1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ロッテ | 1 | 0 | 0 | 3 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 5 | 8 | 0 | 0 |
西武 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 3 | 8 | 0 | 2 |
勝利投手:西野 勇士(2勝0敗0S) (セーブ:益田 直也(0勝0敗4S)) 敗戦投手:隅田 知一郎(0勝2敗0S) 本塁打 |
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◆ロッテは1-1で迎えた4回表、ポランコと井上の適時打で3点を勝ち越す。2点リードの6回には田村が押し出し四球を選び、貴重な追加点を挙げた。投げては、先発・西野が6回5安打3失点の好投で今季2勝目。敗れた西武は、先発・隅田が試合をつくれなかった。
◆西武中村剛也内野手(39)が今季1号を放った。3点を追う6回1死、ロッテ西野の145キロ直球をバックスクリーンへ放り込んだ。プロ22年目、これで通算455本目の本塁打となった。試合中、球団広報を通じ「今年も!打てて良かったです」とコメントした。山川穂高内野手(31)が右ふくらはぎ痛で戦線離脱し、11日から中村が4番に座る。さっそく3安打した11日の試合後、松井稼頭央監督(47)は「山川がいない中、中村はずっと4番を打ってきたバッターですからね。そういう意味では本当にどっしりとしてくれました」とたたえていた。連日、バットで見せた。
◆ロッテが1-1の4回に四球で出した走者を打線のつながりで一挙3得点を奪った。ポランコが無死一、二塁で右前適時打を放って勝ち越し「追い込まれていたから、コンタクトすることを心がけたで。勝ち越すことができて良かったわ」と笑顔。井上晴哉も「打ったのはストレート」と、走者を2人置いて右中間2点適時二塁打でリードを広げたが、巨体を揺らして三塁への激走はタッチアウトとなり苦笑いを浮かべた。
◆西武隅田知一郎投手(23)が5失点で2敗目を喫した。昨季からの連敗が12に伸び、球団ワースト記録になった。連打や連続四球が失点につながる悪循環。「自滅してしまいました。自分に有利なカウントのうちにアウトを取ることができていれば、結果は変わっていたと思います」と反省。松井監督は「もっと大きく、大胆に投げていった中で結果はついてくると思う」と2年目左腕の意識改革を望んでいた。
◆ロッテの西野勇士投手(32)が、6回83球5安打1四球3失点の好投で、今季2勝目を挙げた。「勝てたことはうれしい。いきなり1発を食らったけれどテンポ良くいけたのは良かった。自分の中では、もう1回投げたかったが、6回にホームランを打たれたことが悔しい」。1点を先制した初回に外崎に左越え本塁打を浴びただけでなく、6回の中村に喫した中越え本塁打を反省した。今季から先発転向を直訴した。94キロのカーブ後に149キロの直球を投じた場面もあり、約50キロ差の緩急でフォークなどの変化球も生かす投球術も光った。「僕の試合で野手が打ってくれているから勝てている。ゲームを作って1つずつ勝てるようにやっていきたい」と勝ち星を積み重ねる。
◆ロッテの藤原恭大外野手(22)が3安打1得点1盗塁の活躍で、打率もジャスト4割に上げた。前日11日に3割6分7厘でリーグトップに立ったが、第1打席で先発隅田から中前打を放つなど2位オリックス茶野(3割4分2厘)との差を広げた。「まずはヒット1本と四球1個を目標にやっています」。開幕当初は9番だったが、8日の楽天戦から1番を任され全試合出場中だ。走塁でも先制点を奪取した。初回先頭安打を皮切りに、無死一、二塁から中村奨の左中間寄りの中飛で三塁にタッチアップ。次打者山口の浅い中飛もちゅうちょなくスタートを切ってホームを踏み「ギャンブルにならないように。100%に行ける感覚はありました」と勝利へ勢いをつけた。今季は明確な目標となる"師匠"が誕生。「日本で1番の左打者だと思っているので」と、沖縄での自主トレに志願して参加させてもらったレッドソックス吉田だ。打撃フォーム、トレーニング方法などの重要性を学んだ。ノーステップや足を高く上げない打法も「前に突っ込まなくなりましたし、調子が悪い時に無駄な力を入れないように」と本格的に導入する。WBCやメジャーでの活躍にも「僕からしたら希望」と刺激を受けている。まだ10試合だが、35打数14安打1本塁打5打点6得点に手応えをつかみつつある。「良い報告が出来るようにと常に考えながら、そう思ってやっています。引き続き1打席1打席」。リーグ制覇に向けた好スタートを切った。【鎌田直秀】
◆巨人から加入したロッテの技巧派左腕、メルセデス投手(29)が13日の西武戦(県営大宮)に先発する。試合前にキャッチボールなどで軽めに調整し「いい仕事ができるように集中していく」と力を込めた。今季初勝利を飾った5日の日本ハム戦では6回72球を投げ3安打無失点と好投。「いつも通りアグレッシブに(ストライク)ゾーンで勝負したい。低めに集めて自分の力を100%出していく」と闘志を燃やした。
