広島(☆5対4★)ヤクルト =リーグ戦5回戦(2023.04.15)・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島=
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ヤクルト
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広島
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勝利投手:戸根 千明(1勝0敗0S)
敗戦投手:田口 麗斗(0勝1敗4S)

本塁打
【広島】西川 龍馬(1号・4回裏ソロ),秋山 翔吾(1号・9回裏2ラン)

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◆広島が劇的な逆転サヨナラ勝利。広島は1点を追う4回裏、西川のソロで同点とする。その後3-4となって迎えた9回には秋山の2ランが飛び出し、試合を決めた。投げては、5番手・戸根が移籍後初勝利。敗れたヤクルトは継投で逃げ切りを狙うも、6番手・田口が痛恨の一発を浴びた。

◆ヤクルト長岡秀樹内野手(21)が29打席ぶりに適時打を放った。2-2の6回1死満塁。カウント1-2から広島先発床田の145キロ直球を捉え、左前適時打を放った。5日中日戦(バンテリンドーム)以来となる29打席ぶりの適時打に、一塁上で両手を突き上げた。試合前時点の打率は1割5厘。遊撃手として守備に貢献するも、打撃面で低調が続いており「チームに迷惑を掛けているのでなんとかランナーをかえしたかったです」と語った。高津監督は9日、不振が続く長岡に「いいんですよ。8番でフリーで打たせている。まだ勉強段階なのでいろいろ失敗を繰り返して反省しての毎日だと思います」とエールを送っていた。

◆ヤクルトが今季初のサヨナラ負けで3連敗、今季初めて首位から陥落した。ここまで4セーブの新守護神・田口が、9回2死まで1点リードを守ったが、堂林に四球を与え、3番秋山にサヨナラ弾を浴びた。田口は「1番ダメな結果を招いたが切り替えるしかない。去年からずっとホームランを打たれてなかった。出来すぎていたので悪いものが出てくれて、ここがスタートラインだと思う」と前を向いた。▽ヤクルト高津監督(新守護神田口が被弾し今季初のサヨナラ負けに)「点差、状況をよく理解した投球だったが(抑えは)全責任を負って打たれてはダメなんですよ。次やり返すしかない」

◆広島が秋山の劇的な逆転サヨナラ弾でヤクルトに連勝。貯金を2とした。同点の6回に2点を勝ち越されるも、7回に1点を返し、9回2死走者なしから代打堂林がストレートの四球を選んだ直後に秋山が勝利へのアーチを描いた。試合後の新井貴浩監督(46)の談話は以下の通り。-9回2死走者からの逆転サヨナラ新井監督 最後まで絶対に諦めないと。ビハインドの展開でしたけど、みんな絶対最後まで諦めないという気持ちが伝わってきたので、何かあるぞと。ベンチもそんな雰囲気でした。-秋山選手はプレー以外でもチームを引っ張っている新井監督 やっぱり、すごいよね。やっぱりベテランの読み、それを一発で仕留める技術。本当にすごいと思います。彼の野球への向き合い方というのは、本当に素晴らしいものがある。打つだけじゃなく、守る方も、走る方も。特に走る姿に、野球に対する姿勢が現れているので、若い選手も見習ってほしいですよね。-監督として初のサヨナラ勝利新井監督 興奮したね。ちょっと覚えてないですけど。打った瞬間、いけ! いけ! と思った。いやぁすごかったね。素晴らしい打撃でしたね。-中継ぎ陣の踏ん張りが大きかった新井監督 もちろん、そうなんですよね。ブルペンの頑張りというのが最後のサヨナラにつながったと思います。本当によく頑張ったと思います。-床田投手は失策がもったいなかった新井監督 そうですね。粘り強く投げてくれましたよね。エラーもあったんですけど、特に4回、よく2点で耐えたなと。そういうみんなが耐えた積み重ねが最後のサヨナラにつながったと思う。-野間選手がベンチ外新井監督 下半身のコンディショニング不良。そんなにシリアスなものじゃないと聞いている。何日かで大丈夫でしょう。-大瀬良投手の出場登録抹消は新井監督 (大瀬良)大地はいいピッチングをずっと続けている。1回抹消してフレッシュして、次の登板に備えてもらおうという形。今を戦いながら先を考えていかないといけないから、そういう意味での抹消という形で。次につなげてほしい。-今後、大瀬良投手以外の先発にも同様のケースがあるか新井監督 もちろん。それは考えているけど、スケジュールとの兼ね合いもあるから。今回は(日程との兼ね合いで)うまくいったので。だから、積極的に休んで体調を整えてもらって帰ってきてもらおう(と決めた)。

