1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
日本ハム | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 1 | 1 | 0 | 5 | 9 | 1 | 0 |
楽天 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 | 0 | 3 | 10 | 0 | 2 |
勝利投手:上沢 直之(2勝1敗0S) (セーブ:宮西 尚生(0勝0敗1S)) 敗戦投手:荘司 康誠(0勝1敗0S) 本塁打 |
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◆日本ハムは6回表、野村とマルティネスの適時打で3点を先制する。続く7回にはアルカンタラ、8回には上川畑が適時打を放ち、貴重な追加点を挙げた。投げては、先発・上沢が8回途中3失点の粘投で今季2勝目。敗れた楽天は、打線が終盤に追い上げを見せるも及ばなかった。
◆21日楽天戦(楽天モバイルパーク)で左脇腹痛のため今季初めて欠場した日本ハム清宮幸太郎内野手(23)がグラウンド入りした。20日ロッテ戦(エスコンフィールド)の8回の打席でハーフスイングをした際に患部を痛め、21日は病院で検査を受けたため、試合前練習には参加せず、試合も欠場した。この日は、チームとともに球場入り。新庄剛志監督(51)は21日の試合後、清宮について「(20日の試合で受けた)デッドボールの影響があるのか、そこをかばってハーフスイングした時に脇腹を痛めた。そんなひどい感じじゃないので様子を見て」と話していた。
◆楽天石井一久監督(49)が、離脱中のクリス・ギッテンス内野手(29)の復帰時期を明かした。ギッテンスはオープン戦は15試合で打率4割0分7厘、2本塁打、6打点と好調だったが、下半身のコンディション不良のため、開幕1軍メンバーから外れていた。すでに2軍で練習を再開していた。石井監督は試合前、「(2軍戦に)近々入るんじゃないかな。1週間後とかそのぐらいで入っていくと思います」と見込みを語った。ギッテンスは来日2年目で、長打が期待される助っ人。状態に問題がなければ、5月中にも1軍に合流する見通しだ。3月21日のイースタン・リーグ日本ハム戦(鎌ケ谷)以来出場がない武藤敦貴外野手(21)は、下半身のコンディション不良と明かした。オープン戦で打率2割7分3厘、1本塁打とアピールしていた。石井監督は「まだ時間がかかるかなと思います」と説明した。
◆21日楽天戦(楽天モバイルパーク)で左脇腹痛のため今季初めて欠場した日本ハム清宮幸太郎内野手(23)が出場選手登録を抹消された。チームとともに球場入りし、グラウンドにも姿を現したが、球団は回復に専念させることを決めたようだ。清宮は20日ロッテ戦(エスコンフィールド)の8回の打席でハーフスイングをした際に患部を痛め、21日は仙台市内の病院で精密検査を受けたため、試合前練習には参加せず、試合も欠場した。この日、検査結果について球団から左腹斜筋筋損傷と診断されたと発表され、患部の症状をみながら試合復帰を目指すこととなった。新庄剛志監督(51)は21日の試合後、清宮について「(20日の試合で受けた)デッドボールの影響があるのか、そこをかばってハーフスイングした時に脇腹を痛めた。そんなひどい感じじゃないので様子を見て」と話していた。
◆声優の小野友樹(38)が、始球式を務めた。背番号「4」のユニホームを着て登場。ワインドアップから2バウンドで捕手のミットに収まった。この日はテレビアニメ「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない」とのコラボデー。小野が東方仗助役を務めていることから、実現した。
