ロッテ(☆6対1★)日本ハム =リーグ戦3回戦(2023.04.06)・ZOZOマリンスタジアム=
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日本ハム
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ロッテ
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勝利投手:佐々木 朗希(1勝0敗0S)
敗戦投手:加藤 貴之(0勝2敗0S)
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◆ロッテが3連勝。ロッテは初回、中村奨の適時二塁打で先制に成功する。その後2-1となって迎えた7回裏には、藤原が適時二塁打を放ち、リードを広げた。投げては、先発・佐々木朗が11三振を奪うなど6回1安打無失点の好投で今季初勝利。敗れた日本ハムは、打線が沈黙した。

◆日本ハム万波中正外野手(22)が今季初先発したロッテ佐々木朗希投手(21)から初回に安打を放った。初球の160キロのボール球を見送った後は、164キロをファウルにするなど粘りを見せ、フルカウントからの9球目の161キロの直球を捉え、中前に運んだ。第2打席は空振り三振だった。昨季の佐々木朗との対戦は1打席のみで、三振に倒れていた。

◆日本ハムがレアな併殺を完成させた。2回1死一塁の守備。ロッテの打者は松川で、一塁走者が岡という状況だった。日本ハムの先発加藤貴が1ボールから2球目を投じると、岡がスタート。松川も打って出て、高いバウンドの投ゴロとなった。加藤貴が捕球後に素早く一塁へ送球し打者はアウト。この間に、岡は二塁ベースを回って三塁を狙った。一塁手の清宮も素早く岡の動きを察知し、三塁へ送球して三塁で封殺。「投→一→三」という珍しい形の併殺が決まった。

◆佐々木朗希投手(21)が、WBC凱旋(がいせん)マウンドに上がった。6回80球を投げ、最速164キロの直球とフォークで5者連続を含む毎回の11奪三振。1安打無四球無失点の好投で勝利投手となり、お立ち台にも上がった。そんな中、ZOZOマリンのバックネット裏のロート製薬の広告が「ROHTO」から「ROHKi」になっていると、SNSなどで話題になっている。「ROHKi(ろうき)やん」「バックネットのロート製薬の看板が『ROHKi』になってる!」などのコメントが寄せられた。佐々木朗は今季からロート製薬と広告契約を締結し、目薬をはじめとしたアイケアのアンバサダーに就任。単独CMにも出演している。「ROHKi」のロゴは、初の取り組みとしてこの日から登場した。球団担当者は「朗希の登板日だからです」と説明。今後は佐々木朗の登板日に表記を変更して掲示する取り組みを継続する。

◆日本ハム清宮幸太郎内野手(23)が、ロッテ佐々木朗希投手(21)に対して2打席連続で3球三振を奪われた。2回の第1打席は、初球が内角への158キロ直球で見逃しストライク→2球目は内角への141キロのフォークを空振り→3球目は内角低めへの146キロのフォークで空振り三振。5回の第2打席は、初球が内角高めへの156キロ直球に空振り→2球目も内角高めへの158キロ直球に空振り→3球目は内角低めへの145キロのフォークで空振り三振。5回までの2打席での計6球のうち、5度スイングもすべて空振り。令和のパーフェクト右腕を、捉えることができなかった。

◆ロッテ佐々木朗希投手(21)が今季初登板初先発で初勝利を挙げた。6回80球を投げ、1安打11奪三振、無四球無失点の好投に「先制点を早めに取ってもらい、自分もしっかりと無失点で6回まで投げられて良かったです」と喜んだ。初回は日本ハム万波に3-2から161キロの直球を中前に運ばれたが、万波への5球目が、この日最速となる164キロをマークした。4回2死からは5者連続三振。WBCで世界一に貢献した勢いを継続し、2点リードのまま勝ち投手の権利を得て降板した。直球48球中160キロ超は14球だった。チームは開幕からソフトバンクに3連敗スタートとなったが、本拠での開幕から日本ハムに3連勝して勝敗を五分に戻した。

