ヤクルト(☆6対3★)DeNA =リーグ戦1回戦(2023.04.11)・明治神宮野球場=
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DeNA
0100010013912
ヤクルト
31002000X6801
勝利投手:サイスニード(2勝0敗0S)
敗戦投手:濵口 遥大(0勝2敗0S)

本塁打
【DeNA】桑原 将志(1号・2回表ソロ),大田 泰示(1号・9回表ソロ)
【ヤクルト】村上 宗隆(2号・1回裏2ラン)

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◆ヤクルトは初回、村上の2ランと中村の適時打で3点を先制する。4-1となって迎えた5回裏には、長岡の押し出し四球などで2点を挙げ、リードを広げた。投げては、先発・サイスニードが6回途中2失点で今季2勝目。敗れたDeNAは、先発・濱口が精彩を欠いた。

◆DeNA宮崎敏郎は、チームで唯一の開幕から8試合すべてでヒットを記録。30打数13安打の打率4割3分3厘は岡本和(巨人)に次いでリーグ2位と好調で、特に5日巨人戦からは4試合続けて二塁打をマーク。連続試合二塁打のプロ野球記録は09年金子誠と21年近藤(ともに日本ハム)の7試合だが、球団では大洋時代の79年長崎、横浜時代の10年カスティーヨ、21年大和の3人が記録した5試合が最長。昨季は打率3割3分8厘、二塁打も最多の6本を打った得意のヤクルトを相手に球団記録に並べるか。

◆ヤクルト村上宗隆内野手(23)が2号2ランで先制した。1回2死二塁、1ボール1ストライクからDeNAの左腕浜口の内角134キロを右中間へ運んだ。「打ったのはストレート。コンパクトにうまく打つことができました。先制できてよかったです。さあ行こうか!」とコメント。3月31日の広島との開幕戦(神宮)の初回に放った決勝1号2ラン以来の本塁打となった。

◆33歳の誕生日を迎えたDeNA戸柱恭孝捕手が、バースデーヒットをマークした。2点ビハインドの2回1死一塁。応援団からバースデーソングで祝福された後、カウント1-2からヤクルト・サイスニードの低めのチェンジアップを右前にはじき返した。試合前には、三浦大輔監督(49)からも声をかけられる中、1打席目にHランプを点灯させ、この時点で打率を4割5分5厘に上昇させた。

◆DeNAドラフト3位ルーキーの林琢真内野手(22)が自身23打席目でプロ初安打をマークし、ベンチが最高潮に盛り上がった。3点ビハインドの3回無死、先頭で打席に立ち、カウント1-1から左前にポトリと落ちる安打でHランプを点灯させた。記念のボールは、京田陽太内野手(28)がベンチから飛び出し、ヤクルト村上からボールが送られると、頭をペコリ。村上も帽子のつばを触って、京田の感謝に応えた。1死後、牧の打席では初球に二盗を決め、プロ初盗塁を記録。チームとしても、今季9試合目で初盗塁だった。DeNA林「ホッとしています。ヒットが出ていないなかでも試合に出させてもらい、ヒット以外でも貢献できるようプレーしていました。これからヒットを積み重ねていけるよう頑張ります」

◆DeNAドラフト3位ルーキーの林琢真内野手(22)が、プロ初盗塁を決め、今季9試合目でチーム初盗塁を記録した。3点ビハインドの3回1死一塁、牧秀悟内野手(24)の初球にスタートを切って、二盗を成功させた。試合前の時点で、12球団の中で、巨人とDeNAが今季の盗塁がなかったが、巨人より先に今季初盗塁を記録した。試合開始前の時点で、両リーグトップはヤクルトの12個で、2位は日本ハムの8個、3位は楽天の6個だった。

◆DeNAは宮崎敏郎内野手が球団タイ記録の5試合連続二塁打を放ったが、序盤の失点が重く、連勝が4で止まった。先発浜口遥大が初回に村上の先制2ランを含む3失点。2、5回にも失点し、反撃も3点に終わった。三浦監督は「(浜口は)ホームランの後、慎重になりすぎた」と指摘。宮崎は「負けたので、個人の話はどうでもいいです。また明日頑張ります」と切り替えた。

