ロッテ(☆6対0★)ソフトバンク =リーグ戦5回戦(2023.04.22)・ZOZOマリンスタジアム=
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ソフトバンク
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ロッテ
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勝利投手:西野 勇士(3勝0敗0S)
敗戦投手:藤井 皓哉(2勝1敗0S)
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◆投打のかみ合ったロッテが快勝。ロッテは5回裏、平沢の適時打と友杉の押し出し四球などで3点を先制する。7回には友杉と安田の適時打などで3点を挙げ、リードを広げた。投げては、先発・西野が7回無失点の好投で今季3勝目。敗れたソフトバンクは、投打ともに振るわなかった。

◆ソフトバンクは敵地・ZOZOマリンでロッテに連敗を喫し、開幕から守り続けた首位を陥落して3位まで後退した。藤本博史監督(59)は厳しい表情で、待ち受ける報道陣の前を「今日はナシ、今日はナシ」と二言だけ言い残して素通りして行った。2戦続けての打線組み替えも奏功しなかった。1番中村晃に加え、この日は2番に増田を起用。3番近藤、4番柳田、5番栗原の新クリーンアップで攻撃力アップを図ったが、ロッテ先発西野の前に打線は沈黙。7回を2安打に封じ込まれ、終わってみれば今季3度目の0封負けを喫した。試合前の藤本監督は強気だった。「3連敗はどのチームでもするよ。まあ、10連敗したわけやないやろ。悲観することはない。野球は点を取らないと勝てないゲーム。投手が0点に抑えたら負けない。投手と野手のチームワーク」。投打の助け合いこそが勝利への最良の手段と説いていた。だが、その言葉通りの試合を吉井ロッテにやられてしまい、連敗も4に伸びた。ロッテにはホームでの開幕カードで3連勝を飾ったが、"幕張の呪縛"は解けていないのだろうか。昨年10月2日のシーズン最終戦。逆転V逸の屈辱を味わった因縁の地で、白星が遠い。開幕8連勝のロケットダッシュを決めた昨年も、首位から陥落したのが今季と同じ16試合目だった。厳しい表情で顔をつきあわせたゲーム後の首脳陣ミーティング。低迷打開へ向け、10打席無安打の新助っ人アストゥディーヨの2軍降格を決め、ファームから柳町を呼び寄せることになった。まだまだ焦る時期でもないが、トンネル脱出で好転のきっかけをつかみたい。【佐竹英治】○...藤井が5回持たずKOされ、先発転向初黒星を喫した。「走者を出してから粘ることができなかった」。4回まで1安打無失点に抑えたが、5回に暗転。先頭安田の内野安打や連続四球で無死満塁にすると、平沢の適時打や押し出しなどで3失点(自責2)し、91球で交代した。「(5回は)もう少し大胆に行けばよかった。同じミスをしないように、次回の登板ではチームを勝たせられるような投球をしたい」と悔しさをにじませた。○...大関が5連敗阻止を託された。23日の敵地ロッテ戦先発予定の左腕は「まずは最初から1つ1つ集中して投げたい」と気合を入れた。16日の敵地楽天戦は6回に4連続四球を与え降板。チームは逆転勝ちしたが「自分がどう変われるか。試されると思うのでしっかり力を出したい」と引き締めた。ロッテ戦は昨年2勝し、今季の開幕試合でも勝利を収めている。「去年から(ロッテは)抑えているので、そのまま続けたい」と相性の良さをぶつける。

