阪神(-降雨のため試合中止-)巨人 =リーグ戦4回戦(2023.04.25)・阪神甲子園球場=
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◆この日の巨人戦は、天候不良のため、午後3時45分に中止が発表された。雨が断続的に降り続き、選手は室内練習場などで試合前練習を行ったが、中止が決まった。岡田監督にとっては復帰後初めての甲子園での巨人戦だったが、26日以降に持ち越しとなった。

◆阪神は25日、甲子園で行われる26日巨人戦の当日券を発売すると発表した。席種はレフト外野席(大人2300円、子ども700円)、レフトビジター専用応援席(大人2300円、子ども700円)。この日の同戦が雨天中止となったため、今季初の甲子園での伝統の一戦になる。詳細は球団公式サイトにて。

◆25日の巨人戦は雨天中止となったが、今季初登板の阪神伊藤将司投手は27日の巨人戦へ予定通りに向かう。安藤投手コーチは「(登板が)飛ぶとだいぶ間隔が空いてしまうので」と説明。伊藤将は左肩の違和感で出遅れ、24日に1軍練習に合流。この日はキャッチボールなどで調整した。「(1軍に)上がってきたので、あとは結果を残すだけ」。自身10連勝中の甲子園で快投を誓った。

◆阪神は25日、甲子園で今季初の巨人戦が雨天中止となった。岡田彰布監督(65)は、今季ここまで本塁打0の佐藤輝明内野手(24)に本塁打指令を出した。打率1割7分5厘、2打点と不振にあえぐが「ホームラン出たらなあ。だいぶ違うと思うで」とイメージした。一問一答は以下の通り。-もし試合が中止でなければスタメンをいじっていたか「そんないじってない、いじってない。メンバーは一緒やもん。だって。おーん。そんないじってないよ。梅野の4番だけや、決めとったんは。(報道陣の笑いを受けて)え? ホンマや。相手も警戒するやろ。フォアボールがあるかもわからん」-2戦連続安打が出た佐藤輝の打撃をどう見るか「だから、ヒットとかより内容やろ? 内容とか兆しやろ? アウトになっても兆しやろな。1、2番打ってるやつがポテンヒット出てヨッシャー!じゃないやんか。そやろ? バット折れてヒット打って、そうじゃないやんか」-下から上げる選手は「ないない。野手にしてもそらな、ちょっとこれからのことも考えて可能性あるとしたらミエちゃんやろなあ(笑い)。ちょっと1軍でなあ、そらあキャンプとかずっとな、オープン戦も1軍でな、ずっとやってたけど、その時のピッチャーとまたこれ公式戦入ったらまた違うからなあ。まあ、あのなあ、パワーというか、やっぱりどっかで、交流戦なったらDHもあるし、そういう意味でもなあ、まあちょっとなあ、不幸があったからああなったけど、あれなかったらもしかしたら上げとったかも分からん。ちょっと1回1軍でな」-うまく軌道に乗れば交流戦を待たずに「おん、そうそう。でもまだ今日からやん、合流。明日(2軍広島戦で)DHで2打席とかなんか言うてたけど。まあ、それはまあちょっとなあ。まあ、あれやろ10日ぐらい帰っとったんちゃうか、10日以上か。まあそら向こうでもなんもなあ、できんかったと思うし。ちょっとまだ落ち込んでるらしいから。まあそらしゃあない。なんとか1軍上げて元気になってくれたらええけどなあ」-チームも大きいのがほしい「そうそう、あれもうどっちか言うとプラスになるからなあ。あの風貌やし」-ポジションは右翼か「うん、まあそうやろなあ。そらDHなったらDHでもいいし、ポジション的には今、右翼決まらんような状況やからな」-下位にホームランバッターがいたら違う「まあ、怖さ的にな。そら1軍上がって来たら、オープン戦とは違うなあとミエちゃんも思うと思うで。『全然違うで!』って。まあ、それも慣れていかんとな」-2軍では変化球打ちなどを取り組んでいたのか「いやいや。(2軍戦で)初めてヒット3本打ってよかったな言うた日やもん。あれ、不幸があった日。おお、ミエちゃんヒット3本打ってるでと言うてたら、山中(国際スカウト部長兼通訳)が部屋に入ってきよったわ。『不幸があった』言うてな。(ミエちゃんは)喜んどったらしいやんか。監督が3本打ったの知ってたと、空港では喜んどったらしい。見ててくれたみたいなな。でも、その喜びだけやもんな。その後ずっと悲しいことばっかりやから。まあ、あまりにもちょっとタイミングが悪かったな。それもまあ、しゃーないし」-名古屋での3戦目の後に「打てるやつを探さないと」と話していたが「いや、見つからんかった。だからミエセスくらいしか、お前、可能性が。まあ、でも、このまま終わるわけじゃないからな。(打率)1割とかでな。それは、やっぱり徐々に自分のためにも、個人の成績を上げていかないとしゃあないやろ。そんなもん。このまま1割台で、140試合いけへんで。そのままなら、その前に2軍落ちるわ。いくらなんでもこのままなら。それは、まあ、なあ、試合が進んでいく過程にあって、どこかで何かきっかけをつかむとかな、長いシーズンな。まあ、そら、練習の時からみんな、いい結果出そうと思ってやっとるわけやんか。みんな。それでも、結果が出ないこともあるし。でも、何かのな、ゲームの中の1打席の中で、どこかでヒントをつかむというかな。1本ファウルを打った時にな、すごいいい感じで今のバット出たなとか、バッターいうのは、打者いうのはそんなもんやで。そんなんで何かきっかけをつかむとな。練習でええ感じで打っても100%結果がそのまま出えへんもん。そら無理よ。相手も抑えにきているわけやからな。練習の感じとそら全然違うから。おーん。だから、結局はゲームの中で結果が出ると、自分もな、そこからバーッと飛び抜けていけんしな、やっぱり。そらゲームの中でのヒット、ホームランと思うよ、うーん」-佐藤輝も自分で打破していかないといけない「まあ1本なあ、ヒットとかよりもやっぱり1発、ホームラン出たらなあ。だいぶ違うと思うで、うーん。どっちかというとホームランの方やろな、あいつにしたらな」-佐藤輝は少々ヒットを打っても、そこまでは「そら、いかんいかん」-ここまでは行くかも、という当たりもない「ないな、今年、1発もいったいうのないよ、打った瞬間に」-取り組み方が間違ってるわけではない「そら、間違ってないと思うで、別に。まあ、な、長いシーズンでそういうこともあるかもわからんけどな、うーん。6月...5月くらいまで1割あったで、俺も。3年目やったかな。婚約した年やったかなあ。3割打ったけどな、最後には」-きっかけは「いや、力があったから(笑い)。それだけのことや。力があったから、そうやって3割打てたんよ」

