オリックス(☆2対1★)楽天 =リーグ戦4回戦(2023.04.19)・京セラドーム大阪=
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楽天
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ORIX
00000011X2900
勝利投手:田嶋 大樹(2勝1敗0S)
(セーブ:平野 佳寿(0勝0敗4S))
敗戦投手:西口 直人(0勝3敗0S)
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◆オリックスは1点を追う7回裏、代打・頓宮の適時打で同点とする。続く8回にはシュウィンデルの適時打が飛び出し、勝ち越しに成功した。投げては、先発・田嶋が8回1失点の快投で今季2勝目。敗れた楽天は先発・早川が好投を見せるも、打線が終盤の好機を生かせなかった。

◆オリックス田嶋大樹が得意の楽天戦で先発する。このカードは通算23試合に登板して9勝3敗、防御率2・22で、21年9月16日から8連勝中。先発した試合で1失点以下に抑えたのは11試合もあり、5失点以上したのは20年10月22日の1度しかない。今日も白星を挙げて同一カード9連勝となれば、オリックスでは08~11年に楽天戦で11連勝した金子以来の記録になる。

◆オリックスの新外国人フランク・シュウィンデル内野手(30)が初めて出場選手登録された。この日、開幕後初めて1軍に合流。京セラドーム大阪での試合前練習でフリー打撃などを行い、スタンバイした。21年にメジャーで14本塁打を放ち、4番候補としてキャンプ途中に来日した。下半身のコンディション不良などで3月10日のオープン戦を最後に実戦から離れていた。12日に2軍で実戦復帰していた。得点力を上げたいチームには頼もしいピースになりそうだ。

◆女優の平祐奈(24)が始球式を務めた。「YUNA」の名前入りユニホームと黒のパンツで、思い切って投球。捕手には惜しくも届かなかったが、笑顔で歓声に応えた。「めちゃくちゃ一瞬でした。今回はノーバンでいけるかと思ったんですけど、惜しかったですね。70点にしておきます。過去2回に比べたら、結構レベルアップできていたんじゃないかなと思うんですけど、ちょっと悔しいですね」兵庫県出身。今回が人生3度目の始球式だったがオリックスの始球式は初めて。「(兵庫の)明石に住んでいた時は当たり前のようにテレビで野球中継が流れていたので、日常に野球の中継がありました。京セラドームで始球式ができるのは、家族もすごい喜んでくれていました。(ひいきは)皆さんですけど、山本選手はWBCでも活躍されていて、しかも同い年なので、本当に同世代として素晴らしいなと思っています」現在、BS松竹東急で放送中のドラマ「半熟ファミリア」で主演を務める。背番号は同チャンネル番号の「260」だった。「ドラマの思いと、オリックスの皆さんが無事に優勝できますようにと思いを込めて投げました。ツーバウンドでしたけど、思いは強かったと思います」平の姉は女優の平愛梨(38)。サッカー日本代表DF長友佑都(36)が義兄になる。

◆楽天小深田大翔が先制適時打を放った。4回2死二塁、オリックス田嶋に対し1ボールからの2球目、内角108キロカーブを捉えて右前に運んだ。ここまで8連敗中と苦手とする左腕からのタイムリーに「先に点がほしかったですからね。先制できて良かったです」と振り返った。

◆オリックスの新外国人フランク・シュウィンデル内野手(30)が日本デビュー戦でさっそく能力の高さを示した。初めて出場選手登録され「5番DH」で先発。4回の第2打席で左前に鋭くはじき返して初安打。「何とか早く1本を出したかったのでとてもうれしい。これからもチームに貢献したいね」と喜んだ。5回にも中前打を放った。21年にカブスなどで64試合で14本塁打、打率3割2分6厘を残した好打者。3月中旬に下半身のコンディション不良を訴え、今月12日に2軍で実戦復帰したばかりだった。

◆楽天キラーのオリックス田嶋大樹投手(26)が8回1失点と好投し、2勝目を挙げた。楽天には21年9月16日から9連勝となった。4回に1点を失ったが、打線が7回に追いついた。8回の2死三塁をしのいでお役御免だったが、その裏に2-1と勝ち越し、左腕に勝利投手の権利が舞い込んだ。9回は小田裕也外野手(33)のバックホームで試合終了。「最後、小田さんがああやって決めてくれたので、本当にありがたかったですね」と感謝した。連勝記録については「別に気にしていません。数字だけ見れば得意と言われますけど、僕からしたらパ・リーグの1つのチームで、そこに全力で投げるだけ。本当にシンプルに試合を作ることだけ。勝ち負け関係なく、自分の仕事をしっかり全うするのみです」と冷静に受け止めた。同カードの通算では24試合に投げて10勝3敗。先発登板で1失点以下は12度目という相性の良さだ。▽オリックス頓宮(7回に代打で同点右前打)「昨日の結果(3三振)もあったし、田嶋が頑張って投げていたので何とか得点につなげたかった」

