巨人(★1対4☆)阪神 =リーグ戦3回戦(2023.04.13)・東京ドーム=
このエントリーをはてなブックマークに追加

 123456789
阪神
0101200004702
巨人
01000000011200
勝利投手:西 純矢(1勝1敗0S)
(セーブ:湯浅 京己(0勝0敗5S))
敗戦投手:横川 凱(0勝2敗0S)

本塁打
【阪神】ノイジー(2号・2回表ソロ),渡邉 諒(1号・4回表ソロ)

  DAZN
チケットぴあ 巨人戦チケット予約 阪神戦チケット予約

DAZN

◆阪神は2回表、ノイジーのソロで先制に成功する。直後に同点とされるも、4回に渡邉諒のソロが飛び出し、勝ち越しに成功した。投げては、先発・西純が6回1失点で今季初勝利。敗れた巨人は、打線が相手を上回る12安打を放つも、1得点とつながりを欠いた。

◆巨人のドラフト3位右腕・田中千晴投手(22)が1軍に初合流した。試合前練習に姿を見せ、コーチやスタッフ、先輩選手らにあいさつした。イースタン・リーグでは2試合に登板し、6回2/3を投げて5安打5失点、防御率6・75。8日の同楽天戦では4回2安打無失点。「今日の登板では、ランナーを出してからもしっかりと集中して自分の納得いく球を投げ込めたと思います。継続して投げ込めるようにまた準備していきたいと思います」と話していた。

◆発熱のため7日に特例2023で出場選手登録を外れていた阪神渡辺諒内野手(27)が、出場選手登録された。前日12日にチームに合流し、フリー打撃や三塁守備練習などを行い調整していた。代わって熊谷敬宥内野手(27)が出場選手登録を抹消された。なお、渡辺は特例2023により、登録抹消後10日間を経ずに復帰となる。代替指名選手の熊谷は登録抹消となるが、特例2023の適用により、10日間を経ずに再登録可能。

◆前夜に負傷降板した巨人ヨアンデル・メンデス投手(28)が、一夜明けて練習に参加し、軽めのメニューを消化した。前日の先発登板は、7回先頭の佐藤輝に初球投げた際、右足をつって無念の交代。6回まで1失点に抑える好投を見せていた。練習後には原監督と話し込んだ。右足は大事に至らなかった模様で登録抹消はなく、次回登板に向けて調整する見込み。最後は笑顔でグラウンドを後にした。

◆阪神岡田彰布監督(65)が、打線のテコ入れを図った。佐藤輝明内野手(24)が今季11試合目で初のスタメン落ち。代わって発熱から復帰し、この日1軍登録された渡辺諒内野手(27)が三塁に入り、打順は3番。開幕から全試合3番でスタメンを務めるシェルドン・ノイジー外野手(28)が、今季初の5番に入った。阪神は今季11試合目で初めてクリーンアップが入れ替わった。梅野隆太郎捕手(31)が今季初の6番。板山祐太郎外野手(29)が「7番右翼」で今季2度目のスタメン出場する。先発は西純矢投手(21)が務める。

◆巨人坂本勇人内野手(34)が5試合ぶりにスタメンを外れ、ドラフト4位の門脇誠内野手(22)がスタメンに名を連ねた。坂本は前日の同戦で4打数無安打に終わっていた。先発マウンドには、5年目左腕の横川が上がる。6日のDeNA戦(横浜)では6回5安打1失点と好投も、打線の援護に恵まれず、プロ初勝利はお預けとなっていた。

◆あらためてスコアブックを見返した。12日に東京ドームで開催された巨人-阪神2回戦。3年目でプロ初勝利を目指した阪神の24歳村上頌樹(しょうき)は計84球のうち、40球もの直球を投げ込んでいた。実に約48%。どちらかというと変化球とのコンビネーションで打ち取るイメージが強かっただけに、ちょっと驚いた。7イニング完全投球で沸かせた投球内容。確かに巨人打線が直球を打ちあぐねている印象はあった。この日の最速は148キロと決して特筆すべき数字ではない。にもかかわらず、差し込まれてファウルになる、空振りする場面が目立っていた。なぜ、あれだけ真っすぐで押せたのか。試合後、好リードした坂本誠志郎に問いかけて、合点がいった。「もともと真っスラの特徴がある。このクセ球を向こうがちょっと嫌そうにしていたので。『嫌がっているなら行っちゃえ』と、割り切っていった感じです。相手の反応を見ながら、対応されたら(配球を)変えていかないといけないとは思っていましたけどね」結果、変化球の割合はツーシームが19球、カットボールが16球、フォークが7球、カーブが2球。虎バッテリーは7回まで直球主体の配球を貫いた形だ。打てそうで打てない独特のクセ球は次回も快投を後押しできるか。また楽しみな注目ポイントが増えた。【佐井陽介】

◆阪神佐藤輝明内野手(24)、森下翔太外野手(22)のドラ1コンビが、同時にスタメン落ちした。佐藤輝は今季11試合目で初。森下は3試合ぶりだ。試合前のフリー打撃は同組で最後に登場。佐藤輝が36スイングで12本、森下が33スイングで8本の柵越えを放った。

◆巨人高梨雄平投手(30)が今季初めて出場選手登録を抹消された。ここまで6試合で2回2/3を投げ、3失点(自責2)で防御率6・75。前日13日の同戦では同点の10回1死三塁のピンチで登板したが、阪神近本に左前へ決勝適時打を浴びていた。代わりにドラフト3位の田中千晴投手(23)が出場選手登録された。1軍初昇格となる。イースタン・リーグでは2試合に登板し、6回2/3を投げて5安打5失点、防御率6・75。8日の同楽天戦では4回2安打無失点で「今日の登板では、ランナーを出してからもしっかりと集中して自分の納得いく球を投げ込めたと思います。継続して投げ込めるようにまた準備していきたいと思います」と話していた。

◆日本テレビの黒田みゆアナウンサー(24)が始球式を務めた。サウスポーからゆっくり腕を振って、3バウンドの投球。投げ終わると、キュートな笑顔でしゃがみこんだ。「ボールが届かなくて悔しいです!!ただ練習の100%力が出せたと思います。観客の皆さんに温かく迎えていただき感謝しています」と振り返った。4月から始まった新情報番組「DayDay.」で進行を務める。投げる前には同じく番組を担当する山里亮太(45)と武田真一アナウンサー(55)からVTRで「剛速球を」ともハードルを上げられたが、3バウンドに。「悔しいです!もう1回投げたいです!」と語った。最後はスタンドからの拍手に手を振って、両手で「D」マークを作り、番組をPRした。黒田アナは兵庫・西宮市出身で、関学大から21年に日テレに入社。同期に小高茉緒アナウンサー、澁谷善ヘイゼルアナウンサーらがいる。

◆巨人ドラフト4位の門脇誠内野手(22)が"ジャンピング打法"でプロ初打点を挙げた。1点を追う2回無死一、三塁、阪神西純に追い込まれながらも外角低め144キロフォークに食らいついた。ジャンプして両足が空中に浮きながらも上からたたく技ありの一打で右前に運んだ。門脇は「打ったのはフォークです。追い込まれていたので必死に食らいついていきました。同点打になりよかったです」と振り返った。坂本に代わって「8番遊撃」でスタメン出場した「ストロング門脇」の異名を持つ若武者が、東京ドームでの初安打で試合を振り出しに戻した。

◆巨人ルイス・ブリンソン外野手(28)が、積極果敢な走塁を見せたが、惜しくもアウトとなった。1点を追う2回、左前打を放ち無死一、二塁の場面。門脇の同点打となる右前適時打に、快足飛ばして一塁から二塁を蹴って三塁まで猛ダッシュした。右翼板山の好返球を受けた三塁大山のタッチをかいくぐろうと、滑り込みながら左手を伸ばしたが、アウト判定。原監督のリクエストによるリプレー検証でも覆らず、1死一塁から再開された。