◆雨がやんでも広島は強かった。1点ビハインドの9回2死一塁から、秋山翔吾外野手がチームを救った。ヤクルトの抑え田口の初球スライダーにバット一閃(いっせん)。左翼方向に上がった飛球はそのままスタンドに吸い込まれた。ホームベース手前でヘルメットを放り投げると、チームメートから手荒い祝福を受けた。西武時代の12年9月5日ソフトバンク戦以来11年ぶりの劇的弾に「ちょっと年がいもなく、喜び過ぎてしまいました。それぐらいうれしい1本でした」と感情を爆発させた。前夜に続き、この日も雨中の接戦となった。同点の6回に2点を勝ち越されるも、7回に1点を返した。雨が上がった終盤は中継ぎ陣が追加点を与えず、迎えた9回2死走者なしは代打堂林がストレートの四球を選んだ。「まだ、僕で終わるわけにはいかない」。7回まで2安打を放ち、ベンチでは最前列で声を張り上げていた秋山がひと振りで決めた。お立ち台では後輩の坂倉と西川からウオーターシャワーを浴びせられ、再びびしょぬれとなった。16日の35歳となる自身の誕生日。「みんなが笑顔でホームに迎えてくれた景色というのは思い出すかな」と自らのバットでバースデーを前祝いした。開幕3連敗したヤクルトに本拠地で連勝した。監督として初めてサヨナラ勝利を味わった新井監督は「興奮したね。ちょっと覚えていない。いやぁすごかったね。素晴らしい打撃でしたね」と開幕からチームをけん引するベテランに賛辞を送った。【前原淳】秋山が逆転サヨナラ本塁打。秋山のサヨナラ弾は西武時代の12年9月5日ソフトバンク戦以来、11年ぶり2本目。11年以上のブランクでのサヨナラ弾は、19年青木(ヤクルト)が14年ぶりに打って以来になる。秋山は4月16日が誕生日で、誕生日前日のサヨナラ弾は21年9月10日レアード(ロッテ)以来で、セ・リーグでは80年9月21日谷沢(中日)に次いで2人目。ちなみに、誕生日にサヨナラ弾は54年土井垣(東映)と22年近藤(日本ハム)の2人だけで、セ・リーグではまだ誰も打っていない。広島戸根が巨人時代の21年7月1日広島戦以来となる勝利でプロ通算6勝目。昨年12月に初開催された現役ドラフトで移籍した6投手のうち、勝利を挙げたのは8日ヤクルト戦の阪神大竹(前ソフトバンク)に次ぎ2人目。

◆昨年の現役ドラフトで巨人から加入した広島戸根千明が移籍後初勝利を手にした。1点ビハインドの9回。1番からのヤクルト打線を3者凡退。10球で打ち取り、その裏の攻撃につなげた。自身の勝ち星にも「勝てたというよりも(サヨナラ弾の)秋山さまさまです。何とか流れを持ってこられるようにと投げた結果、3者凡退に抑えられて、いい流れはもってこられたかなと思います」とチームの勝利に貢献したことを喜んだ。広島戸根が巨人時代の21年7月1日広島戦以来となる勝利でプロ通算6勝目。昨年12月に初開催された現役ドラフトで移籍した6投手のうち、勝利を挙げたのは8日ヤクルト戦の阪神大竹(前ソフトバンク)に次ぎ2人目。

◆ヤクルトがスタメン発表。連敗脱出に向けて内山壮真捕手(20)がプロ入り後初の1番打者に入り、赤羽由紘内野手(22)が今季初めて「6番・中堅」でスタメンに名を連ねた。先発は今季初登板の高梨裕稔投手(31)。

