オリックス(☆3対1★)楽天 =リーグ戦5回戦(2023.04.20)・京セラドーム大阪=
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楽天
0010000001121
ORIX
00101010X3501
勝利投手:山﨑 福也(1勝0敗0S)
(セーブ:ワゲスパック(1勝2敗1S))
敗戦投手:藤平 尚真(1勝1敗0S)

本塁打
【楽天】太田 光(1号・3回表ソロ)
【オリックス】中川 圭太(1号・5回裏ソロ)

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◆オリックスは先制された直後の3回裏、森の適時二塁打で同点とする。そのまま迎えた5回に中川圭のソロで勝ち越すと、7回には宗の適時二塁打が飛び出し、追加点を挙げた。投げては、先発・山崎福が7回途中1安打1失点の好投で今季初勝利。敗れた楽天は、打線が1安打と沈黙した。

◆楽天太田光捕手(26)が、今季1号となる先制ソロを放った。3回1死、オリックス先発山崎福に対し、1ボールからの2球目、外角直球を捉え左中間席に運んだ。序盤での先制弾に「今季初ヒットがいい形で出て良かったです。リードの方も頑張ります」と喜んだ。

◆楽天藤平尚真投手(24)が7回途中4安打3失点(自責点2)でゲームをつくった。初勝利を挙げた2日の日本ハム戦以来となる1軍マウンド。「しっかりカウント球のところ、いつも以上に腕を振ってストライクゾーンに投げていきたいなと思っています」と話していた通り、最速153キロの直球を軸に力投。2勝目は逃したが、中盤まで役割を果たした。

◆オリックスが、塁上に1人も走者を背負わない、珍しい勝利を挙げた。楽天に唯一許した安打はソロ本塁打。四死球や失策もなく、相対した打者は28人だった。先発の山崎福が7回2死まで投げ、比嘉、山崎颯から9回はワゲスパックがパーフェクトでつないだ。試合時間は2時間21分で、チーム最短だ。決勝1号ソロの中川圭は「守備の時間がすごい短いなと思いました」。今季初勝利の山崎福は調子のよかった直球を軸に、緩急自在で楽天を寄せ付けなかった。レアケースに「なかなかない。今までないと思いますね。次の日も試合があるので良かった」と振り返った。中嶋監督は好投の山崎福を「1球1球集中して、しっかり投げたと思います」と評価した。抑えの平野佳が休養日。代役抑えを務めたワゲスパックをはじめ、最近は自慢のブルペン陣がやや不安定だったが、接戦を勝ち切った。「点差が点差だし、1安打とか、そんな感じはしなかったですけどね。やってもらわなきゃ困る人たちがそろそろエンジンかけてこなきゃいけない」。中嶋監督は投手戦を連日制し、ホッとしたような表情だった。【柏原誠】○...中川圭の1号ソロが決勝点になった。同点の5回、藤平の147キロ直球を左翼席に運んだ。「いろいろ試行錯誤をしていた中で打てた。久しぶりに自分のスイングができたと思います」と納得の表情だった。今季初めて「1番」で先発。6番、3番、4番、9番とフレキシブルに対応。一塁も外野も守り、昨年同様に中嶋監督の猫の目打線を支えている。楽天は太田のソロ本塁打以外に1人も走者を出せなかった。ソロ本塁打による1安打で完全試合を免れたのは、05年5月20日にロッテ李承ヨプが中日川上から8回の本塁打で阻止して以来18年ぶり4度目。

◆オリックスがソロ本塁打による被安打1に抑えて勝利した。四死球や失策もなく、相対した楽天の打者は28人。完全試合ではないにも関わらず、塁上に1人も走者を置かれず試合を終える珍しいケースになった。楽天は太田のソロ本塁打以外に1人も走者を出せなかった。ソロ本塁打による1安打で完全試合を免れたのは、05年5月20日にロッテ李承ヨプが中日川上から8回の本塁打で阻止して以来18年ぶり4度目。▽楽天太田(3回、今季初安打となる1号先制ソロ)「ホームランは狙ってなかったですけど、甘い球が来たら自分のスイングをしようと思って打席に入りました。1本出たのはホッとしているところです」▽楽天藤平(7回途中4安打3失点で1敗目)「(5回に中川圭に勝ち越しソロ被弾)技術の問題よりも気持ちの問題だと思うので。次からはそういうことがないように。気持ち切らさずにやっていきたい」