◆阪神渡辺諒内野手(27)が虎初アーチを放った。「3番三塁」で移籍後初のスタメン出場。1-1の同点で迎えた4回無死、2ボール1ストライクから左腕横川の内角高めカットボールを強振し、左翼ポール際に勝ち越し弾を届かせた。オフにトレードで日本ハムから加入。開幕1軍を勝ち取りながら、4月7日に発熱のため特例2023で出場選手登録を外れていた。前日12日に1軍に合流し、この日出場選手登録されたばかり。打率1割台にあえぐ佐藤輝明内野手(24)に代わって三塁で先発し、今季4打席目での阪神初安打が値千金のアーチとなった。日本ハム時代も含めれば、21年10月29日ロッテ戦以来531日ぶりの本塁打。「先頭打者だったので、とにかく出塁することだけを考えていました。いい感触でしたし、タイガースにきてまずは1本出すことができて、うれしいです。次の打席もチームに貢献できるように頑張ります」とコメントした。

◆プロ初勝利を目指して今季2試合目の先発マウンドに上がった巨人横川凱投手(22)だったが、5回6安打4失点で初勝利はお預けとなった。2回先頭、阪神ノイジーに120キロカーブを捉えられて先制ソロを浴びると、同点となった4回先頭でも137キロカットボールを渡辺諒に左翼席に運ばれた。さらに5回には1死二、三塁から近本の右犠飛と、自身のワイルドピッチで2失点。リードを3点に広げられた。続く5回の打順で代打松田がコールされ、ベンチに退いた。横川は「甘く入ったボールを捉えられてしまいました。何とか粘り強く投げきりたかったですが、粘りきれず悔しいです。チームが逆転するように応援します」とコメントした。プロ5年目の今季、初めて開幕ローテーション入りすると、6日のDeNA戦(横浜)では6回5安打1失点と好投。しかし打線の援護に恵まれず、プロ初勝利はお預けに。プロ6試合目の先発でいまだ白星を挙げられずにとどまっている。

◆巨人オコエ瑠偉外野手が、"つばめ返し打法"で猛打賞をマークした。約5年ぶり猛打賞だった11日阪神戦から、わずか2試合後に、再び3安打を固め打った。初回先頭で左前打。5回2死では2球で追い込まれるも、阪神西純のフォークにしっかりとバットを残して、左中間フェンス直撃の二塁打を放った。さらに7回1死では詰まりながら、中前に落とした。試合前練習では、阿部慎之助ヘッドコーチとティー打撃で特訓。高めへの投げティーを大根切りのように打ち続けると、最後は低めを振り上げるつばめ返しの練習を繰り返した。巨人移籍して、早くも5度目の複数安打で、2度目の猛打賞。劣勢の展開でリードオフマンとして気を吐いた。

◆今季初めてスタメン落ちした阪神佐藤輝明内野手(24)が代打で出場し、3球三振に終わった。3点リードの7回2死で西純の代打で送られた。ファンの声援を受けたが、直江に2球で追い込まれ、最後は外角低めのフォークに空を切った。打撃不振で今季初のベンチスタートとなった。一方で、佐藤輝に代わり「3番三塁」でスタメン入りした渡辺諒内野手(27)は初安打が勝ち越し本塁打となり、6回の守備でも好プレーを見せるなどアピールに成功。明暗が分かれた。

◆巨人の先発野手が全員安打を放った。6回先頭の丸佳浩外野手と続く岡本和真内野手が、連続で中前安打を記録。これで、先発した野手8人が全員ヒットをマークした。今季11試合目にしてチームとしては初めて。なお、2回の1点から追加点が奪えず、「伝統の一戦」は劣勢を強いられている。SNSでは「先発野手全員安打はすごいね」という声の一方で「先発野手全員安打で1点なのか...」など、歓喜と悲鳴が入り交じった。

◆巨人ドラフト3位の田中千晴投手(22)がプロ初登板をした。この日、1軍に昇格し、即出番が回ってきた。8回から3番手で登板し、1回1安打2四球の無失点だった。2死満塁のピンチで粘りきった。最後は阪神板山を150キロ直球で力勝負。詰まらせて二飛に仕留めた。2四球にサイン違いの場面もあったが、ホームベースは踏ませなかった。守ってくれた先輩たちとグラブタッチを交わし、笑顔でベンチに戻った。オープン戦では東京ドームで3試合に登板し、いずれも1回を無失点に抑えていた。「オープン戦で東京ドームを経験させていただいたことで落ち着いてマウンドに上がることが出来ました。これからチームに貢献していけるように頑張っていきます」と誓った。

◆巨人坂本勇人内野手(34)が大歓声に押された。5試合ぶりにスタメンから外れ、3点を追う7回先頭に代打で登場。フルカウントから阪神岩貞の内角低め151キロ直球を芸術的にさばいて中前に落とした。代打での安打は19年9月22日のヤクルト戦(神宮)以来4シーズンぶりとなった。5打席ぶりの安打でチャンスを演出。この一打で通算安打数は現役選手で最多を更新する2210安打とした。

◆巨人が今季初の「伝統の一戦」3連戦は1勝2敗で負け越し、最下位中日と0ゲーム差の5位となった。プロ初勝利を狙った5年目左腕の横川が先発も5回6安打4失点。2回先頭、阪神ノイジーに先制ソロを浴びると、同点となった4回先頭でも渡辺諒に左翼席に運ばれた。5回には1死二、三塁から近本の右犠飛と、自身のワイルドピッチで2失点。「甘く入ったボールを捉えられてしまいました。粘りきれず悔しいです」と振り返った。打線はドラフト4位の門脇が、1点を追う無死一、三塁、西純の外角低め144キロフォークにジャンプして、両足が空中に浮きながらも上からたたく技ありの一打。プロ初打点を挙げ、坂本に代わって「8番遊撃」でスタメン出場の期待に応えた。それでも中盤までに離されたリードから点差を詰め切れず。連敗でこの日試合が無かった中日とゲーム差で並んだ。14日からはその中日と敵地バンテリンドームで相対する。

◆阪神石井大智投手(25)が"1球リベンジ"に成功した。3点リードの8回、3番手で登板。先頭岡本和を初球148キロで中飛に仕留めても、表情は一切変わらなかった。岡本和には前夜、同じようなコースに投げ込んだ148キロ直球を捉えられ、一時同点となるソロアーチを打たれている。それも、先発村上頌樹投手(24)の7回パーフェクト投球の後を継いでのものだった。「申し訳ないことをしてしまった...」と猛省した。この日は後続も断ち、1イニング無失点。きっちりとリベンジを果たした。

◆阪神が巨人に快勝し、カード勝ち越しでヤクルトに並び首位に浮上した。打線改造が奏功した。岡田監督は、打率1割5分2厘と打撃不振の佐藤輝明内野手(24)を今季初めてスタメンから外した。代わって、この日出場選手登録された渡辺諒内野手(27)を「3番三塁」で日本ハムから移籍後初めて先発起用。佐藤輝が開幕から務めていた5番にはノイジーが入り、「7番右翼」には板山を起用した。その効果がいきなり発揮された。2回に先頭ノイジーが2試合連続の2号ソロで先制。さらに4回、渡辺諒が左翼席へ移籍初安打となる1号ソロを放った。2回の守備では板山が三塁を狙った走者を好返球で刺し、6回には渡辺諒が1死一、二塁のピンチに痛烈なライナーを横っ跳びで好捕するなど、起用した選手が攻守で活躍した。5回に2点を追加。先発西純矢投手(21)が、再三ピンチを背負いながら6回1失点と粘り、今季初勝利をマークした。

