広島(★0対1☆)DeNA =リーグ戦1回戦(2023.04.21)・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島=
このエントリーをはてなブックマークに追加

 123456789
DeNA
0000000101400
広島
0000000000610
勝利投手:今永 昇太(1勝0敗0S)
(セーブ:山﨑 康晃(0勝1敗5S))
敗戦投手:コルニエル(0勝1敗0S)
  DAZN
チケットぴあ 広島戦チケット予約 DeNA戦チケット予約

DAZN

◆DeNAが投手戦を制した。DeNAは両軍無得点で迎えた8回表、代打・楠本の内野ゴロの間に1点を先制する。投げては、先発・今永が8回5安打無失点の快投。最後は2番手・山崎が締め、今永は今季初勝利を挙げた。敗れた広島は先発・コルニエルが好投を見せるも、打線が援護できなかった。

◆「GENERATIONS from EXILE TRIBE」の中務裕太が始球式を行った。昨秋ライブに来た菊池からもらったサイン入りユニホームを着用して登板。ワンバウンド投球を披露した。過去にはメンバーの関口メンディーの始球式に同席したことがあったが、自身初の大役に「すごく神聖な場所で、緊張感がグッときました。(ワンバウンド投球となり)リベンジしたいですね。(LDH JAPAN代表取締役会長の)HIROさんに顔向けできない」と苦笑いで振り返った。中務は5月4日にエディオンスタジアム広島にて開催される「#HIROSHIMAミライバトン」に出演する。

◆WBCで侍ジャパンの世界一に貢献したDeNA今永昇太投手(29)が、広島戦で今季初先発のマウンドに上がった。WBC決勝の米国戦で先発するなど、投手陣の重要な役割を担った左腕の初登板に、注目度は上昇。SNSでは「今永昇太」、「今永先生」がトレンド入りした。初回から真っすぐ中心に広島打線を押し込み、完璧な立ち上がり。3回終了時点で、斎藤隆チーフ投手コーチは「今のところ言うことが無いくらい良い形で試合に入ることができ、調子自体も良いように見える」と絶賛した。

◆日本のプロ野球ファンに、「IMANAGA」が芸術的な投球を披露した。WBCで侍ジャパンの世界一に貢献したDeNA今永昇太投手(29)が、広島戦で今季初先発。世界を驚かせた速球を軸に、パドレス・ダルビッシュの助言で改良したスライダーも駆使し、8回無失点の快投で初勝利を挙げた。昨季、8勝17敗と苦しんだ広島との初戦を制し、今季最多タイの貯金3で2位に浮上した。マウンドの中心で、球場に訪れたファン、仲間を魅了した。日本中を沸かせたWBCから約1カ月。今永が、今季初先発で8回無失点の好投で今季初勝利を挙げた。「ここまでうまくいくとは思ってなかったですけど、戸柱さんがうまく引き出してくれた」。パドレス・ダルビッシュから助言されたスライダーも交えながら、101球の「IMANAGA劇場」だった。幕が上がった瞬間、速球で押した。初回は13球中12球が速球。101球中64球を投じ、高めに吹き上がるような軌道でねじ伏せた。「僕の真っすぐで一番、空振りが多いのが高め。意図してあそこに投げてるんじゃなくて、低めをめがけながら真っすぐをふかす、そんな感覚であそこにいってればいいかなと」と今永理論で凡打の山を築いた。その逆に、超遅球で惑わせた。4回2死、西川への1ストライクからの2球目に83キロの超スローカーブを選択。見送られたが、3球目に118キロのカーブを空振りさせ、この日最速の150キロの速球で空を切らせた。球速差67キロの芸術的な配球だった。「西川選手は天才と思ってるので、僕の本気が通用しない時がある。本気で投げてはダメだと思ったので、僕の心を楽にするために投げた」マウンドでの思考も、今永流だった。「1点あげちゃいけないと思って、これまで失敗を繰り返してきたので、失点しても粘り強く投げればいいんだと。パフォーマンスを最大限に発揮するためにはそのマインドの方がいいんだと」と広島コルニエルと息詰まる投手戦を演じながら、心は終始冷静だった。現役時代、通算172勝を挙げた三浦監督も今永の投球に心酔した。「芸術品を見てるような感じで、うまくコントロールしてたなと。誘い球、勝負球、すごく安定感のある投球でしたし、さすが今永のピッチングを見せてくれた」。指揮官も"芸術品"と重ね合わせるピッチングだった。【久保賢吾】○...守護神山崎が5セーブ目を挙げ、今季5試合目の無失点リレーを飾った。1点リードの9回に登板。先頭の野間に不運な当たりの内野安打を浴びたが、中軸3人をピシャリと抑えた。エース今永の今季初登板を白星で飾り「僕らもうれしいし、明日につなげていきたいです」。三浦監督は「ヤスがいてくれるからつないでいけるし、今日もしっかり投げてくれた」とたたえた。

