楽天(★3対6☆)ソフトバンク =リーグ戦2回戦(2023.04.16)・楽天モバイルパーク宮城=
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ソフトバンク
0000200226701
楽天
0020010003510
勝利投手:津森 宥紀(2勝0敗0S)
(セーブ:オスナ(0勝0敗3S))
敗戦投手:西口 直人(0勝2敗0S)

本塁打
【ソフトバンク】中村 晃(1号・8回表2ラン)

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◆ソフトバンクは2点を追う5回表、上林の適時打などで同点とする。その後勝ち越しを許すも、8回には中村晃の2ランが飛び出し、試合をひっくり返した。投げては、4番手・津森が今季2勝目。敗れた楽天は、先発・岸が好投するも、3番手・西口が痛恨の一発を浴びた。なお、この試合で楽天・岸が通算2000奪三振を達成した。

◆「三代目 J SOUL BROTHERS」の山下健二郎(37)が始球式を行った。背番号「3」のユニホームを着て登場。ノーワインドアップから腕を振り、ノーバウンドで捕手炭谷のミットに収まった。山下は球団を通してコメントを発表した。「『サステナブルデー』ということでお声がけいただき、人生初の始球式を経験することができました。ありがとうございます。少し右のほうにそれちゃいましたけど目標だったノーバウンドで投げられてうれしかったですね。始球式前に松井裕樹選手から握り方をレクチャーしてもらったので、しっかりボールを見て投げることができました。回転していたかどうかは分かりませんが(笑い)。楽天モバイルパーク宮城は初めて来ましたが、開放的で温かい雰囲気もあって、また来たいなと思いました。楽天イーグルスファンの皆さん、またお会いしましょう! 僕も楽天イーグルスを応援します!」

◆楽天岸孝之投手(38)が、史上23人目となる通算2000奪三振を達成した。記録達成まで残り「1」として臨んだ一戦。3回1死、ソフトバンク上林から、三振を奪い、本拠地で節目の記録に到達した。岸は、史上51人目となる通算150勝にも王手をかけている。達成すれば、現役ではヤクルト石川(183勝)、中日涌井(154勝)、ソフトバンク和田(151勝)に続く大台到達となる。

◆楽天岸孝之投手(38)の、NPB史上51人目となる通算150勝達成が、次戦以降に持ち越しとなった。ソフトバンク戦で6回を99球、5安打2失点と好投した。今季2戦目で、初めての楽天モバイルパークでの登板。打線が3回に2点を先取すると、5回に2点を失いながら粘りの投球。6回に打線が4連続四球で勝ち越した。しかし、楽天は8回にミスと1発で逆転を許した。3番手で西口が登板。先頭の牧原大を空振り三振に奪ったが、一塁手フランコの失策で振り逃げ。無死一塁とし、続く中村晃に右翼席へ逆転の2ランを浴び、岸の勝利投手の権利が消滅した。岸は3回1死走者なしでは、上林を見逃し三振に仕留め、史上23人目となる通算2000奪三振を記録。同時の快挙達成とはならなかった。

◆楽天は終盤にミスが絡んで逆転負けを喫した。1点リードの8回、西口が先頭の牧原大をワンバウンドのフォークで空振り三振に奪ったが、捕手炭谷の送球を、一塁手フランコの捕れずに振り逃げ。無死一塁とし、続く中村晃にカウント3-1から、右翼席へ逆転2ランを浴びた。岸の通算150勝がかかっていたが、次戦以降に持ち越し。フランコは「言い訳はしないし、僕のミス。捕らなければいけなかった。また火曜日からしっかりと前を向いてゲームをするだけ」と話した。石井監督は、逆転弾を浴びた西口に厳しくエール。「(失策が)起きたことは仕方ない。次の打者をバッター有利なカウントにした。場数は結構踏んできているのでそんなことはないと思うけど、(直前の打者の振り逃げから)切り替えて、打たれる前の4球を投げられたのかというところ」。信頼を置くセットアッパーだからこそ、さらなる奮起を求めた。