◆阪神が巨人に快勝し、カード勝ち越しでヤクルトに並び首位に浮上した。この日出場選手登録された渡辺諒内野手(27)を「3番三塁」で日本ハムから移籍後初めて先発起用。4回、左翼席へ移籍初安打となる1号ソロを放った。2回の守備では板山が三塁を狙った走者を好返球で刺し、6回には渡辺諒が1死一、二塁のピンチに痛烈なライナーを横っ跳びで好捕するなど、起用した選手が攻守で活躍した。巨人は先発全員を含む12安打を放つも得点に結びつかず。「伝統の一戦」は1勝2敗で負け越し、最下位中日と0ゲーム差の5位となった。

◆巨人は前日に先発し途中降板していたヨアンデル・メンデス投手が、肉離れで故障班に合流することを発表した。13日に検査を受け「右大腿(だいたい)二頭筋筋損傷」と診断。14日にも登録抹消される。メンデスは12日阪神戦(東京ドーム)で先発し7回先頭の佐藤輝に初球を投げた際、右足を痛めた。6回まで1失点に抑える好投を見せていただけに無念の緊急降板となった。この日は全体練習に参加し、練習後には原監督と話し込んでいた。新加入の今季開幕ローテーション入りし、2試合登板で1敗も防御率2・38と安定。投手陣には痛い離脱となった。

◆SNSでは「オコエ猛打賞」がトレンド入りした。巨人オコエ瑠偉外野手(25)が今季2度目となる3安打をマーク。約5年ぶりの猛打賞だった11日阪神戦から2試合後に再び快音を連発した。現役ドラフトで楽天から移籍したオコエがリードオフマンとして躍動。規定打席には到達していないが、打率は3割8分7厘まで上昇した。SNSでは「オコエ、ホントに覚醒した」「5年ぶり猛打賞から2日ぶり猛打賞きたぁぁぁぁ!!!」「オコエ猛打賞 見つかったわねうちの1番が」などのツイートが相次いだ。

◆巨人が先発野手全員安打となる12安打も1得点にとどまり、阪神との伝統の一戦を負け越した。Hランプを何度点灯させても追加点が遠かった。1番オコエは猛打賞を記録し、スタメン野手は8人全員安打。だが得点は2回に一時同点となる門脇の適時打のみだった。原監督は「ヒットが出ることはいいことですけど、なかなかここ1本がつながらないですね」。負け越しは3カード連続となった。チャンスをつくるが得点に結び付かない。12安打1得点に対し、阪神には7安打4失点。3併殺で好機をつぶし、6回1死一、二塁での大城卓の痛烈な当たりは、三塁・渡辺諒の好守に阻まれ、ツキもなかった。原監督は「正面突いた当たりもあったりね。そうじゃなかったら(12安打で)1点っていうのはなかなかあることじゃない。しっかりそれも受け止めてまた明日からやります」。ゲーム差なしの最下位中日との敵地3連戦に切り替えた。

◆新助っ人が、本領を発揮し始めた。シェルドン・ノイジー外野手(28)が2試合連続のアーチを放ち、巨人戦連勝の口火を切った。2回だ。先頭打者で打席に入ったノイジーは、カウント2-2から、巨人の左腕横川の投じた甘いカーブを逃さなかった。打った瞬間にそれと分かる2号先制ソロ。前日に続く1発を、虎党が大歓声でたたえた。「速いボールに少し振り遅れ気味だったので、前のポイントで打つイメージを持っていた」と振り返った。打席でも微調整を繰り返し、打率3割1分、2本塁打5打点という好調なバッティングにつなげている。打順が変わっても関係なかった。開幕から3番を任されてきたが、この日は打撃不振の佐藤輝がスタメンを外れた。岡田監督はチャンスで回って来ることが多い5番にノイジーを据えた。その起用にしっかり応えた。指揮官も「本当にいいところでね。だいぶ調子も上がってきたというか、長打も出るようになってきた」と目を細め「クリーンアップ打ってるもんに長打が出ると、やっぱ違うよな。チームに勢いというか」とたたえた。攻守でハッスルする助っ人は「いい状態が続いている。このまま続けていきたいね」とにっこり。まだまだ、満足はしていない。

◆巨人大久保博元打撃チーフコーチ(56)がドラフト4位の門脇誠内野手(22)の"ジャンピング打法"を称賛した。2回無死一、三塁で阪神西純の144キロフォークに打った瞬間、両足を浮かせて右前に運んだ一打に大久保コーチは「あれが根性ヒットですね。毎日頑張ってんだけどなって、神様お願いしますって神頼みした」と笑顔で振り返った。春季キャンプ中、午前7時からのアーリーワークで日々、ゴロ打ちや逆方向打ちなどの16種類のチーム打撃を徹底。シーズンに入ってからも若手を中心にチーム打撃を練習してきた。大久保コーチは「春のキャンプからやってる15種類、16種類あるルーティーンの中の1項目をあいつがよくやってくれて、それがヒットにつながった。それがあると今でもアーリーやってる子たちの励みになりますよね」と練習の成果を結果につなげたルーキーの姿に目を細めた。ただ試合には敗れて2連敗。「毎回同じこと言って申し訳ないですけど、バッティングコーチの責任ですから。明日はなんとか点になるように」と前を向いた。

◆阪神が巨人に連勝しカード勝ち越しを決めた。岡田彰布監督(65)は不振の佐藤輝明内野手(24)をスタメンから外し、3番・三塁で渡辺諒内野手(27)を抜てき。起用に応え4回に決勝の1号ソロ。守りでも好守を連発した。この1勝で阪神の監督として通算400勝となったが「あっ、そう。分からんよ、そんなん。別にええやん」と気にも止めなかった。試合後の一問一答は以下の通り。-スタメンを大きく変え、采配がズバリ「いやいや、大きくというか、まあ(相手投手が)左でねえ、まあ最初から、昨日、今日と左が来るのはわかっていたんで。まあ、最初からね、(渡辺諒で)いくつもりだったですけとね」-5番ノイジーは2試合連続の先制本塁打「いや、ちょっと順番を変えたんですけどね。まあ渡辺を、初めて使ったんでね。(ノイジーは)そろそろ出るかなあと。昨日もあったんですけど。もうほんと、いいところでね。今日は先制だったですけど。ほんと、いいいところで出て、まあだいぶ調子も上がってきたというか、長打も出るようになってきましたね」-渡辺諒が大きな仕事を「うん、まあ、あの、ちょっと熱でね、リタイアしたんですけどね。まあ、なんとか治って、ファームでも1試合出たんですけどね。まあ、ちょうどいい左ピッチャーだし、いい機会だったんで。うん、まあ、それがうまくはまったですね」-本塁打に好守「今日は守備もよかったですね。まあ、(巨人に)ヒット12本打たれてね。守備でだいぶ失点を防いだですね、今日は」-守りの野球が随所に「でも、12本も打たれて。西(純)もあんまりよくなかったけどやっぱりバックの盛り上げというか。あの(板山の)中継プレーもそういう意味では大きかったですね。あそこは大量失点の可能性あったんでね、あのプレーが一番大きかったですね」-板山のプレーだった「いや、打つので使ってるけど結構守備の方で貢献してくれるので。今日はヒット1本出て良かったですね」-8回岡本和のところで石井をリベンジさせた「はいはい、あれはもうピッチングコーチは加治屋と言ったんだけど、石井でいくと。3点だったし分からない状況だったので」-明日に向けて「久しぶりにね、10日ぶりですか4点ね。ずっと1点ばっかりだったから。ちょっとは兆し出てるというか。DeNA(との今季対戦)は2回目なんで。何とか。まあ向こうも最初3連勝したんで相当な気持ちで来ると思うので、まず明日1つ頑張りたいと思います」-渡辺諒を3番に置いたのは「いういや、まあチャンスに回ってくると思ったからな、それやったらな、ノイジーが昨日ホームラン1本出てるからな、おーん、それはね、チャンスになったらノイジーに任そうと思ってた。3番の方がちょっと楽に打てるやろ。初めてのスタメンやったからな」-佐藤輝のスタメン落ちは悩んだと思うが「いや悩んでないよ。昨日から決めとったんや(笑い)まあ渡辺を呼んだ時からな。今日いくつもりやって呼んだわけやから」-外すという決断は「いやいや、だからいつも言ってるやん、やっぱり結果が出なかったらしょうがないやんか。やっぱり勝つためにシーズンはな、勝つためにやってるんだから、それは、しょうがない。理想とそら現実は違うよ、そら」-渡辺諒が結果を出して明日以降も「いや明日以降はまだちょっと分からない。ピッチャーも右みたいやけどな、なんか、おーん」-渡辺諒はスタメンで出していきなり結果を出すのはすごい。元々打撃は良かったが「いや、良かったいうて、左(投手)の時には使おうと思ってたよ」-体調不良とかあって「そうや、体調不良なかったら、もっとはよ、いっとたかも分からんよ。そらしょうがないで」-三塁も準備させてよかったのでは「いやいや、準備はだって11月からしてたよ。すぐ守りに行ったやんか、11月」