◆ヤクルト村上宗隆内野手(23)が、ヒーローインタビューでファンの笑いを誘った。1回2死二塁、1ボール1ストライクからDeNAの浜口の内角134キロを右中間へ。これが3月31日の広島との開幕戦(神宮)の初回に放った決勝1号2ラン以来の本塁打となった。試合後、お立ち台に上がった村上は、インタビュアーの「ファンの方がいい気持ちで家に帰られると思います」との質問に苦笑い。「そうっすね。いろんな情報がありますけど、そこに惑わされずに...。そうっすね。最近、ちょっと家の周り、週刊誌、たくさん車が止まっているので、ちょっと行きづらいんですけど、あの...、僕を信じてついてきてください。頑張ります」と返答すると、ファンから喝采を浴びた。村上はこの日の試合前、一部週刊誌で報じられた女子ゴルフ原英莉花(24)との交際報道について「仲のいい友達の1人です」と言及していた。

◆不動の4番は降って湧いた「初ロマンス」にも動じない。ヤクルト村上宗隆内野手(23)が1回、開幕戦以来の2号2ランで先制点をもたらした。今季10試合目にして早くも4度目のV打。就任4年目の高津臣吾監督(54)に通算200勝をプレゼントした。この日、一部週刊誌で女子ゴルファーとの交際報道が流れたが、いつもと変わらず主砲の仕事に徹した。周囲の雑音など、村上の打棒にはなんら影響しなかった。1回2死から山田が二塁打でつくった先制機。DeNA浜口の3球連続の内角攻めに対し、高めの直球を完璧に捉えて右中間へ運んだ。「体が反応して、コンパクトにうまく打つことができました」。右手を掲げて悠々と1周した。高津監督の就任通算200勝がかかっていた。村上は直前の阪神戦で3試合無安打。「心だけリフレッシュして、また勝つぞという気持ちでいきました」。2軍監督時代からともに歩み、白星を積み重ねてきた。村上が打てば、勝つ。「まだまだ、もっともっと勝たせてあげたい。300勝、400勝。もっといけるように僕らも頑張りたい」。騒がしい朝を迎えた。この日、一部週刊誌で女子ゴルフ原英莉花(24)との交際報道が出た。試合前に報道陣に応じた村上は「仲のいい友達の1人です」と答えた。昨年10月にカラオケでデートしていたと伝えられたことにも「2人で行ったって書いてあるんですけど、友人も含めて行きました」と丁寧に訂正した。この日は公式ファンクラブ「Swallows CREW」のイベントが開催された。特別なユニホームで上がったお立ち台では、スタンドのファンからとんだ熱愛をいじる? 声も余裕で受け止めた。「最近ちょっと家の周り、週刊誌たくさん車止まってるので行きづらいんですけど」と自ら笑いに変え、「僕を信じてついてきてください。頑張ります」と締めた。惑わされるどころか、開幕戦以来の復活の2ラン。かえって不動心を証明してみせた。

◆DeNA益子京右捕手(22)が11日、神宮で行われたヤクルト1回戦の試合前練習に練習参加した。フリー打撃、捕手練習などで汗を流し、1軍の雰囲気などを体感した。三浦大輔監督(49)は「練習参加です。1軍の雰囲気とか、コーチ陣の方からもいろいろ落とし込みもしてもらいながら。今日だけです。練習して、またファームの方で1軍目指してやってもらいます」と説明した。益子は18年ドラフト5位でDeNAに入団。今年1月には大和、牧に自主トレで弟子入りし、レベルアップに励んだ。プロ5年目の今季は、イースタン・リーグ8試合に出場し、打率4割9厘とバットでアピールする。

◆ヤクルト高津臣吾監督(54)が20年の就任から通算200勝に到達した。好調DeNAの連勝を4で止めた。先発のサイスニードが6回途中2失点と粘り、打っては4番村上の先制2ランが決勝点になった。「いい選手に恵まれてね、いいスタッフに恵まれて。縁と運と、すごく恵まれているなと思って。素晴らしい人に支えられて今日、200勝することができました」と感謝の言葉を並べた。就任4年目の今季、開幕5連勝の好スタートを切った。7日の阪神戦で王手をかけた後、1敗1分けと足踏み。投手陣が日々、獅子奮迅の働きをしてくれている分、この日は山田も3安打するなどしっかり打って勝った。神宮に戻り、本拠地ファンの前で節目の大台に乗せた高津監督。300勝への意気込みに「201勝目を目指します」と答えた。1勝の積み重ねが200になった。それは次戦からも、変わらない。

