楽天(★2対7☆)オリックス =リーグ戦2回戦(2023.04.12)・楽天モバイルパーク宮城=
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ORIX
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楽天
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勝利投手:田嶋 大樹(1勝1敗0S)
敗戦投手:早川 隆久(1勝1敗0S)

本塁打
【オリックス】太田 椋(1号・1回表2ラン),杉本 裕太郎(4号・1回表ソロ)

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◆オリックスは初回、太田の2ランと杉本のソロで先制する。4-1となって迎えた8回表には、代打・大城と茶野の適時打で3点を挙げ、相手を突き放した。投げては、先発・田嶋が7回途中1失点の好投で今季初勝利。敗れた楽天は投打ともに振るわず、5連敗を喫した。

◆オリックス頓宮裕真捕手(26)が、頭部死球を受けた。7回1死二、三塁で打席に入ると、西垣の初球の直球が左側頭部へ直撃。その場に倒れ込み、動かず。担架で首を固定され、青色のシートで覆われながら、ベンチ裏へと引きあげた。死球を与えた西垣は危険球により退場となった。

◆オリックス頓宮裕真捕手(26)が頭部死球を受けた。8回1死二、三塁で西垣雅矢投手(23)の初球直球がまともに側頭部に直撃。ボールは一塁方向に大きくはね返った。ベンチから中嶋聡監督(53)ら首脳陣やトレーナーが心配そうに駆けつけた。頓宮は約4分間、その場で安静にしたあと、ストレッチャーに乗せられグラウンドを離れた。西垣は危険球退場となった。球団は頓宮の意識ははっきりしており、仙台市内の病院に向かったことを発表した。

◆楽天が5連敗を喫し、石井一久監督(49)が、打線の大幅入れ替えを示唆した。開幕10戦を終え、チーム打率1割8分2厘、17得点はともにリーグワースト。石井監督は「キャリアのある人に頼るというところも含めて、考えないといけない」と明かした。特に辰己は1割6分2厘、島内は1割4分3厘、浅村は1割2分9厘、阿部は1割7厘と、打線の核を担う選手たちの不調が続いている。7回に押し出し四球で1点を挙げたが、9回は安田が二塁打を放ち、山崎が打点を挙げ、小深田にも安打。20代の選手たちでなんとか1点をもぎ取った。指揮官は「僕の中ではキャリアのある選手だと思っている。それ以下のキャリアのない選手を使っていくべきなのか、キャリアを持ってことを起こせる選手を使っていくべきなのかというところを考えていかないといけないところにチーム状況はある」。3勝7敗と、つまずいた出だし。立て直しへ向け、決断を下す。

◆オリックス大里昂生内野手(23)が1軍デビューを果たした。9回1死から中川圭太内野手(27)の代打で登場。1ボールからの2球目を振りにいったが遊飛に倒れた。裏の守りでは一塁に入った。「せっかくもらったチャンス。初球から行こうという気持ちはありました。まず打席に立てたことがすごくいい経験。またチャンスをもらえれば、今後生き残るためにどんどん積極的にいきたい」と振り返った。大里は東北福祉大から21年育成ドラフト3位で入団。今月7日に支配下選手登録された。

