1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ソフトバンク | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 | 8 | 1 | 1 |
西武 | 1 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | X | 3 | 6 | 1 | 2 |
勝利投手:隅田 知一郎(1勝2敗0S) (セーブ:増田 達至(0勝0敗3S)) 敗戦投手:東浜 巨(2勝1敗0S) 本塁打 |
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◆接戦を制した西武が4連勝。西武は初回、若林のソロで先制する。同点を許した直後の4回裏には、マキノンの2ランで再びリードを奪った。投げては、先発・隅田が6回1失点の好投で今季初勝利。敗れたソフトバンクは、打線が相手を上回る8安打を放つも、つながりを欠いた。
◆ソフトバンクは自身開幕2連勝中の東浜巨投手が、19日の西武戦(ベルーナドーム)に先発する。「打線としてつながらせないことが大事になる」と気持ちを引き締めた。前回登板(12日)の日本ハム戦では今季最長の7回、同最多の100球を投げ、1失点にまとめた。「まだまだ球数、イニングも増やしていけるでしょうし、そういう工夫っていうのをしていきたい」と投げ抜く覚悟を示した。○...高卒6年目の増田が、19日西武戦(ベルーナドーム)から1軍に昇格する。藤本監督が「呼ぶよ。明日登録。状態がいいので」と明言した。ウエスタン・リーグでは4試合連続安打中で打率3割4分と好調。この日も同リーグ、オリックス戦(タマスタ筑後)で4打数2安打と結果を残し、試合後に都内へ移動した。
◆ソフトバンク投手陣が連夜、被弾した。1回1死走者なし。先発の東浜巨投手(32)が2番若林に中越えの先制ソロを浴びた。同点に追いついた直後の4回1死一塁では、5番マキノンに勝ち越し2ランを献上。前日18日の同戦では、今季ワーストの1試合4被本塁打を喫していた。外崎には2打席連続アーチを許し、藤本博史監督(59)も「外崎デーやったね。外崎君のための試合みたいやったね」とため息をつくほどだった。前カードの14日楽天戦(楽天モバイルパーク)では、ベテラン和田が安田に決勝3ランを許していた。直近4試合で7本目のアーチ献上。午後7時10分の時点で、楽天、ロッテに並ぶ12球団ワーストの今季通算11本目の被弾となった。
◆今季初昇格で即スタメンのソフトバンク増田珠外野手(23)が、さっそく結果を残した。1点を追う4回2死一塁。西武隅田の初球を仕留めた。内角147キロ直球を振り抜き、左中間を破った。「とにかくつなぐことだけを考えた。結果的にタイムリーを打つことができて良かった」。一時は同点に追い付く適時二塁打。今季2打席目で初安打&初打点をマークし、存在感を示した。
◆西武隅田知一郎投手(23)が6回5安打1失点で、勝利投手の権利を持って降板した。1点リードの4回2死からソフトバンク中村晃、増田に連打を許して同点に追い付かれたが、直後にマキノンの左越え2ランで勝ち越しに成功。98球で最少失点で踏ん張った。前回12日のロッテ戦では連続四球が失点に絡むなど、自滅の5失点で2敗目。昨季4月から球団ワーストの12連敗を喫した。「今日はとにかく前回登板の反省をしっかり生かして、ゾーン内で勝負しようと思っていました。柘植さんともよく話し合いながら、自分の持ち味であるカーブとチェンジアップをベース板付近に集めるということに集中していました。ホークス打線は左打者が多いというところもしっかり意識して、そのあたりの対策もまずまずできたと思います」と振り返った。