◆巨人横川凱投手(22)が、5回6安打4失点で2敗目を喫した。プロ初勝利はお預けとなった左腕は「甘く入ったボールをとらえられてしまいました。何とか粘り強く投げきりたかったですが、粘りきれず悔しいです」。ソロ2発など、真ん中付近の球を痛打された。原辰徳監督(64)は「今日は本来の自分の出来からすると、どうだったかな」と話した。

◆阪神が巨人に連勝しカード勝ち越しを決めた。岡田彰布監督(65)は不振の佐藤輝明内野手(24)をスタメンから外し、3番・三塁で渡辺諒内野手(27)を抜てき。起用に応え4回に決勝の1号ソロ。守りでも好守を連発した。この1勝で阪神の監督として通算400勝となったが「あっ、そう。分からんよ、そんなん。別にええやん」と気にも止めなかった。試合後の一問一答は以下の通り。--5回の追加点が大きかった「そうよなあ、久しぶりっていうか、10日ぶりやろ? 広島の初戦以来やな4点もとったの。まあなあ、2-1の展開でなんかまた嫌な感じやったしな、結局は。まあ、でも木浪もバント失敗したあとヒット打って。いやいや、もうあそこは木浪に送らして、お前ちょっとハッパかけとったんよ。西純に。『お前が打て』言うて。ほんならバントになってもうたけどな、しゃあない」--ノイジーも打球が上がってくるというか、ホームランは出るようになってきた「いや、まあまだまだ、それはこれからやろそんな。まあでもね、やっぱ長打が出だすとね。クリーンアップ打ってるもんに長打出すと、やっぱ違うよな。チームのこう勢いというか、そういう意味ではな」--石井もこの3連戦のうちにやり返した「最初、加治屋で行きましょうかと言ったけど、いやいや、これはもう今日やり返そ言うて。打順的にはな。もう岡本からやから、よかったからな」--だんだん経験つんで、あの厳しい場面というか「まだな。だってこんな厳しいところで去年まで投げてないやんか。若いしな、はっきり言うて、連投とかそんなんじゃしもう、投げて抑えることが一番自信になってな、そういう経験が一番大事と思うしな、抑えることによってな、それは自信つくと思うよ。俺は」-岩貞も復帰「いやいや、最初な、初登板やから、ちょっとボールうわずっとったからな。まあ3点あったから。そら、大丈夫と思ったけどな」-西純も最初はどうなるかと「一昨日良くなかった、ブルペンで。なんかコントロール悪いよな。簡単にストライク取りに行く所よな、初球な。イニング先頭とかな。自分でピンチ招いてしまうと言うかな、もうちょっと丁寧さというか、慎重さがあればな、おーん、もっとラクにいけるけど。でも、あんなヒットうたれへんで。あのボールで。そら、おかしい」-それでも1失点「いや、そら、あれやで。バックの守りやで。守りに助けられたよ」-3併殺は結構大きい「ほんまねえ。あそこの、な、(2回の巨人の)リクエストの所も大きかったよ。あれ、ノーアウトやからな、考えたらな。めちゃめちゃ大きいけどな。あの1点にしてもな」-阪神の指揮官として400勝目に「あっ、そう。わからんよ、そんなん。別にええやん」

◆耐えた! 粘った! 阪神西純矢投手(21)が気合の投球で、今季初勝利をもぎ取った。6回で9安打を打たれながらも、1失点。G倒での白星に「素直にうれしいです。野手に助けられながらも、この1勝はすごい大事かなと思います」と喜んだ。初回2死二、三塁では巨人中田翔をフォークで空振り三振にしとめ、ガッツポーズ。3点リードの6回2死一、二塁でもブリンソンを外角低めのスライダーで空振り三振。何度もピンチをしのぎ、何度もグラブをたたいた。「自分らしく強気の投球をすることができた」。大事な場面で逃げずに、最少失点に抑えた。得意の打撃ではプロ初犠打を記録。5回無死一、二塁で落ち着いて、一塁に転がした。「初めてのシチュエーションだったので、緊張しました。練習の成果がでてよかったです」。その後、近本の犠飛と相手バッテリーの暴投による2得点を演出した。1年間先発ローテーションを守り抜くため、昨年12月にツインズ前田健太の合同自主トレに参加。そこで得た助言を生かしている。昨季は5月から初めて先発ローテに定着するも、6月に調子を落として2軍降格。「打たれた次の登板までの間はすごく不安。投げ込みをしたりして、逆に疲れていいパフォーマンスができなかった」。前田のアドバイスは3点あった。「シーズンを投げきることが一番大事」「1年間投げきるための走り込みの重要性」「規定投球回を達成するため、流されずに自分の調整をしていく」。ブレない姿勢の重要性を痛感し、オフから取り組んできた。岡田監督は「もう少し丁寧さが欲しいね」とさらなる成長を求めた。目標の2桁勝利&規定投球回到達へ、この1勝が起点になる。【三宅ひとみ】近本が5回に中押しの犠飛を放った。1点リードの5回1死二、三塁で右翼へ犠飛を打ち上げた。「いい流れで打線がつながってましたし、次の1点が大事な場面だったので、最低限ですが仕事ができてよかった」。前日12日に決勝の適時打を放った1番が2試合連続で打点を挙げた。今季2度目のスタメン起用の板山が右翼の守備で貢献した。2回無死一、三塁。門脇の右前適時打で一塁走者のブリンソンが三塁を狙ったが、ワンバウンドのレーザービームで刺した。「少し右翼線寄りのゴロだったが内心『(三塁へ)行ってくれ』と思いながら『よし、来た』としっかりいい球が放れた」と、狙い通りだった。岡田監督も「あそこは大量失点の可能性があった。あのプレーが一番大きかった」とほめた。湯浅はリーグ単独トップとなる5セーブ目を挙げても「僕は数字は後からついてくるものだと思ってる」と冷静だった。3点リードの9回に登板。「いろいろ試すことができた」と、スライダーを多投した。長野へはWBC期間中にダルビッシュから教わったフォークも投じた。心に余裕を持ってブリンソン、坂本、長野を3者連続三振に仕留め、試合を終わらせた。守護神の状態が上がってきた。岩貞が今季初登板を1イニング無失点で耐えた。3点リードの7回に登板。代打坂本、1番オコエの中前打で1死一、二塁とされたが、2番吉川、3番丸をともに150キロ直球で左飛、右飛に仕留めた。「結果、ゼロに抑えられたのは良かったです。まだボールが上ずっているので、そこを修正していきたい」。左肩の張りを訴えて開幕2軍スタート。前日12日に出場選手登録され、巻き返しを図る。

◆阪神・渡辺諒内野手(27)が13日、「特例2023」が適用され、登録抹消後、10日間を待たずに再登録された。渡辺諒は発熱やのどの痛みを訴え、7日に「特例2023」によって登録抹消。PCR検査の結果は陰性で、11日のウエスタン・中日戦(鳴尾浜)で実戦復帰。12日から1軍に合流していた。今季は2試合の出場で2打数無安打も、強打の右打ち内野手として期待がかかる。代わって、熊谷敬宥内野手(27)が出場選手登録を抹消された。

