1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
日本ハム | 0 | 0 | 0 | 0 | 7 | 0 | 0 | 0 | 0 | 7 | 11 | 1 | 0 |
楽天 | 1 | 0 | 0 | 0 | 3 | 1 | 0 | 1 | 2X | 8 | 16 | 0 | 1 |
勝利投手:鈴木 翔天(1勝0敗0S) 敗戦投手:田中 正義(0勝1敗0S) 本塁打 |
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◆楽天は5-7で迎えた8回裏、代打・西川のソロで1点差に迫る。続く9回には西川の適時打で同点とすると、なおも続く好機で山崎の適時打が飛び出し、サヨナラ勝利を収めた。敗れた日本ハムは、投手陣が最大6点のリードを守りきれなかった。なお、この試合で田中将が日米通算2500奪三振を達成した。
◆得点圏打率5割8分3厘でリーグトップの日本ハム清宮幸太郎内野手(23)が、今季初めてスタメンを外れた。練習にも姿を見せず、試合前のシートノックにも参加しなかった。前日の20日ロッテ戦(エスコンフィールド)では「3番サード」で出場も3打数無安打。第1打席で右腰付近に死球を受けたが、その後もプレーを続行していた。ここまで、打率2割8分8厘はチームトップで、出塁できなかった試合は4月2日楽天戦(エスコンフィールド)のみ。14試合連続で出塁していた。
◆日本ハムのクリーンアップ「KJM砲」が一時解体となった。スタメンが発表され、清宮幸太郎内野手(23)が今季初めてベンチスタートとなった。練習にも姿を見せず、試合前のシートノックにも参加しなかった。3番には今季初スタメンのアリスメンディ・アルカンタラ内野手(31)が右翼で入った。「K」は抜けてしまったが、4番DHで野村佑希内野手(22)、5番一塁で万波中正外野手(23)と「JM砲」は定位置でスタメン出場する。清宮が9試合連続で守ってきた三塁にはルーキーの奈良間大己内野手(22)が7番でスタメン出場する。
◆楽天田中将大投手(34)が、史上4人目となる日米通算2500奪三振を達成した。試合前時点で記録達成まで残り「2」。4回1死、日本ハム・アルカンタラから内角低めスライダーで三振を奪い、節目に到達した。「そこの数字は終わってから実感してくる部分だなというのがある。(現役生活が)全て終わってから振り返って、『あー、こんな数字取れたんだ』とか、2500以上取ってる方々の名前を見て、実感するんだと思います」。個人記録に執着せず、チームの勝利のため、今後もアウトを積み重ねていく。初奪三振は07年3月29日のソフトバンク3回戦(ヤフードーム)で多村から。日米通算では、野茂英雄、石井一久、ダルビッシュ有に次いで4人目。NPBのみでは8人が達成している。日米通算2500奪三振以上<1>野茂英雄 3122(日本1204+米1918)<2>ダルビッシュ有 3058(1250+1808)<3>石井一久 2550(2115+435)<4>田中将大 2501(1510+991)
◆日本ハム奈良間大己内野手(22)が楽天田中将大投手(34)から同点適時打となるプロ初の三塁打を放った1点を追う5回1死三塁の場面でカウント2-2からの5球目、真ん中低めの150キロ直球を右越えに運び、三塁走者の万波は悠々と生還。奈良間はヘッドスライディングで三塁に到達した。さらに2死三塁から、田中将の暴投で勝ち越しのホームを踏んだ。この日は試合前練習に参加しなかった清宮幸太郎内野手(23)に代わって7番三塁でスタメン出場し、きっちりと結果を残した。これでプロ初本塁打を放った18日ロッテ戦(エスコンフィールド)から出場3試合連続打点となった。