◆ラオウが乗ってきた。オリックス杉本裕太郎外野手(32)が2試合連発で今季4本塁打とし、リーグ単独トップに立った。チームも敵地で楽天に2連勝し、貯金1とした。「アーチスト」らしい弾道だった。初回、太田の1号2ランで先制後、杉本もバックスクリーン右に高々とソロを打ち込んだ。「感触もよかったし、太田がいい打撃をしていたので自分も打ててよかった。流れに乗っていけました」。楽天早川の甘い初球の直球を振りにいった。前日の1発も、第1ストライクを逃さなかった。21年の本塁打王が早くも4号のハイペース。それでも調子は「普通ですね」と淡々。「たまたま本塁打が出ている。まだまだ課題がある。今は結果が出ているので、空振りでも凡打しても切り替えられています。打順関係なく、自分の仕事をしっかりしたいです」と緩みはない。今年1月、打撃を学ぶために、楽天浅村の沖縄自主トレへの同行を志願した。求めている逆方向への長打の秘訣(ひけつ)などを、貪欲に吸収した。その浅村の前での、連夜の活躍だった。チームにとって、杉本のバットは大きい。昨年は杉本の不調もあってチーム本塁打がリーグ最少の89本だった。さらに今季は吉田がレッドソックス移籍で抜けた。打順の並びも試行錯誤を続ける中嶋監督は「そんなに連打が続くわけじゃない。ここという時に打ってくれたらと思うし、長打が出るともちろん楽になりますよね」と期待を高めた。【柏原誠】○...田嶋が7回途中1失点で今季初勝利を挙げた。要所で失投しなかった。楽天には8連勝、屋外球場では10連勝と相性の良さは健在。「シンプルに打者と勝負できました。1勝つくのとつかないのでは気持ちの面で違うし、ひとまず安心はしています。初回に3点もらってめちゃめちゃ楽になったので、野手の人に感謝ですね」と満足そうだった。

◆オリックスは投打がかみ合い快勝した。一回に太田の2ランと杉本のソロで3点を先制。4―1の八回にはルーキー茶野の適時打などで3点を奪って突き放した。田嶋が6回?を5安打1失点でまとめて今季初勝利。楽天は5連敗。

◆先発のオリックス・田嶋大樹投手(26)は七回1死まで5安打1失点でしのぎ、今季初勝利を挙げた。楽天とは好相性で、連勝を8に伸ばした。開幕カード以来、3カードぶりの勝ち越しをもたらし「チームもいいリズムができてくれるとうれしい」と笑った。一回に3点の援護をもらい、終始安定していた。五回には安打と味方の失策で無死一、二塁のピンチを迎えたが、変化球を低めに集めて後続を断った。登板2戦目での白星に「ひとまずは安心。ありがたく打っていただいたので野手の人に感謝したい」と一息ついた。

◆楽天は昨季苦しめられた田嶋に対し、相性のいい島内を2番、炭谷を6番に置くなど打線を組み替えたものの終始劣勢で5連敗。石井監督は「全体的に、後手に回るところがある」と渋い表情で話した。軸となる浅村と島内、新加入の阿部がいずれも打率1割台の不振。開幕から10試合を終え、監督は「キャリアのない選手を使っていくべきなのか、もうちょっとキャリアを持っている選手を使っていくべきなのか、考えていかないといけない状況」と悩ましげだった。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
820 0.800
(↑0.022)
-
(-)
13341
(+5)
20
(+2)
5
(+1)
7
(-)
0.254
(↑0.004)
1.700
(↓0.03)
2
(-)
ロッテ
640 0.600
(↑0.044)
2
(-)
13340
(+5)
38
(+3)
6
(-)
4
(+1)
0.243
(↑0.002)
3.870
(↑0.1)
3
(1↑)
ORIX
650 0.545
(↑0.045)
2.5
(-)
13242
(+7)
38
(+2)
11
(+2)
2
(-)
0.283
(↑0.007
3.450
(↑0.15)
4
(2↓)
西武
550 0.500
(↓0.056)
3
(↓1)
13329
(+3)
26
(+5)
7
(+2)
6
(-)
0.240
(↓0.001)
2.330
(↓0.3)
5
(-)
楽天
370 0.300
(↓0.033)
5
(↓1)
13317
(+2)
40
(+7)
6
(-)
6
(-)
0.182
(↑0.007
3.990
(↓0.23)
6
(-)
日本ハム
380 0.273
(↓0.027)
5.5
(↓1)
13232
(+2)
39
(+5)
5
(-)
8
(-)
0.207
(↑0.01)
3.300
(↓0.21)