◆広島は三塁すら踏めず、今季3度目のゼロ封負けを喫した。8回にDeNA今永から初めて先頭が出塁するも、1死二塁から代打松山が空振り三振、菊池も三ゴロに倒れた。9回は山崎から無死一塁としながら中軸が凡退。8回途中1失点と好投したコルニエルを援護できなかった。新井監督は「うちの打線も捉えた当たりもあったんですけどね。次、彼が投げるときは野手が援護してあげたい」と攻撃陣の奮起を促した。▽広島コルニエル(今季初登板初先発で7回2/3を1失点も黒星)「気持ちが入っていた。粘り強く投げようと思った」

◆広島が今季3度目のゼロ封負けを喫した。DeNA先発今永、抑え山崎の前に三塁すら踏めず、今季初先発で8回途中まで1失点と好投したコルニエルを援護できなかった。試合後の広島新井貴浩監督(46)の談話は以下の通り。-8、9回と先頭は出したが新井監督 今永はエースですからね。うちの打線も捉えた当たりもあったんですけどね。-今季初先発のコルニエル投手は好投した新井監督 向こうがエースということで、何とかロースコアに持ち込みたいなと思っている中で本当にナイスピッチングだった。ファームからもずっとコル(ニエル)の状態はすごくいいと聞いていましたし、いいものを見せてくれたと思います。次、彼が投げるとき、今度は野手が援護してあげたいなと思います。-コルニエル投手は8回は2死まで引っ張った。乗り切って欲しいという思いか新井監督 あそこまでいい投球をしていたので、点を取られるまではコルに預けたという気持ちだった。点を取られたのですぐに矢崎に代えましたけど、あそこは点を取られるまではコルに任せたと。-今後に期待を持てる内容新井監督 本当にいいものを見せてくれましたね。初登板で緊張もあったと思うけど、昨年の教育リーグからずっと先発として取り組んできて、変化球の精度が上がっているし、黒田さんから教えてもらったツーシームも良かった。本当にナイスピッチングだったと思います。-今季初登板だった矢崎投手も8回2死一、三塁と難しい状況での登板となった新井監督 彼は昨年の経験もありますし、今年初登板でしたけど難しい場面でしっかり抑えてくれました。ナイスピッチングだったと思います。-試合前に数選手を入れ替え。小園選手は2軍で実戦打席に多く立つ意味合いか新井監督 もちろん。現状だとなかなかスタメンで出られないので。彼はこれからの選手なので、そうなるとファームでしっかり試合に出て、力をつけてもらいたいという判断です。

◆DeNAの守護神山崎が5セーブ目を挙げ、今季5試合目の無失点リレーを飾った。1点リードの9回に登板。先頭の野間に不運な当たりの内野安打を浴びたが、中軸3人をピシャリと抑えた。エース今永の今季初登板を白星で飾り「僕らもうれしいし、明日につなげていきたい」。三浦監督は「ヤスがいてくれるからつないでいけるし、今日もしっかり投げてくれた」とたたえた。

◆DeNA・今永昇太投手(29)が21日の広島戦(マツダ)で今季初登板する。20日は神奈川・横須賀市の練習施設「DOCK」でキャッチボールなどの調整をこなし、広島入りした。「ファームで丁寧に準備してきました。先発陣が頑張っているので、負けないように頑張りたいと思います」。第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表に選出され、3試合に登板するなど活躍した左腕は2軍戦で2度の先発調整。WBC球仕様にした投球フォームを修正するなど、約1カ月かけてルーティンを再構築してきた。「素晴らしい打線。失点しても1イニングでも多く投げたい。最後にチームが勝てるような投球ができればいい」広島打線を警戒しつつも負けるつもりはない。22日の広島戦では大貫が右肩肉離れから復帰する。先発陣は戦力が充実しており石田、平良、東、浜口らに加えて22日には2軍戦でバウアーが2度目の登板し、着々と状態を上げている。完全無欠のローテーション完成は、もうすぐだ。(横山尚杜)

◆広島・床田寛樹投手(28)が22日の2回戦に向けてキャッチボールなどで汗を流した。「どんどん振ってくるバッターが多い。先頭(打者)を出さないようにしたい」。前回15日のヤクルト戦は六回途中4失点(自責2)で勝敗は付かなかった。DeNA戦の登板は右足首を骨折してシーズン絶望となった昨年8月3日の横浜以来となる。