◆楽天岸孝之投手(38)が通算2000奪三振を達成したが、通算150勝到達はお預けとなった。どちらの節目も残り「1」で臨んだ1戦。3回1死走者なしで、上林を見逃し三振に仕留め、まずは史上23人目となる通算2000奪三振を達成した。2点リードの5回は3安打2四球で2点を失ったが、粘って追加点を阻止。6回5安打2失点と試合を作って降板した。勝利投手の権利を持っていたが、8回に逆転され、勝敗はつかず。「惜しかったですね。とりあえず(点を)取ってもらって、追いつかれてしまったけど、そこでなんとか粘れたから希望は見えた。内容としてはまだまだなところもありますけど、良かったんじゃないかな」と投球に手応えをつかんだ。節目のダブル達成とはならなかったが、奪三振の記録については「自分というより、全部キャッチャーのおかげだと思っている」と歴代の捕手へ感謝。史上51人目の150勝へ向けては「次頑張ります」と前を向いた。通算2000奪三振=岸(楽天) 16日のソフトバンク2回戦(楽天モバイル)の3回、上林から奪って達成。プロ野球23人目。初奪三振は西武時代の07年3月30日の日本ハム1回戦(札幌ドーム)で木元から。通算2312回で達成は歴代5位のスピード記録で、右投手では98年槙原(巨人)の2391回を抜いて最速となった。

◆4番手のソフトバンク津森宥紀投手が2球で白星を手にした。1点を追う7回2死二塁で左腕嘉弥真からスイッチ。浅村をスライダーで右飛に仕留めた。直後の8回に中村晃の逆転2ランが飛び出し、早くも今季2勝目だ。11日の日本ハム戦でも延長10回の1イニングを抑えると、チームは直後にサヨナラ勝ち。「運があるんですかね? 自分の投球で流れが良くなったらうれしい」と笑顔だった。

◆ソフトバンク先発大関友久投手は猛省した。2-2の同点で迎えた6回。鈴木大を空振り三振、浅村を三ゴロとあっさり2死を取りながら、フランコから4者連続四球。押し出しで1点を勝ち越された。「非常に情けない投球をしてしまった。せっかく追いついてもらったのに、あのような投球では去年から何も成長していない」。チームの逆転勝ちにも素直に喜べず「次の登板は必ず抑えます」と気を引き締め直した。

◆ソフトバンク中村晃外野手(33)が、珍プレーの直後に逆転2ランを放った。2-3の8回。先頭の牧原大が振り逃げを狙い、捕手炭谷は悠々と一塁手フランコの正面に送球したが、フランコがまさかの落球。余裕を持ってのアウトタイミングだったが、思わぬ形でチャンスメークし、中村晃に今季1号が飛び出した。これでダイエーからソフトバンクとなった05年から節目の1400勝。首位をキープし、パ5球団とのカード一巡目を終えた。中村晃の逆転アーチは珍プレーから生まれた。1点を追う8回。先頭の5番牧原大が空三振に倒れるも、振り逃げを狙って一塁へ。捕手炭谷は悠々と一塁手フランコの正面に送球したが、フランコがまさかの落球。タイミングも余裕を持ってのアウトだったが、思わぬ形で無死一塁のチャンスが巡ってきた。ここで打撃職人が今季1号だ。中村晃 バントもあるかなと思いましたが、監督が「打て」のサインを出してくれたので思い切って。右翼から左翼方向に吹いていた逆風を切り裂いた。カウント3-1から5球目直球を強振。ヒッティングのサインに値千金の右越え2ランで1発回答し「打たせてくれたので、これからもずっと打たせてもらえるように頑張ります」とクールに笑った。周東、近藤、柳田、栗原、牧原大といった強力打線の後ろ、6番に座る。プロ16年目の男は「4番で(攻撃が)終われば、5、6番が1、2番という雰囲気かなとも思う。1、2番が2つあるような感じで面白い」と楽しんでいる。打率は2割9分7厘、出塁率4割2分9厘はリーグ2位。普段は「つなぎの6番」が、この日は「恐怖の6番」に進化した。今季はダイエーからソフトバンクに名前が変わった05年から19年目のシーズン。開幕から初の逆転勝ちで、ソフトバンクとしての通算勝利数は節目の1400勝目に到達した。05年以降では12球団トップの白星。3年ぶりのリーグ優勝奪回に向けて、がっちり首位をキープした。【只松憲】▽ソフトバンク上林(5回の右前適時打に)「打ったのはスライダー。内野のポジショニングが定位置だったので、転がせば1点と楽な気持ちで打席に入れました。チャンスを生かすことができて良かった」