◆両軍のスターティングメンバーが発表。阪神は佐藤輝明内野手(24)が開幕から11試合目で初めてスタメンを外れた。代わって「3番・三塁」に出場選手登録された渡辺諒内野手(27)。ノイジーが「5番・左翼」になった。先発は西純矢投手(21)。前回登板の6日、広島戦(マツダ)は5回3失点で敗戦した。巨人戦は昨季、2試合の登板で1勝1敗、防御率1・93。強力打線を抑え、今季初勝利を狙う。

◆阪神の先発・西純矢投手(21)が初回のピンチを何とか抑えた。先頭のオコエに左前打を浴び、続く吉川にも二塁内野安打を許して無死一、二塁のピンチを背負う。それでも丸を一ゴロで1死二、三塁。4番・岡本和は一邪飛に仕留めた。最後は5番・中田翔を147キロで空振り三振。気合のガッツポーズでベンチへと引き揚げた。

◆阪神の新助っ人、シェルドン・ノイジー外野手(28)が二回に先制の2号ソロを放った。先頭で迎えた第1打席。カウント2ー2から左腕・横川の120キロカーブにバットを振り抜いた。打球は阪神ファンが黄色く染めた左翼スタンドポール際に着弾。12日の同戦に続く2試合連続の先制弾で助っ人が試合の均衡を破った。

◆阪神の先発・西純矢投手(21)を、味方の守備が救った。1-0で迎えた二回。先頭の大城卓に二塁打を許すと、連打で無死一、三塁のピンチ。「8番・遊撃」で先発した巨人のD4位・門脇(創価大)を打席に迎えた。カウント1ー2から4球目、甘く入った変化球を痛打されると、打球は右前へ。同点を許したが、この打球で三塁を狙った一走・ブリンソンを、右翼手・板山がレーザービームでタッチアウトに。巨人がリプレー検証を要求も判定は覆らず。西純は続く横川に犠打で2死二塁とされたが、オコエを空振り三振に仕留め、勝ち越しは許さなかった。

◆「3番・三塁」で今季初スタメンを果たした阪神・渡辺諒内野手(27)が四回に勝ち越しの1号ソロを放った。1ー1で迎えた四回先頭の第2打席。左腕・横川の137キロ変化球を捉えた。打球は弾丸ライナーで左翼スタンドへ。岡田監督はこの日、打率・152と不振に苦しむ佐藤輝に代えて、特例2023により出場選手登録されたばかりの渡辺諒をスタメン起用していた。指揮官の起用に見事応え、阪神が勝ち越した。

◆阪神・渡辺諒内野手(27)が1-1の四回に勝ち越しの1号ソロを放った。「先頭打者だったので、とにかく出塁することだけを考えていました。良い感触でしたし、タイガースにきてまずは1本出すことができてうれしいです。次の打席もチームに貢献できるように頑張ります」カウント2-1から横川の137キロカットボールを捉え、弾丸ライナーで左翼スタンドに運んだ。渡辺諒は2014年ドラフト1位で東海大甲府高から日本ハムに入団。昨年のオフに交換トレードで阪神に入団した。この試合が今季初スタメン。日本ハム時代は直球にめっぽう強く、「直球破壊王子」の異名で呼ばれていた男が、変化球への対応もみせ、起用した岡田監督の期待に応えた。

◆阪神が追加点をマークした。2ー1の五回。先頭の板山が右前打を放ち出塁すると、続く木浪が中前打でつなぎ、無死一、二塁。西純がきっちりと犠打を決め、下位打線で1死二、三塁の好機を作った。打席には12日の同戦で決勝打を放った1番・近本。4球目をとらえると飛距離十分の右犠飛となり、点差を広げた。さらに2死三塁から中野の打席で、巨人がバッテリーエラー。暴投で4ー2と手堅く追加点を奪った。

◆阪神の先発・西純矢投手(21)は6回9安打1失点。粘りの投球で勝ち投手の権利を手にし、中継ぎ陣に後を託した。一回先頭のオコエ、続く吉川に連打で無死一、二塁のピンチを背負ったが丸を一ゴロ、岡本和を一邪飛、中田翔を空振り三振に斬り無失点で切り抜けた。1-0で迎えた二回は3連打で同点に追いつかれる。その後も毎回走者を背負いながら粘りの投球を続けた。4ー1で迎えた六回は先頭から連打で無死一、二塁。それでも中田翔を右飛に仕留めると、続く大城卓の打球を三塁手・渡辺諒が横っ飛びでキャッチするファインプレー。最後はブリンソンを131キロフォークで空振り三振に仕留め、右手をグッと握りしめた。味方の好守備にも再三助けられながら、9安打を浴びるも1失点。粘って粘って試合をまとめた。

◆今季11試合目で初めてスタメンを外れた阪神・佐藤輝明内野手(24)が七回に代打で登場した。東京ドームの虎党から大声援を受け、打席へ。しかし、巨人の2番手・直江に対し、初球132キロスライダーを空振り。2球目の137キロフォークをファウルで追い込まれると、3球目は外角低めに136キロフォークを続けられて空振り三振。不振脱却を願う虎党からは大きなため息が漏れた。

◆右翼席から響く「門脇」コールに帽子を取って応えた。伝統の一戦で巨人ファンの熱視線を浴びたのは、ドラフト4位・門脇誠内野手(22)=創価大=だ。「追い込まれていたので必死に食らいついていきました」。そう振り返ったのは、1点を先制された直後の二回無死一、三塁で迎えた第1打席。相手の二塁手と遊撃手は併殺シフトを敷いており、ここにゴロを打てば同点になる状況だった。2球で追い込まれたルーキーは、外角低めのフォークボールにバットを振り下ろし、一、二塁間を破った。東京ドーム初安打が初適時打となった。状態が上がらない坂本に代わり、「8番・遊撃」で今季3度目の先発出場。反省を糧にした。初先発した5日のDeNA戦(横浜)では、走者の進塁を求められた打席で2度飛球を打ち上げた。「次にどう修正するかが課題」と受け止め、試合後に自身の映像と相手の配球を分析した。春季キャンプの早朝練習で力強くバットを振り続ける姿を見た原監督から「ストロング門脇」と命名された。171センチの小柄な体を目いっぱい使うスイングが魅力。一方、この日の第1打席のような状況に応じた打撃の引き出しもある。「自分にしかない武器がある」。対応力が光る新人に注目だ。(鈴木智紘)

◆阪神・岩貞祐太投手(31)が2番手で七回のマウンドへ。今季初登板でピンチを招くも何とか無失点で切り抜けた。先頭の代打・坂本に中前打を許すと、1死からオコエにも中前打で一、二塁のピンチ。それでも吉川を左飛。丸を右飛に仕留めた。岩貞は左肩の違和感で開幕1軍メンバー外。3月29日のウエスタン・オリックス戦(杉本商事BS)で実戦復帰すると2軍で登板を重ね、4月12日に出場選手登録されていた。

◆阪神・石井大智投手(25)が八回のマウンドへ。4番・岡本和と先頭で対戦し、初球148キロで中飛に仕留めた。石井は12日の同戦で1-0の八回に登板。七回まで完全投球をしていた村上頌樹投手(24)の後を託されたが、このときも先頭で対峙した岡本和に初球を左中間スタンドに運ばれていた。同期入団の村上の勝ちを消してしまう結果となり、「本当に申し訳ないことをしてしまった。でも、頌樹(村上)も『落ち込まないでください』っていってくれたので次に切り替えて、あしたしっかり抑えられるように準備したいと思います」と猛省し、燃えていた。次戦ですぐさまリベンジの機会を与えてくれた岡田監督の起用に応えた右腕は、続く中田翔に中前打を浴びるも、大城卓を注文通りの遊ゴロ併殺で無失点。晴れやかな表情でマウンドを後にした。