◆薄氷の勝利に、オリックス中嶋聡監督(53)はバイプレーヤーの働きを絶賛した。1点リードで迎えた9回の守備。2死一、二塁から山崎剛内野手(27)に右前打されたが、途中出場で右翼に入っていた小田裕也外野手(33)が本塁にワンバウンド送球し、代走西川遥輝外野手(31)を刺してゲームセット。小田は前の回に代走から出場し、二盗も決めていた。中嶋監督は「あそこは本当に素晴らしい守備だったし、いい盗塁でした。あとからいく選手が本当にいい仕事をしてくれるんでね。役割というか、出番というか、しっかり準備してくれて。本当に、そういう選手がいないと困りますからね」と頼もしそうだった。

◆オリックスのフランク・シュウィンデル内野手(30)が会心のデビューを飾った。同点の8回1死二塁で中前に決勝打。いきなりの3安打で救世主になった。助言は現実になった。「フォークの準備をした方がいい」-。昨年、カブスでともに主軸を張った鈴木誠也から日本行きの際に伝えられた。2球で追い込まれ「西口投手はフォークがあると知っていた。来るかもと頭に入っていた」。バウンドしそうな外角低めのフォークに手を伸ばし、しぶとく中前に運んだ。絶対的な存在だったレッドソックス吉田の穴を埋める候補として、来日。だが3月中旬に腰痛を発症。日常生活にも支障があった。前向きな男が、異国のトレーナー室にこもる日々に悶々(もんもん)とした。「悔しかった。早く1軍に、という一心だった」。家族と大阪城を訪れるなど、気晴らしもしながら耐えた。4月に入って、やっと本格的な練習ができるまでに回復。この日、初めて出場選手登録され「5番DH」で先発。4回の第2打席で鋭い左前打を放ち、一気に乗った。21年に64試合で14本塁打、打率3割2分6厘とブレーク。オリックスはその2~3年前から「日本向き」と目をつけていた意中のスラッガー。中嶋監督は「中心でしっかりかえしてくれる選手がいれば、つながりも変わってくる。気楽に打てる選手も出てくる。相乗効果として考えています」とにんまり。V3のカギを握る男は「ここまでいい1日になるとは。こういう日が1日でも多く出てくるようにしたいね」と腕まくりした。【柏原誠】

◆オリックスのフランク・シュウィンデル内野手(30)が会心のデビューを飾った。同点の8回1死二塁で中前に決勝打を放った。2球で追い込まれたが「西口投手はフォークがあると知っていた。来るかもしれないと頭に入っていた」。バウンドしそうな外角低めのフォークに手を伸ばし、しぶとく中前に運んだ。レッドソックス吉田正尚外野手(29)に代わる4番候補の期待を背負って来日したが、3月中旬に腰痛を発症して大きく出遅れた。「とにかく早く1軍に上がりたいという気持ちをモチベーションにやっていました。練習できない期間もあったので、キャンプでやっていたようにスイングのボリュームを取り戻す練習など、スイングとランニングに多く取り組みました」この日、初めて出場選手登録され、フリー打撃後に「5番DH」での先発を告げられた。4回の第2打席で鋭い左前打を放って一気に乗った。6回の第2打席は追い込まれながらも緩いカーブを中前に運んだ。対応力が光った。中嶋聡監督(53)は「打線の中心でしっかり(走者を)かえしてくれる選手がいれば、やっぱりつながりも変わってくると思うし、気楽に打てる選手も出てくるかもしれない。相乗効果として考えていますけどね」と、頼もしい男の加入を喜んだ。

◆楽天は天敵のオリックス田嶋に9連敗を喫した。4回に小深田の適時打で先制も、苦手左腕から追加点を奪えず、8回まで4安打1点に抑えられて白星を献上。石井監督は「何とか(走者を)前にというところを意識してバントも多くなってます。1点取った次の2点目、3点目までは追いかけていかないといけない。そこは一押しというところですね」と振り返った。楽天早川(6回を100球、5安打無失点の粘投)「ランナーを出してもしっかり踏ん張ることが大事だと思うので、そこは良かったと思います」