◆吉井理人監督(58)率いるロッテがソフトバンクに6-0で勝ち、就任後初の首位に立った。前日の試合を終えて首位ソフトバンク、2位西武、オリックスを含めた4チームがゲーム差なしの状況。この日オリックスに勝利した西武と並び、チームとしては21年10月24日以来545日ぶりのトップとなった。開幕2戦連続完封負けを喫して3連敗したソフトバンクに本拠で連勝。ZOZOマリンでは今季8勝1敗の好成績に、吉井監督は「お客さんもたくさん入ってくれて声援を送ってくれていますし、おっちょこちょいの選手が多いので調子に乗ってプレーしてくれていると思います」。ファンとともに戦っていることを強調した。先発の西野勇士投手(32)が7回2安打無失点。2番近藤や4番栗原から三振を奪うなど6奪三振で、今季無傷の3勝目を挙げた。「調子は良かったです。とにかくこの2試合ピリッとしたピッチングが出来ていなかったので、無事に抑えられて良かった」。初の2ケタ勝利に向け、ハーラートップに並んだ。打線も5回に援護した。1死満塁から右前に先制適時打を放った平沢大河外野手(25)は「西野さんが素晴らしい投球をしていたので、なんとか先に点を取りたいと思って気持ちで打つことが出来ました」と笑顔を見せた。直後に押し出し四球を選んで加点した友杉篤輝内野手(22)は、7回にも1死二塁で右前適時打で点差を広げるなど2安打2打点の活躍。初のお立ち台で自身の出来を問われると「出来すぎ、友杉です」と答え、トークでもファンも魅了した。23日はソフトバンクとの開幕2戦目に登板して敗れた種市篤暉投手(24)が先発する。相手の大関には開幕戦で7回無失点に抑えられているだけに、リベンジでの対ソフトバンク3連勝を期す。

◆ソフトバンク・藤井皓哉投手(26)が、3連敗中のチームを救うべくマウンドに上がった。ここまで2戦2勝、防御率0.00の右腕は、この日も一回から3者連続三振を奪うなど絶好調の立ち上がり。ロッテ打線を四回まで1安打に抑えたが、五回に内野安打と連続四球で無死満塁の大ピンチ。田村を空振り三振に仕留めるも、続く平沢にタイムリーを浴び先制を許した。さらに2死満塁で、押し出し四球を与えたところでお役御免。自身3戦目は4回?3失点と悔しい結果となった。

◆ロッテが今季初の首位に浮上した。五回に平沢の適時打などで3点を先制。七回には友杉と安田の適時打などで3点を加えた。西野が7回無失点で3連勝。ソフトバンクは藤井が粘れず、打線も5安打で零敗。4連敗で3位に後退した。

◆ロッテの平沢が2試合連続の適時打を放った。0―0の五回、安田の内野安打と2四球で1死満塁。藤井の浮いた変化球を右前に運び「先制点がほしかった。気持ちで打った」と笑顔を見せた。押し出し四球で2―0となり、なお2死満塁では二塁走者として好走塁した。中村奨のゴロをはじいた三塁手の栗原が、球を拾って三塁封殺を狙ったが、全力疾走を怠らなかった平沢のスライディングがわずかに早く到達。貴重な3点目となり、吉井監督は「前の監督の時からやってきたことを続けている。いいことだと思う」と目を細めた。(ZOZOマリン)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(1↑)
西武
1170 0.611
(↑0.023)
-
(-)
12568
(+4)
47
(+2)
16
(-)
11
(+1)
0.250
(↑0.007)
2.430
(↑0.03)
1
(1↑)
ロッテ
1170 0.611
(↑0.023)
0
(-)
12560
(+6)
51
(-)
7
(-)
6
(-)
0.218
(↑0.002
2.830
(↑0.17)
3
(2↓)
ソフトバンク
970 0.563
(↓0.037)
1
(↓1)
12754
(-)
45
(+6)
7
(-)
9
(-)
0.238
(↓0.005)
2.530
(↓0.06)
4
(2↓)
ORIX
1080 0.556
(↓0.032)
1
(↓1)
12559
(+2)
57
(+4)
15
(+1)
6
(-)
0.253
(↓0.004)
3.070
(↓0.05)
5
(-)
楽天
6110 0.353
(↓0.022)
4.5
(↓1)
12641
(+3)
64
(+5)
13
(+2)
12
(+1)
0.208
(↑0.007)
3.680
(↓0.08)
6
(-)
日本ハム
6130 0.316
(↑0.038)
5.5
(-)
12458
(+5)
76
(+3)
8
(-)
12
(+2)
0.213
(↑0.002)
3.630
(↑0.03)