1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
広島 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 4 | 0 | 0 |
中日 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 4 | 0 | 0 | X | 5 | 10 | 0 | 2 |
勝利投手:勝野 昌慶(2勝0敗0S) (セーブ:マルティネス(0勝0敗3S)) 敗戦投手:遠藤 淳志(1勝1敗0S) 本塁打 |
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◆中日は1点を追う6回裏、アルモンテのソロで同点とする。さらに木下の適時打と代打・アキーノの2ランが飛び出し、リードを奪った。投げては、救援の6投手が無失点リレーを展開。4番手・勝野が今季2勝目を挙げた。敗れた広島は、打線が5回以降1安打と振るわなかった。
◆中日立浪和義監督(53)は広島戦(バンテリンドーム)後、左膝前十字靱帯(じんたい)再建術からの再起を目指す石川昂弥内野手(21)を13日の1軍全体練習に参加させる方針を明かした。「状況を見ながらですが、練習に来ます。焦らせるつもりはないが、チームに必要な選手」と説明した。逆転勝利で連敗を3で止めたものの、開幕10試合を3勝7敗。チーム得点18の非常事態に指揮官は厳しい断を下した。得点圏で7打数無安打、打点0のダヤン・ビシエド内野手(34)を試合前に出場選手登録抹消。2軍で復帰へ歩み始めた21歳の大砲候補の状況を確認し、状態次第では昇格させる。石川昂は昨年5月に左膝を負傷。その後、手術に踏み切り、長いリハビリを経て6日の2軍戦で実戦復帰。12日のウエスタン阪神戦(鳴尾浜)では初の一塁で先発。2本目の本塁打を放つなど、復帰から5試合で11打数6安打と好結果を出していた。
◆広島は逆転負けで連勝が5で止まり、勝率5割となった。4回に2点を先制しながら、制球に苦しんだ遠藤がその裏に失点。6回は先頭アルモンテに同点弾を浴びた。さらに1死三塁で前の打席クリーンヒットの木下を迎えた場面でアドゥワに継投するも、3点を勝ち越された。新井貴浩監督は「あそこで勝負にいった。結果は結果なので。また次の登板に備えてもらいたい」と両投手の奮起を促した。
◆中日が新外国人コンビの1号競演で連敗を止めた。6回、4番アルモンテが同点ソロを右翼席へ運ぶ。さらに勝ち越し打の木下を一塁に置いて代打アキーノが中堅左へ突き刺した。効果的なアーチを放った両外国人は「良いスイングができました」と口をそろえた。 前日までの開幕9試合でチーム本塁打は龍空の1本。得点は「13」と厳しい状況が続いていた。立浪監督は試合前、出場8試合で打点0のビシエドを抹消する荒療治に出た。「(本人も)形をよくしようやってきたが、試合になると変わらない。一度、思い切って期間をとってやろうということ」と説明した。変わって4番に起用したアルモンテが重苦しいムードを一層し、ベンチスタートのアキーノが続いた。「連敗中の重たい空気を2人が変えてくれた」と立浪監督。待望のアーチ2発を貧打脱出のきっかけとしたい。
◆広島が逆転負けで連勝が5で止まり、勝率5割に逆戻りとなった。4回に1死満塁から西川の技ありの左前打で2点を先制も、制球に苦しんだ先発遠藤は直後に犠飛を打たれて失点。6回にはアルモンテに同点弾を浴び、1死三塁のピンチを残して降板となった。代わったアドゥワが勝ち越しを許すと、代打アキーノにも2ランを被弾した。広島新井貴浩監督(46)の試合後談話は以下の通り。-遠藤投手は制球に苦しみながらの投球が続いた新井監督 粘り強く投げてくれていたし、ゲームはつくってくれたと思います。-6回の失点新井監督 あそこは勝負に行っているので。アドゥワが行ったのは木下のところでしょう。前の打席のライト前ヒットが追い込んでから高めをパーンと反応していたので、あそこはアドゥワにチェンジすると決めていた。そこで勝負にいって、結果は結果なので、また次の登板に備えてもらいたい。-難しい場面ではあった新井監督 難しい。それも今後の糧にしてもらいたい。抑えても打たれても、今後の糧にしてもらいたい。