◆オリックスが連日の逆転勝ち。三回に森の適時二塁打で同点。五回に中川圭の1号ソロで勝ち越し、七回に宗が適時二塁打を放った。山崎福が6回?を太田のソロの1安打だけに抑え今季初勝利。楽天は本塁打の他は出塁できなかった。

◆丁寧にアウトを積み重ねた。今季2度目の登板となったオリックス・山崎福也投手(30)は、淡々と自分の仕事を全うした。「しっかりと投げ分けるというか、コースに。それだけですね」前回登板は、開幕カードとなった1日の西武戦(ベルーナ)。勝敗はつかなかったが、4回2失点。中19日の間隔があいた。それでも2軍での登板、キャッチボールの量を増やし、調整を続けてきた。三回には、太田に先制の一発を浴びたが、緩急を生かし、低めに制球。危なげない投球で楽天打線を手玉に取った。昨季は、中継ぎ、先発と配置転換が続いたが、5勝8敗、2ホールド、防御率3・45の成績。ヤクルトとの日本シリーズでは第2戦(神宮)で適時打を放つなど〝投打〟にわたって活躍し、優秀選手に選出されていた。今季初勝利を目指した山崎福は、七回途中まで1安打1失点に封じる好投で、2番手・比嘉に後を託して先発の仕事を見事に果たした。左腕の好投に導かれるように打線も活気づき、0-1の三回には森の右中間への適時二塁打で同点とした。五回には、この日1番に起用された中川圭が、左越えの1号ソロを放って勝ち越した。試合前までリーグトップのチーム打率・254を誇りながら、得点数は47と低迷してきたオリックス打線。なんとか数少ない好機をものにし、山崎福の好投で接戦をもぎ取った。(北池良輔)

◆楽天は三回に太田がソロ本塁打を放ったのみで、他は完璧に抑えられた。15試合で計30得点と貧打は深刻で、石井監督は「1安打ではさすがに厳しい。いい内容の凡打も多くはなかった」と嘆いた。淡泊な打撃が続き、継投の前にわずか98球で打ち取られた。打順を入れ替えるなど策を講じるが、調子は上向かない。「僕たちがサポートするけど、打席に立つのは選手。気持ちをしっかり整理して、スイングを仕掛けていくことが大事」と監督は奮起を促した。(京セラ)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
950 0.643
(-)
-
(-)
12952
(-)
36
(-)
7
(-)
9
(-)
0.244
(-)
2.410
(-)
2
(-)
西武
1060 0.625
(-)
0
(-)
12759
(-)
38
(-)
15
(-)
8
(-)
0.242
(-)
2.220
(-)
3
(1↑)
ORIX
970 0.563
(↑0.03)
1
(↑0.5)
12750
(+3)
48
(+1)
13
(+1)
6
(+1)
0.248
(↓0.006)
2.900
(↑0.12)
3
(-)
ロッテ
970 0.563
(↓0.037)
1
(↓0.5)
12751
(-)
49
(+2)
7
(-)
6
(-)
0.215
(↓0.007)
3.070
(↑0.05)
5
(-)
楽天
5100 0.333
(↓0.024)
4.5
(↓0.5)
12830
(+1)
52
(+3)
10
(+1)
9
(-)
0.183
(↓0.009)
3.370
(↑0.07)
6
(-)
日本ハム
5120 0.294
(↑0.044)
5.5
(↑0.5)
12646
(+2)
65
(-)
8
(-)
9
(+1)
0.204
(↑0.001)
3.440
(↑0.22)