◆勝てば最下位脱出となる日本ハムが1点を追う5回に打線が大爆発し、楽天田中将大投手(34)を攻略した。先頭の万波中正外野手(23)の二塁打を起点に猛攻が始まった。1死三塁から奈良間大己内野手(22)が右越え適時三塁打で同点。そして2死三塁から暴投で勝ち越しのホームを踏んだ奈良間は「今日も絶対勝つ!!」とコメントした。さらに、矢沢宏太投手(22)が左前に落ちる打球で一気に二塁まで進み、再びチャンスメーク(記録は二塁打)。ここから連続四球で2死満塁とするとアリスメンディ・アルカンタラ内野手(31)が「あまり考え過ぎずに打席に入りました。いい結果が出て良かったです」と、右前適時打を放って3点目を挙げた。続く野村佑希内野手(22)が「同級生がみんな打っていたので自分も思いきっていきました!」と、走者一掃の左越え適時二塁打。万波、奈良間、矢沢に負けじと4番の仕事を果たして6点目を奪い、田中将をKOした。さらに2番手で登板した酒居から上川畑大悟内野手(26)が中前適時打を放って7点目を追加した。チーム18試合目で1イニング7得点は今季最多。さらに今季最多タイ得点に、たった1イニングで並ぶ打者12人の猛攻だった。
◆日本ハムが楽天に大逆転負けを喫し、最下位からの脱出に失敗した。1点リードの9回に登板した田中正義投手(28)が自身の失策も絡んだ無死満塁のピンチを背負い、西川に同点打、山崎にサヨナラ打を浴びた。勝てば、勝率で楽天を抜いて単独5位に浮上する試合は最大6点リードをひっくり返された。1点を追う5回に楽天の先発田中将大投手(34)から奈良間大己内野手(22)が右越え適時三塁打で同点。2死三塁から暴投で勝ち越した。さらに2死満塁からアリスメンディ・アルカンタラ内野手(31)の右前適時打、野村佑希内野手(22)が走者一掃の左越え適時二塁打を放って田中将をKO。上川畑大悟内野手(26)も2番手の酒居から右前適時打を放って、この回一挙7得点を挙げた。ただ、逆転した5回以降は守備でも記録に残らないミスもあり、楽天に1点差まで追い上げられ、9回に力尽きた。試合後の新庄剛志監督(51)は「なんちゅうゲーム。悔しいけどね...ゲーム的には面白かったですけどね。(5回表で6点リードとなり)余裕もあってね。でも、気を抜いたわけではないんだけど、余裕があると、どっかに余裕ができたのかなと。まあまあ、明日はまたね、今度は逆にウチが逆転する野球を見せたいと思います」と、話した。
◆楽天が日本ハムにサヨナラ勝ちした。2点を追う8回、代打西川が左翼ポール際にソロで1点差に迫ると、9回無死満塁で再び西川が右前へ同点適時打。続く山崎が右翼へサヨナラ打を放って試合を決めた。負ければ18年以来となる単独最下位の危機だったが、全員で勝利をもぎ取った。先発田中将が5回途中7失点でKO。最大6点ビハインドとなったが、ベンチスタートの岡島、鈴木大、西川ら実績ある選手たちが鼓舞し続けた。「まだまだだぞ」と試合に出る選手たちにハッパをかけ続けた。石井監督は「声を出して背中を押してくれた。みんないけると信じてやっていた」と振り返る。試合前時点でチーム打率リーグワーストだった打線が奮起。6点を追う5回も島内とフランコの適時打で3得点。6回は小郷の適時二塁打で徐々に詰め寄った。今季最多の16安打8得点。これまでの暗い雰囲気を一掃した。サヨナラ打の山崎はお立ち台で「諦めないことが大事なので、これからも諦めません!」と絶叫。10年ぶりの優勝へ向けて、ここから巻き返しを図る。【湯本勝大】
◆大逆転負けで最下位脱出に失敗した日本ハムは、投打の主力を試合前から欠いていた。前日まで全試合スタメン出場していた清宮幸太郎内野手(23)は、20日ロッテ戦(エスコンフィールド)の8回の打席でハーフスイングをした際に左脇腹を痛め、この日は病院で検査を受けたため、試合前練習には参加せず、試合も欠場した。また守護神の石川直也投手(26)も、同戦での登板時に左内転筋を痛めた影響で、22日に出場選手登録を外れることになった。両選手ともベンチ入りはしていたが、チームは長いシーズンを踏まえて試合前から起用する考えはなかった模様。新庄剛志監督(51)は試合後に2人の状態について「石川君はちょっとね、前回の登板で投げた時に左内転筋を痛めて、ちょっと無理はさせられない。(清宮は)左の脇腹。(20日の試合で受けた)デッドボールの影響があるのか、そこをかばってハーフスイングした時に脇腹を痛めた。そんなひどい感じじゃないので様子を見て」と話した。
