中日(★1対4☆)広島 =リーグ戦1回戦(2023.04.11)・バンテリンドーム=
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広島
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中日
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勝利投手:九里 亜蓮(1勝0敗0S)
(セーブ:栗林 良吏(0勝1敗4S))
敗戦投手:柳 裕也(0勝2敗0S)
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◆広島が5連勝。広島は4回表、マクブルームと西川の連続適時打で2点を先制する。そのまま迎えた9回には、秋山が2点適時三塁打を放ち、貴重な追加点を挙げた。投げては、先発・九里が8回4安打無失点の快投で今季初勝利。敗れた中日は、打線が1得点と振るわなかった。

◆広島が先発九里亜蓮投手(31)の8回無失点の好投もあり、連勝を5に伸ばした。開幕4連敗で滑り出しながら、今季初勝利から破竹の5連勝で新井体制初の貯金生活となった。両軍無得点の4回。先頭秋山の内野安打と遊撃龍空の悪送球が重なり、無死二塁の好機を得た。4番マクブルームの内角球をたたいた打球は右翼線に落ちる二塁打となり、秋山が生還。さらに5番西川も左前適時打で続いた。3戦連続打点が先制打となったマクブルームは「先制につながるヒットになって、序盤でリードすることができて良かった」と振り返った。さらに打線は9回。2死走者なしから1、2番の連打と秋山の適時三塁で2点を奪い、中日を突き放した。中軸3人が計7安打4打点とけん引した。9回は2番手ターリーが締めくくり、昨季4勝8敗と大きく負け越したバンテリンドームでも連勝を伸ばした。

◆広島が開幕4連敗から破竹の5連勝で、新井体制初の貯金生活となった。先発九里は8回まで97球の省エネ投球で4安打1四球無失点。開幕ローテーション5投手にいずれも勝ち星がつく連勝となった。打線は4安打の3番秋山を中心にクリーンアップが3人で7安打を記録し、全4打点をたたき出した。4点リードの9回はターリーが無死一、二塁のピンチを招くも、栗林が火消し。4戦連続セーブで締めくくった。投打ががっちりとかみ合い、昨季4勝8敗と大きく負け越したバンテリンドームでも連勝を伸ばした。試合後の広島新井貴浩監督(46)の談話は以下の通り。-九里は前回から修正新井監督 前回の登板から反省して、修正がしっかりできていた。今日のピッチングが彼本来のピッチングだと思うし、ナイスピッチングでした。-球速も出ていた新井監督 ストライク先行で、どんどん打者に向かって行っていた。彼本来のピッチングでしたね。-先発ローテーション投手全員に勝ちがついた新井監督 先発投手に勝ちがついているというのは、すごくいい戦い方をしているということなので。みんなホッとしただろうし、また、次に向けて頑張ろうという気持ちになっていると思う。-中軸が全打点新井監督 今日はヒットもたくさん出て、アキ(秋山)はすごい。打つのも、守るのも、走るのも、引っ張っていってくれている。彼ぐらいの打者だったら驚きはないけど、すごいと思う。-4安打固め打ち新井監督 彼には1打席も無駄にしないという気持ちと、集中力を感じる。-走者を返すだけでなく、チャンスメークも新井監督 出て良し、つないで良し、決めて良し、で素晴らしいですよ。-貯金1新井監督 まだ何試合? 明日いい日になるように、しっかり準備したいですね。-栗林は4戦連続セーブとなった新井監督 セーブシチュエーションになったからね。さすがうちのクローザーだなと。難しい場面で行きましたけど、ナイスピッチングでした。

◆広島先発の九里亜蓮投手が立ち上がりからストライク先行の投球で中日打線を4安打無失点に抑え、今季初勝利を手にした。8回まで97球の省エネ投球。今季チーム初勝利の遠藤からすべて先発投手に勝ち星が付く5連勝で、単独3位に浮上した。今季初登板となった前回4日阪神戦は、かわす投球に終始。5回途中まで6四死球と自滅した。昨季まで阪神にいた藤井ヘッドコーチからの助言で吹っ切れた。「"いろんなことができるんだから"と言ってもらって。いろいろ考えながらバッターの反応を見ながら、自分の持っているものをしっかりマウンドで表現できたと思う」。打者を手玉に取る投球で、1つの四球しか与えなかった。この日は前回以上に球速、球威があった。1回2死から細川に投じた6球目は148キロを計測。2回無死一塁からは高橋周のバットを折り、二併殺に打ち取った。8回も球威は衰えず、3者連続三振を奪った。8回97球は「僕の中では力が入っている感覚はなくて。逆にそういう方がいいのかもしれない」と新たな感覚を得る副産物があった。広島は昨季4勝8敗と大きく負け越した鬼門のバンテリンドームで、連勝を5に伸ばした。昨年7月23日以来、新井体制では初の貯金1。新井監督は「先発投手に勝ちがついているというのは、すごくいい戦い方をしているということ」とチームに好循環をもたらしている先発陣をたたえた。【前原淳】

