1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
中日 | 0 | 0 | 2 | 1 | 1 | 0 | 0 | 2 | 0 | 6 | 9 | 0 | 0 |
広島 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 3 | 6 | 1 | 1 |
勝利投手:涌井 秀章(1勝3敗0S) (セーブ:マルティネス(0勝0敗7S)) 敗戦投手:大瀬良 大地(2勝2敗0S) 本塁打 |

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◆中日は3回表、細川と福永の適時打で2点を先制する。その後3-2となって迎えた5回には、2死一塁から福永の適時二塁打で追加点を挙げ、リードを広げた。投げては、先発・涌井が7回3失点7奪三振の力投で移籍後初勝利。敗れた広島は、攻守に精彩を欠いた。
◆中日涌井秀章投手(36)が、4球団目での勝利を手にした。敵地で広島打線を7回5安打3失点。1点リードを守り切って降板し、移籍後初勝利、通算155勝目をマークした。4球団で白星を挙げたのは、19年寺原(ヤクルト)以来。プロ19年目のベテラン右腕が、反攻をけん引していく。
◆広島が連敗で勝率5割となった。先発大瀬良大地は左太もも裏を痛めるアクシデントもあり、4回3失点で降板。中継ぎ陣も踏ん張れずに中日に敗れた。試合後の新井貴浩監督(46)の談話は以下の通り。-大瀬良投手は4回降板新井監督 ちょっと、ハムストリングに違和感があったということだったので、大事をとった。-4回2死三塁からベースカバーに入ったときか新井監督 たぶん、ホームにベースカバーに入った後らへんだと思う。-休養明けで4回降板となった新井監督 これはしようがない。アクシデントというのは。こればっかりはしようがない。-打線が点を取った後に守備で失点新井監督 そこはしっかり反省して、また練習して、いい準備をして明日に向かいたいと思います。
◆広島大瀬良大地投手が4回に左ハムストリングを痛めて降板した。4回2死三塁から岡林への初球が捕逸となり、本塁へベースカバーに。その後は二ゴロに打ち取るも、その間に痛めたとみられる。新井監督は「ちょっと違和感があったということだったので、大事をとった」と説明。前回登板から中11日での登板も、4回3失点で2敗目となった。右腕は「(負傷は)そんなに深刻とは捉えていない。(27日の)検査結果次第でやれることやって(次に)臨みたいなと思います」と話した。チームは連敗で勝率5割に逆戻りとなった。
◆中日涌井秀章投手(36)が、4球団目での勝利を手にした。敵地で広島打線を7回5安打3失点。1点リードを守り切って降板し、移籍後初勝利、通算155勝目をマークした。4球団で白星を挙げたのは、19年寺原(ヤクルト)以来。プロ19年目のベテラン右腕が、反攻をけん引していく。3点を失っても、涌井はゲームをコントロールした。6回2死走者なし。4番マクブルームへ衰えない球威を見せつけた。147キロの直球で押し、124キロのカーブですかして、見逃し三振。助っ人主砲を3打席3三振に仕留め、7回の西川にソロ本塁打を被弾しても1点差を守り切った。「一安心ですね。追いつかれても点を取ってもらった。ゲームを落ち着かせて、流れをうまく乗せるようにした」。移籍後、打線の援護がなく3戦3敗。遠かった1勝を冷静に振り返った。横浜高からドラフト1巡目で西武に入団したルーキーイヤー。05年6月18日ヤクルト戦(神宮)で6回1失点でプロ1勝を刻んだ。「もう少し早めに勝てれば良かったですね」と、お立ち台の18歳の少年は、期待の大きさを知り言葉を選んだ。14年4月15日西武戦(県営大宮)で移籍したロッテで初勝利を挙げた。27歳の青年は「(チームからの信頼は)これからですね」と、6年間在籍する新天地で信頼と48勝を積み重ねた。20年6月24日、日本ハム戦(楽天生命)で7回2失点。通算134勝目で、3球団目のユニホームを着た楽天の本拠地で「はじめまして涌井です。これからもっともっと勝ちたいと思います」と、自己紹介と決意を口にした。34歳。通算150勝の大台を超え、3年間で21勝を楽天に残した。4球団目の勝利にベンチ前でナインから祝福を受けた。在籍3球団では全て最多勝を獲得。「中日でも狙っていきたい」と、史上初の4球団目の大記録をにらむ右腕にとってはあくまでも通過点。ウイニングボールをロッカーに置いたまま球場を離れた。「楽しく投げられたのが一番」。竜のエースナンバー「20」を背負う36歳は、これからさらに輝いていく。【伊東大介】中日立浪監督(涌井の初勝利に)「彼の素晴らしいところは、6、7回でも球威が落ちない。行けるだけのスタミナを持っている。どこの球場でも試合を作ってくれる。存在は非常に大きい」中日細川(3回の先制適時二塁打など2安打1打点)「何とか先制点が取れてよかったです」○...ドラフト7位の福永が3度目の5番起用に応えた。3回に大瀬良から左前適時打を放つと、5回にはアドゥワから2打席連続タイムリーの左中間二塁打。2安打2打点の活躍で「涌井さんのためにも、追加点が取れてよかった」と26歳のオールドルーキーが、36歳のベテラン右腕をアシストした。だが、5回の守備で広島韮沢の二飛を捕球した際に、右翼岡林と交錯して足を打撲。6回守備から交代し、27日の出場は状態を見て判断する。
