中日(☆7対5★)巨人 =リーグ戦6回戦(2023.04.16)・バンテリンドーム=
このエントリーをはてなブックマークに追加

 123456789
巨人
0200201005912
中日
41002000X71500
勝利投手:祖父江 大輔(1勝0敗0S)
(セーブ:マルティネス(0勝0敗4S))
敗戦投手:赤星 優志(0勝2敗0S)

本塁打
【巨人】ウォーカー(1号・2回表2ラン),オコエ 瑠偉(2号・7回表ソロ)

  DAZN
チケットぴあ 中日戦チケット予約 巨人戦チケット予約

DAZN

◆中日は初回、岡林の適時三塁打などで4点を先制する。その後は、2回裏に石川昂の適時打で1点を加えると、5-4となって迎えた5回には細川の適時打などでリードを広げた。投げては、2番手・祖父江が今季1勝目。敗れた巨人は、先発・赤星が試合をつくれなかった。

◆巨人中山礼都内野手(21)が、同級生対決から一夜明け、中日高橋宏斗投手(20)と笑顔であいさつをかわした。中京大中京で同級生のチームメートだった2人は、試合前練習で談笑。20秒ほど言葉を交わして最後は仲良さそうに手を振って別れた。2人は15日の同戦で地元のバンテリンドームで対戦。2回無死満塁から中山が156キロを中前へ先制適時打を放ち、そのまま勝利に結びつけていた。

◆今季は"ズッキュン"&"バスケパフォ"に決定! 巨人アダム・ウォーカー外野手(31)が今季初スタメンの1打席目で反撃の1号アーチを放った。4点を追う2回2死二塁、中日鈴木博の148キロ内角ツーシームを捉えた。勢いよく伸びていった打球は左翼フェンスを越える2ランとした。ベンチに戻ると、昨季から見せた頭上にハートマークを作る"ズッキュンポーズ"を披露。さらに同じドレッドヘアーのブリンソンと、そろってバスケットボールのシュートのポーズを見せて、喜びを共有した。ウォーカーは「積極的にいこうと準備していたのでファーストストライクを思いきってスイングできた。ホームランになってくれてよかったよ。まだまだ試合は始まったばかりなので早く追いついて逆転できるように頑張るよ」とコメントした。

◆中日石川昂弥内野手(21)が4番では初の打点を挙げた。2点リードの2回2死三塁に迎えた第2打席。巨人先発赤星の初球149キロのツーシームにバットを折られながら、三塁への適時打。新主砲として貴重な追加点を挙げた。14日の巨人3連戦初戦で「4番三塁」で4番デビュー。得点につなげる二塁打を放ったが、3試合目で主砲としての初打点。「あの当たりでしたので、何とかセーフになれるように、必死に走りました」。敵失が絡んで進んだ二塁ベース上で笑みをこぼした。思いが打球にこもった。昨年5月27日のオリックス戦で左膝を痛めた。左膝前十字靱帯(じんたい)再建術を受け、長いリハビリ生活を続けた。今年4月6日の2軍戦で実戦復帰し、5試合に出て11打数6安打、打率5割4分5厘、2本塁打、4打点と調子を上げて1軍昇格。「4番を打つことを目標に(プロに)入った。そんな打者になりたい」。球団では第111代の4番がチームをバットでけん引した。

◆巨人の高卒2年目左腕・代木大和投手(19)がプロ初打席の初球、初スイングで初安打を決めた。3点を追う5回2死、中日鈴木博の149キロ直球を逆方向にはじき返した。鋭い打球は三遊間を破る左前打。初安打の記念球は巨人ベンチに戻ってきた。その後、オコエと中山の連打でホームに生還。追い上げに貢献した。明徳義塾(高知)時代には打撃でも5番に座り、甲子園での2発を含め通算11本塁打を放つなど二刀流の活躍。秋季キャンプでは打撃センスを買われてフリー打撃に参加し、原監督から「可能性は持っている」と評価されていた。

◆巨人の高卒2年目左腕・代木大和投手(19)が中1日で59球の熱投もプロ初勝利はお預けとなった。2回5失点だった先発赤星に代わって3回から2番手で登板。3回、4回と無安打無失点に抑えるも5回に捕まった。中日岡林、石川昂、細川に3連打を浴びるなどこの回2失点。2死走者なしから木下に左翼線への二塁打を浴びたところで、原監督から肩をポンポンとたたかれながら降板。プロ最長の2回2/3を投げて4安打2失点だった。打撃では3点を追う5回2死にプロ初打席に立って初球を左前打。その後、オコエと中山の連打で2点の反撃の口火を切った。SNSでは「代木くんお疲れさま」「代木くんはよくやりすぎてる」とねぎらうつぶやきがみられた。

