オリックス(☆7対2★)ソフトバンク =リーグ戦3回戦(2023.04.06)・京セラドーム大阪=
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ソフトバンク
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ORIX
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勝利投手:山本 由伸(1勝0敗0S)
敗戦投手:高橋 礼(0勝1敗0S)

本塁打
【オリックス】杉本 裕太郎(2号・3回裏3ラン)

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◆オリックスは3回裏、森の適時二塁打と杉本の3ランで4点を先制する。その後4-2となって迎えた8回には頓宮の走者一掃となる適時二塁打が飛び出し、試合を決定づけた。投げては、先発・山本が6回無失点の好投で今季初勝利。敗れたソフトバンクは、投打ともに振るわなかった。

◆オリックスファンのお笑いコンビ「チキチキジョニー」の石原祐美子(47)が特別始球式を行った。相方の岩見真利(48)とともにマウンドへ。勢いよくボールを投げ込んだが、捕手役の頓宮が伸ばしたミットに届かず、ボールは手前でグラウンドを転々。勢いのままに、石原自身もマウンドから転がった。始球式を終えると開口一番で「すみませんでした!」と思わず謝罪。始球式前には、野口とキャッチボールを行っていた。「ニコニコしてくれはって、私やっぱりうまなってるなって思ったんですけど、横からラオウさん(杉本)出てきて『めちゃくちゃ下手くそですね!』って。それで、気持ちがちょっと落ち着きました」捕手を務めた頓宮にも「投げる前『姉さん、ぼくが帳尻合わせますから』と言ってくれはって。めちゃくちゃ手を伸ばして、ルフィぐらい。本当に気づかいしてくれはる」と心配りに感謝した。この日の先発は同じ岡山出身の山本。「岡山の星。初めて試合を見に行った日に、中継ぎで投げていて、『人間こんなん投げれるの』と思って、最初にびっくりした山本由伸投手。WBCも活躍して、本当にうれしいことばっかりです」。"オリ姫"を代表してエールを送った。

◆オリックスが30イニングぶりの適時打で先制に成功した。3回先頭の茶野が四球で出塁すると、1死一塁から指名打者で先発した森が、ソフトバンク高橋のスライダーを捉えて右中間へ適時二塁打。本塁打での得点はあったものの、適時打は4月1日西武戦の9回以来、30イニングぶりとなった。久しぶりのタイムリーで勢いづけると、続く中川も四球で出塁。2死二、三塁から杉本が2番手板東の初球、144キロ直球を捉えて2号3ラン。この回で一気に4点奪った。この日も初回、2回とチャンスをつくりながらもバント失敗や併殺で生かせなかっただけに、大きなイニングとなった。

◆オリックスのエース、山本由伸投手(24)が、今季初先発で今季初勝利を手にした。6回85球を投げて2安打無失点と快投。ここ2試合で計11得点を挙げたソフトバンク打線を黙らせた。「すごく楽しみに待っていた日」。イニングを抑えれば叫び、味方の好プレーには両手をたたいてねぎらう。山本は投げられる喜びを体いっぱいに表現した。2回に1死一、二塁とチャンスをつくられるも、キレのあるフォークで上林、今宮を連続で空振り三振。最終イニングとなった6回は2死から柳田に四球を与えるも、最後は栗原相手に外角いっぱいに154キロ直球を決めて見逃し三振。今季から取り入れる左足を上げない新フォームも、相手を幻惑した。WBCに出場し、世界一を経験。「エネルギーだったり、他の選手からもすごく『また頑張らないとな』という気持ちをいただいた」。優勝の喜びからしっかり切り替えても、シーズンを戦うモチベーションが増えた。山本の快投に応えた打線は、0-0の3回に30イニングぶりとなる適時打を森が放つと、杉本の2号3ランも出て一挙4得点。エースのシーズンが快投でスタートした。