◆しとしとと降り続く雨を切り裂いた。ヤクルトのホセ・オスナ内野手(30)が「5番・一塁」で先発出場し、0―1の四回無死一、二塁で右中間へ同点となる適時二塁打を放った。「バッティングカウントだったので、甘い球は積極的に仕掛ける気持ちでした。コースに逆らわずしっかりと打つことができました」これが12日のDeNA戦(神宮)で一回に村上が適時打を放って以来20イニングぶりの得点。広島先発、床田の外角139キロのツーシームをうまく捉えた。続く6番・赤羽は、投前へのゴロだったが床田が後逸。失策で出塁するとその間に3塁走者・村上が生還して2点目を挙げた。

◆広島・西川龍馬外野手(28)が「5番・左翼」で出場し今季1号ソロを放った。「点を取られた後だったので何とか塁に出ようといった結果、自分のスイングができてよく入ってくれました」。1─2と逆転を許した直後の四回先頭でフルカウントからの6球目の直球を右翼席に運んだ。先制した二回無死一塁では中前打で好機を広げ、2日のヤクルト戦(神宮)からの連続試合安打を「10」に伸ばした。

◆ヤクルト・長岡秀樹内野手(21)が「8番・遊撃」で出場し、2―2の六回1死満塁で勝ち越しの左前適時打を放った。これが4試合ぶりの安打。カウント1―2から広島先発、床田の真ん中145キロの直球をはじき返した。塁上では右手を突き上げて喜び「チームに迷惑を掛けているので、なんとかランナーを返したかった」とうなずいた。高卒4年目にして遊撃の定位置を掴んで2年目。試合前時点で打率・105(38打数4安打)と開幕から打撃で苦しんでいた背番号7が大事な局面で結果を残した。

◆広島が今季初のサヨナラ勝ち。2―4の七回に菊池の適時打で1点差とし、九回に秋山が1号2ランで試合を決めた。5番手の戸根が移籍後初白星。ヤクルトは同点の六回に長岡の適時打などで2点を奪ったが、救援陣が崩れて3連敗。

◆ヤクルトは新守護神・田口麗斗投手(27)が九回2死一塁から、秋山にサヨナラ弾を浴びて3連敗。今季5カード目にして初めて負け越しが決まった。現役時代、日米通算313セーブを挙げた高津臣吾監督(54)は「気持ちはわかる」と配慮を示したうえで、「全責任を負ってやり返すしかない」とリベンジに期待した。高津監督の一問一答は以下の通り。――最後は田口を信頼して送り出した「気持ちはすごくよく分かります。すごく大事な一球を、その点差であったり、その状況であったりをよく理解したピッチングだったと思いますね」――それでも打たれると敗戦に直結する。抑えとしての宿命「全責任を負ってね、また次やり返すしかないわけなので」――先発の高梨はもう少し投げてほしかった「よく頑張ったと思うね。4回2点なので。彼にしてはよくあそこまで行ってくれたら、よく投げたと思います」――救援陣の粘り「そんなに点が取れないので、やっぱりリードしたときであったり、僅差のときであったり、どんどんつぎ込んで逃げ切ろうとは思っていたんですけどね。だから五回から継投に入ったんですけど、まあうまくいかなかったですね」――若い選手を並べて打線をてこ入れ「打線、打順に関しては、いろいろその日これが一番いいと思っていろいろ考えたりするんですけども、なかなかつながりも難しくてね。先頭出ることもなかなかなかったので、もうちょっと我慢しなきゃいけないでしょうね」――四、六回は村上が先頭で出て得点につながった「先頭出た回は得点できているというのが証明されているので、昨日も8イニングで一度も先頭が出てないですし、もちろん先頭で出塁しようと思って打席に立っているとは思うんですけど、なかなかそれが結果として表れていないというところです。でも、意識しても簡単に出られるわけではないので。難しいことだとは思いますけど」――長岡に久しぶりの適時打「うーん。なんかバッティングが小さくなっていたので、もうちょっとこう、強く大きく振ればいいのになあと思っていたんですけど、まあ、そうですね。あのタイムリーはすごくいいバッティングだったと思いますけど」――セーフティースクイズや三盗の企図など若手の積極性「積極的にやる分には問題ないです。それを成功させようとする技術と経験というのを今勉強しているところなので、これで失敗するんだ、こうやったらうまくいくんだというところを分かってもらえたらそれでいい。ただ、バントができないとか、そういうのはちょっと論外ですね。切り替えたらゲッツーになってしまったりとか。これも経験とかではなくて、練習するしかないでしょうね。練習してしっかりうまくなる部分と、経験して実戦を積んでうまくなる部分と、しっかり分けないといけないと思います」――内山が捕手で1番「これがきょう一番いいと思ったからです。そこまでにとどめておきます」