◆ロッテ荻野貴司外野手(37)が負傷退場した。5回1死一塁から左越え二塁打を放ったが、一塁を蹴って二塁へ向かう途中に足を引きずるしぐさを見せた。詳細は不明。二塁走者は角中勝也外野手に交代した。

◆ロッテ佐々木朗希投手(21)が今季初登板初先発し、6回80球を投げ、1安打11奪三振、無四球無失点の好投で今季初勝利を挙げた。日本ハムは打線が沈黙。同一カード3連敗となった。

◆日本ハムがロッテの先発佐々木朗希投手(21)を攻略できず4連敗を喫した。打線は佐々木朗の直球と切れのあるフォークに苦しみ11三振。佐々木朗から放った安打は万波中正外野手(22)が初回に放った中前安打のみだった。先発した加藤貴之投手(30)は、4回1死一、三塁で一塁へのけん制球がそれ、自身初の適時失策で失点するなど、7回までに3失点。2番手の井口和朋投手(29)はロッテ打線につかまり3失点し、引き離された。投打がかみ合わず、連敗脱出を逃した。新庄剛志監督(51)は「僕が信頼して出している選手たちが経験を積み、結果を出してくれるのを待つ」とコメントした。

◆ロッテ佐々木朗希投手(21)が今季初登板初先発で初勝利を挙げた。6回80球を投げ、1安打11奪三振、無四球無失点の好投に「先制点を早めに取ってもらい、自分もしっかりと無失点で6回まで投げられて良かったです」と喜んだ。ロッテ佐々木朗が今季初登板で初勝利。シーズン初登板で白星は実働3年目で初めて。オール空振りの2ケタ奪三振は22年8月26日オリックス戦の今井(西武=10個)以来だが、佐々木朗は初めてマークした。これでデーゲームは通算9試合4勝0敗と不敗をキープ。3月4日の侍ジャパン壮行試合(対中日=バンテリンドーム)で球速165キロを出しているが、公式戦の164キロは自己最速タイだった。

◆日本ハムが世界の「ROHKI」に完敗し、4連敗となった。打線は6回までロッテ佐々木朗に対して1安打11三振で無得点。制球抜群の先発加藤貴も、けん制悪送球(記録は適時失策)で失点するなど踏ん張れなかった。新庄監督は球団を通じて「僕が信頼して出している選手たちが経験を積み、結果を出してくれるのを待つ」とコメントした。