◆「山本撃ち」で「開幕6連勝」とはならなかった。ソフトバンクがオリックス山本に6回を散発2安打無得点に封じられ、山本には昨季から4連敗となった。藤本博史監督(59)は「(連勝は)いつかは止まることやからね」と冷静に受け止めた。「最強右腕」の牙城を崩せなかった。2回1死一、二塁の好機で上林は低めに鋭く落ちるフォークで3球三振。続く今宮も空振りで連続三振。先制ムードも、絶対エースの前にあっさりかき消された。4回2死で昨季、山本に打率4割(15打数6安打)をマークした5番牧原大が中前打を放つが後続が断たれた。5回以降は無安打で三塁すら踏めなかったが、指揮官は「ヒットは出ていなかったけど、去年よりは案外、対応できているかなと」と今後への手応えを口にした。試合前、吉本打撃コーチはキーマンに周東の名を挙げていた。「塁に出ればバッテリーに対するプレッシャーも大きい」。しかし期待された1番打者は3打数無安打。開幕から5試合連続安打と好調だったバットマンも、2年連続沢村賞を獲得したスーパーエースから快音は響かなかった。連勝は5で止まり、今季初の黒星を喫したが、京セラドーム大阪では20年10月以来となるカード勝ち越し。昨季はマジック「1」としながら直接対決の結果でオリックスにリーグ優勝を許した。その宿敵との今季初の3連戦で好スタートを切った。指揮官は「負け越してないんやから。胸を張って宮崎(西武戦)に行けばいいんじゃないですか」と前を向いた。【佐藤究】連勝のバトンをつなげず、先発高橋礼は猛省した。「先頭打者を毎回出してしまい、リズムの悪い投球になってしまった」。3回、四球をきっかけに森に右中間へ適時二塁打。さらに中川圭を歩かせ45球で降板。「初回、2回のように粘れれば良かったけど、3回はそれができなかった」。約2年ぶりの先発マウンドも結果を残せず「チームがいい流れの中で今日のような投球をしてしまい、申し訳ない」と唇をかんだ。牧原大が開幕からの連続試合安打を6に伸ばした。4回2死では山本から中前打。7回先頭でも、代わった阿部から内野安打を放った。打率4割6分2厘は両リーグトップ。早くも5度目のマルチ安打と絶好調だが「ヒットが出ているので、このまま続けられればいいですけど、いつ止まるかわからないので。打てるときにしっかり打っておきたい」と冷静に話した。DeNAから加入した嶺井が、移籍後初出場した。7回に代走で登場し、その裏の守備からマスクをかぶった。だが2点ビハインドの8回に、手痛い3点を失った。「点をやりたくない場面だったので、なんとか0で抑えたかったんですが...」と悔しがった。経験豊富な捕手は、今後に向け「準備はいつもしていますので。次はしっかり抑えられるようにしたい」と気を引き締めた。

◆オリックスのエース山本由伸投手(24)が、今季初先発マウンドで今季初勝利を手にした。6回85球を投げて2安打無失点6奪三振。ここ2試合で計11得点を挙げたソフトバンク打線を黙らせ、チームの連敗も3で止めた。WBCで優勝し、さらに経験値をアップさせた右腕。快投でリーグ3連覇へのシーズンをスタートさせた。山本は投げる喜びに満ちていた。イニングを三振で終えれば雄たけび。味方の好プレーには両手を目いっぱいあげてねぎらった。「ただもう本当に、今日は絶対勝ちたかったので、勝つぞという気持ちで(マウンドに)上がりました」。チームを助け勝利に導く、まさにエースの姿だった。0-0の2回1死一、二塁とチャンスを許すも、キレのあるフォークを武器に連続で空振り三振。この日最速158キロの直球、カーブなどすべてを決め球に、強力打線を次々に打ち取った。今季から取り入れた左足を上げない新フォームも、相手を幻惑。「今日はすごくいい感覚で投げられましたし、もっともっといい球を投げたいなと思います」。まだまだ進化は止まらない。WBCに出場し、世界一を経験。優勝の直後は「中嶋監督に怒られないように、早めに切り替えたい」とちゃめっ気たっぷりに話していたが、それも頼もしさの表れ。「エネルギーだったり、他の選手からもすごく『また頑張らないとな』という気持ちをいただいた」。世界最高峰の戦いを終えても、モチベーションがなくなることはない。気持ちを切り替え、今季初登板に備えた。これまでと異なる調整日程にも「本当にいつも通りやりました」と自分のペースを一貫。自身の状態も「いつも通り」と繰り返す姿は、安心感さえ漂わせる。開幕連勝から3連敗と苦しんだチームに、再び流れを取り戻した。中嶋監督も「彼にはプレッシャーはないと思っています。制球から何から素晴らしかったと思います」と絶賛。85球での降板に「由伸には5球多いよ、という話をしたんですけどね...」と振り返るのも右腕が乗っていたから。軽やかな快投から、3連覇を目指すエースのシーズンが始まった。【磯綾乃】移籍後初めて指名打者で先発した森が、チーム30イニングぶりの適時打を放った。3回1死二塁、高橋礼のスライダーを捉えて右中間へ先制の適時二塁打。「1打席目がどうしても悔しくて、なんとか由伸(山本)が投げてましたし、先制点が欲しいという中で、気持ちで打ちました」。初回無死一、二塁では、自らの意思でバントを試みるも失敗。すぐに切り替えて結果につなげた。宇田川がピンチで侍対決を制した。7回に2番手阿部が押し出し四球を出し、なおも2死満塁でマウンドへ。迎えた近藤を2球で追い込むと、最後は154キロ直球で二ゴロに仕留めた。回またぎとなった8回は1死三塁から一ゴロの間に今季初失点。それでも最少失点でとどめ、直後の味方のダメ押しにつなげた。オリックス杉本(3回2死二、三塁で2号3ラン)「少し差し込まれていたんですけど、なんとか入ってくれてよかったです。友哉(森)が打ってくれたので、楽な気持ちで打席に立つことができました」