◆西武隅田知一郎投手(23)が6回5安打1失点で今季初勝利。22年4月2日から続いた自身の連敗を12で止め、プロ初登板以来389日ぶりの白星をつかんだ。1点リードの4回2死からソフトバンク中村晃、増田に連打を許して同点に追い付かれたが、直後にマキノンの左越え2ランで勝ち越しに成功。98球で最少失点で踏ん張った。前回12日のロッテ戦では連続四球が失点に絡むなど、自滅の5失点で2敗目。球団ワーストの12連敗を喫していた。「今日はとにかく前回登板の反省をしっかり生かして、ゾーン内で勝負しようと思っていました。柘植さんともよく話し合いながら、自分の持ち味であるカーブとチェンジアップをベース板付近に集めるということに集中していました。ホークス打線は左打者が多いというところもしっかり意識して、そのあたりの対策もまずまずできたと思います」と振り返った。
◆首位ソフトバンクが「1発病」に苦しみ、西武に痛い連敗を喫した。先発東浜巨が1回に若林に先制ソロを許し、同点に追い付いた直後の4回にはマキノンに2ランを浴びた。4回2/3を投げ5安打3失点で降板した。「打たれ方が良くなかった。追いついてもらった直後だったので、何とか抑えないといけない場面だった」と反省した。18日の同戦では今季ワーストの1試合4本塁打を献上。2戦6被弾で、10失点はすべて本塁打によるもの。アーチ攻勢に沈められた。前カードの14日楽天戦(楽天モバイルパーク)を含めると、直近4試合で計7本塁打を許し、歯止めがきかない状態だ。藤本監督は「ちょっと、ホームランを打たれ過ぎよね。流れが変わるからね」と渋い表情。勝率で首位はキープするも、2位西武とはゲーム差なし。投手陣の立て直しを図り、再び加速する。
◆首位陥落危機も、若鷹の奮闘が希望の光だ! ソフトバンクが初のカード負け越しで2位西武にゲーム差なしと接近された。痛い連敗の中で、今季初昇格初スタメンの増田珠内野手(23)が、1号ソロを含む2安打2打点と活躍。WBC侍ジャパンで大流行した「ペッパーミルパフォーマンス」ならぬ「大根おろしパフォ」を披露。高卒6年目の若鷹がチームに活気を与えた。首位陥落危機に直面したが、高卒6年目の元気印が明日への希望だ。1点を追う4回2死一塁。増田が左中間に一時同点となる適時二塁打を放った。ベース上で、右手拳を握り、小指側を左手のひらでこすった。「浸透させられるように」と話すこの動きは「大根おろしパフォーマンス」。WBC侍ジャパンで大流行した「ペッパーミルパフォーマンス」を和風にまねたものだ。この日、1軍に初昇格し「8番右翼」でフル出場。1-3の9回には、西武増田から左翼へ今季1号ソロを放った。「しっかり自分が打つべきボールを打ちにいく」と、甘く入った内角直球を強振。憧れの巨人松田の「熱男パフォーマンス」まで飛び出した。2安打2打点1四球。2位西武との直接対決で23歳が存在感を見せた。今季はオープン戦の最終戦で2軍降格。開幕直前で1軍入りを逃した。「結果を先に求めず、できることをやると意識していました」。筑後で必死にバットを振り、打率3割4分をマーク。巡ってきた1軍昇格で猛アピールした。抜てきした藤本監督も「これを続けてくれたらレギュラーになっていく」とうなずいた。チームは敗れ、開幕6カード目で初の負け越し。勝率差で首位に立つが、2位西武に0ゲーム差に迫られた。増田は「自分の一番の取りえは元気。そこだけはどんな結果になっても貫けるような強い精神を...」と言う。敵地の苦しい戦いで、高卒6年目のバットがチームを鼓舞した。【只松憲】中継ぎ陣が奮闘した。1-3の5回2死一、二塁でマウンドに上がった松本裕が見事な火消し。4番中村を内角スライダーで遊飛に打ち取った。6回は大津、7回は津森、8回にはモイネロとつなぎ、無失点リレー。逆転のムードも高まったが、あと1歩及ばなかった。藤本監督は「2点差ならチャンスあると思って、勝ちゲームの投手をつぎ込んだ。あと1点足りなかったね」と悔しがった。2年目の正木が2軍に降格した。開幕戦は「5番中堅」でスタメン出場するなど右の大砲候補として期待されたが、全18打席で安打なし。藤本監督は「状態的にしんどいので、もう1回、2軍でリフレッシュしてこいと。頑張ってもらうように伝えました」と話した。代わって増田が1軍に昇格した。