◆朗希、やっぱりスゲエ~。ロッテ佐々木朗希投手(21)が今季初登板初先発し、春休みでデーゲームに訪れた子供たちを魅了した。6回80球のWBC凱旋(がいせん)登板は、最速164キロの直球とフォークで毎回の11奪三振。1安打無四球無失点の好投で勝利投手となった。世界も驚かせた「令和の怪物」がチームの3連勝だけでなく、侍ジャパン世界一での野球熱をさらに盛り上げるべく好スタートをきった。世界一の奪三振ショーを、本拠のファンも子供たちも待っていた。佐々木朗は6回の最後も五十幡から146キロのフォークで空振り三振。黄色いグラブをポンッとたたき、笑顔でベンチに戻った。「子供たちだけじゃなく、ロッテファンも開幕3連敗して苦しい中で借金を返せた。これからまだまだやっていけるので、今日勝てて良かったなと思います」。大きな佐々木コールでのお立ち台も「誰のことかと」と冗談も交えながら、「僕は朗希の方が呼ばれ慣れています」とリクエスト。ファンと対話するかのように、声出し応援解禁の熱気は初めて味わい喜びを分かちあった。日本中を熱狂させたWBC後の初登板。初回1球目から「160キロ」が表示されると「ウオォ~」とどよめきが起きた。中前打を喫した万波には全9球中7球が直球で、すべて160キロ超え。風速10メートル超の強風を初めて経験し、初回は直球が吹き上がってしまう場面もあったが、2回以降は力感を抑える対応力も抜群だった。二回り目からはダルビッシュに学んだ曲がりの大きいスライダーも交え、4回2死から5者連続三振。「良いリズムで出来た」。全球種を低めに集めて、アウトは三振と内野ゴロのみの内容にも納得だった。春休み最後のデーゲーム。「4・6」は佐々木朗が高校時代に初めて163キロをマークして襲名した「令和の怪物」記念日だ。佐々木朗に憧れを抱いて背中を追う"怪物の玉子たち"が数多く生まれるシーズンが始まった。【鎌田直秀】○...周囲も佐々木朗を盛り上げた。今季からCMに出演するロート製薬のバックネット裏広告は「ROHTO」から「ROHKi」に変わった。地元岩手のテレビ局も緊急生中継。大船渡の銘菓「かもめの玉子」で有名なさいとう製菓は、先月18日から縦8センチ、横5・5センチとビッグサイズな新商品「怪物の玉子」を販売開始。大船渡「かもめテラス」訪問限定の予約販売のみで、電話やネットの受注は出来ないが、同社担当者は「遠回しに連想していただき、朗希選手や(故郷)大船渡、陸前高田を応援して盛り上げたい思いで作りました」とさらなる飛躍も願った。▽ロッテ吉井監督(佐々木朗の好投に)「風が強く、初回は全力で投げてボールがふけていた(うわずっていた)ので、2回以降は少し力を抜いていると思うが、そのへんのセンス、器用さはさすがだなと思いました。安心ではないけれど信頼して見ていました」▽ロッテ松川(女房役として佐々木朗の好投を導き)「ストライクゾーンにフォークを投げることで打者の反応も変わってきたと思いますし、テンポもガラッと変わった。スライダーはWBC前と全然違う。曲がり幅が良い」

◆ロッテ荻野貴司外野手(37)が6日の日本ハム3回戦(ZOZOマリン)で右足を痛め、負傷交代した。5回1死一塁で左越え二塁打を放ったが、一塁をまわった後に右太もも裏付近を押さえて足を引きずり、自ら交代を要求した。吉井監督は「まだトレーナーから報告は受けていないんですけれど、足の不具合です。(詳細は)明日病院に行くと言っていたので、まだはっきりしないです」と説明した。

◆ロッテ佐々木朗希投手(21)が今季初登板初先発し、1安打無四球無失点の好投で勝利投手となった。松川虎生捕手(女房役として佐々木朗の好投を導き)「ストライクゾーンにフォークを投げることで打者の反応も変わってきたと思いますし、テンポもガラッと変わった。スライダーはWBC前と全然違う。曲がり幅が良い」

◆ロッテ中村奨吾が、初回の先制適時二塁打を含む3安打の活躍で佐々木朗を援護した。「甘い球が来れば積極的にいく気持ちで立っている。朗希だけでなく、先発、中継ぎも良い投球を続けているのですごく頼もしいし、野手で点をとって、しっかり守って、盛り上げていけたらいい」。チームも10安打に加え、2犠打や2犠飛で6得点につなげた。

◆日本ハム上原が7日のオリックス戦(京セラドーム大阪)で今季初先発する。3月12日、同じオリックスとのオープン戦では4回4安打1失点と好投。「もったいない球もいくつかあった。同じことを繰り返さないように意識しながら投げたい」。チームは4連敗中。「とにかく辛抱強く投げるしかない。点を取ってくれることを信じて自分の役割を全うするだけ」と意気込んだ。