◆阪神が連勝。打線は二回にノイジーが2試合連続となる2号ソロを放つと、同点とされ迎えた四回。不振の佐藤輝に代わって、岡田監督が今季初のスタメン起用を決断した渡辺諒が、左翼席へ1号ソロを放ち、勝ち越した。五回は下位打線が作った好機に、犠飛と相手バッテリーのミスが絡んで2得点。手堅く追加点を奪い、巨人を突き放した。 先発の西純は6回9安打を浴びるも粘りの投球で1失点。岩貞、石井、湯浅とつなぎ逃げ切った。この1勝で岡田監督は阪神の監督として通算400勝をマーク。試合のなかったヤクルトと並んで、チームはセ・リーグ首位に浮上した。

◆阪神が今季初の巨人3連戦を2勝1敗で終えた。「3番・三塁」で移籍後初スタメンの渡辺諒内野手(27)が四回に1号ソロ。日本ハム時代の2021年10月29日のロッテ戦(ZOZOマリン)以来のアーチに加え、六回1死一、二塁ではライナー性の打球を好捕するなど、攻守で抜擢に応えた。まずは、お立ち台で虎党に向かって「ファイターズから来ました、渡辺諒です。ほんとに声援ありがとうございます、またよろしくお願いします」とあいさつ。本塁打に関しては「手応えはよかったんで、入ってくれと思いながら走ってました」とコメント。最後は「今日、一日楽しく試合ができたかなと思います」と笑顔を見せていた。

◆阪神が今季初の巨人3連戦を2勝1敗で終えた。2021年10月21日の中日戦(甲子園)以来のスタメン落ちだった佐藤輝明内野手(24)は七回、代打で空振りの三球三振。試合後は「結果が出てないのでしようがないですね」と話し、現状の打撃の状態については「見ての通りです」と言葉少なかった。

◆阪神が今季初の巨人3連戦を2勝1敗で終えた。「3番・三塁」で移籍後初スタメンの渡辺諒内野手(27)が四回に1号ソロ。日本ハム時代の2021年10月29日のロッテ戦(ZOZOマリン)以来のアーチに加え、六回1死一、二塁ではライナー性の打球を好捕するなど、攻守で抜擢に応えた。二回には「5番・左翼」に入ったシェルドン・ノイジー外野手(28)が2試合連続の2号ソロ。西純矢投手(21)は6回1失点で今季初勝利。2021年10月21日の中日戦(甲子園)以来のスタメン落ちだった佐藤輝明内野手(24)は七回、代打で空振りの三球三振。16打席連続無安打のD1位・森下翔太外野手(22)=中大=は出番がなかった。阪神指揮官として通算400勝に到達し、同率首位に浮上した岡田彰布監督(65)の主な一問一答は以下の通り(成績=7勝3敗1分、観衆=3万5545人)。★テレビインタビュー編ーースタメンを大きく変えました「いやいや、大きくというか、まあ(相手投手の横川が)左でねえ、最初から、昨日、今日と左が来るのはわかっていたんで。まあ、最初からね、(渡辺諒は)行くつもりだったですけとね」ーー守りの野球が随所に「でも12本も打たれて。西もあんまり良く無かったけど、バックの盛り上げというか。あの中継プレー(二回1死一、三塁からの右前打で右翼・板山が一走ブリンソンの三進阻止)もそういう意味では大きかったですね。あそこは大量失点の可能性あったんでね、あのプレーが一番大きかったですね」★囲み取材編ーー渡辺諒を3番に置いたのは「チャンスに回ってくると思ったからな、それやったらな、ノイジーが昨日ホームラン1本出てるからな。チャンスになったらノイジーに任そうと思ってた。3番の方が楽に打てるやろ。初めてのスタメンやったからな、おーん」ーー佐藤輝のスタメン落ちは悩んだと思うが「いや悩んでないよ。昨日から決めとったんや(笑)。まあ渡辺を呼んだ時からな。今日行くつもりやって呼んだわけやから」ーー外すという決断は「だからいつも言ってるやん、やっぱり結果が出なかったらしょうがないやんか。やっぱり勝つためにシーズンはな、勝つためにやってるんだから、それは、しょうがない。理想とそら現実は違うよ、そら」ーー渡辺諒が結果を出して14日以降も「明日以降はまだちょっと分からない、おーん。ピッチャーも右みたいやけどな、なんか、おーん」ーー三塁守備も準備させてよかった「いやいや、準備はだって(去年の)11月からしてたよ」ーー五回の追加点が大きかった「10日ぶりやろ? (5ー4で勝った4日の)広島の初戦以来やな、4点も取ったの。2-1の展開で嫌な感じやったしな、結局は。ちょっとハッパかけとったんよ。西純に。『お前が打て』言うて。ほんならバントになってもうたけどな、しゃあない」ーー石井もこの3連戦のうちにやり返した「コーチは加治屋で行きましょうかと言ったけど、いやいや、これはもう今日やり返そ言うて。打順的にはな。もう岡本からやからよかったからな」ーー阪神で400勝「あっ、そう。わからんよ、そんなん。別にエエやん」

◆オリックス、阪神で176勝を挙げ、引退後も両チームでコーチを務めたサンケイスポーツ専属評論家の星野伸之氏(57)は梅野隆太郎捕手(31)のリード、渡辺諒内野手(27)、板山祐太郎外野手(29)の好守など、守り勝った野球を高く評価した。巨人は12安打を放って1点のみ。1つ間違ったら、大量点を奪われた可能性もある試合を、阪神の勝利に導いたのはディフェンスだった。先発の西純は150キロ台の速球をしっかり捉えられて、非常に苦しかったのだが、梅野のリードが冴えていた。一回1死二、三塁の大ピンチで岡本和を迎えた場面。カウント2-1から内角真っすぐで一邪飛に仕留めた。前の試合で一発を放っている強打者に、よく内角を要求したな、と勇気に感心しながら見ていた。フォークなど変化球を使ったリードも光った。ピンチの連続だった西純も、内容はともかく、1つ勝てたことが何より重要だ。二回の右翼・板山が三塁への返球で走者を刺したプレーが最少失点につながったし、六回1死からの渡辺諒の美技(三直)は試合を決めたプレーと言ってもいい。もし抜けていたら、坂本、長野の強力代打陣があの場面で登場したわけで、全く違う展開が予想された。ここ数年、守備面で苦労してきた阪神だが、守備で勝てるようになったのは大きい。チームとしても、新たにスタメン出場した渡辺諒、板山が活躍したのは好材料。長いシーズンを考えれば、ベンチに下がった佐藤輝、森下の力が絶対に必要になる。岡田監督が掲げた「競争」がシーズンに入っても続いている。勝てるチームの証拠だ。

◆巨人の横川は5回を6安打4失点で2戦連続の黒星。「何とか粘り強く投げきりたかったが、粘りきれず悔しい」と肩を落とした。二回にノイジーのソロで先制されると、同点の四回は渡辺諒に左翼スタンドへ運ばれた。直球に本来の球威がなく、変化球を狙われた。「甘く入った球を捉えられてしまった」と振り返った。五回にも犠飛と暴投で追加点を許し、流れを引き寄せられなかった。(東京ドーム)

◆阪神が今季初の巨人3連戦を2勝1敗で終えた。西純矢投手(21)は6回1失点で今季初勝利。9安打の投球内容に「相手の野手全員にヒットを打たれちゃいましたけど、でもあきらめずにピンチになっても攻めたピッチングをしようとずっと思っていたので、最少失点で抑えたいなとずっと思っていました」とコメント。今季1勝目に「そこは素直にうれしいですね。野手の方に助けられての1勝なので、この1勝はすごく大事かなと思います」と噛みしめていた。