◆今季初先発のソフトバンク・高橋礼投手(27)は一回、二回ともに無死一、二塁と得点圏に走者を背負いながらも無失点と粘りのピッチングを見せていたが、三回につかまった。先頭の茶野を四球で出すと3番・森に先制の二塁打を許した。続く中川を歩かせたところで無念の降板。2番手・板東が杉本に3ランを浴びて、この回4点を失った。WBCで活躍したオリックス・山本との投げ合いだったが、2回?を投げて3失点と悔しい結果となった。

◆WBCの日本代表に選ばれたオリックス・山本由伸投手(24)が開幕5連勝のソフトバンク相手に今季初先発。二回、四回に安打を許したものの、完璧な内容を見せた。試合は三回、「3番・DH」の森友哉捕手(27)の先制打と杉本裕太郎外野手(32)の2号3ランで一気に4点を先取。山本は6回2安打6三振2四球無失点で降板した。

◆オリックスが連敗を3で止めた。今季初登板の山本は6回2安打無失点で白星。三回に森の適時二塁打と杉本の2号3ランで4点を先制。八回に代打頓宮の3点二塁打で突き放した。ソフトバンクは開幕からの連勝が5でストップ。

◆オリックス・杉本裕太郎外野手(32)が、三回に4試合ぶり、本拠地では今季初の本塁打となる2号3ランを放って勝利に貢献した。この回、森が先制適時打を放ち、なお2死二、三塁の場面。板東の投じた初球の内角速球を振り抜き左翼席へ運んだ。ダイヤモンドを回りながら大きく拳を振り上げた。「少し詰まったけど、パワーがあるんでいっちゃいました」とおどけた。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
510 0.833
(↓0.167)
-
(-)
13729
(+2)
11
(+7)
4
(-)
3
(-)
0.274
(↓0.022)
1.870
(↓1.07)
2
(1↑)
ORIX
330 0.500
(↑0.1)
2
(↑1)
13721
(+7)
21
(+2)
6
(+1)
1
(-)
0.265
(↑0.023
3.500
(↑0.3)
2
(1↑)
西武
330 0.500
(↑0.1)
2
(↑1)
13714
(+2)
15
(+1)
3
(+1)
3
(-)
0.226
(↑0.014)
2.000
(↑0.2)
2
(-)
楽天
330 0.500
(↓0.1)
2
(-)
13710
(+1)
12
(+2)
3
(-)
5
(+3)
0.186
(↓0.005)
2.000
(-)
2
(1↑)
ロッテ
330 0.500
(↑0.1)
2
(↑1)
13717
(+6)
22
(+1)
1
(-)
3
(+2)
0.239
(↑0.021)
3.710
(↑0.58)
6
(-)
日本ハム
150 0.167
(↓0.033)
4
(-)
13712
(+1)
22
(+6)
1
(-)
4
(-)
0.174
(↓0.014)
3.290
(↓0.43)