◆世界一に輝いた最強投手陣の「大トリ」としてシーズン初登板を迎えた。DeNA・今永昇太投手(29)が今季初先発。第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表に選出された投手陣では最も遅くシーズンでの登板となった。「ファームで丁寧に準備してきました。先発陣が頑張っているので、負けないように頑張りたいと思います」WBCでは決勝戦で先発するなどチームトップに並ぶ3登板でフル回転の活躍。帰国後は5日のイースタン・リーグ巨人戦(横須賀)で5回3安打2失点。さらに万全を期して14日の同西武戦(横須賀)でも調整登板し、6回3安打1失点の好投を見せた。WBC球仕様にした投球フォームを修正するなど、三浦監督の配慮もあり、約1カ月かけて先発ローテーションのルーティンを再構築してきた。先発陣は戦力が充実しており石田、浜口、平良、東らに加えて、22日の広島戦では右肩肉離れから復帰を果たす大貫も今季初登板。2軍戦では米大リーグで2020年にサイ・ヤング賞(最優秀投手賞)に輝いたバウアーが2度目の登板を果たす。故障者が少なく投打の軸がそろい、さらにはエースが戻ってきたDeNA。昨季届かなかったリーグ優勝へ、戦力は確実に整っている。(横山尚杜)

◆カリブ海のドミニカ共和国にある広島の育成組織「カープアカデミー」出身の秘密兵器が、ローテの谷間に来日初先発。広島のロベルト・コルニエル投手(27)がDeNAのエース、今永と熱く投げ合った。「球の力強さがある。少しばらつきはあるが、どんどんゾーンに投げ込んでいってもらいたい」そうコメントしたのは菊地原投手コーチだ。期待を背負ったドミニカンは150キロ台後半の直球を軸に150キロ台のツーシーム、140キロ台のスプリット、130キロ台のスライダーの緩急を使って、DeNA打線を封じていった。一回2死から内野安打と四球でいきなり一、二塁を招いたが、桑原をスライダーで中飛に打ち取った。三回1死満塁では牧をスライダーで遊飛、桑原をツーシームで遊ゴロに仕留めピンチを脱出。六回以降も150キロ以上をマークした。チームの先発陣は不確定要素が多い。九里、床田、玉村、遠藤が奮闘しているものの、今季2勝の大瀬良が新井監督いわく「休養」で出場選手登録抹消中。昨季10勝の森下は昨秋の右肘手術から1軍復帰を目指している段階で、20日の阪神戦(甲子園)では今季初先発だったアンダーソン2回4失点KOされたばかりだった。試合は0-0のまま八回に突入し、コルニエルは1死満塁のピンチで代打・楠本の一ゴロの間に先制点を与えたところで降板した。それでも、7回?を4安打1失点に封じた109球の価値は薄れはしない。チームは完封負けを喫したが鯉投に、頼もしい男が加わった。

◆広島は今永に手を焼いて三塁を踏めず、本拠地での零敗は今季初めて。好調の秋山、西川の前になかなか好機をつくれず、0―1とされた直後の八回1死二塁で代打松山、菊池が凡退。新井監督は「捉えた当たりもあったのだけどね。また、次かな」と雪辱を誓った。来日デビュー3年目で初めて先発したコルニエルは、八回に先頭から続けて与えた四球が失点につながったものの、7回?を4安打1失点の好投だった。監督は「本当にいいものを見せてくれた。昨年から変化球の精度が上がっている」と成長を喜んだ。(マツダ)

◆DeNAの宮崎が開幕からの連続試合安打を15に伸ばした。一回にコルニエルの速球を遊撃の深い位置へ打ち返し、全力疾走で内野安打をもぎ取った。六回は初球の変化球をきっちり捉えて左前打をマーク。八回は無死一、二塁から左前に運び、代打楠本の一ゴロでの決勝点につなげた。複数安打は早くも今季9度目。「場面、場面で自分が求められていることをできたらいいと思っている」と状況に応じた打撃を意識しつつ、驚異の打率4割7分3厘と打線をけん引している。(マツダ)

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
1061 0.625
(↑0.025)
-
(-)
12643
(+3)
32
(-)
8
(-)
18
(+2)
0.184
(-)
1.770
(↑0.11)
2
(1↑)
DeNA
960 0.600
(↑0.029)
0.5
(-)
12850
(+1)
44
(-)
11
(-)
3
(-)
0.251
(↓0.007)
2.830
(↑0.2)
3
(2↓)
阪神
971 0.563
(↓0.037)
1
(↓1)
12651
(+1)
53
(+4)
5
(-)
12
(-)
0.230
(↓0.004)
2.900
(↓0.09)
4
(-)
広島
980 0.529
(↓0.034)
1.5
(↓1)
12651
(-)
49
(+1)
11
(-)
4
(-)
0.229
(↓0.002)
2.710
(↑0.12)
5
(1↑)
中日
6100 0.375
(↑0.042)
4
(-)
12742
(+4)
51
(+1)
4
(-)
4
(-)
0.250
(↓0.001)
2.820
(↑0.13)
6
(1↓)
巨人
6120 0.333
(↓0.02)
5
(↓1)
12551
(-)
59
(+3)
15
(-)
1
(-)
0.230
(↓0.001)
3.080
(↓0.02)