◆楽天西川遥輝外野手(31)が、大逆転劇を呼んだ。2点を追う8回先頭で代打として打席に入ると、カウント1-2から、ロドリゲスの外角高め150キロのツーシームを左翼ポール際へ運んだ。今季9打席目での初安打が貴重な1発になった。「ロドリゲスだったら(代打で)いくよと言われていた。そんなに打ってないですけど、代打で行くと言われたのを意気に感じて打席に入った」と、執念をスイングに変えた。1点を追う9回無死満塁での第2打席は右前への適時打で同点に。続く山崎がサヨナラ打を放ち、勝利に貢献した。チームは一時最大6点を追う展開。ベンチスタートだった西川は、岡島、鈴木大らベテランとともに声を出し続けた。「負けてて平気でやっている選手なんて1人もいない。出てる選手は悔しいし、出ていなくても悔しい。そこはチーム全員一緒の思い。今日はいい結果につながったのかな」と表情を緩ませた。負ければ最下位転落の危機。踏みとどまったが、リーグ5位と低迷している。「こんな順位じゃ満足しない。もっとレベルの高い野球をやらないといけないと思う」。巻き返しへ、闘志を燃やしていた。【湯本勝大】
◆楽天田中将大投手(34)が、節目を自身の勝利で飾れなかった。4回1死走者なしで、アルカンタラを内角低めのスライダーで空振り三振を奪い、史上4人目となる日米通算2500奪三振を記録した。4回まで1安打無失点と好投を続けていたが、1点リードの5回につかまった。1死三塁で奈良間に右翼へ適時三塁打を浴びて同点に追いつかれると、2死三塁では自らの暴投によって逆転を許した。5回2死二塁で降板。4回2/3を6安打で自己ワーストの7失点となった。チームは打線が奮起してサヨナラ勝ち。「今日はチームが勝って良かったですけど、試合をぶちこわして試合を終わらせてしまうぐらいの投球だと思う。自分自身で乗り越えていくしかないので、いろいろ工夫しながら投球できればなと思います」と表情を引き締めた。節目の記録については周囲への思いを語った。「節目だとは思わないですけど、通過点として。でもこうやって数字を積み重ねてこられて良かったなと思いますし、いつもサポートしてくれるチームメートだったりチームスタッフだったり、家族に感謝したいですね」と話した。
◆まさか...逃げ切れず-。日本ハムが2年ぶりの最下位脱出に大失敗した。楽天4回戦は5回に一挙7得点を挙げて最大6点リードを奪った。大勝ムードが漂ったが、試合後半は拙守なども重なって追い上げられ、今季2度目のサヨナラ負けを喫した。勝てば楽天と入れ替わって単独5位浮上の大チャンスを逃した。嫌な予感が、現実となってしまった。新庄監督は試合後に開口一番で「なんちゅうゲームや」。5回表を終了した時点で、最大6点リードがあった。それでも、逃げ切れなかった。最終的なスコアは7-8。一番面白いと言われる"ルーズベルトゲーム"で今季2度目のサヨナラ負けとなった指揮官は「悔しいけどね...ゲーム的には面白かったですけど」と大逆転負けを形容した後に言葉を続けた。新庄監督 余裕もあってね。でも、気を抜いたわけではないんだけど。余裕があると...。どっかに余裕ができたのかなと。ちょっと打線がつながりすぎて、ベンチ前でキャッチボールを何十分もしてたから、それがちょっと気になった。1点を追っていた5回は打者12人の猛攻で7得点。開幕戦で抑え込まれた田中将をKOし、大きなリードを奪った長い攻撃は約40分間。かなり冷え込んだ夜の仙台で、楽天を大きく揺さぶった代償は、先発加藤貴にも及んだのではと指揮官は振り返った。6点リードとなった直後の5回の守備。新庄監督が心配していた加藤貴が1死から安打を浴びると、バックの守備も乱れた。小郷の一ゴロで併殺を狙った一塁手の万波が慌てて捕球できず、オールセーフ(記録は内野安打)。広がったピンチで加藤貴は島内に2点適時打を浴びた。さらに2死一、二塁から4番フランコの右翼前方への飛球も万波が追ったが、捕球できず。この回の3失点が、大逆転負けの発端となった。この日は打撃好調の清宮を左脇腹痛で欠いた。守護神の石川も左内転筋痛で22日の登録抹消が決定。打線は一気の集中打で清宮不在をカバーしたが、田中正を代役守護神に立てた救援陣はバタついた。それでも長いシーズンは、すぐに悔しさを取り返せる試合がやってくる。22、23日と連勝すれば、最下位脱出は可能。「まあまあ、明日はまたね、今度は逆にウチが逆転する野球を見せたいと思います」。新庄監督は前向きな言葉で締め、球場を後にした。【木下大輔】