-攻撃陣は少ないチャンスを先制につなげた新井監督 攻撃陣はワンチャンスで得点できているし、引き続きいいんじゃないかな。打てるときもあれば打てないときもある。引き続き、継続してもらいたいという感じかな。-黒原投手、中村祐投手が今季初登板新井監督 祐太は途中からだけど、開幕1軍メンバーで投げていないのは黒原だけだったので、それはすごく頭にあった。あれだけ登板間隔が空いた中でストライクを先行させて、3人で(終えて)ナイスピッチングだったと思います。-ビハインドでの登板としても内容ある投球だった新井監督 今年初めてのマウンドであれだけ登板間隔が空いた中でも、どんどん初球からストライク先行できるんで。こちらはそういうところを評価しています。ただ抑えただけじゃなく、内容も良かったので、ナイスピッチングだったと思います。-栗林投手がベンチ外新井監督 ちょっと登板数がぎゅっと多くなっていたので。明日も1日休みなので、今日は上がりで「2日間しっかり休んでくれ」と。でも、それは昨日の試合が終わった段階でミーティングで決めていたことなので。
◆中日が逆転勝ちで連敗を3で止めた。1―2の六回にアルモンテのソロ本塁打で追い付くと、木下の適時打で勝ち越し、代打アキーノの2ランでリードを広げた。広島は中盤に遠藤とアドゥワが踏ん張れなかった。連勝は5でストップ。
◆広島は連勝が5で止まり、「貯金」が1日で消えた。六回、遠藤が先頭のアルモンテに同点ソロを浴び、1死三塁とされて降板。2番手のアドゥワが勝ち越し打と2ランを打たれた。新井監督は「結果は結果として今後の糧にしてくれたら」と前向きに話した。この日は栗林を「登板が多かったので」とベンチ入りさせず、絶対的抑え抜きでの白星を狙ったが実らなかった。「次の試合が大事」と切り替えた。(バンテリンドーム)
◆中日は先発が乱れた後、救援6投手が無失点でつないだ。福谷が2点を失って四回途中に降板。2番手の砂田がピンチを切り抜け、その後は勝野や前日に失点した田島らを挟んで最後はマルティネスが締めた。六回に出て無失点とし、逆転を呼んだ勝野は「流れを呼び込もうと思ってマウンドに上がった」と振り返る。雪辱に成功した田島は「昨日やられていたので、しっかり抑えられて良かった」と胸をなで下ろした。
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ヤクルト |
7 | 3 | 1 | 0.700 (↓0.078) | - (-) |
132 | 26 (+1) | 17 (+6) | 8 (-) | 13 (-) |
0.175 (↓0.002) | 1.440 (↓0.45) |
2 (-) |
阪神 |
6 | 3 | 1 | 0.667 (↑0.042) | 0.5 (↓1) |
133 | 29 (+2) | 29 (+1) | 2 (+1) | 9 (+4) |
0.222 (↓0.012) | 2.640 (↑0.21) |
3 (1↑) |
DeNA |
5 | 5 | 0 | 0.500 (↑0.056) | 2 (↑1) |
133 | 36 (+6) | 35 (+1) | 10 (+2) | 2 (+1) |
0.268 (↑0.014) | 3.310 (↑0.26) |
3 (-) |
広島 |
5 | 5 | 0 | 0.500 (↓0.056) | 2 (-) |
133 | 29 (+2) | 26 (+5) | 7 (-) | 3 (-) |
0.221 (↓0.01) | 2.520 (↓0.33) |
5 (-) |
巨人 |
4 | 7 | 0 | 0.364 (↓0.036) | 3.5 (-) |
132 | 32 (+1) | 31 (+2) | 10 (+1) | 1 (-) |
0.232 (↓0.017) | 2.370 (↑0.17) |
6 (-) |
中日 |
3 | 7 | 0 | 0.300 (↑0.078) | 4 (↑1) |
133 | 18 (+5) | 32 (+2) | 3 (+2) | 1 (-) |
0.228 (↑0.009) | 3.140 (↑0.13) |
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