◆楽天ドラフト1位の荘司康誠投手(22)のプロ初登板は、5回2/3を4安打3失点だった。序盤までは好投を続けていた。1回に松本剛に遊撃内野安打を浴びたが、5回まで1安打無失点。直球は最速152キロをマークし、スライダー、カーブ、フォークなどを丁寧に織り交ぜた。しかし、6回に1死一、二塁のピンチを招くと、野村にカウント2-1から低めカットボールを捉えられ、左翼フェンス直撃の2点適時二塁打。表情をゆがめ、悔しさをにじませた。2死二塁ではマルティネスに中前へ適時打を浴び、降板。デビュー戦でのプロ初勝利とはならなかった。
◆日本ハムが終盤に追い上げられながらも接戦を制して、悪夢の大逆転サヨナラ負けのショックを振り払った。4点リードの8回に、先発した上沢が岡島に1号2ランを許して2点差に迫られたが、なんとか逃げ切った。新庄剛志監督(51)は「救心! 救心!」と、生薬製剤の名称を連呼しながら報道陣の前に登場。「もう、今日といい昨日といいね。でも、こういう試合を続けてね、今日みたいな勝ちで。昨日も負けはしましたけど、緊張感ある、特に守りは成長につながる」と、この1勝を振り返った。0-0の6回1死一、二塁で4番野村が先制の2点適時二塁打を放つと、マルティネスにも適時打が飛び出し、3点を先行した。7回には代打五十幡が安打で出塁後に二盗を決めると、アルカンタラの適時打で4点目。8回には代走江越が二盗を決めると、上川畑の適時打で5点目をもたらした。先発上沢は8回途中まで3失点で2勝目。9回はベテラン宮西が締めて今季初セーブを挙げた。新庄監督は第3打席に先制決勝打を放った野村に対して「ジェイ(野村)もね、不思議なところで打ちますね。1、2打席目が(楽天荘司の投球に)合ってなくて。不思議ですよね。4番の仕事してくれました」と笑顔で称賛。これで5位楽天とは再び1ゲーム差。1勝1敗で迎える23日の今カード3戦目に勝てば5位に浮上する。21日は惜しくも達成できなかった"単独最下位脱出チャレンジ"のリベンジに挑む。
◆楽天ドラフト1位の荘司康誠投手(22)は、デビュー戦でプロ初勝利とはならなかった。プロ初登板初先発となったが、冷静なマウンドさばきで中盤までは無失点で好投を続けた。最速は152キロをマーク。力のある直球と、カットボールや、スライダー、フォークを織り交ぜ、的を絞らせなかった。「どの球種でも空振りを取れたというのは良かった。低めの制球もある程度はできるようになってきている」と手応えをつかんだ。しかし、0-0の6回につかまった。1死一、二塁で、カウント2-1から低めに決めにいったカットボールを、野村に捉えられた。左翼フェンス直撃の2点適時二塁打。「狙ったボールではあったんですけど、しっかりそこを踏み込んで打たれてしまった。相手の方が上だった」と表情をゆがめ、悔しさをにじませた。さらに2死二塁でマルティネスに中前へ適時打を浴びたところで降板。5回2/3を4安打3失点で初黒星を喫した。登録抹消はされず、"リベンジ登板"が予定されている。次回登板へ向けて「初回から3、4回あたりのピッチングができるように。それを続けていけるように。1人1人全力で向かっていった結果、長いイニングを投げていけたらいいと思うので、そういうイメージをしっかり持ってまた次につなげたい」と闘志を燃やした。▽楽天石井監督(荘司について)「十分だったんじゃないですかね。立ち上がりから強いボールをしっかり投げて、自分の思い通りのボールも投げられていた」
◆ボロボロの敗戦から、よみがえった。日本ハム上沢直之投手(29)が、8回途中まで8安打を浴びながら3失点と踏ん張り、今季2勝目を挙げた。前回登板の15日西武戦は自己ワーストタイの9失点で敗戦。ベストの状態を求めて空回りした反省から、現状を受け入れることで自らを立て直した。とにかく思い切って投げた。序盤から制球を乱す場面があったが、上沢は「自分の良い時を求めすぎないように。状態が良くないことを受け入れて投げました」。5回無死満塁のピンチでは、「(捕手の伏見)寅威さんやみんなが最少失点で何とか切り抜けようと話してくれて楽になった」と無失点。仲間の声に耳を傾け、必死に腕を振り、勝利を引き寄せた。前回登板は自己ワーストタイの9失点。チームも0-10で大敗と散々だった。普段はグラウンドを離れると野球のことは極力考えないようにしているが、「調子が悪いとつい気になって」と自身の動画を見直し、子どもが寝静まった後にシャッドーピッチング。