◆ヤクルトの新守護神・田口麗斗投手(27)が4―3の九回に登板。2死から代打・堂林に四球で出塁を許すと、続く秋山に初球の外角スライダーを捉えられてサヨナラ2ランを浴びた。これが初のセーブ失敗。「一番ダメな結果を招いてしまった。去年も含めてホームランを打たれていなかったので、ちょっと出来すぎていた。悪いものが出てくれましたし、ここから自分が持っているものを出せるようにしたい」と振り返った。今季は米大リーグ、ダイヤモンドバックスに移籍したマクガフの穴を埋めるように開幕から抑えに抜擢されると、すでに4セーブするなど抜群の安定感。昨季は本塁打を1本も許しておらず、被弾は2021年10月23日の巨人戦(東京ドーム)以来だった。最後の一球に「どちらかというと投げミス。四球後の初球は大事にしないといけない。ストライクは必要ですけど、取っていい場面とそうじゃない場面がある。ちょっと欲しがっちゃったなというのが僕自身ある。そこを気を付けないといけない」と反省した。

◆昨オフの現役ドラフトで巨人から移籍した広島の戸根が、2年ぶりの白星を手にした。3―4の九回に登板し、1番内山からきっちり3人で打ち取り、直後のサヨナラ勝ちを呼び込んだ。「一人一人にしっかり投げた結果。いい流れを持ってこられたかな」と誇らしげだった。30歳のサウスポーは5試合に登板して被安打はなく、安定した投球で救援陣を支えている。どんな場面でも投げる気概で「任されたところはどこでもいく。全力で抑えるだけ」と頼もしかった。

◆ナイン、そして、アライさんまでも待つホームベースに笑顔で飛び込んだ。広島が今季初のサヨナラ勝ちで2位タイに浮上。移籍2年目の秋山翔吾外野手(34)が3874日ぶりの劇弾で堂々のヒーローになった。「34歳をこれで(サヨナラ本塁打)で締めくくった。良いゲームで、みんなが笑顔になってホームで迎えてくれた。この景色は(今後も)思い出すと思う」サヨナラ本塁打は西武時代の2012年9月5日のソフトバンク戦以来自身2度目。お立ち台の最後にはボードの後ろでスタンバイしていた西川と坂倉が両サイドから飛び出してきてバケツの水をバシャッ!! 雨が降り続く中の試合だったが、後輩の手荒い祝福を受けるほどムードは最高だ。3─4の九回2死に代打・堂林がストレートの四球で出て打席へ。田口の初球スライダーを捉えると、打球は左翼席前列に着弾。2万9574人の観客でにぎわう土曜日のマツダスタジアムが揺れた。新井監督は「興奮したね。ちょっと覚えてないんだけど。打った瞬間、行け行けって思った」と賛辞を惜しまなかった。前祝いだ。16日のヤクルト3戦目は自身の誕生日、そして、ひとり親家庭の親子をスタンドに呼ぶ。自身も小学6年時に父・肇さん(享年40)を胃がんで亡くしており、西武時代に続けていた社会活動を広島で再開。今季の主催試合4試合で合計120人を招待する。「あしたから35歳。いい1年にしたい」。チームは本拠地の連勝を6まで伸ばし、首位・阪神とは0・5ゲーム差。こいのぼりの季節は、もうやってきている。(柏村翔)

