ソフトバンク(☆3対1★)西武 =リーグ戦2回戦(2023.04.09)・平和リース球場=
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西武
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ソフトバンク
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勝利投手:藤井 皓哉(2勝0敗0S)
(セーブ:オスナ(0勝0敗2S))
敗戦投手:エンス(0勝2敗0S)
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◆ソフトバンクは0-0で迎えた4回裏、今宮の犠飛などで3点を先制する。投げては、先発・藤井が6回途中無失点。その後は4人の継投でリードを守り、藤井は今季2勝目を挙げた。敗れた西武は、先発・エンスが4回に崩れ、打線も5安打1得点と振るわなかった。

◆西武山川穂高内野手(31)が9日のソフトバンク戦(鹿児島)で緊急交代した。「4番一塁」でスタメン発表され、試合前にはベンチ前で素振りも行っていたが、1回2死でネクスト・バッタースボックスには佐藤龍が。山川はそのまま守備にもつかなかった。松井稼頭央監督(47)は試合後「下半身にちょっと強い張りが出たので」と無理をさせなかったことを明かした。WBCの疲労蓄積もあり「3カード目で、穂高に限らず他の選手も疲れが出てくる時期」と説明。帰京する山川は「張りがあったのが、急に(強く)来ました」と、試合直前のセカンドアップ中にふくらはぎの張りが強くなったと説明。首脳陣との相談の上、大事をとって欠場した。侍ジャパンで世界一に輝いたWBCから帰国し、開幕から4番で出場した。ここまで出場8試合で本塁打はなく打率2割6分9厘、1打点。とはいえ、1試合平均得点が2点台の西武打線においては、大きな存在だ。まずは10日にも病院で検査を受け、今後の方向性が決まる。チームは勝率5割。昨季パ2冠、不動の4番打者の症状が長引くようだと、投手陣への負担も大きくなる。【金子真仁】

◆WBCにキューバ代表で出場していたソフトバンクのリバン・モイネロ投手(27)が、11日の日本ハム戦(ペイペイドーム)から1軍に合流する。遠征先の鹿児島で、藤本監督が「明後日(11日)から合流する。これで8回は決まるので後ろの方はもうちょっと楽になる」と明言した。左腕はウエスタン・リーグ中日戦(ナゴヤ)で1回1/3を1安打無失点。帰国後初実戦で危なげなく調整を終えた。

◆首位ソフトバンクが「ファイト! 九州デー」の鹿児島開催で、19年以来4年ぶりの白星を挙げた。先発の藤井皓哉投手(26)が6回途中無失点で今季2勝目。先発転向1年目で、12回2/3を無失点と安定感を見せている。打線は適時打はなくても、犠飛と押し出し四球で泥臭く3点を奪い、連敗を2でストップ。11日からは福岡で日本ハムと2連戦。本拠地で首位固めだ。藤井が鹿児島に集まった鷹党に4年ぶりの勝利を届けた。立ち上がり1回は3者連続の空振り三振。うなる150キロ超の直球で、桜島の見える平和リースを沸かせた。「苦しい時に声をかけてくれたり、拍手でも声援をくれた。自分が苦しい状況でも力になりました」。球場の温かい応援に感謝した。降板タイミングは不本意だった。3-0の6回2死で児玉に遊安を浴び、球数は95球。踏ん張りどころでマキノンに四球、佐藤龍に死球をぶつけた。「イニングの途中で代わることだけはしたくなかった」。満塁を残して救援を仰ぐことになり唇をかんだが、2番手の嘉弥真がそのピンチで栗山を1球で二ゴロに仕留めた。嘉弥真に頭を下げ、藤井は「次回はしっかり投げ切れるように」と引き締めた。結果的には5回2/3を2安打無失点、8奪三振。慣れない地方球場で公式戦初先発だったが、独立リーグ時代の経験が生きた。21年は四国IL・高知に所属し、NPB開催のない球場で腕を振ってきた。当時の登板は「自分の中で投げる位置や目線を微調整しながら投げていました」と振り返る。この日も同じで「見てる人には分からないと思いますが、1球1球調節しながら。どうやればアジャストできるかなって探りながらでした」。マウンドに気を使いながらも奪三振ショー。藤井の魅力の1つだ。これで開幕から2戦2勝。先発転向1年目ながら12回2/3をいまだ無失点だ。藤本監督は「今日104球で終わったけど、伸ばしていけるように調整してくれたらいい」とうなずいた。チームは開幕5連勝のあと2連敗だったが、藤井が負の流れを止めた。【只松憲】