◆セ・リーグ首位のヤクルトは、11日から本拠地で3位・DeNAと2連戦を戦う。今季初対戦を前に村上宗隆内野手(23)が使用するモデルのバットが岐阜・養老町のふるさと納税の返礼品として登場し、注目を集めていることが分かった。村上らのバットを手掛けるミズノ社のバット工場「ミズノテクニクス」が同町にある縁で始まった企画。養老町役場の担当者、羽根田沙紀さん(37)とミズノテクニクスの谷口真一さん(30)を直撃し、盛況ぶりを聞いた。(取材構成・森祥太郎)自然豊かな匠の町で〝村神様フィーバー〟が起こっている。村上がブランドアンバサダー契約を結ぶミズノ社のバット工場「ミズノテクニクス」がある岐阜・養老町。村上モデルのバットがふるさと納税の返礼品として登場すると、申し込みが殺到した。工場が建設されて3月に80周年を迎え、養老町のPRと野球振興につながればと企画された。養老町役場の担当者で、企画財政課の羽根田さんは「まずは養老町のことを知ってもらいたい。そして野球がもっと広がってくれたらうれしい。村上選手の努力のたまものですが、おかげさまで町は盛り上がっています」と喜んだ。昨年11月から今年1月まで実施した第1弾では村上だけでなく、イチロー氏(マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)やソフトバンク・近藤、巨人・長野の4人計5モデルが返礼品として出品された。村上のバットは9万5000円の寄付の返礼品にもかかわらず、計107本のうち、92本の申し込みがあった。受け付け終了後も町役場に多くの問い合わせがあったため、4月上旬の予定を早めて3月30日に第2弾をスタートさせた。11万円の寄付の返礼品として、来年1月まで受け付ける。再開初日に100本超、今月7日時点で180本以上の申し込みがあった。

◆ヤクルト・村上宗隆内野手(23)が一回2死二塁で先制の2号2ランを放った。「コンパクトに上手く打つことが出来ました。先制できて良かったです。さあ行こうか!」。DeNA先発・浜口に対し、カウント1―1からの3球目。高め134キロを振り抜き、右翼席中段へ放り込んだ。3月31日の広島との開幕戦(神宮)で1号を打って以来のアーチで、貴重な先制点をもたらした。

◆ついに待望の瞬間が訪れた。DeNAのドラフト3位・林琢真内野手(22)=駒大=が三回、プロ23打席目で初安打となる左前打をマーク。一塁上でほっと胸をなでおろした。1―4の三回先頭で迎えた第2打席。初対戦のサイスニードに対してカウント1―1からの3球目、内角球に巧みにバットを合わせ、しぶとく左前へと落とした。ようやく灯した「H」のランプに、本人以上に三塁側ベンチが大きく盛り上がった。1死一塁となり、4番・牧の1球目、変化球のタイミングでスタートを切った。捕手の中村は握り損ねて送球できず、悠々と二塁へ滑り込み、プロ初盗塁もマークした。駒大時代に何度もプレーし、1部2部入れ替え戦の緊張感も味わった思い出の神宮球場。プロ野球選手となり、初めて迎えた公式戦で躍動した。オープン戦では、12球団で3位にランクインする打率・296をマーク。打席では粘り強く食らいつき、四球をもぎとり出塁するしぶとさを見せ、チームトップの4盗塁を成功させるなど存在感を放った。「2番・三塁」で開幕スタメンの座をつかむと、5日の巨人戦(横浜)からは無安打ながらも2番で起用され続けた。辛抱を続けた三浦監督の期待に、快足ルーキーが応えた。(浜浦日向)

◆DeNA・宮崎敏郎内野手(34)が六回、左翼線に二塁打を放ち、球団タイの5試合連続二塁打を記録した。宮崎は開幕から好調で、試合前時点の打率・433はリーグ2位。このヒットで開幕からの連続試合安打も9に伸ばした。