◆現役ドラフトで今季から加入した巨人オコエ瑠偉外野手(25)の好調ぶりが止まらない。3点を追う7回2死、中日田島の146キロ直球を捉えた。打った瞬間、スタンドインを確信する左中間席中段への120メートルアーチ。6試合ぶりの2号ソロで反撃した。開幕から好調をキープし続け、この時点で打率3割6分6厘、2本塁打、4打点。1シーズンの最多本塁打は楽天時代の17年と19年の3本。4月の時点でキャリアハイまであと1本に迫った。

◆中日が和製クリーンアップで今季初のカード勝ち越しに成功した。新助っ人大砲アキーノを2番に入れ、3番以降を岡林、石川昂、細川でオーダー。初回から新打線が稼働した。1回1死一塁、昨季以来2度目の3番岡林が右翼線に適時三塁打を放って先制。5番細川の三ゴロなどで加点し、初回だけで一気4点を奪った。2回2死三塁では石川昂がバットを折られながらも三塁へ適時内野安打を決め、5点目をたたき出した。岡林と同期同学年の石川昂は、昨年5月の左膝前十字靱帯(じんたい)再建術から復帰し、3試合連続で4番を務める。「体も全然問題ないので、引き続きやっていきたい」。5回には追加点につながる中前打を放ち、和製主砲として存在感を見せた。チームが和製クリーンアップで勝利したのは21年4月11日ヤクルト戦以来2年ぶりとなる。立浪監督は「しっかりクリーンアップを組みたい理想はある。(相手)投手を見ながらだが、続くかもしれません」と和製中心のオーダー継続を示唆。最下位を脱出し、次週に控えるヤクルト、阪神ら上位チームとの対戦が浮上への試金石になる。▽中日立浪監督(和製クリーンアップでカード初勝ち越し)「しっかり組みたい理想はある。(相手)投手を見ながらだが、続くかもしれません」▽中日祖父江(1点リードの5回2死二塁に2番手登板し、巨人坂本を打ち取り1勝)「1試合1試合頑張ります」▽中日木下(初回右前適時含むマルチ安打)「適時打は)追い込まれていたので、食らいついていきました」▽中日鈴木(今季初先発も5回途中4失点で降板)「5回途中で交代してしまったことが悔しいです。反省して修正します」▽中日岡林(昨季以来、2度目の3番打者で先制打を含む猛打賞)「いつも通りやったことが、いい結果につながった。どこの打順でも、自分の仕事は変わらない」▽中日細川(移籍後初の猛打賞で2打点)「明日以降もしっかり打ってチームに貢献したい」

◆巨人のアダム・ウォーカー外野手(31)が「7番・左翼」で今季初めてスタメンに名を連ねた。今季初勝利を狙う2年目右腕の赤星優志投手(23)が先発する。

◆巨人のアダム・ウォーカー外野手(31)が「7番・左翼」で今季初先発し、1号2ランを放った。4点を追う二回2死二塁。カウント1-0から鈴木の148キロの速球を完璧に捉え、左翼席に突き刺した。来日2年目を迎えた助っ人は、開幕2軍でスタートしたが、14日から1軍に合流。ここまで出場機会は代打での1打席だったが、初スタメンで即結果を残した。

◆巨人・代木大和投手(19)がプロ初打席で初安打を放った。五回2死。中日・鈴木が投じた初球の149キロのツーシームを左前にはじき返した。高知・明徳義塾高時代には、高校通算11本塁打。3年夏の甲子園大会では2本塁打を放つなど、長打力ある打撃も注目を集めていた。2年目左腕が、初打席で野手顔負けのシュアな打撃を見せた。

◆巨人・中山礼都内野手(21)が地元の愛知・名古屋市で連日の活躍だ。「2番・二塁」で3試合連続でスタメン起用されると、五回2死一、二塁での第3打席で鈴木の初球、150キロのツーシームをライナーで右翼線へ打ち返す2点二塁打。4-5と1点差に詰め寄る大きな一打を放った。中山は15日の第2戦で、愛知・中京大中京高時代の同級生の中日・高橋宏斗投手(21)から放った決勝打を含む2安打1打点。名古屋市熱田区生まれの若武者がレギュラー奪取へ猛アピールしている。