◆広島が逆転サヨナラ勝ち。2位タイに浮上し、試合のなかった首位・阪神とのゲーム差は0・5となった。試合後の新井貴浩監督(46)の一問一答は次の通り。──3─4の九回2死から逆転「ビハインドの展開でしたけど、みんな絶対に最後まであきらめないという気持ちが伝わってきた。何かあるぞ、ベンチもそんな雰囲気だった」──秋山がサヨナラ2ラン。プレー以外でも引っ張る「ベテランの読み、一発で仕留める技術、本当にすごいと思う。彼の野球に対する向き合い方は本当に素晴らしいものがある。打つだけじゃなしに守る方も走る方も。特に走る姿は野球に対する姿勢があらわれている。若い選手も見習ってほしい」─―監督としては初めてのサヨナラ勝ち「興奮したね。どうだった? ちょっと覚えてないんだけど。打った瞬間、行け、行けって思った。すごかったね。素晴らしいバッティングでした」─―床田は六回途中5安打4失点(自責2)「粘り強く投げてくれました。エラーもあったんですけど、特に四回(無死一、二塁など)のシーンはよく2点で耐えたなと。みんなが耐えた積み重ねが最後のサヨナラにつながったと思う」──島内、河野、ケムナ、戸根のリリーフ陣が無失点「ブルペンの頑張りというのが最後のサヨナラにつながったと思います。本当によく頑張ったと思います」─―野間がベンチ外「下半身のコンディショニング不良。そんなにシリアスなものじゃないと聞いている。何日かで大丈夫でしょう」─―大瀬良が出場選手登録抹消「一回、抹消してフレッシュになって次の登板に備えてもらおうという形。今を戦いながら先を考えていかないといけないから、そういう意味での抹消という形。次につなげてほしい」──開幕3連敗したヤクルトに勝ち越し「なんとかやり返したいと思っていたし、自分より選手が絶対にやり返すぞ、という気持ちが伝わってくるのがうれしい」

◆ヤクルトは新守護神・田口麗斗投手(27)が九回2死一塁から、秋山にサヨナラ弾を浴びて3連敗。2位に後退した・田口は試合後にツイッターを更新。「久しぶりの被弾。今まで出来すぎだな。今日は文句を浴びせてください!明日からの活力に変えちゃいます」とファンに呼びかけた。続けて「明日は13:30から。30分早いんで間違えんように!」とつづった。

◆無情にも、今季初のサヨナラ負けを告げる白球が、左翼席に消えていった。ヤクルト・田口麗斗投手(27)が1点リードの九回2死一塁から秋山に2ランを浴び、3連敗を喫した。5カード目で初の負け越しが決まり、首位陥落。高津臣吾監督(54)は、新守護神に配慮しつつ、リベンジに期待した。「気持ちはすごくよくわかる。点差であったり、状況をよく理解した投球だったと思う。でも、そこで打たれてしまうと駄目というか、全責任を負って、また次やり返すしかない」日米通算313セーブを挙げた指揮官だからこそ、気持ちは痛いほどわかる。ただ、それだけ責任が重いポジションでもある。田口は今季6試合目にして初黒星(4セーブ)。涙雨となったが、次戦以降の糧にするしかない。先発の高梨が4回2失点で降板。打線が7安打で奪った4点を、鉄壁の救援陣で守ろうと継投へ。「リードしたときや僅差のときはどんどんつぎ込んで逃げ切ろうと思っていた。だから五回から継投に入ったけど、うまくいかなかった」と高津監督。打線の状態は上向いているだけに今は我慢のとき。連敗を止め、再び首位に返り咲く。(赤尾裕希)

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
741 0.636
(-)
-
(-)
13136
(-)
38
(-)
4
(-)
10
(-)
0.229
(-)
2.970
(-)
2
(1↓)
ヤクルト
751 0.583
(↓0.053)
0.5
(↑0.5)
13030
(+4)
23
(+5)
8
(-)
14
(+1)
0.178
(↑0.003
1.630
(↓0.28)
2
(1↑)
広島
750 0.583
(↑0.038)
0.5
(↓0.5)
13135
(+5)
30
(+4)
9
(+2)
4
(-)
0.224
(↑0.007
2.270
(↑0.03)
4
(1↓)
DeNA
650 0.545
(-)
1
(-)
13244
(-)
38
(-)
10
(-)
3
(-)
0.280
(-)
3.280
(-)
5
(1↑)
巨人
590 0.357
(↑0.049)
3.5
(↑0.5)
12941
(+6)
46
(+2)
11
(+1)
1
(-)
0.230
(↓0.005)
2.980
(↑0.07)
6
(1↓)
中日
480 0.333
(↓0.031)
3.5
(↓0.5)
13129
(+2)
40
(+6)
3
(-)
4
(+1)
0.239
(↓0.007)
3.030
(-)