◆ヤクルトのサイスニード投手(30)が先発し、5回2/3で94球を投げ7安打2失点と粘投。今季2勝目の権利を得てマウンドを譲った。「調子自体あまり良くなかったが、味方の援護に助けられて最低限の仕事ができたと思う。また、ヒットが打てたことが良かった」決して楽な投球ではなかった。一回から3イニング連続で先頭打者の出塁を許し、二回は桑原に左中間ソロを被弾。それでも、カード球を任される先発陣の軸として崩れなかった。六回は宮崎に左翼線二塁打、牧に左前打とされ、桑原に中犠飛とされて2点目を献上。関根を三邪飛に打ち取ったところで降板した。打っては、二回1死から中前打を放ち、満塁から山田の遊ゴロの間に生還。自身を助けた。投手陣が好調で「いい投手もいっぱいいますし、監督、コーチも素晴らしい方々。皆さん、すごく頑張ってると思いますし、いい状態、いい雰囲気で来てるので、その状態を続けるようにしていきたい」と口にしていたサイスニード。いい波に乗りバトンを渡した。

◆薄闇の神宮の空に会心のアーチを架けた。スタンドインするより早く、大歓声が白球の行方を教えてくれる。ヤクルト・村上宗隆内野手(23)が一回に先制の2号2ランを放った。「コンパクトにうまく打つことができました。先制できてよかったです」。一回2死から山田が右中間へ二塁打を放ってチャンスメーク。絶好の先制機を逃さなかった。DeNA先発・浜口に対し、カウント1―1からの3球目、134キロ高めの直球をコマのような軸回転で一閃。打った瞬間それと分かる弾道で、右中間席中段へほうり込んだ。猛打が鳴りを潜めていた。試合前時点でチーム打率・168は12球団ワースト。その4番に座る村上自身も、6日の中日戦(バンテリンドーム)の第3打席で中前打を放ってから3試合14打席で安打がなかった。本塁打は3月31日の広島との開幕戦(神宮)で1号2ランを放って以来。9試合、37打席ぶりの感触を確かめるようにダイヤモンドを一周した。前カードの阪神3連戦(甲子園)では3試合で計4得点にとどまり、高津監督は「来週は野手が頑張りますよ」と〝予言〟。指揮官の期待に応えるように主砲がお目覚めの一撃を放つと、打線がつながり二回までに4得点を挙げ、試合の主導権を握った。さらに打線は五回、山田の二塁打を足掛かりに併殺崩れと押し出し四球で2点を追加した。6得点は今季のチーム最多得点となった。

◆ヤクルトはサイスニード投手(30)が先発し、5回2/3で94球を投げ、7安打2失点で今季2勝目を挙げた。サイスニードのヒーローインタビューは以下の通り。--ピッチングを振り返って「味方がたくさん点を取ってくれて、すごく気持ちいいピッチングができました」--二回に安打を記録「沖縄のキャンプで野手の方々にバッティングを聞いて、そのおかげでヒットがでました」--今日で2勝目「このままいいピッチングを続けて、チームの勝利に貢献できるようにがんばりたい」--ファンに一言「もっともっと応援よろしくお願いします」

◆ヤクルトは村上宗隆内野手(23)が一回に先制の2号2ランを放つなど今季最多の6得点で快勝した。以下、村上のヒーローインタビュー。--一回、先制の2ランを振り返って「(山田)哲人さんが2ベースでチャンスを作ってくれたので、なんとか先制点を取ろうと必死にバットを振りました」--ここまで投手陣が奮闘「ピッチャーがここ数試合がんばってくれていたので、なんとか先に点を取って楽に投げさせたいと思った。まだまだ打てるので、がんばりたいと思います」--高津監督、就任通算200勝「この間、田口さんが200勝目のボールをもらってツイートしてたので、今日は201勝目かなと思ってました。今日だったので、僕がボールをもらってツイートしたいなと思います」--ファンに一言「(苦笑いを浮かべ)いろんな情報がありますけど、それに惑わされずに。最近、家の周りに週刊誌の車がたくさん止まってるんで、ちょっといきづらいんですけど、僕を信じてついてきてください」