◆0-0の四回、ソフトバンクが均衡を破った。先頭の近藤、柳田が連続ヒットで出塁すると、栗原の二ゴロで1死一、三塁に。続く牧原への死球で満塁となった場面で、今宮のセンターへの犠飛で先制に成功。さらに中村晃への四球で2死満塁となった場面で、正木、甲斐への連続押し出し四球で2点を追加した。ここで西武は先発エンスから本田にスイッチ。続く周東は遊ゴロに終わった。チームはここまで2連敗中だが、追走する2位西武を倒し、ガッチリ首位をキープしたいところだ。

◆ソフトバンクの藤井は六回途中2安打無失点で2勝目。三回までは安打を許さず7奪三振と圧倒した。オスナが2セーブ目。打線は四回に今宮の犠飛、2者連続押し出し四球で3点を先行した。西武は先発のエンスの制球難が響いた。

◆西武の追撃から逃げ切ったソフトバンクが、連敗を2で止めた。0-0の四回、今宮健太内野手(31)の犠飛と連続押し出し四球で3点を先取。八回に1点を失ったものの、そのまま逃げ切った。先発・藤井皓哉投手(26)が5回?を2安打に抑え、前回4月1日のロッテ戦に続く無失点で2勝目をマーク。首位を死守したチームは11日から本拠地ペイペイドームで日本ハムを迎える。

◆西武の山川穂高内野手は9日、平和リース球場でのソフトバンク戦に「4番・一塁」で先発に名を連ねたが、打席が回らず一回裏の守備も就かずに交代した。松井監督は「練習中に下半身に強い張りが出たので。無理するところではないということで、急きょやめた」と説明。10日は試合がなく、11日のロッテ戦に出場できるかどうかは「様子見」と、状態を見て判断するとした。昨季パ・リーグで本塁打、打点の2冠に輝いた山川は優勝したワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表メンバー。今季は8日まで打率2割6分9厘、0本塁打、1打点で、9日は試合前のウオーミングアップに参加していた。西武はWBC日本代表の源田壮亮内野手が右手小指骨折の影響で開幕から不在が続いている。

◆西武のエンスは3回?を3失点で2敗目を喫した。0―0の四回1死一、三塁から死球で満塁を招き、今宮に先制犠飛を許した。なおも3連続四球でさらに2点を失って降板。「安打は仕方ないにしろ、自分で苦しくしてしまった」と制球難を悔やんだ。来日1年目の昨季、10勝を挙げた左投手。3回6失点で黒星を喫した今季初登板を経て、本領発揮が期待されたが、またも辛酸をなめた。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
620 0.750
(↑0.036)
-
(-)
13532
(+3)
15
(+1)
4
(-)
4
(-)
0.258
(↑0.004
1.520
(↑0.22)
2
(-)
ロッテ
530 0.625
(↑0.054)
1
(-)
13532
(+10)
27
(+1)
5
(+2)
3
(-)
0.257
(↑0.006)
3.390
(↑0.36)
3
(1↓)
西武
440 0.500
(↓0.071)
2
(↓1)
13518
(+1)
18
(+3)
4
(-)
3
(-)
0.216
(↓0.006)
1.900
(↓0.19)
4
(-)
ORIX
450 0.444
(↓0.056)
2.5
(↓1)
13429
(+2)
36
(+7)
6
(-)
2
(-)
0.275
(↑0.003)
4.000
(↓0.37)
5
(-)
楽天
350 0.375
(↓0.054)
3
(↓1)
13515
(+1)
27
(+10)
6
(+1)
6
(-)
0.184
(↓0.007)
3.470
(↓1)
6
(-)
日本ハム
360 0.333
(↑0.083)
3.5
(-)
13427
(+7)
30
(+2)
4
(+3)
8
(+1)
0.191
(↑0.012)
3.000
(↑0.13)