◆阪神は25日、甲子園で今季初の巨人戦が雨天中止となった。岡田彰布監督(65)は、右腕のコンディショニング不良のため2軍調整中の湯浅京己投手(23)について「この時期やったらじっくりできるやんか」と、万全の状態まで治すことを求めた。一問一答は以下の通り。-ブルペンで伊藤将司の投球を見た「思ったよりもよかったなあ。おーん。ボールの力、だいぶ戻っているよな。まあ実戦は(2軍で)5回(イニング)を1回投げたけどなあ。それはなあ。大丈夫やろ。初めて、1軍で投げるピッチャーじゃないんだからな」-雨天中止に「まあまあ。夜寒い、言うし。そんなん、そういうほうを心配するわ。なあ。なんか、けがをしたりなあ。どっちみち、やるんやから、ええ天気でやりたいわ」-西勇はスライドで明日26日に先発か「いや、そういうつもりやけど。まだピッチングコーチが(話しをていない)。青柳が一生懸命(ブルペンで)投げとるから。伊藤が終わって帰ってきたけど、また青柳が投げとるから。まだ投手コーチとおうてないから」-伊藤将と話していた「いやいや。もう、そのまま(木曜日に)行くというアレ。もう行くと話。投げる、いう話」-大竹はどうするのか「いや、まだわからへん言うてるやないか。今。(しばらく間が空いて)大竹おらんかった。会うてないなあ」-大竹はいつも雨にたたられる「まあ、おーん。しゃあない(笑い)。まあ、慣れたとこで投げてもええけどなあ、大竹は」-甲子園?「えっ」-大学で慣れたところ(神宮)ということ「まだ、ちょっと、まだなあ。話をしてからや。予告先発は、何時とか、俺らも全然。なあ。ないみたいやな。なんか。わからへんがな。中止が決まってからどのぐらいとか。おーん」-リリーフ陣も休める「いや、昨日も休んでるで。休んでるやん、昨日。でも、まあリリーフはベテランとかそういうのになればあれやけど、若くて生きのエエのはしかし、毎日でも投げた方がいいピッチャーはおるで。投げたくてしょうがないピッチャーな。そらおまえ、出て抑えることによって給料上がるし、みんなに認めてもらえるし」-2軍では湯浅がボールを投げ始めた「まあまあ、それは全然、(最短の)10日っていう期限を切ってないから」-ベストで戻ってくればいい「まだ20試合やんか。何試合残ってんの? でも、こうやって下にいったりな、また帰って来たり、そういうのをするのは。この時期やったらじっくりできるやんか。8月や9月になったら、じっくりとかいけへんようになるから。今やったらそこまでじゃないっていうあれがあるからな」-先を考えたら「今の方がええよ。今、下に落ちていた方がええで。調整不足とかな。開幕から調子が上がらんとかな、そういうやつは何人かおるよ。みんながみんな万全で迎えたわけじゃない」