◆DeNAは連勝が4で止まり、再び借金1となった。連勝中は先発陣が好投を続けてきたが、この日は浜口が五回途中6失点に終わり、三浦監督は「本塁打の後に慎重になった。ボールが先行して五回途中で4四球。その差だと思う」と指摘した。連覇を許したヤクルトとの今季初戦に敗れ「何とか一つ、取り返せるようにやっていく」と切り替えた。

◆DeNA・大田泰示外野手(32)が4点を追う九回2死走者なしの場面に代打で登場。バックスクリーンに飛び込む豪快な今季1号で意地を見せ「いい感じで打てたので、風も味方して入ってくれた」と語った。今季は5試合に出場し8打数無安打。待望の初安打が本塁打となったが「きょうはそういうことを考えず、自分がやりたいスイングだけすることを心掛けた結果。この意識、考え方を忘れないようにやりたい」と明かした。日本ハムから移籍2年目。代打での起用も多い中で「去年はけっこう難しかったが、今年は代打でも四球を取れているので、こうやって積み重ねていければ」と大田。「僕の場合はレギュラーじゃないので、毎日勝負だし、とにかく勝てるように、いい場面で打てるように頑張る」と力を込めた。

◆ヤクルト・山田哲人内野手(30)が今季初の猛打賞を記録した。一回は2死から右中間二塁打で村上の先制2ランにつなげ、五回に左前打、六回は中前打を放ち、二盗に成功。打率・231としたが「結果としてそんなに打てていないので、続けていくことが大事」と振り返り、高津監督の通算200勝について「もっともっと勝ちをプレゼントできるように」と誓った。

◆ヤクルトが今季最多6得点を挙げDeNAに快勝した。一回に村上宗隆内野手(23)が先制の2号2ランを放ち、流れを引き寄せた。この勝利で就任4年目の高津臣吾監督(54)が球団史上7人目となる通算200勝を達成。監督の主な一問一答は以下の通り。――先発したサイスニードの投球は「調子自体は彼の中で100点ではないと思うけど、どうですかね、まあでも球強かったし、多少コントロールのばらつきあったけど、粘れた。いいピッチングだったと思う」――打線は「ムネの一発大きかったし、ムーチョ(中村)のあの当たり(一回の3点目のタイムリー)は悪かったけど1点取れたの大きい。(五回の併殺崩れと押し出し四球は)四球でつないだのも大きいし、(二回は)スニードがセンター前で出て、そこから四球でつないだという加点もすごく大きかった。いい点の取り方だったと思う」――休みを挟んで打線は上向き?「変わったかは分からないけど、神宮に帰ってきて、我が家でね、少しリラックスしてきょうはゲームに挑めたのかなと思います」――打線乗っていく「そうですね。もちろんムネが打てばいいんですけど、きょうみたいにつないでつないで、ピッチャーからでも点を取ったり、ヒット1本で、四球でつないで点取ったりとか、そういう野球をしていかないと。彼ひとりで点をとっていくわけではないので。もちろん4番なのでチャンスで大きいのは期待しますけど、みんなでつないでつないでというのは目指してやっていきたい」――監督200勝を達成「いい選手に恵まれてね。いいスタッフに恵まれて、縁と運と、すごく恵まれているなと思って。すばらしい人に支えられて今日、201? 200? することができました。周りの人に感謝ですね。ありがたく思います」――中継ぎの踏ん張り「ほんと申し訳ないというか、気を遣って登板させるようにはしているけど、やっぱり球数だったり連投だったりかさんでいるピッチャーがいるのも確か。その中でもなんとか次へ次へという気持ちを持って、きょうもミーティングで話をさせてもらったけど、みんなでつないで勝っていくスタイルはよくできていると思います」(続けて)「ここまで点を取られなかったのも奇跡に近いことだったので。と言ったら選手に失礼か。これをね、新しいスタートとしてみんなでつないでつないで勝っていきたいと思います」――山田が猛打賞「本来のね、本来の調子であればというか、状態であれば、彼は打ちますよ。走りますよ、走れますよ。まだまだ老け込む年でもないですし、丈夫ですし、なんだかんだ言っても休まないですし、もっともっと伸びていくんじゃないですか、これから」――300勝へ向けて「201勝目目指します」――2番にサンタナ「うーん、色々と。あまり彼は打順を気にしないので、バントしろとか言っているわけではないですし、右に打てと言っているわけでもないし、あそこに長打が打てる選手がいるのは、実は2番打者は長打が求められる打順だと思っているので、そんなに違和感はないと思います」