「僕がこのチーム状況を作り出している。波に乗りきれないというか、僕で切っている。それも含めてチームにいい流れを持ってきたい」。最下位低迷の責任を、ずっと感じていた。惨敗後、1学年上の江越に自身の投球について相談すると「最初の2試合は最少失点で抑えているし、考えすぎずに自分の持っているものを出せばいい」と励まされた。上沢は「全然内容が良くない」と納得しなかった。それでも「どんな形でも抑えられたら反省できるけど、抑えられなかったら反省できないよ」と諭され目が覚めた。内容にこだわる前に結果を出すことが先決。この日8回には、島内の右翼フェンス直撃の打球を処理した江越が好返球し二塁タッチアウトと、プレーでも勇気づけられた。昨季3、4月は0勝4敗で、新庄監督も「上沢君は4月は調子良くないからね。その彼が4月に2勝。さらに期待したい」。泥臭くつかんだ春の2勝は好材料。勢いに乗って楽天に連勝し、5位浮上を狙う。○...宮西が臨時クローザーとして今季初セーブを挙げた。2点リードの9回に登板。しっかりと試合を締めくくった。「昨年悔しい思いをして、もう1回、自分という存在をアピールできる場だと思った。気合はもちろん、入りました」。石川の代役守護神、田中正が3連投回避で登板予定がなかった試合で、完全復活を目指すベテラン左腕が求められた仕事を果たした。▽日本ハム・マルティネス(6回に中前適時打)「得点圏に走者がいたので100%集中していきました。しっかりとコンタクトすることを心がけた」
◆右手首と左あばらを骨折している日本ハム江越大賀外野手(30)が途中出場ながら攻守で存在感を発揮して勝利に貢献した。8回に代走で登場。すかさず二盗に成功し、移籍後初盗塁を決めると、上川畑の中前適時打で生還した。その裏から就いた右翼守備では、島内の右越えの打球を捕球すると「(二塁へ)走ってこいと思いました」。思惑通りに二塁を狙った島内を正確なレーザービームでアウトにした。この補殺を決めた守備に新庄剛志監督(51)も「江越くんのプレーが大きかったですね」と、絶賛した。江越は骨折箇所についての現状も試合後に明かした。右手首については「今はもう大丈夫です。この前、レントゲンを撮ったんですけど、だいぶ回復してきている感じではありました」。左あばらについては「痛みはないです」。走塁でのスライディングでも痛みはないかと問われると、「そうですね。たぶん、くっついたんじゃないですか」と、笑顔を見せた。
◆日本ハムの4番野村佑希内野手が、清宮離脱と前夜の大逆転サヨナラ負けを振り払った。6回1死一、二塁で左中間フェンス直撃の先制2点適時二塁打。「チャンスで、同じような打席を3回も繰り返しちゃいけないなと」。初対戦の楽天荘司に対して1、4回はカットボールに合わせられず空振り三振。そんな失敗を糧に三度目の正直でカットボールを捉え、これが決勝打となった。新庄監督の"勘ピューター"でも予測不能の一打だった。「ジェイ(野村)もね、不思議なところで打ちますね」。打てそうな気配を感じなかった2打席から、しっかりとアジャストした主軸の一打に「4番の仕事、してくれました」と笑顔。チームでただ1人、開幕から打順が変わらない野村は、指揮官の期待に応えるように15打点でリーグトップに躍り出た。主力の責任感も日に日に増している。この日、3番で打撃好調だった清宮が左脇腹を痛めて登録抹消。「キヨさんに頼っていた分は、僕と万波でカバーしていければ」と、求められる役割も分かっている。「本当にチャンスで打つこと。打点を稼ぐこと」。故障離脱者が相次ぐ中でも力強く4番の仕事を続けて、チームを最下位から浮上させる。【木下大輔】
◆日本ハムが六回に野村の2点二塁打とマルティネスの適時打で3点を先制。七、八回にも加点した。上沢が八回途中3失点で2勝目、宮西が今季初セーブ。楽天はプロ初登板の新人荘司が先発し、六回途中4安打3失点で黒星を喫した。
