DeNA(☆8対0★)中日 =リーグ戦2回戦(2023.04.09)・横浜スタジアム=
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中日
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DeNA
60000101X81402
勝利投手:石田 健大(1勝1敗0S)
敗戦投手:福谷 浩司(0勝1敗0S)

本塁打
【DeNA】戸柱 恭孝(1号・1回裏2ラン),佐野 恵太(1号・8回裏ソロ)

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◆DeNAは初回、宮崎の適時打で先制に成功する。続く好機でも打線がつながり、この回一挙6点を奪った。そのまま迎えた6回裏には、林の犠飛で1点を加え、リードを広げた。投げては、先発・石田が6回無失点の好投で今季初勝利。敗れた中日は、先発・福谷が誤算だった。

◆お決まりの"キス芸"を披露したのは、球界屈指のエンターテイナーのDeNA入江大生投手(24)だった。ダチョウ?楽部が、「OPENING SERIES 2023」のスペシャルゲストとして、DeNA-中日2回戦でセレモニアルピッチに登場した。三浦監督に扮(ふん)した寺門ジモン、肥後克広が新ホームユニホームを着用。ディアーナとともに誰が投げるかを相談し、「どうぞどうぞ」の持ちネタで肥後が投手役に決まった。打席に入江が立ち、捕手役は高城ブルペンが務める中、入江が肥後の初球をフルスイング。センターに打ち返すと、肥後が"激怒"し、止めに入った高城ブルペン捕手とアクリル板越しに"キス"し、入江も"キス"した。ダチョウ?楽部の横浜スタジアムでのセレモニアルピッチは2年ぶり7度目で、昨年、亡くなった上島竜兵さんと佐野、高城、桑原、神里ら選手がキスするのがお決まりだった。肥後は「とにかく緊張しました。実は3日前から、投げるということに対するプレッシャーで」と吐露。「正直な話、裏でディアーナの方と『どうぞ、どうぞ』の打ち合わせをしたんですけど、みんなできるのに僕ができなくて。ギャグのフォームもわからない、投げるフォームもわからない。ボロボロでした」と頭をかいた。セレモニアルピッチの前には、過去の「キス」のシーンも流れ、肥後は「正直、涙が出てきましたよ」と話し、寺門は「時間がたって、晴れた気分で見られたな。明るく元気な竜ちゃんがよみがえった感じが。元気な竜ちゃんがいたんだっていうのを忘れないでいようって気持ちになりましたよ。お客さんも拍手してくれて、みんな忘れてないっていうのがうれしかったです」と話した。

◆DeNAが、初回の猛攻で今季最多得点となる6点を奪った。1回、1番佐野が内野安打で出塁し、ルーキー林の犠打の後、宮崎が先制の適時二塁打をマーク。桑原が適時打、ソトが2点適時二塁打を放ち、戸柱が1号2ランで6点を挙げた。昨年、通算5勝19敗と苦しんだ日曜日の試合だが、負のイメージを払拭(ふっしょく)する打者10人の攻撃だった。打点を挙げた4選手のコメントは、以下の通り。宮崎敏郎「打ったのはフォークです。浮いてきたところを捉えることができました。先制することができ、うれしいです」桑原将志「打ったのはストレート系です。ザキさん(宮崎)の先制タイムリーのおかげで、いい流れで打席に入ることができました。追加点を奪うことができよかったです」ネフタリ・ソト「バッティングカウントだったので、ストレートにタイミングを合わせていました。ボールに逆らわず、素直に打ち返すことができました」戸柱恭孝「フルカウントでしたが、自分のスイングで仕留めることができました。守備のほうも頑張ります!」

◆DeNAが、京田陽太内野手(28)の安打をきっかけに追加点を奪った。6点リードの6回、代打で起用され、中日鈴木から中前打を放ち、古巣から初安打をマーク。佐野の右前打で三塁に進み、ルーキー林の犠飛で頭からホームに生還した。ドラフト3位ルーキーの林は、プロ21打席目で初打点を記録した。

◆中日が連敗で9年ぶりの開幕3カード連続負け越しとなった。不振の岡林を2番に下げ、カリステ、ビシエド、アキーノの3助っ人によるクリーンアップと打線を改造。しかし、初回1死一、二塁の先制機に、ビシエド、アキーノが凡退すると、その裏に先発福谷が捕まった。先発では自身最短の1回6失点と大炎上。試合の流れは一方的となり、DeNAの継投の前に散発5安打と沈黙した。開幕から8試合を終え、4度目の零敗。立浪監督は「ちょっと多すぎますよね。投手にも先に点を取られてはいけないとプレッシャーになっている。打線が点を取らないと状況は変わらない」と、肩を落とした。チーム総得点は12球団最少の12点で、1試合平均1・5点。リリーフ・ロドリゲスが失踪中で、助っ人野手4人を出場選手登録しているが、来日7年目のビシエドも打点ゼロ。メジャー通算41本塁打の新外国人アキーノも出場3試合無安打と元気なく、昨季からの課題である得点力不足は引きずったままだ。指揮官は「もうちょっと試合に出して、何か感覚をつかんでもらうしかない」と助っ人陣の覚醒に期待した。【伊東大介】【】はこちら

◆昨年8月に国指定の難病「黄色靱帯(じんたい)骨化症」の手術を受けたDeNA三嶋一輝投手が、公式戦では340日ぶりに横浜スタジアムのマウンドに上がった。7点リードの7回から登板し、1回を無失点。石田、戸柱とともにお立ち台にも呼ばれ「ここに帰ってくるためにやってきたので、すごくうれしいです」とかみしめた。