◆半袖姿で力強く右腕を振った。今季から先発に再転向したロッテ・西野勇士投手(32)が6回5安打3失点。「チームを勝たせる投球をしたい」と意気込んでいた右腕が、11日の対戦で16安打8得点を挙げた好調の西武打線を相手に粘り強く投げ抜いた。今季初勝利を挙げた4日の日本ハム戦から中7日。2本の本塁打を浴びながら、140キロ台後半の直球と多彩な変化球を駆使してアウトを積み重ねた。富山・新湊高から2009年に育成契約で入団し、支配下登録された13年に先発で9勝(6敗)をマークした。14年に抑えに転向し、15年には自身最多の34セーブを挙げた。通算88セーブを誇るかつての守護神は、日米野球の日本代表「侍ジャパン」に名を連ね、4投手の継投による無安打無得点試合の〝締め〟を務めたこともある。20年6月に右肘内側側副靱帯再建術(通称トミー・ジョン手術)を受ける直前は先発として活躍したが、復帰した昨季は中継ぎで37試合に登板した。リリーバーとして経験豊富な右腕だが、「手術明けで去年、中継ぎをやって、〝優遇〟じゃないですけど、投げたら休んでという待遇をしてもらっていた。それは、僕にとってはいいですけど、他の中継ぎの選手には迷惑がかかる。それが嫌だった」とチームに貢献したいという強い思いで先発再転向を決め、今季に臨んでいる。育成出身の32歳はこの先もチームを勝たせる投球を続ける。(武田千怜)
◆ロッテの西野が6回3失点で2勝目。ソロ本塁打2本を浴びたが、緩いカーブを効果的に絡めて試合をつくった。打線は1―1の四回にポランコの適時打と井上の2点二塁打で3点勝ち越した。西武は隅田が5回?5失点と崩れた。
◆ロッテ・藤原恭大外野手(22)は打撃好調で、今季初めて3安打をマークした。打率をリーグトップの4割とし「一打席、一打席、自分の形で打てるように意識している」とりりしい表情だった。けがで離脱した荻野の代わりに8日から1番打者を務めている。「打席数が多いので、安打1本と四球を目標にしている。しっかり継続できるように頑張りたい」と力を込めた。
◆西武の2年目・隅田知一郎投手(23)はまた勝てず。5回2/3を5安打5失点で今季2敗目を喫した。「次回の登板では次はないくらいの気持ちで臨まなければいけない」と2022年のドラフト1位はガックリ。昨年3月26日のオリックス戦でのプロ初登板勝利以来、白星がない。1959-60年の田中喜八郎の11連敗を上回る球団(前身を含む)ワースト記録の12連敗となった。
◆今季先発に再転向したロッテ・西野勇士投手(32)は6回5安打3失点。開幕から2戦2勝となった。「一発を食らったが、テンポよくいけた。ゲームをつくれたのはよかった」とうなずいた。一回に外崎、六回に中村にソロを浴びたが、緩いカーブを有効に活用し、西武打線を封じた。「いいアクセントになっているのかな」と胸を張った。
◆ロッテ・藤原恭大外野手(22)がリーグトップの打率を4割(35打数14安打)に乗せた。一回の第1打席で中前打。七回に左前打。九回には二塁内野安打で今季初の1試合3安打をマークした。大阪桐蔭高からドラフト1位で入団して5年目。開幕は「9番」だったが、荻野の負傷離脱後は「1番」で出場を続ける。「一打席一打席、結果にこだわって立っている。これを継続できるように頑張っていきたい」と口元を引き締めた。
◆ロッテ・藤原恭大外野手(22)が5打数3安打で打率4割とし、リーグトップを独走中だ。「一打席一打席、結果にこだわって立っている。自分のフォームで振ることを強く意識しています」一回の第1打席に中前打で出塁。三塁まで進むと山口の浅い中飛でスタートし、先制のホームを踏んだ。七回に左前打、九回には二塁内野安打で今季初の1試合3安打をマーク。今季は主に1番で出場し、チームトップの出塁率・447、同タイの6得点と切り込み隊長として君臨する。大谷(エンゼルス)の打撃を間近で見たことで、自身のプレースタイルを再確認した。3月に侍ジャパンのサポートメンバーとして壮行試合に出場。打撃練習で軽々と打球を飛ばす大谷のスイングを見て、「僕はホームランはたまに打てればいい。センター中心に打っていこうと思った」と、これまで以上にミートに徹し好成績につなげている。「これを継続できるように頑張っていきたい」。大阪桐蔭高からドラフト1位で入団して5年目。進化した姿を示していく。(武田千怜)
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ソフトバンク |
8 | 2 | 0 | 0.800 (↑0.022) | - (-) |
133 | 41 (+5) | 20 (+2) | 5 (+1) | 7 (-) |
0.254 (↑0.004) | 1.700 (↓0.03) |
2 (-) |
ロッテ |
6 | 4 | 0 | 0.600 (↑0.044) | 2 (-) |
133 | 40 (+5) | 38 (+3) | 6 (-) | 4 (+1) |
0.243 (↑0.002) | 3.870 (↑0.1) |
3 (1↑) |
ORIX |
6 | 5 | 0 | 0.545 (↑0.045) | 2.5 (-) |
132 | 42 (+7) | 38 (+2) | 11 (+2) | 2 (-) |
0.283 (↑0.007) | 3.450 (↑0.15) |
4 (2↓) |
西武 |
5 | 5 | 0 | 0.500 (↓0.056) | 3 (↓1) |
133 | 29 (+3) | 26 (+5) | 7 (+2) | 6 (-) |
0.240 (↓0.001) | 2.330 (↓0.3) |
5 (-) |
楽天 |
3 | 7 | 0 | 0.300 (↓0.033) | 5 (↓1) |
133 | 17 (+2) | 40 (+7) | 6 (-) | 6 (-) |
0.182 (↑0.007) | 3.990 (↓0.23) |
6 (-) |
日本ハム |
3 | 8 | 0 | 0.273 (↓0.027) | 5.5 (↓1) |
132 | 32 (+2) | 39 (+5) | 5 (-) | 8 (-) |
0.207 (↑0.01) | 3.300 (↓0.21) |
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