◆日本ハム先発の加藤貴之投手(30)は、6回途中8安打5失点(自責4)で勝敗つかず。5回に味方が大量7点を挙げ逆転した直後、持ち味の制球が乱れたところを楽天打線につかまった。「点を取ってもらった後に打たれてしまったことが反省点。連戦が続く中、中継ぎ陣に負担をかけないようにと思っていたので、本当に申し訳ないです」と自分を責めた。
◆俺のターン! 楽天山崎剛内野手(27)が、サヨナラ打を放ち、チームの連敗を2で止めた。1点を追う9回無死満塁で、直前の西川が右前同点適時打。押せ押せムードで山崎の"ターン"が回ってきた。バットを"ドロー"し、ゆっくりと打席へ。「諦めない。みんながつないでくれたチャンスだった。思い切っていくだけだと思った」。カウント2-1から、田中正の150キロ直球を右越えへ運んだ。「(サヨナラ打は)初めてだったので最高ですね」と、右手を突き上げて感情を爆発させた。登場曲は「熱き決闘者たち」。人気カードゲームが原作のアニメ「遊☆戯☆王」のBGMだ。「伊藤裕季也と小郷がやりました」といたずらを強調するが、自身も元デュエリスト。しびれる場面での"決闘"に血が騒いだ。開幕から全試合で遊撃手で先発。プロ6年目で、定位置を確固たるものにしつつある。「自分のやることをやるだけ。覚悟を決めて打席に立っています」。チーム浮上の切り札となるため、全力プレーを続けていく。【湯本勝大】
◆楽天は、最大6点ビハインドをひっくり返し、日本ハムに逆転サヨナラ勝ちした。負ければ18年以来となる最下位転落の危機で、田中将が4回2/3を自己ワーストの7失点で降板。だが試合前時点でチーム打率が12球団ワーストだった打線が奮起し、今季最多の16安打8得点。石井監督は「みんなで取った1勝だと思う。明日以降が大事なので、いい流れになれば」とたたえた。"言霊"が勝利に導いた。大差をつけられても、ベンチスタートの岡島、鈴木大、西川が懸命に声を出した。同監督は「声がかれる感じで出してくれて、選手の背中を押してくれた。チーム全体がいいムードになって、乗っていけた」。ベテラン勢が作ってくれた土台。西川は代打で登場した8回に1号ソロを放つと、1点差の9回無死満塁で右前へ同点打。山崎のサヨナラ打につなげた。最下位転落を阻止したが、首位とは3・5差の5位で借金4。指揮官は「チームが60、70試合を通過したときにどういう位置にいられるかを考えながら、1戦1戦やっている」と表情を引き締める。シーズンはまだ始まったばかり。サヨナラ勝利をきっかけに、10年ぶりの優勝へ向けて巻き返しを図る。【湯本勝大】
◆まさか...逃げ切れず-。日本ハムが2年ぶりの最下位脱出に大失敗した。楽天4回戦は5回に一挙7得点を挙げて最大6点リードを奪った。大勝ムードが漂ったが、試合後半は拙守なども重なって追い上げられ、今季2度目のサヨナラ負けを喫した。勝てば楽天と入れ替わって単独5位浮上の大チャンスを逃した。1点リードの9回にマウンドに上がったのは、コンディション不良の石川ではなく、プロ初セーブが懸かった田中正だった。自らの失策を挟んで4連続長短打で逆転を許し、1死も取れずに移籍後初黒星。ソフトバンク時代を通じても5年ぶりの黒星に「守り切れず本当に申し訳ない。どうやったら抑えられるかを整理して、また明日グラウンドに来たい」と悔しさを押し殺した。
◆先発の役割を果たせなかった。楽天・田中将大投手(34)が先発し、4回?を6安打で、日本での自己ワーストに並ぶ7失点でノックアウトされた。登板前には「感覚的なところで、打者と勝負していく中で、状態も上がってきている。リードしたままマウンドを降りることが一番だと思う」と臨んだが、空回りした。四回まで許した安打は一回の先頭打者、松本の三塁内野安打のみ。安定感をみせつけていたが、制球に苦しんだ五回は5安打2四球を与えた。ベンチから見守った小山投手コーチは「立ち上がりから低めに制球できています。ボールをしっかり操れている。相手(加藤貴)は好投手なので、守りに入らず引き続き攻めのピッチングをしてほしい」と評価していたが、経験豊富な右腕の調子が一転した。いっぽうで勲章も手に入れた。日米通算では史上4人目となる2500奪三振を達成した。大台到達にあと2三振で臨んだ一戦。二回先頭の万波を見逃し三振、三回1死にはアルカンタラをスライダーで空振り三振に斬り、節目に到達した。今季は開幕投手を務め、3試合で防御率1・02と抜群の安定感を誇っていたが、別人のような乱調で、自身のメモリアルゲームを飾れなかった。(広岡浩二)