◆阪神の西純が今季初勝利を挙げた。毎回走者を背負う苦しい投球となったが、何とか6回9安打1失点でしのいだ。「相手の野手全員に安打を打たれてしまった。でも諦めずにピンチになっても攻めた投球をしようと思っていた」と息をついた。先頭打者に対して甘く入り、4度出塁を許した。それでも勝負どころでは高さを間違えず「追い込んでからの精度を意識した。粘って投げた」と安堵。岡田監督は「簡単にストライクを取りにいく。もうちょっと慎重さがあればな」と改善を求めた。(東京ドーム)

◆前夜に来日初本塁打を放った阪神のノイジーが2試合連続となる一発を放った。二回の第1打席、先頭打者で打席に立つと、追い込まれながらカーブにうまく対応。「速いボールに少し振り遅れ気味だったので、前で打つイメージを持っていた」という狙い通りの一振りになった。すくい上げるようにバットに乗せ、打った瞬間に分かる打球で左翼席まで運んだ。「変化球をうまく捉えることができた。チームに良い雰囲気を持ってこられた」と納得の様子だった。(東京ドーム)

◆巨人のドラフト3位・田中千晴投手(22)=国学院大=がプロ初登板し、1回を無失点に封じた。1-4の八回に3番手として登板。安打と2四球で2死満塁のピンチを背負ったが、最後は板山を150キロの直球で二飛に仕留めて何とかしのいだ。直球は最速151キロを計測した。この日から1軍に合流。昇格即登板で無失点デビューを飾ったルーキーは「オープン戦で東京ドームを経験させていただいたことで、落ち着いてマウンドに上がることができた。これからチームに貢献していけるように頑張っていきます」と振り返った。

◆阪神が今季初の巨人3連戦を2勝1敗で終えた。巨人・岡本和真内野手(26)に浴びた痛恨同点弾から一夜明け、阪神・石井大智投手(25)が八回に登板。岡本和を中飛、中田翔に中前打を浴びたものの、大城を遊ゴロ併殺で仕留めた。鮮やかな雪辱投球に「マウンド立つ前からその場面で投げたいなという思いが強かったので、昨日の反省を踏まえながら、抑えられてよかったです」とコメント。コーチ陣は加治屋を推薦したが、岡田監督は石井を選択。「自分自身もやり返したかったですし、長いシーズンを通して、投げさせてもらえるのは本当にうれしいことですし、感謝したいし...」と話していた。

◆巨人のドラフト4位・門脇誠内野手(22)=創価大=が本拠地初安打初打点をマークした。0-1の二回無死一、三塁で迎えた第1打席。追い込まれながらも西純のフォークボールを右前にはじき返した。この日は坂本に代わり「8番・遊撃」で先発出場。原監督の起用に応えた若武者は「必死に食らいついていった」と胸をなでおろした。状況に応じたシュアな打撃を見せたルーキーに指揮官は「数少ないチャンスをね、いいバッティングでした」と評価。大久保打撃チーフコーチも「根性ヒットですね。キャンプからやってきている15種類の(ケース打撃)ルーティンがつながった。今でもアーリーやっている子たちにとって励みになる」と目を細めた。

◆巨人は阪神を上回る12安打を放ったが、わずか1得点にとどまり、3カード連続の負け越しを喫した。原辰徳監督(64)は「ここ一本がね、つながらないですね」と淡々と振り返った。先発野手全員が安打を放ったが、3併殺打と拙攻。相手の好守にも阻まれ、指揮官は「ツキもなかったね。そうじゃなかったら12安打で1点というのは、なかなかあることじゃない」と苦笑いした。最下位の中日とゲーム差なしの5位。原監督は「みんなでやるしかないですね。まだまだ始まったばかり。そろそろ、なじんでくると思いますよ」と努めて前を向いた。

◆阪神・岩貞が七回のマウンドを託され、今季初登板。1死一、二塁のピンチを背負ったが、吉川を左飛、丸を右飛に仕留め、無失点で切り抜けた。「結果ゼロでよかったですけど、球が上ずっていたので修正していきたい」。左肩の違和感で開幕1軍メンバーから外れるも、2軍で実戦を重ねて12日に1軍昇格。「勝つために、しっかり全力で投げていきたい」と力を込めた。

◆阪神・近本が2-1で迎えた五回1死二、三塁の第3打席で右犠飛を放ち、貴重な追加点をもたらした。「次の1点が大事な場面だったので、最低限ですが仕事ができてよかった」。一回先頭では、左前打を放ち、これで4試合連続安打と好調を維持。勝負強さを兼ね備えたリードオフマンが、猛虎打線を牽引(けんいん)していく。

◆2日連続で力強い弾道を左翼スタンドまで描いた。新助っ人のノイジーが豪快な一発で宿敵の連破に貢献。〝シン・5番〟が、パワーで勝利を呼び込んだ。「いい状態が続いていますね。このまま続けていければと思います」この日も先制弾で虎党を熱狂させた。0-0の二回先頭。カウント2-2から先発・横川の120キロのカーブを振り抜き、左翼席へ白球をぶち込んだ。「速いボールに少し振り遅れ気味だったので、前のポイントで打つイメージを持っていたよ。変化球をうまく捉えることができた」と打席での修正能力の高さを証明。12日の同戦でも先制点をたたき出した来日1号に続き、もちろん初めての2試合連発だ。開幕から10試合連続で3番起用されたが、この日は佐藤輝に代わって5番に座った。岡田監督は今季初スタメンの渡辺諒の負担軽減も考慮した上で「昨日ホームラン1本出てるからな。チャンスになったらノイジーに任そうと思ってた」と説明。そんなベンチの期待に、一振りで応えた。手元に返ってきた虎1号のホームランボールは来日初安打の記念球とともに、アメリカの自宅に飾るMLB初ヒットのボールの隣に置く。「まだ(虎初安打のボールは)持ってるよ。ホームランボールと一緒に年末に送りたいね」もっともっと岡田阪神の勝利に貢献し、置き場所に困るくらい〝勲章〟を増やす。打率・310(42打数13安打)、2本塁打、5打点の安定感は、打線の中核に欠かせない。指揮官は「クリーンアップ打ってるもんに長打出ると、やっぱ違うよな。チームの勢いというか、そういう意味ではな」と目を細めた。岡田監督の虎400勝に貢献し、ノイジーは「その一員になれてうれしいです」と声を弾ませた。右肩上がりの助っ人砲がバットで勝利を呼び込み、きょうは401勝目に導く。(新里公章)

◆神采配や!! 阪神は13日、巨人に4―1で勝利。岡田彰布監督(65)が不振の佐藤輝に代えて「3番・三塁」で移籍後初先発させた渡辺諒内野手(27)が、四回に虎初安打となる決勝アーチを放った。日本ハムから加わった新戦力の攻守にわたる活躍で、2連勝のチームは首位タイに浮上。阪神で通算400勝を達成した指揮官のタクトが、さえわたった。開幕11戦目で岡田監督が動いた。不振の佐藤輝を外した。スタメン発表時に東京ドームにどよめきが広がる。そんな指揮官の決断に応えた男がいた。「3番・三塁」で移籍後初のスタメンに起用された渡辺諒だ。決勝ソロで虎将通算400勝をプレゼントした背番号25は、虎党から大歓声を浴びた。「甘い球を、打ち損じないように。本当にチャンスだと思ってしっかり、結果を出すことだけ意識して(打席に)入りました」1-1の四回先頭で迎えた2打席目。カウント2―1から巨人の先発左腕、横川のカットボールをフルスイング。弾丸ライナーで左翼ポール際に放り込んだ。貴重な一発は移籍後4打席目での初安打。昨秋に日本ハムからトレードで加入したプロ10年目の27歳は、ヒーローインタビューで「ファイターズから来ました、渡辺諒です。ほんとうに声援ありがとうございます」と虎党に頭を下げた。名刺代わりの一発は自身、2年ぶりの本塁打だった。開幕1軍も7日に発熱して一時戦列を離れていた。12日に再合流。出場登録されたこの日、不振を極める佐藤輝に代わって起用された。六回1死一、二塁では、大城卓のライナーをジャンプしてつかみ取った。攻守での活躍を誰よりも喜んだのは、采配がズバリ的中した岡田監督だった。