◆阪神は今年初めてとなる甲子園での伝統の一戦が中止となった。室内練習場で選手を見守った岡田監督は「どっちみちやるんやったら、ええ天気でやりたい」と受け止めた。先発予定だった西勇は26日にスライドとなった。ここまで3試合で防御率は2・08と安定感は抜群。経験豊富な右腕は「気持ちを高めてきたものをいったん下げないといけない。いつもより多くデータを見られるから、考えて裏のことになってしまうのが怖い」と注意点を挙げた。

◆巨人は今季初の雨天中止となり、室内練習場で体を動かした。26日に先発登板する戸郷は過去にスライドした記憶がないそうだが「ブルペンに入って投げてからのスライドじゃないので全然違和感はない」と心配していなかった。昨季は阪神戦に5試合投げ、防御率1・36を記録。甲子園では3試合で完封を含む1勝と得意にしている。「いい状況にいるので、それが続けば一番」とやる気をにじませた。(甲子園)

◆今季初の試合中止となった巨人は室内練習場で調整した。先発予定だった戸郷翔征投手(23)は26日にスライド登板が決まり、キャッチボールなどで体を動かした。同日に今季初先発すると見られていた高橋優貴投手(26)もキャッチボールなどで調整。27日の先発が見込まれる山崎伊織投手(24)は、通常先発2日前に行うブルペン投球を行ったとみられる。チームにとってレギュラーシーズンでの雨天中止は、2021年7月2日のDeNA戦(神宮)以来となった。

◆巨人は25日、今年初めてとなる甲子園での伝統の一戦が雨天中止となった。先発予定だった戸郷翔征投手(23)は26日にスライド登板することが決定。プロ5年目で初めての体験となるが「今回は中止になったのが早かったので、違和感は全くない」と、午後3時45分の中止発表を前向きに捉えた。3勝目を目指す右腕は40メートルの距離でキャッチボールを行うなどして調整。練習後は、阪神選手とコラボレーションした弁当の売り場を通りかかり「(自分が)打たれている人の弁当を買おうかな。(昨季の対戦打率が・263だった)中野さんとか。それで打たれたら最悪だけど」と冗談を口にするなどリラックスした様子だった。27日の第2戦は、当初に先発予定だった高橋に代わり、26日に登板予定だった山崎伊が回る見込みとなった。天候不良による中止は2021年7月2日のDeNA戦(神宮)以来。9月21日の予備日への振り替えが決まった。「天気のことは神のみぞ知るだ!」と原監督。2連勝中の勢いを甲子園で加速させる。(樋口航)