◆長いトンネルを抜けた。西武隅田知一郎投手(23)が6回5安打1失点で今季初勝利を挙げた。昨年4月2日から球団ワーストの自身12連敗を喫していたが、プロ初登板以来、約1年ぶりの白星。チームは4連勝で両リーグ最速の10勝に到達。直接対決を制し、首位ソフトバンクにゲーム差なしの2位に迫った。「長らくお待たせしました!」。お立ち台で目に光るものを浮かべた隅田は、少し照れながら「汗です」と笑った。イヤホントラブルでインタビューが中断した間、沈黙を埋めるようにスタンドのあちこちから「すみだ~!」の声が飛んだ。1年間使い続けてくれた首脳陣、応援し続けてくれたファンへの感謝が込み上げた。昨年3月26日のプロ初登板初勝利以来、389日ぶりの白星をつかんだ。立ち上がりが肝要だった。12日のロッテ戦も5日の楽天戦も、初回に失点。連続四球からの自滅もあった。「シンプルにベースの上で、柘植さんのリードを信じて腕を振っていこう」。ストライクゾーン勝負を心がけ、初回2死一、二塁で牧原大を直球で二飛に打ち取った。6回、ピンチを迎える。二塁打から右飛タッチアップで走者を三塁に。豊田投手コーチの言葉が背を押した。「投げてもあと15球だ。魂込めて投げてこい」。中村晃を二ゴロに仕留め、三走・牧原大を本塁タッチアウトに。チェンジアップとカーブを有効に使った。リードを守り、あとはベンチで祈った。長い1年だった。ルーキーイヤーは1勝10敗。グラブを昨季使った黒から「気分転換です。明るい色の方がいいかなって」とクリーム色に変えた。この日は「気まぐれです」と、1軍戦で初めてストッキングを見せるオールドスタイルでマウンドに上がった。勝てない日々。流れが変わればと少しの変化を交えつつ、芯はぶらさなかった。12連敗は苦しかったはずだが、そうは言わなかった。「限りなく、誰も経験したことがないくらい、いい経験ができたのかなって思うので。すごくいい糧になると思います。初勝利くらいうれしいです」。多くの投手にとって、プロ初勝利は生涯忘れられない1勝。この夜の景色も、引けを取らない。【鎌田良美】若林が先制の1号ソロを放った。1回1死でソフトバンク東浜のカットボールをすくい上げ、バックスクリーン右まで飛ばした。2月の練習試合で左脇腹を肉離れし、18日に1軍昇格した。本塁打は21年5月以来、2年ぶりで「(先発した)隅田の気持ちが楽になったのなら、いいホームランだったと思います。去年は長打が出なかったのですごくうれしいです」と喜んだ。
◆「2番・中堅」で先発した西武・若林楽人外野手(25)が1号先制ソロを放った。「2ストライクと追い込まれていたので、あの場面は出塁を心掛けていました。その結果あそこまで飛んでくれてびっくりしています。もしかしたらスタンドに届くかなと思って走っていました」0-0の一回1死。カウント1-2からソフトバンク先発・東浜のカットボールを捉えた打球はぐんぐんと伸びて、バックスクリーン右横に飛び込む2021年5月27日の広島戦(マツダ)以来のアーチとなった。2月末に左脇腹を痛め、開幕は2軍で迎えたが18日に今季初昇格。同日のソフトバンク戦(東京D)で即スタメンで起用されると第1打席に左前打を放ち、守備でも好捕をマークするなど存在感を示した。
◆先発した西武・隅田知一郎(ちひろ)投手(23)は6回5安打1失点の内容で勝利投手の権利を持って降板した。「前回登板の反省をしっかり生かしてゾーン内で勝負しようと思っていました。柘植さんともよく話し合いながら自分の持ち味であるカーブとチェンジアップをベース付近に集めるということに集中していました。ホークス打線は左打者が多いというところもしっかり意識して、そのあたりの対策もまずまずできたと思います」一回に味方から先制点をもらうと、立ち上がりから持ち前の変化球を生かした投球でソフトバンク打線相手に6回を1失点にまとめた。前回12日のロッテ戦(ベルーナ)では6回途中5失点で2敗目を喫し、球団(前身を含む)ワースト記録の12連敗という不名誉な記録を樹立。昨年3月26日のオリックス戦でのプロ初登板勝利以来白星から見放されているが、この日は堂々のピッチングで勝利投手の権利を手にしてマウンドを降りた。
◆西武が4連勝で両リーグ最速の10勝目。一回に若林の1号ソロで先制し、1―1の四回にマキノンの2ランで勝ち越した。隅田は粘って6回1失点とし、昨年3月以来の白星をつかんだ。ソフトバンクの東浜は五回途中3失点で初黒星。