◆日本ハムは6日、ロッテ3回戦(ZOZOマリン)で世界の「ROHKi」に完敗した。約80球の球数制限があったロッテ佐々木朗希投手(20)と対戦した打線が沈黙。清宮幸太郎内野手(23)が2打席連続で3球三振に倒れるなど圧倒的な投球で6回まで1安打11三振と封じ込められた。開幕3連敗スタートだったロッテに同一カード3連敗を喫したチームは、今季初の4連敗となった。世界の大舞台を経験した佐々木朗に、日本ハム打線が圧倒された。WBC後の実戦初登板で、80球前後の球数制限があった「令和の怪物」に6回まで、わずか1安打で11三振。3回までは、この日最速164キロだった直球と140キロ台のフォークの2種類で抑えられた。4回以降はスライダーも織り交ぜられ、スイスイとゼロを並べられた。狙っても打てなかった。八木打撃コーチは「直球を、どう捉えるか」、高速フォークは「打つボールじゃない」など、試合前から意識させていたという。選手も試合序盤から積極的に直球を打ちにいったが、捉えたのは1回の万波(161キロを中前打)だけ。簡単に佐々木朗が上回ってきた。直球とフォークのコンビネーションに翻弄(ほんろう)された序盤を踏まえて、試合途中から八木コーチは「(直球で)押された後にフォークを振らされるという現象が出てきたんで、2ストライクから(狙い球以外は手を出さずに)見逃し三振もOKとしたんだけど」。結果的には見逃し三振はゼロ。なかなか対策も、はまらなかった。2打席連続で3球三振だった清宮は「僕たちも(狙いを持って)割り切ってやっているけど...」と、悔しがった。2回と5回に対戦した2打席で投じられた6球は、すべて内角の直球かフォーク。10メートル以上の海風が吹き続ける中でも、きっちりと制球してきた21歳右腕を「ロウキ君」と呼ぶ清宮は「相変わらず速い。フォークも速い。僕は結構、タイミングが取りにくい。そこが難しい」と次回対戦までの課題を口にした。清宮だけではなく、打線全体が昨季と同じように佐々木朗にねじ伏せられた。八木コーチは「もう能力を上げるしかないところ」と話し、新庄監督は球団を通じて「僕が信頼して出している選手たちが経験を積み、結果を出してくれるのを待つ」とだけコメント。きっと、こんな高い壁を乗り越えた先にチームの成長が待っている。【木下大輔】万波が今季初安打を放った。初回の第1打席、佐々木朗の164キロをファウルにするなど粘り、9球目の161キロを捉えて中前に運んだ。「簡単にやられない姿勢を上位打線で見せたいというのはあった。佐々木投手から打てたのはいいスタート」と語った。バットを短く持って直球に対応した。「ちょっと短く持って。それは本当にうまくいきました」と納得の表情を見せた。

◆7日のオリックス戦(京セラドーム)に先発予定の日本ハム・上原健太投手(29)がキャッチボールやダッシュなどで調整した。「テンポと、あとはとにかくストライク先行することを常に心がけてやってきました。点を取ってくれることを信じて自分の役割をまっとうするだけ」オープン戦では2試合に登板し防御率1・69と好投。ファームでも2試合で計10回を投げ防御率1・80と好調を継続している。「気持ちの部分を変えずにやっていけたら大丈夫」と胸を張った。後輩の活躍から刺激をもらう。今季、ヤクルトで中継ぎとして頭角を現している星知弥投手(28)は明大の1学年後輩。最速154キロの直球で打者を圧倒し、2試合で1勝0敗、防御率0・00、2イニングで被安打1と安定感を見せている。もともと高い能力を持っていることは知っていた。それでもプロ入り後昨季までの6年で7勝、12ホールド1セーブ、防御率4・93と苦しむ姿を見てきただけに、思いもひとしお。上原は「どうしたんですかあいつ」と声を弾ませ「なんか『星がすげーぞ』って聞いて、ちょっと調べたらえぐい。いい時、あれだけ投げられることは知っている。逆になんで今までそれができなかったか不思議だった。今度機会があれば(きっかけを)聞いてみたい」とうなずいた。チームは今季初勝利を挙げた4月1日の楽天戦(エスコン)を最後に白星から遠ざかる(5日時点)。左腕は「辛抱強く投げるしかない。とにかく自分のやるべきことに集中してやっていく」と気合を入れた。