◆昨季三冠王のヤクルト・村上宗隆内野手(23)が11日、DeNA1回戦(神宮)の一回に先制の2号2ランを放った。広島との開幕戦(3月31日、神宮)の第1打席以来となる37打席ぶりの一発で流れを引き寄せ、6―3での勝利に貢献。高津臣吾監督(54)の球団史上7人目となる通算200勝に花を添えた。2軍監督時代から師弟関係にある主砲は「もっと勝たせてあげたい」と誓った。暮れなずむ神宮の空に会心のアーチを架けた。スタンドインするより早く、大歓声が白球の行方を教えてくれる。村上が、高津監督の通算200勝に花を添える2号2ランだ。「体が反応してくれてうまく打つことができました。なんとか先に点を取ってピッチャーを楽に投げさせたいと思って打席に立ちました」球団公式ファンクラブ「スワローズクルーデー」として開催され、特別ユニホームを着用して臨んだ一戦。若き4番は絶好の先制機を逃さなかった。一回2死二塁。DeNA先発・浜口の直球をコマのような軸回転で一閃。打った瞬間それと分かる弾道で右中間席中段へ放り込んだ。主砲の一撃から打線は活気づき、今季最多6得点を挙げた。持ち前の豪打が息を吹き返した。試合前時点でチーム打率・168は12球団ワースト。4番に座る村上も、6日の中日戦(バンテリンドーム)の第3打席で中前打を放ってから3試合、14打席で無安打。「心だけリフレッシュして、また勝つぞという気持ちで」。3月31日の広島との開幕戦(神宮)の第1打席以来、37打席ぶりの一発だった。

◆本拠地で積み上げた4連勝を、敵地・神宮であっさりと止められた。DeNAは、昨季9勝16敗と大きく負け越したヤクルトとの今季初対戦で完敗を喫した。手痛い黒星の中でも、三浦監督が「チームにとっても明るい材料」と語ったのが、ドラフト3位・林琢真内野手(22)=駒大=の存在。三回にプロ23打席目で待望の初安打となる左前打を放つと、すかさず二盗にも成功し、プロ初盗塁をマークした。オープン戦では、12球団で3位の打率・296と猛アピール。「2番・三塁」で開幕スタメンを勝ち取るも、2失策のほろ苦デビューで以降も無安打が続いた。それでも2番で起用し続けた指揮官の期待に応え、林は「1本出てほっとした」と胸をなでおろした。七回の第4打席は四球を選びガッツポーズを見せるなど、打線のつなぎ役として力を発揮。「毎試合自分の役割を全うしようとやっている。これからチームの勝ちに貢献できるように」と、ようやく踏み出した一歩からさらなる飛躍を誓った。(浜浦日向)

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
721 0.778
(↑0.028)
-
(-)
13325
(+6)
11
(+3)
8
(+1)
13
(+1)
0.177
(↑0.009
0.990
(↓0.22)
2
(-)
阪神
531 0.625
(↓0.089)
1.5
(↓1)
13427
(+1)
28
(+7)
1
(-)
5
(-)
0.234
(↓0.012)
2.850
(↓0.42)
3
(-)
広島
540 0.556
(↑0.056)
2
(-)
13427
(+4)
21
(+1)
7
(-)
3
(-)
0.231
(↑0.01)
2.190
(↑0.16)
4
(1↓)
DeNA
450 0.444
(↓0.056)
3
(↓1)
13430
(+3)
34
(+6)
8
(+2)
1
(+1)
0.254
(↑0.001
3.570
(↓0.35)
5
(-)
巨人
460 0.400
(↑0.067)
3.5
(-)
13331
(+7)
29
(+1)
9
(+2)
1
(+1)
0.249
(↑0.008)
2.540
(↑0.3)
6
(-)
中日
270 0.222
(↓0.028)
5
(↓1)
13413
(+1)
30
(+4)
1
(-)
1
(-)
0.219
(↓0.002)
3.270
(↑0.04)