◆先発した西武・隅田知一郎(ちひろ)投手(23)は6回5安打1失点の内容で勝利投手の権利を持って降板した。「前回登板の反省をしっかり生かしてゾーン内で勝負しようと思っていました。柘植さんともよく話し合いながら自分の持ち味であるカーブとチェンジアップをベース付近に集めるということに集中していました。ホークス打線は左打者が多いというところもしっかり意識して、そのあたりの対策もまずまずできたと思います」一回に味方から先制点をもらうと、立ち上がりから持ち前の変化球を生かした投球でソフトバンク打線相手に6回を1失点にまとめた。前回12日のロッテ戦(ベルーナ)では6回途中5失点で2敗目を喫し、球団(前身を含む)ワースト記録の12連敗という不名誉な記録を樹立。昨年3月26日のオリックス戦でのプロ初登板勝利以来白星から見放されているが、この日は堂々のピッチングで勝利投手の権利を手にしてマウンドを降りた。
◆長いトンネルからようやく抜け出した。西武・隅田知一郎(ちひろ)投手(23)が19日、ソフトバンク4回戦(ベルーナ)に先発し、6回5安打1失点で、昨年3月26日のオリックス戦でのプロ初登板勝利以来となる白星をつかみ、球団ワーストだった自身の連敗を「12」で止めた。チームは3-2で競り合いを制し、今季初の4連勝。両リーグ最速の10勝目を挙げた。389日ぶりの白星―。勝利の瞬間をベンチで見届けた隅田は、チームメートからのハイタッチでの祝福に自然と笑みがこぼれた。昨年3月26日のプロ初勝利以来となるお立ち台では、目に涙を潤ませながらファンに感謝した。「長らくお待たせしました。昨年からずっと我慢して応援してもらって、どうにかしたいと気持ちを常に持っていた」持ち前の変化球を有効に使って、気迫のこもった投球でソフトバンク打線に立ち向かった。3-1の六回1死三塁、マウンドにきた豊田コーチに「おなかに力を入れて、魂込めて投げなさいと言ってもらった」と激励を受けた。2死一塁から増田を遊ゴロに仕留めて無失点で切り抜けると、左拳を握って大きくほえた。毎回走者を背負いながらも、6回1失点で粘った。
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ソフトバンク |
9 | 5 | 0 | 0.643 (↓0.049) | - (-) |
129 | 52 (+2) | 36 (+3) | 7 (+1) | 9 (-) |
0.244 (↓0.001) | 2.410 (↓0.06) |
2 (-) |
西武 |
10 | 6 | 0 | 0.625 (↑0.025) | 0 (↓1) |
127 | 59 (+3) | 38 (+2) | 15 (+2) | 8 (-) |
0.242 (↓0.003) | 2.220 (↑0.01) |
3 (-) |
ロッテ |
9 | 6 | 0 | 0.600 (↑0.029) | 0.5 (↓1) |
128 | 51 (+4) | 47 (+3) | 7 (+1) | 6 (-) |
0.222 (↑0.002) | 3.120 (-) |
4 (-) |
ORIX |
8 | 7 | 0 | 0.533 (↑0.033) | 1.5 (↑1) |
128 | 47 (+2) | 47 (+1) | 12 (-) | 5 (+2) |
0.254 (↑0.003) | 3.020 (↑0.15) |
5 (-) |
楽天 |
5 | 9 | 0 | 0.357 (↓0.028) | 4 (-) |
129 | 29 (+1) | 49 (+2) | 9 (-) | 9 (-) |
0.192 (-) | 3.440 (↑0.08) |
6 (-) |
日本ハム |
4 | 12 | 0 | 0.250 (↓0.017) | 6 (-) |
127 | 44 (+3) | 65 (+4) | 8 (-) | 8 (-) |
0.203 (↑0.007) | 3.660 (↑0.04) |
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