◆阪神・岡田彰布監督(65)が25日、甲子園で今季初の巨人戦の雨天中止を受け、報道陣に対応した。ヨハン・ミエセス外野手(27)の交流戦前の1軍昇格を示唆すると同時に、佐藤輝明内野手(24)の復調のきっかけとなるのは安打ではなく、本塁打だと明言した。主な一問一答は以下の通り。ーーブルペンで伊藤将の投球を「思ったよりもよかったな。ボールの力、戻っているよな。実戦(15日、タマスタ筑後で行われたウエスタン・ソフトバンク戦で)は5回を一回投げたけど、大丈夫やろ。初めて1軍で投げるピッチャーじゃないんだから」ーー中止について「夜寒い、言うし。そういう方を心配するわ。けがをしたりな。どっちみち、やるんやから、エエ天気でやりたいわ」ーーリリーフ陣も休める「昨日(24日)も休んでるで。若くて生きのエエのは毎日でも投げた方がいいピッチャーはおるで。そらお前、出て抑えることによって給料上がるし、みんなに認めてもらえるし」ーー試合があったらスタメンは「そんな、いじってない。メンバーは一緒やもん。梅野の4番だけや、決めとったんは。(報道陣の笑いを受けて)え? ホンマや。相手も警戒するやろ。フォアボールがあるかもわからん」ーー下から上げる選手は「可能性あるとしたら、ミエちゃんやろなあ(笑)。あのパワーというか、交流戦なったらDHもあるし、そういう意味でもなあ。(家族の)不幸があったから、ああなったけど(帰国)、アレなかったら、もしかしたら上げとったかも分からん。明日DHで2打席とか言うてたけど。向こうで何もできんかったと思うし。落ち込んでるらしいから」ーーチームにとっても大きい「プラスになるからなあ。あの風貌やし」ーーポジションはライト「そうやろなあ。そらDHなったらDHでもいいし、ポジション的にはライト決まらんような状況やからな」ーー2軍では変化球打ちに取り組んでいた「(5日、鳴尾浜でのウエスタン・オリックス戦で)初めてヒット3本打って、よかったな言うた日やもん。不幸があった日。ミエちゃん3本打ってるでと言うてたら、『不幸があった』言うてな。喜んどったらしいやんか。監督が3本打ったの知ってたと。見ててくれたみたいな。でも、その喜びだけやもんな。その後ずっと悲しいことばっかりやから」ーー23日に打てるヤツを探さないと...と話していたが「いや、見つからんかった。だからミエセスくらいしか」ーー佐藤輝も自分で打破していかない「ヒットよりもホームラン出たら、だいぶ違うと思うで。どっちかというと、ホームランの方やろ、アイツにしたらな」ーーここまで柵越えと思う打球はない「今年、一発も行ったいうのないよ、打った瞬間に」ーー取り組み方が間違ってるわけではない「間違ってないと思うで。俺も6月...5月くらいまで1割あったで、3年目やったかな。婚約した年やったかなあ。3割打ったけどな、最後には(1982年に打率3割ジャスト)」ーーどんなきっかけ「いや、力があったから(笑い)。それだけのことや。力があったから、そうやって3割打てたんよ」

◆午後3時45分、中止決定。巨人戦だからもう少し粘るのかな、と思っていたが、予報は想像以上に悪かったらしい。「誠に残念ですが...」球場アナウンスが流れる中、最初に帰路に就いていたのは審判団。中止になったら、確かに審判はお役御免だ。せっかくのテレビ中継解説が流れてしまったのは本紙専属評論家でもある上田二朗氏。「阪神OBとして、巨人戦は絶対に負けられない試合やった。きょうの解説も負けないように...と思っていたけれど」ガッカリしながら家路に。入社して、初めてプロ野球の取材現場に行ったのが、その年最初の阪神-巨人だった。が、雨天中止。やたら威張り散らす(?)当時の阪神キャップからあれこれ、山ほど、命令された後に「もっと大声で返事せんかい!」と怒鳴られた。ヤケクソになって、同期入社のもう一人と「はい!」とバカでかい声で返事した。狭い狭いプレスルーム内で。そのときだった。サンスポの席に座って懸命に原稿を書いていた方が、おもむろに振り返った。「おまえら、やかましいんや! サンスポのために原稿書いてるんやから、静かにしろ」なんと、板東英二さんだった。テレビで有名な人が、一生懸命に記事を書いている姿が、すごく新鮮だった。「お前らが僕より原稿が上手くなるのは、何年先かなあ」板東さんにそう言われたことを、今でも覚えている。

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
DeNA
1170 0.611
(↑0.023)
-
(-)
12559
(+5)
53
(+3)
13
(+1)
5
(+1)
0.247
(↓0.002)
2.820
(↓0.01)
2
(-)
阪神
1081 0.556
(-)
1
(↓0.5)
12454
(-)
55
(-)
6
(-)
12
(-)
0.225
(-)
2.720
(-)
3
(1↓)
ヤクルト
1091 0.526
(↓0.03)
1.5
(↓1)
12351
(+3)
48
(+5)
11
(+1)
18
(-)
0.189
(↑0.001)
2.270
(↓0.11)
3
(1↑)
広島
1090 0.526
(-)
1.5
(↓0.5)
12457
(-)
53
(-)
14
(-)
4
(-)
0.226
(-)
2.630
(-)
5
(-)
巨人
8120 0.400
(-)
4
(↓0.5)
12362
(-)
64
(-)
18
(-)
1
(-)
0.235
(-)
2.970
(-)
6
(-)
中日
7110 0.389
(-)
4
(↓0.5)
12544
(-)
54
(-)
4
(-)
5
(-)
0.245
(-)
2.670
(-)