◆中日が15安打で先手を取り続けた。一回に岡林の適時三塁打などで4点先行。1点差とされた五回は細川の適時打などで加点した。2番手の祖父江が初勝利、マルティネスが4セーブ目。投手陣が崩れた巨人は10敗到達で最下位逆戻り。

◆巨人・赤星優志投手(23)が2回7安打5失点でKOされ、2敗目を喫した。原監督は「少し調整になるでしょう。ピッチングコーチが最終的に決めるでしょうけどね。(他に)虎視眈々と狙っているスターターがいるわけですから」と出場選手登録の抹消を示唆した。赤星は4回6安打4失点だった前回9日の広島戦に続き、精彩を欠いた。指揮官は「(赤星は)なんとなく自信なさげにほうっている。スターターピッチャーというのは、このボールを投げなきゃ始まんねえんだぞっていうぐらいのずうずうしさがないとね。彼は性格のいい、素晴らしい青年だけど、やっぱり何かが必要」と指摘した。

◆巨人は敗れ、カード負け越しで開幕15試合目で10敗を記録した。2リーグ制以降、最速タイ、5年ぶりのリーグ最速10敗となった。先発した2年目の赤星が2回5失点と誤算だった。

◆巨人・ウォーカーが「7番・左翼」で今季初先発し、1号2ランを放った。4点を追う二回2死二塁。カウント1-0から鈴木が投じた148キロの速球を一閃。左翼席に突き刺し「ファーストストライクを思い切ってスイングできた」と胸を張った。スタメン起用に応えた助っ人に原監督は「よかったですね。守備も積極的になってきている」と目を細めた。

◆巨人は敗れ、中日と入れ替わって2日ぶりに最下位へ転落した。2リーグ制以降では球団ワーストタイとなる15試合目での10敗を記録し、1975年以来48年ぶりに両リーグ最速で到達。原辰徳監督(64)は2回5失点の赤星に、もどかしさを感じたようだ。「なんとなく自信なさげに放っている。先発投手は『自分がこのボールを投げなきゃ野球は始まんねぇんだぞ!』というぐらいのずうずうしさがないと」2年目右腕は制球が甘く、一回からいきなり5安打で4失点。二回も1点を失い、プロ最短KOとなった。指揮官は「彼は非常に性格のいい、素晴らしい青年ではあるけど、やっぱり何かが必要」と2軍再調整を示唆した。打線は5得点したが、心配なのは坂本だ。この3連戦は「3番・遊撃」で起用されたが、計1安打2四球で9打席無安打が続く。指揮官は五回の守備から門脇と交代させた理由を聞かれ「全体的なことを考えて。コンディション? あれでいいと言ったら、彼は怒るよ」と苦笑い。投打の要の復調が待たれる。(谷川直之)

◆明徳義塾高出身の2年目左腕、巨人・代木がプロ初安打をマークした。三回から2番手として登板。五回2死で回ってきたプロ初打席で中日・鈴木が投じた初球の149キロのツーシームを左前にはじき返し「ストライクはどんどん振っていこうという姿勢が結果につながった」とうなずいた。投げては2回?を2失点だったが、原監督は「よく頑張ったと思う。堂々とね。非常にいいピッチングをした」とたたえた。

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(1↑)
広島
850 0.615
(↑0.032)
-
(↓0.5)
13042
(+7)
35
(+5)
11
(+2)
4
(-)
0.236
(↑0.012)
2.500
(↓0.23)
2
(2↑)
DeNA
750 0.583
(↑0.038)
0.5
(↓0.5)
13146
(+2)
39
(+1)
11
(+1)
3
(-)
0.271
(↓0.009)
3.090
(↑0.19)
2
(1↓)
阪神
751 0.583
(↓0.053)
0.5
(↑0.5)
13037
(+1)
40
(+2)
5
(+1)
10
(-)
0.222
(↓0.007)
2.920
(↑0.05)
4
(2↓)
ヤクルト
761 0.538
(↓0.045)
1
(↓0.5)
12935
(+5)
30
(+7)
8
(-)
15
(+1)
0.185
(↑0.007)
2.040
(↓0.41)
5
(1↑)
中日
580 0.385
(↑0.052)
3
(↑0.5)
13036
(+7)
45
(+5)
3
(-)
4
(-)
0.254
(↑0.015
3.190
(↓0.16)
6
(1↓)
巨人
5100 0.333
(↓0.024)
4
(↓0.5)
12846
(+5)
53
(+7)
13
(+2)
1
(-)
0.232
(↑0.002
3.280
(↓0.3)