◆板山が巨人打線の勢いを止める超ビッグプレーだ。「7番・右翼」で3試合ぶりに先発出場すると、二回無死一、三塁の守備でアピール。右前打で三塁を狙った一走・ブリンソンをレーザービームでタッチアウトに仕留めた。リプレー検証になったが、判定はそのままで「投手を助けられる守備ができてよかった」。岡田監督も「大量失点の可能性あったんで、あのプレーが一番大きかった」と絶賛。打撃でも五回先頭で今季初安打となる右前打を放ち、追加点を演出した。

◆阪神・石井が前夜のリベンジを果たした。八回先頭で迎えたのは岡本和。12日の同戦は巨人の主砲に同点弾を浴び、七回まで完全投球をしていた同期入団・村上の勝ち星を消していた。悪夢を払拭するかのように、初球148キロで中飛に仕留めると、後続も抑えて無失点。投手コーチの提案を蹴り、あえてリベンジの機会を与えてくれた岡田監督に、右腕も「感謝したいし、そこで結果を出すのが僕の仕事。結果を出せてよかった」とうなずいた。

◆歯がゆさが募る伝統の一戦だった。巨人は阪神を上回る12安打を放ったが、わずか1得点止まり。3カード連続の負け越しとなり、原辰徳監督(64)は「ここ一本がね、つながらないですね」と眉間にしわを寄せた。先発野手全員が安打を放った。だが、3併殺、8残塁の拙攻。一回と六回は先頭から2連打で好機をつくったが、ともに後続3人が凡退した。相手の好守にも阻まれ、指揮官は「ツキもなかったね。そうじゃなかったら12安打で1点というのは、なかなかあることじゃない」と苦笑するしかなかった。開幕から12試合で3得点以下が10試合。この日で10通り目の先発オーダーと試行錯誤が続く。大久保打撃チーフコーチは「ランナーがたまったときに迷いがないようにするのがテーマ。まだ迷ってスイングしている」と低迷の要因を分析した。最下位の中日とゲーム差なしの5位。原監督は「みんなでやるしかないですね。まだまだ始まったばかり。そろそろ、なじんでくると思いますよ」と語気を強めた。(鈴木智紘)

◆阪神の遊撃・木浪も好守を見せた。八回1死一塁で大城の三遊間への痛烈なゴロを倒れ込みながら好捕し素早く二塁転送。併殺とした。「守備でだいぶ失点を防いだね、きょうは」と岡田監督もご満悦。木浪は打っても2-1の五回無死一塁で中前打。続く西純が犠打を決めて追加点につながったが、指揮官は「木浪もバント失敗(ファウル)した後ヒット打って。あそこは木浪に送らして、西純にハッパかけとったんよ。『お前が打て』言うて」とうれしい〝誤算〟に目を細めていた。

◆阪神・岡田監督の感覚は、研ぎ澄まされている。さすがベテラン指揮官だと、改めて感じている。3番・三塁に抜てきした渡辺諒が、勝ち越し本塁打と好守。3番から5番に移ったノイジーも先制本塁打。動かしたポイントがことごとく当たった。5番で使い続けた佐藤輝には、七回の代打での空振り三振を見ても、まだ打てそうな雰囲気はない。手を打つのなら、打順を下げるとか中途半端なことはせず、スタメンから外す。切れ味のある決断だ。森下に代えて右翼のスタメンに起用した板山も、1安打1得点に加えて、二回に三塁への好送球でピンチ拡大を防いだ。巨人先発の左腕・横川に対し、左打者の板山。形式にとらわれない起用で「吉」を招いた。記憶に新しいのは2日のDeNA戦。1ストライク後に島田へ代打・原口を送り、本塁打という結果に導いた。選手の見極めと、展開の予測・把握。勝負カンがさえている。だから、というか...。前日12日、7回まで無走者の村上を交代させたのも、その見極めゆえか。1日遅れで、妙に納得するしかない。(サンケイスポーツ専属評論家)

◆今季から猛虎の一員となった『直球破壊王子』の異名を持つ渡辺諒が、四回に勝ち越しの弾丸アーチを放ち、六回1死一、二塁のピンチでは大城卓のライナーをダイビング曲芸プレー。『巨人破壊王子』となり、虎党をしびれさせたのだ!!不振の佐藤輝に代わって、見事に結果を出した渡辺諒にも恐れ入るが、導いた虎の将・岡田さんの決してぶれない勝利への信念に正直2日続けてうなった俺だったのだ。前回、七回までパーフェクトピッチングの村上を交代させる決断だけでもスゲ~と思ったのに(俺でも交代させていたけどね)、それ以上に本日虎の将来の主砲と期待される佐藤輝をスタメンから外す采配...。確かに佐藤輝明だろうが不振なら外すと公言していたし、虎党からもそういう声はあったにせよ、もし俺だったらと考えたら...。やはり佐藤輝は(打順を下げるがせいぜいで)外せなかっただろう!! 岡田采配恐るべし!!最も、その岡田さんの恐ろしさを一番感じているのは、12安打でわずか1得点の巨人さんだろうけどね~!!

◆やっぱり、そう来たかぁ。八回のマウンドに石井が登場した瞬間に、ワクワクした。打席には巨人の4番・岡本和。12日の試合で、石井が初球をホームランされた相手だ。すご過ぎる快投を繰り広げた先発・村上が「完全試合」どころか、勝利投手すら手にできなくなった、あの1球。投じた石井を、再び、因縁の相手にぶつけたのだ。もちろん、セットアッパーなんだから出てきて当然。でも、古い阪神ファンなら思い出す。1985年の日本シリーズ。第4戦で中継ぎエース・福間納が西武・西岡良洋に勝ち越しホームランを打たれて試合を失う。翌第5戦、当時監督・吉田義男は1死満塁、打者・西岡の場面で再び福間を投入する。そして、福間はピンチを絶ち、阪神は一気に日本一へ駆け上がる。あの年、シーズン中にも、サヨナラ本塁打を打たれた福間を、その翌日の同じ打者を迎えたピンチで投げさせている。結果は右飛でしのぎ切る。やられたらやり返せ! ここで逃げたら、おマンマ食い上げやぞ! 投手の闘志に火をつける、吉田監督が最も得意とする投手起用だ。この交代劇を、いつもセカンドのポジションから見ていたのが岡田現監督。学んだのかどうかは別にして、脳裏に刻まれた投手起用だったに違いない。昨夜、起用した岡田監督にも、応えた石井にも、昔からの虎党はしびれた。ちなみに、福間が抑えた〝同じ打者〟とは原辰徳。現巨人監督だ。だから、この継投には、もっとしびれるのだ。

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
731 0.700
(-)
-
(-)
13226
(-)
17
(-)
8
(-)
13
(-)
0.175
(-)
1.440
(-)
1
(1↑)
阪神
731 0.700
(↑0.033)
0
(↓0.5)
13233
(+4)
30
(+1)
4
(+2)
9
(-)
0.223
(↑0.001
2.500
(↑0.14)
3
(-)
DeNA
550 0.500
(-)
2
(-)
13336
(-)
35
(-)
10
(-)
2
(-)
0.268
(-)
3.310
(-)
3
(-)
広島
550 0.500
(-)
2
(-)
13329
(-)
26
(-)
7
(-)
3
(-)
0.221
(-)
2.520
(-)
5
(-)
巨人
480 0.333
(↓0.031)
4
(↓0.5)
13133
(+1)
35
(+4)
10
(-)
1
(-)
0.242
(↑0.01
2.510
(↓0.14)
6
(-)
中日
370 0.300
(-)
4
(-)
13318
(-)
32
(-)
3
(-)
1
(-)
0.228
(-)
3.140
(-)