◆DeNAは9日、6月2~4日西武戦(横浜)を対象に開催するスペシャルイベント「GET THE FLAG!SERIES 2023」で、日本一に輝いた98年のホームユニホームを復刻することを、中日戦後にグラウンドでサプライズ発表した。発表会には、三浦大輔監督(49)、キャプテンの佐野恵太外野手(28)、投手キャプテンの山崎康晃投手(30)が参加し、復刻ユニホームを披露した。三浦監督は「このユニホームを着て、選手で日本一になりましたけど、次はこのユニホームを着て、監督として日本一になります」と宣言した。佐野は「当時、『マシンガン打線』の中心として、鈴木尚典さん(現打撃コーチ)がチームをけん引していたように、僕も打線を引っ張っていきたいと思います」と決意表明。山崎は「1998年シーズンにクローザーだった佐々木主浩さんの伝説のフォークのように、僕もツーシームを投げて三振をとり、試合を締めたいです」と力を込めた。

◆開幕4連敗スタートからの4連勝ヤー! DeNAが今季最多の14安打8得点の猛打で4連勝を飾って、借金を完済した。1回に1番佐野恵太外野手(28)が内野安打で先陣を切ると、打者10人の猛攻で6得点。8回には今季1号ソロでトリも飾った。試合前には「ダチョウ倶楽部」が2年ぶり7度目のゲストとして来場。恒例の"キス芸"で後輩の入江が盛り上げる中、経験者の佐野が試合でもスタンドを沸かせた。「ダチョウ倶楽部」のハマスタ恒例のネタが、球場を笑顔に包んだ。「OPENING SERIES 2023」のゲストでセレモニアルピッチに登場。入江が打席に立ち、初球をセンターに打ち返されると、肥後克広が"激怒"。止めに入った捕手役の高城ブルペン捕手、入江とアクリル板越しにキスし、スタンドがベンチが爆笑した。笑いとともに、初回から打線も目覚めた。先頭の佐野の内野安打をきっかけに、宮崎の適時二塁打、桑原の適時打、ソトの2点適時二塁打、戸柱の1号2ランを含む打者10人の猛攻で6点。初回の攻撃のみで今季最多得点を更新した。先陣に加え、大トリもキャプテン佐野のバットだった。7点リードの8回2死から今季1号ソロでダメ押し。かつて、上島竜兵さんとのキスを経験した佐野は「若手の登竜門だと認識してますし、僕もそれにあやかって、今があると思っています」。感謝の思いを3安打猛打賞の結果で示した。本塁打パフォーマンス「デスターシャ」も今季初披露。WBCでは、世界一を達成した侍ジャパンのメンバーだった牧を筆頭に、大谷(エンゼルス)らも使った。少しの照れと少しの戸惑いも交じりながら、ライトスタンドに向かって決めた。開幕前に掲げたファンとの"コラボ"。「まだ、ちょっと正解がわからなくて...。牧とも話して、正解は何だったんだろう? と。これから1回でも多くして、ちゃんと形にしたいです」と苦笑いした。横浜スタジアム史上最多の3万3144人が詰め掛ける中、4連勝で一気に勝率を5割に戻した。三浦監督は「初回からチーム全員でいい攻撃ができたと思いますし、何と言っても初回の6点が非常に大きかった」とチーム一丸での勝利を強調。「どうぞ、どうぞ」と白星は譲らず、連勝街道を突っ走る。【久保賢吾】

◆DeNA・宮崎敏郎内野手(34)が0―0の一回1死二塁から右中間を破る先制適時打を放った。これで開幕から8試合連続安打となった。「浮いてきたところを捉えることができました。先制することができうれしいです」8日の同戦は1―1の六回に左翼席上段へ特大の勝ち越し3号ソロ。4打数2安打1打点で勝利の立役者となったが、この日も打棒は止まらず。宮崎の適時打から打線は一回に6得点を挙げた。

◆DeNAが一回に打者10人で6点を奪う猛攻で先手を取った。宮崎、桑原、ソトが適時打を放ち、戸柱が2ランを放った。援護を受けた石田は6回を無失点として今季初勝利。中日は福谷が立ち上がりに集中打を浴び、打線は沈黙した。

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
621 0.750
(-)
-
(-)
13419
(+1)
8
(+1)
7
(-)
12
(+2)
0.168
(↓0.007)
0.770
(-)
2
(-)
阪神
521 0.714
(-)
0.5
(-)
13526
(+1)
21
(+1)
1
(-)
5
(-)
0.246
(↓0.006)
2.430
(↑0.33)
3
(-)
DeNA
440 0.500
(↑0.071)
2
(↑0.5)
13527
(+8)
28
(-)
6
(+2)
0
(-)
0.253
(↑0.024
3.220
(↑0.46)
3
(-)
広島
440 0.500
(↑0.071)
2
(↑0.5)
13523
(+4)
20
(+2)
7
(+2)
3
(+1)
0.221
(↑0.001)
2.350
(↑0.06)
5
(-)
巨人
360 0.333
(↓0.042)
3.5
(↓0.5)
13424
(+2)
28
(+4)
7
(+2)
0
(-)
0.241
(-)
2.840
(↓0.19)
6
(-)
中日
260 0.250
(↓0.036)
4
(↓0.5)
13512
(-)
26
(+8)
1
(-)
1
(-)
0.221
(↓0.009)
3.310
(↓0.76)