNAが破竹の5連勝。四回に4番・牧秀悟の右中適時二塁打で先制点を奪った。この1点を先発の今永昇太が7回無失点12Kで、残る回を入江、エスコバー、伊勢の継投で守り切った。今永のヒーローインタビューは以下の通り。ーー7回、4安打無失点、2勝目を挙げた今永昇太投手です。おめでとうございます「ありがとうございます!」ーー前回に続いて1-0、僅差の展開を制しました。いかがですか「この広いバンテリンドームを生かして、いい質の真っすぐが投げられたんじゃないかなと思います」ーー序盤からそのストレートで押していきました。改めてストレート、ご自身どう分析されてますか「少し球威が落ちてきたところを打たれたんですけど、その後しっかり粘れたってことが良かったと思います」ーー変化球も冴えて、毎回の12奪三振。それもすべて空振りで奪いました。投球内容をどう振り返りますか「狙ってとれた三振は数えるほどなんですけど、そうやって三振を積み重ねられたことがチームの勝利に貢献できていたらいいので、とくに数字は気にしていません」ーー小笠原投手との息詰まる投手戦でした。どんな気持ちでマウンドに立ち続けていたんですか「小笠原投手は、チームを鼓舞できる選手なので、彼に投げ負けると、この後の3連戦に響いてしまうような投手なので、なんとか投げ負けないように、勝ち切れて良かったと思います」ーーWBCのあと、調整期間を経て合流して、2連勝です。例年と違う始まりのシーズンですが、手応えなどはいかがでしたか「いまはチームの状態がすごくいいので、何も考えず、チームの勢いのままに、自分も野球をしている感じなので、チームが苦しい時にまた壁となれるように頑張りたいと思います」ーー首位のチームはこれで5連勝です。そのなかで、今後どのように戦っていきたいと思いますか「本日もビジターにもかかわらず、たくさんのファンの方がお越しくださいましてありがとうございました。とにかくこの声援に応えることが僕たちの使命、この1試合しか見られない人たちのためにも一生懸命、毎試合を頑張っていきたいと思います」

◆4番打者の一打で虎の子の1点を挙げた。四回1死二塁。DeNA・牧秀悟内野手(25)が右中間を真っ二つに破る適時二塁打を放った。これが決勝点となり、ともに日本代表としてWBCを戦った今永の2勝目をアシストした。昨季、打率・429、2本塁打、5打点と相性の良かった中日・小笠原を、今季初対戦でも捉えた。「チャンスだったので積極的に、来た球をしっかり打とうと。今永さんがリズムよく投げていて、何とか1点がほしかったので良かった」と大きくうなずいた。3年目の今季は開幕から9試合打点なしと苦しんだが、チームの連勝に比例するように4試合連続打点をマーク。「いい方向に打球が飛んで、ようやく4番としての仕事ができてきた。これを継続していきたい」と誓った。

◆中日の新人、村松が昇格即「6番・二塁」で出場し、プロ初安打を含む2安打をマークした。「思い切り楽しんでやろうと決めていた。いい緊張感の中でできた」と初々しくはにかんだ。五回は甘く入ったスライダーを引っ張り、右翼線二塁打。七回は全力疾走で内野安打をもぎ取った。ワールド・ベースボール・クラシック日本代表で活躍したDeNAの今永からの快打に「これを自信にして打っていきたい」と殊勝に話した。静岡高―明大からドラフト2位で入団した左打ちの内野手。右膝痛で出遅れ「本当に悔しかったけど、すぐに切り替えてけがと向き合った」。デビュー戦はチームでただ一人の複数安打も「負けたら価値が低いと思っている。勝利に貢献できるようにやっていきたい」と決意を新たにした。(バンテリンドーム)

◆中日の福永が2試合続けてベンチ入りメンバーを外れて欠場した。26日の広島戦の二塁守備で足を打撲。この日は試合前練習に姿を見せず、立浪監督は「日に日に痛みは軽減していると聞いている。登録抹消はせずに来週ぐらいからと思っている」と話した。(バンテリンドーム)

◆これぞ、エースの投球だ!! セ・リーグ首位のDeNAは28日、中日3回戦(バンテリンドーム)に1―0で勝ち、今季初の5連勝。今永昇太投手(29)が7回4安打無失点、毎回の12三振を奪う快投だった。今季初登板から15イニング連続無失点で、2連勝をマーク。チームは貯金を今季最多の7とし、2004年以来19年ぶりに4月を首位で終えることが確定した。圧巻の奪三振ショーで、エースが敵地のマウンドに仁王立ちだ。今永が7回零封、毎回の12奪三振。昨季も完封した好相性の球場で再び快投した。「この広いバンテリンドームを生かして、質のいい真っすぐが投げられた」中日の開幕投手、小笠原との白熱した投手戦。「チームを鼓舞できる選手なので、彼に投げ負けると3連戦に響いてしまう。何とか投げ負けないように」と一歩も譲らなかった。シーズンオフから取り組んだ、脱力を意識してリリースの瞬間だけに注力する直球で中日打線を押し込み、七回2死二塁のピンチも代打・ブライトを全て直球で3球三振に仕留めた。3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の疲労を考慮されて入念な調整を挟み、侍投手陣では〝大トリ〟の21日に今季初登板を迎えた。「僕は開幕に間に合うと伝えていたが、監督の親心。監督も(2004年の)アテネ五輪の後に良くなかった経験があるのかもしれない」。約1カ月の期間では幸運にも、2軍で調整を進める超大物助っ人、バウアーと練習をともにする機会に恵まれた。

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
DeNA
1470 0.667
(↑0.017)
-
(-)
12272
(+1)
61
(-)
15
(-)
5
(-)
0.253
(↓0.004)
2.730
(↑0.14)
2
(-)
阪神
1291 0.571
(↑0.021)
2
(-)
12177
(+4)
63
(-)
9
(-)
14
(+2)
0.240
(↑0.001)
2.660
(↑0.13)
3
(-)
広島
11110 0.500
(↓0.024)
3.5
(↓1)
12167
(+4)
66
(+5)
16
(+1)
8
(+2)
0.230
(↑0.006)
2.660
(↓0.13)
4
(-)
ヤクルト
10121 0.455
(↓0.021)
4.5
(↓1)
12059
(-)
64
(+4)
13
(-)
20
(+1)
0.194
(↓0.002)
2.670
(↓0.06)
5
(-)
巨人
10130 0.435
(↑0.026)
5
(-)
12075
(+5)
87
(+4)
21
(+2)
1
(-)
0.235
(↑0.001)
3.620
(↓0.02)
6
(-)
中日
8130 0.381
(↓0.019)
6
(↓1)
12252
(-)
61
(+1)
4
(-)
6
(-)
0.242
(↓0.003)
2.590
(↑0.07)