◆楽天が6点差を逆転。1―7の五回に島内の2点打など3点を返すと、六回に小郷が適時打、八回は西川がソロ。九回に西川の適時打で追いつき、山崎がサヨナラ打を放った。6番手の鈴木翔が今季初勝利。日本ハムは救援陣が崩れた。
◆先発した楽天・田中将大投手(34)が四回1死に日本ハム・アルカンタラから三振を奪い、日米通算2500奪三振(最終2501=日1510、米991)を達成した。2001年の野茂英雄(3122=日1204、米1918)、12年の石井一久(2550=日2115、米435)、19年のダルビッシュ有(3058=日1250、米1808)に次いで4人目。NPBで通算2500奪三振を達成したのは、金田正一(巨人など、4490)を筆頭に8人。
◆日本ハムは田中将を攻略したが、6点差を守れず逆転負け。最下位脱出の機会を逃し、新庄監督は「なんちゅうゲーム。ゲーム(展開)的には面白かったですけどね...」と唇をかんだ。抑えの石川が内転筋を痛め、7―6の九回は急きょ田中正が登板。だが、自身の失策を挟んで4連打を浴び、1死も取れずにサヨナラ負けを喫した。22日以降も抑えを任される予定で「どうやったら抑えられるかを整理してグラウンドに来たい」と必死に顔を上げた。(楽天モバイルパーク)
◆楽天は打線が6点差をひっくり返し、負ければ最下位転落という危機を逃れた。九回、7―7に追い付いてなお無死満塁で、右越えにサヨナラ打を放った山崎は「みんながつないでくれた好機だったので、決められて最高」と喜びを爆発させた。開幕から15試合で計30得点と苦しんでいたが、この日はともに今季最多の16安打8得点と奮起し、エース田中将の大乱調をカバーした。石井監督は「みんな、いけると信じてやっていた。それが16本のヒットにつながったのかな」と、劣勢の中での一体感をたたえた。
◆日本ハムの清宮が今季初めて欠場した。20日のロッテ戦でハーフスイングをした際に脇腹を痛めたという。新庄監督は「そんなひどい感じじゃないので、様子を見て」と今後の見通しを語った。
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ソフトバンク |
9 | 6 | 0 | 0.600 (↓0.043) | - (-) |
128 | 54 (+2) | 39 (+3) | 7 (-) | 9 (-) |
0.243 (↓0.001) | 2.470 (↓0.06) |
2 (1↑) |
ORIX |
10 | 7 | 0 | 0.588 (↑0.025) | 0 (↓1) |
126 | 57 (+7) | 53 (+5) | 14 (+1) | 6 (-) |
0.257 (↑0.009) | 3.020 (↓0.12) |
2 (-) |
西武 |
10 | 7 | 0 | 0.588 (↓0.037) | 0 (-) |
126 | 64 (+5) | 45 (+7) | 16 (+1) | 10 (+2) |
0.243 (↑0.001) | 2.460 (↓0.24) |
2 (1↑) |
ロッテ |
10 | 7 | 0 | 0.588 (↑0.025) | 0 (↓1) |
126 | 54 (+3) | 51 (+2) | 7 (-) | 6 (-) |
0.216 (↑0.001) | 3.000 (↑0.07) |
5 (-) |
楽天 |
6 | 10 | 0 | 0.375 (↑0.042) | 3.5 (↑1) |
127 | 38 (+8) | 59 (+7) | 11 (+1) | 11 (+2) |
0.201 (↑0.018) | 3.600 (↓0.23) |
6 (-) |
日本ハム |
5 | 13 | 0 | 0.278 (↓0.016) | 5.5 (-) |
125 | 53 (+7) | 73 (+8) | 8 (-) | 10 (+1) |
0.211 (↑0.007) | 3.660 (↓0.22) |
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