◆楽天・岸孝之投手(38)が先発し、プロ野球史上23人目となる通算2000奪三振を達成した。大台到達まで1つで臨んだ一戦。三回1死走者なし。上林をカウント1-2に追い込んでからの5球目、外角低めの変化球で見逃し三振に斬った。右腕は登板前に「いろいろとホームで達成できたらという思いはある。ベストを尽くしたいと思います」と話していた。通算150勝にも王手をかけている。

◆15日の降雨中止により、スライドとなったソフトバンク先発の大関友久投手(25)は、二回のピンチを無失点で切り抜けるも、三回につかまった。無死からの連続ヒットなどで1死二、三塁とされると、犠飛と適時打で2点を失った。奮闘する左腕に五回、打線が反撃。先頭・中村晃内野手(33)の四球から、今宮健太内野手(31)の中堅フェンス直撃二塁打で無死二、三塁とすると、上林誠知外野手(27)の適時打と甲斐拓也捕手(30)の犠飛で同点とした。四回以降、ヒットを許さなかった大関は、六回2死から大暗転。痛恨の4者連続四球で勝ち越しを許し、5回?3失点でマウンドを降りた。しかし八回、無死一塁から、中村晃がライトスタンドへ起死回生の逆転2ラン。九回にも、この日3打点目となる犠飛を放つなど活躍し、チームを勝利に導いた。

◆今季2度目の先発に臨んだ楽天・岸の通算150勝目は再びお預けとなった。粘りの投球で6回2失点とし、1点リードで救援陣につないだが、八回に西口が逆転2ランを浴びた。それでも「しょうがない。次頑張ります」と前を向いた。三回に上林から見逃し三振を奪い、もう一つの節目の2000奪三振には到達した。38歳のベテランは「(三振は)別に狙っているわけではないが、良かった。僕の場合、記録は全部キャッチャーのおかげだと思っている」と謙虚に話した。

◆ソフトバンクの大関は六回途中4安打3失点で制球に苦しんだ。2―2の六回2死から4者連続四球を与え、勝ち越されて降板した。終盤にチームが逆転して黒星は付かず「皆さんに感謝。次は恩を返したい」と雪辱を誓った。打者とのタイミングが合ってしまい、三回までに4安打を許した。六回は「打たれたことが頭によぎった」と言い、外角へ慎重に球を集めようと意識が強くなりすぎた。「納得できるところはない。しっかり調整する」と反省した。

◆楽天・岸孝之投手(38)が三回1死にソフトバンク・上林から三振を奪い史上23人目の通算2000奪三振を達成。初奪三振は2007年3月30日の日本ハム戦(札幌ドーム)で木元邦之から。2312回での到達は14年の巨人・杉内俊哉の1930回?、11年の西武・石井一久の1967回?、1974年の阪神・江夏豊の2072回、95年の巨人・川口和久の2299回?に次ぐ5番目のスピードで、右腕では最速。

◆今季2度目の先発に臨んだ楽天・岸が6回5安打2失点。救援陣が逆転を許し、通算150勝目は再びお預けとなった。三回に上林から見逃し三振を奪い、史上23人目となる通算2000奪三振を達成。「自分というよりも、全て捕手のおかげです」と感謝を口にした。38歳のベテランの好投に石井監督は「追い越されることなく、中盤まで投げてくれた」とねぎらった。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
930 0.750
(↑0.023)
-
(-)
13147
(+6)
26
(+3)
6
(+1)
9
(+2)
0.253
(↓0.003)
1.930
(↓0.09)
2
(1↑)
西武
860 0.571
(↑0.033)
2
(-)
12949
(+6)
33
(+2)
9
(-)
7
(-)
0.243
(↑0.003)
2.180
(↑0.01)
3
(1↑)
ORIX
760 0.538
(↑0.038)
2.5
(-)
13044
(+2)
41
(+1)
12
(+1)
3
(+1)
0.260
(↓0.007)
3.180
(↑0.18)
3
(1↓)
ロッテ
760 0.538
(↓0.045)
2.5
(↓1)
13043
(+1)
42
(+2)
6
(-)
5
(+1)
0.222
(↓0.008)
3.210
(↑0.11)
5
(-)
楽天
480 0.333
(↓0.031)
5
(↓1)
13123
(+3)
46
(+6)
7
(-)
8
(-)
0.186
(-)
3.740
(↓0.12)
6
(-)
日本ハム
4100 0.286
(↓0.022)
6
(↓1)
12939
(+2)
57
(+6)
7
(+1)
8
(-)
0.199
(↓0.002)
3.830
(↓0.18)