◆4試合連続登板の広島栗林が4戦連続セーブで締めた。4点リードの9回。ターリーが安打と四球で招いた無死一、二塁の場面で登板。細川に左前打を浴びて満塁とするも、ビシエドを遊ゴロ併殺。最後は高橋周を空振り三振に切った。イニング途中の登板での火消しに、新井監督は「さすがうちのクローザーだなと。難しい場面で行きましたけど、ナイスピッチングでした」と最敬礼だった。

◆広島秋山が4安打2打点で打線をけん引した。4回は全力疾走で遊撃内野安打と遊撃手の悪送球を誘い、二塁へ。マクブルームの二塁打で先制のホームを踏んだ。2点リードの9回は2死一、二塁から2点三塁打で突き放した。昨年7月22日ヤクルト戦以来の4安打で、打率を4割8分5厘に上げて首位打者に浮上。「会心でも正面を突くこともある。それに左右されず、いいアプローチをしていい準備をして入るだけ」と引き締めていた。

◆広島が四回に2点を奪った。無死二塁から、マクブルームが直球に詰まりながらも右翼線に適時二塁打を運び「先制につながる安打になって良かった」と喜んだ。4番打者は昨季、柳に21打数3安打で1割台。ただし、1本塁打もあって4打点を挙げた。今季の初の顔合わせは2打席目で打点をマークした。なおも無死二塁で西川が左前打を放って加点し「いい追加点になった」と笑顔。こちらは昨季、柳とは17打数7安打で4四球と相性が良く、データが示す通りの適時打だった。

◆広島が逃げ切って5連勝。九里が8回を4安打無失点と好投し、今季初勝利を手にした。栗林が4試合連続セーブ。四回にマクブルーム、西川の連続適時打で2点を先制し、九回は秋山の2点三塁打でリードを広げた。中日は3連敗。

◆中日は3連敗を喫し、今季最多の借金が5に膨らんだ。九回に併殺打の間に1点を挙げるのがやっと。ここ3試合でわずか2得点で、立浪監督は「打線も湿りっぱなし。誰か奮起してもらわないと」と嘆いた。3併殺の拙攻であと一本が出なかった。六回2死一、二塁では細川が九里のスライダーを打ち上げて二飛に倒れた。

◆打撃好調の広島の秋山が4安打をマークした。四回は全力疾走の内野安打で先制点につなげた。七回の凡退後、九回に貴重な2点三塁打を放ち「前の打席でやられていたから。何とかしたかった」と冷静に話した。打率は4割8分5厘にはね上がった。新井監督は「彼くらいの打者だったら驚くことではない」と言いながら、笑顔で「でも、すごいと思うよ」と付け加えた。

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
721 0.778
(↑0.028)
-
(-)
13325
(+6)
11
(+3)
8
(+1)
13
(+1)
0.177
(↑0.009)
0.990
(↓0.22)
2
(-)
阪神
531 0.625
(↓0.089)
1.5
(↓1)
13427
(+1)
28
(+7)
1
(-)
5
(-)
0.234
(↓0.012)
2.850
(↓0.42)
3
(-)
広島
540 0.556
(↑0.056)
2
(-)
13427
(+4)
21
(+1)
7
(-)
3
(-)
0.231
(↑0.01
2.190
(↑0.16)
4
(1↓)
DeNA
450 0.444
(↓0.056)
3
(↓1)
13430
(+3)
34
(+6)
8
(+2)
1
(+1)
0.254
(↑0.001)
3.570
(↓0.35)
5
(-)
巨人
460 0.400
(↑0.067)
3.5
(-)
13331
(+7)
29
(+1)
9
(+2)
1
(+1)
0.249
(↑0.008)
2.540
(↑0.3)
6
(-)
中日
270 0.222
(↓0.028)
5
(↓1)
13413
(+1)
30
(+4)
1
(-)
1
(-)
0.219
(↓0.002)
3.270
(↑0.04)