◆広島菊池涼介内野手(33)が史上132人目となる通算1500安打を達成した。1回に中日柳から三遊間への内野安打で大台に到達。安打数については以前「試合に使ってもらったから積み重ねられたもの。19年に1000安打を記録したけど、本当に長い」と話していた。この日は2打席目以降も安打を重ね、20年9月4日DeNA戦以来の5安打固め打ち。通算安打数を1504本まで伸ばした。通算1500安打=菊池(広島) 27日の中日4回戦(マツダスタジアム)の1回、柳から三塁内野安打を放って達成。プロ野球132人目。初安打は12年7月1日のDeNA9回戦(マツダスタジアム)で山本から。
◆広島の大瀬良は4回を3失点で降板した。2勝目を挙げた14日以来の登板を前に「普段通りのパフォーマンスを出せたら」と話していたが、試合をつくれなかった。三回1死三塁で制球が甘くなり、細川に真ん中付近に入ったスライダー系の球種を左越えに運ばれて先制を許した。同点の四回は2死から捕逸で勝ち越し点を奪われた。チーム方針で長いシーズンを見据えて登板間隔を空けた。休養は十分だったはずだが、期待に応えることはできなかった。
◆中日の涌井が7回を3失点で移籍後初勝利を挙げた。マルティネスが7セーブ目。打線は同点の四回に捕逸で勝ち越し、五回は福永の適時二塁打、八回は岡林の2点二塁打で突き放した。広島は大瀬良が4回を3失点で2敗目を喫した。
◆中日の福永が2安打2打点で快勝に貢献した。1―0の三回2死二塁で大瀬良の直球を左前に打ち返し「1打席目はチャンスで三振だったので、絶対に打ってやろうと思って打席に入った」と喜んだ。五回はアドゥワの速球を左中間への適時二塁打とした。5番起用に応えたが、五回の二塁守備でアクシデント。飛球を捕る際に右翼手と交錯し、六回に交代した。立浪監督は「足の打撲。27日(の出場)は分からない」と心配そうに説明した。
◆広島は連敗で最大3あった貯金を吐き出した。3位タイのチームは首位・DeNAと2・5ゲーム差で追う。新井監督の主な一問一答は以下の通り。──4回3失点で今季2敗目の大瀬良について「(左)ハムストリング(太もも裏)にちょっと違和感があった。大事をとった。(2─2の四回2死三塁の坂倉の捕逸のシーンで)ホームにベースカバーに入った後らへんだと思う。アクシデントなのでこればっかりはしようがない」──病院での検査および出場選手登録抹消するか否かの判断「(病院へ)明日(に行く)。(判断は)行ってからになる」──八回に戸根は1回1安打2失点。移籍後初失点「ここまで頑張ってくれていたから点を取られるときだってある。また次の登板につなげてくれればいい」──九回に登板した大道は1回無安打無失点、2奪三振と好投「よかったです。ファームの方からもいいという報告を聞いていた。真っすぐで空振りが取れていたのでナイスピッチング」──打線は2点を追う三回に菊池の適時打、秋山の適時打で追いついた「いい集中力で打席に入れていたと思う」──デビッドソンの打順が7番に降格「あまり大きな変更ではない」──坂倉の捕逸、戸根の失策と守備のミスが失点に絡んだ「しっかり反省と練習をして、いい準備をして明日に向かいたいと思います」
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
DeNA |
12 | 7 | 0 | 0.632 (↑0.021) | - (-) |
124 | 64 (+5) | 55 (+2) | 14 (+1) | 5 (-) |
0.251 (↑0.004) | 2.720 (↑0.1) |
2 (-) |
阪神 |
10 | 9 | 1 | 0.526 (↓0.03) | 2 (↓1) |
123 | 58 (+4) | 63 (+8) | 7 (+1) | 12 (-) |
0.224 (↓0.001) | 2.930 (↓0.21) |
3 (-) |
ヤクルト |
10 | 10 | 1 | 0.500 (↓0.026) | 2.5 (↓1) |
122 | 53 (+2) | 53 (+5) | 11 (-) | 19 (+1) |
0.193 (↑0.004) | 2.410 (↓0.14) |
3 (-) |
広島 |
10 | 10 | 0 | 0.500 (↓0.026) | 2.5 (↓1) |
123 | 60 (+3) | 59 (+6) | 15 (+1) | 6 (+2) |
0.224 (↓0.002) | 2.710 (↓0.08) |
5 (-) |
巨人 |
9 | 12 | 0 | 0.429 (↑0.029) | 4 (-) |
122 | 70 (+8) | 68 (+4) | 19 (+1) | 1 (-) |
0.241 (↑0.006) | 3.020 (↓0.05) |
6 (-) |
中日 |
8 | 11 | 0 | 0.421 (↑0.032) | 4 (-) |
124 | 50 (+6) | 57 (+3) | 4 (-) | 5 (-) |
0.245 (-) | 2.690 (↓0.02) |
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