◆試合前の特別始球式を女優・平祐奈(24)が務めた。「(過去)2回に比べたら、投げ方も結構レベルアップできていたんじゃないかなと思うんですけど、ちょっと悔しいですね。70点ぐらいにしておきます」出演ドラマ「半熟ファミリア」が放送されているBS松竹東急のチャンネルにちなみ、背番号「260」を背負い、人生3度目の始球式で、ツーバウンドとなったが、笑顔で歓声に応えた。神戸市出身で小さいころから、家ではテレビで野球中継が流れていたという。関西圏の京セラで大役を終え、「めちゃくちゃ一瞬で、今回はノーバンでいけるかと思ったんですけど、惜しかったですね」と悔しがった。

◆楽天の小深田が0―0の四回に適時打を放ち、今季初打点を挙げた。2死二塁から田嶋の108キロのカーブを引き付け、右前へ。開幕から本職の遊撃の定位置は山崎に譲っているが、左翼や二塁で出場。この日は三塁で先発し「先に点が欲しかった。よかった」と笑顔を見せた。チームとして田嶋には苦しめられ、過去2年は15試合で対戦し、勝ち星なしの7敗を喫した。今季初対戦だった12日も七回途中を5安打1得点に抑えられ、白星を献上。ただ、石井監督が「感覚は徐々につかんでいる」と口にしていた通りに、難敵から先手を奪うことに成功した。

◆オリックスは0―1の七回に代打頓宮の適時打で追い付き、八回に来日初出場のシュウィンデルの3安打目となる適時打で勝ち越した。田嶋が8回4安打1失点で2勝目を挙げ、平野佳が4セーブ目。楽天は好投の早川を援護できず。

◆オリックスの新外国人・フランク・シュウィンデル内野手(30)=前カブス=が来日初ヒットをマークした。「打ったのはチェンジアップです。なんとか1本を早く出したいと思っていたので、とてもうれしいよ!この後もチームに貢献していけるようにがんばります!」この日、出場選手登録され、1軍に合流。「5番・DH」で出場し、0-1の四回の第2打席。左腕・早川の初球、131キロのチェンジアップを捉えると、打球は左前へ弾んだ。六回にも中前打、八回には中前へ逆転打を放つなど、猛打賞デビューを飾った。シュウィンデルは、185センチ、100キロの巨体を生かし、メジャー通算22本の大砲。オープン戦期間に疲労を考慮され、チームから離脱。16日のウエスタン・広島戦(杉本商事BS)で復帰し、2打数1安打2打点をマーク。打撃陣の起爆剤として期待される。

◆楽天は苦手の田嶋に一昨年から勝ち星なしの9連敗を喫した。0―0の四回に1点を奪うも、五~七回を完璧に抑えられるなど8回で4安打しか打てず。終盤に投手陣が踏ん張れずに逆転負けを許し、石井監督は「もう1点、多く取っていれば違ったと思う」と嘆いた。昨年は9度も対戦するなど、多くぶつけられた。今季も、既に12日に続く2度目の顔合わせ。今後に向け、監督は「もう一押し、というところ」と雪辱を期した。

◆オリックスの田嶋は終始テンポ良く、8回を96球で1失点にまとめて2勝目。四回に先制を許しても、緩急も生かして淡々と相手を打ち取り、終盤の逆転劇を呼び込んだ。「我慢強く、チームを信じて投げ抜けたことがとてもよかった」と息をついた。12日にも白星を挙げた楽天相手には、これで自身9連勝と大のお得意様にしている。「別に気にしていない。僕からしたらパ・リーグの一チームなので、全力で投げるだけ」と静かに話した。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
950 0.643
(↓0.049)
-
(-)
12952
(+2)
36
(+3)
7
(+1)
9
(-)
0.244
(↓0.001)
2.410
(↓0.06)
2
(-)
西武
1060 0.625
(↑0.025)
0
(↓1)
12759
(+3)
38
(+2)
15
(+2)
8
(-)
0.242
(↓0.003)
2.220
(↑0.01)
3
(-)
ロッテ
960 0.600
(↑0.029)
0.5
(↓1)
12851
(+4)
47
(+3)
7
(+1)
6
(-)
0.222
(↑0.002)
3.120
(-)
4
(-)
ORIX
870 0.533
(↑0.033)
1.5
(↑1)
12847
(+2)
47
(+1)
12
(-)
5
(+2)
0.254
(↑0.003
3.020
(↑0.15)
5
(-)
楽天
590 0.357
(↓0.028)
4
(-)
12929
(+1)
49
(+2)
9
(-)
9
(-)
0.192
(-)
3.440
(↑0.08)
6
(-)
日本ハム
4120 0.250
(↓0.017)
6
(-)
12744
(+3)
65
(+4)
8
(-)
8
(-)
0.203
(↑0.007)
3.660
(↑0.04)