◆楽天のドラフト1位・荘司康誠投手(22)=立大=がプロ初登板となる先発で、5回?を4安打6三振3失点。粘投も報われず、黒星を喫した。試合後、報道陣の取材に応じた石井一久監督(49)の一問一答は以下の通り。--荘司のプロ初登板を振り返って「十分な投球内容でした。立ち上がりから強いボールをしっかり投げて、自分の思い通りのボールを投げていた」--次回登板は近い「はい、そうですね」--相手先発の上沢を打ちあぐねた「ここ1本、一押しが、なかなかうまくいかなかったと思います」--打線は昨夜に続き、終盤に粘りをみせた「そうやって、粘っていくことが今は大事な時期。きょうも各自がヒットを打ってくれたので、そこがかみ合えば得点という形になると思います」
◆日本ハムの野村が六回に2点打を放った。1死一、二塁で変化球を引っ張って左中間フェンス直撃の二塁打とし「こっちの流れで試合を進めていきたいと思っていた」と4番の仕事を誇った。得点圏打率が1割台と勝負強さに欠けていた。それでも前日21日に3点二塁打を放つなど調子は上向きで、15打点はリーグトップだ。前を打つ清宮がけがで出場選手登録を外れ「(自分の役割は)チャンスで打つこと、打点を稼ぐこと。キヨさんに頼っていた分は、僕と万波でカバーしていければ」と自覚を強めた様子だった。(楽天モバイルパーク)
◆日本ハムは22日、ガントが右肘の検査と治療のため米国へ一時帰国したと発表した。来日2年目で、ここまで1軍での登板はない。
◆楽天のドラフト1位・荘司康誠投手(22)=立大=が、プロ初登板となる先発で5回?を4安打6三振3失点。力投も報われず、黒星を喫した。「最後は抑えたかったですが、踏ん張りきれませんでした」唇をかんだ場面は、2点を失った六回なおも2死三塁。マルティネスを詰まらせたが、中前適時打を許し、2番手・安楽に交代した。五回までに許した安打は一回、松本剛の遊撃内野安打のみ。最速は152キロを計測。投球間隔の長さが課題となっていたが、この日はテンポ良く投げ込んだ。石井監督は「十分の投球内容でした」とたたえた。右腕の次回登板は29日の西武戦(ベルーナ)の予定。プロ初勝利は近い。(広岡浩二)
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (1↑) |
西武 |
11 | 7 | 0 | 0.611 (↑0.023) | - (-) |
125 | 68 (+4) | 47 (+2) | 16 (-) | 11 (+1) |
0.250 (↑0.007) | 2.430 (↑0.03) |
1 (1↑) |
ロッテ |
11 | 7 | 0 | 0.611 (↑0.023) | 0 (-) |
125 | 60 (+6) | 51 (-) | 7 (-) | 6 (-) |
0.218 (↑0.002) | 2.830 (↑0.17) |
3 (2↓) |
ソフトバンク |
9 | 7 | 0 | 0.563 (↓0.037) | 1 (↓1) |
127 | 54 (-) | 45 (+6) | 7 (-) | 9 (-) |
0.238 (↓0.005) | 2.530 (↓0.06) |
4 (2↓) |
ORIX |
10 | 8 | 0 | 0.556 (↓0.032) | 1 (↓1) |
125 | 59 (+2) | 57 (+4) | 15 (+1) | 6 (-) |
0.253 (↓0.004) | 3.070 (↓0.05) |
5 (-) |
楽天 |
6 | 11 | 0 | 0.353 (↓0.022) | 4.5 (↓1) |
126 | 41 (+3) | 64 (+5) | 13 (+2) | 12 (+1) |
0.208 (↑0.007) | 3.680 (↓0.08) |
6 (-) |
日本ハム |
6 | 13 | 0 | 0.316 (↑0.038) | 5.5 (-) |
124 | 58 (+5) | 76 (+3) | 8 (-) | 12 (+2) |
0.213 (↑0.002) | 3.630 (↑0.03) |
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