◆ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表として世界一奪還に貢献したロッテ・佐々木朗希投手(21)が先発として今季初登板し、6回80球を投げ、1安打無失点11奪三振でマウンドを降りた。帽子が吹き飛ぶほど強い風が吹く本拠地ZOZOマリンで圧巻の投球を見せた。一回、2番・万波に中前打を浴びたが、その後は一人の走者も許さず、17者連続でアウトにした。球速は自己最速まで1キロに迫る164キロを計測した。

◆ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表として世界一奪還に貢献したロッテ・佐々木朗希投手(21)が先発として今季初登板し、6回80球を投げ、1安打無失点でマウンドを降りた。一回、2番・万波に中前打を浴びたが、その後は一人の走者も許さず、17者連続でアウトにした。帽子が吹き飛ぶほど強い風が吹く本拠地ZOZOマリンで5者連続を含む11奪三振。自己最速に1キロに迫る164キロを計測した直球を軸に圧巻の投球を見せ、「先制点を早めに取ってもらい、自分もしっかりと無失点で6回まで投げられてよかったです」とコメントした。

◆ロッテが3連勝で勝率5割とした。今季初登板先発の佐々木朗はフォークボールがさえ、6回1安打無失点、11奪三振で白星。一回に中村奨が先制二塁打で、2―1の七回は藤原が加点。日本ハムは加藤貴がけん制悪投もあり、4連敗。

◆ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表として世界一奪還に貢献したロッテ・佐々木朗希投手(21)が先発として今季初登板し、6回80球を投げ、1安打11Kで無失点。降板後もチームは加点し、継投も決まって勝ち投手となった。佐々木朗希の試合後の一問一答は以下の通り。――佐々木朗希投手です。まずは(WBCでの)世界一おめでとうございます「ありがとうございます」――そして千葉ロッテマリーンズに帰ってきて、この大歓声聞いていかがでしょうか「最初『ササキコール』だったので、誰のことかな、と思ったのですが、途中から自分のことだと思って、ありがとうございます」――WBCから帰ってきてから調整はいかがでしたか「試合で投げてなかったので、調子自体はあまりわからなかったんですけど、手探りの中でも、いいピッチングができたかな、と思います」――その中でも6回無失点、毎回の11奪三振、最高164キロというピッチングでした。内容を振りかえってどうですか「初回ランナーが出て、そこからこう、自分のペースで投げられたかな、と思います」――WBCから帰ってきて心境の変化や考え方の変化はありましたでしょうか「まあWBCで優勝という、いい気持ちを味わえたので、それをまたロッテでできるようにと思って、やっていきたいと思ってます」――ライトスタンドから『ササキコール』が毎回毎回ありました。背中から受けるコール、どうでしたか「最高です!」――これからも「ササキコールで」でよろしいですかね「どっちでもいいですが、ぼくは「ロウキ」のほうが呼ばれ慣れてます」――きょうは急きょ岩手でも放送されていますが、ひと言いただけますか「応援ありがとうございました。今年も千葉ロッテマリーンズをよろしくお願いします!」――ファンの皆さんに今シーズンの意気込みを「きょうで借金を返せたので、まだまだ頑張りますので、応援よろしくお願いします」

◆日本ハムが開幕2カード目で同一カード3連敗を喫した。相手先発・佐々木朗に6回1安打無失点に封じ込まれ、歯が立たず。守備では3試合連続で失点につながるミスがあり、流れをつくれなかった。新庄監督は試合後、広報を通じてコメントを寄せた。「僕が信頼して出している選手たちが経験を積み、結果を出してくれるのを待つ」今季初勝利を挙げた4月1日の楽天戦(エスコン)を最後に白星から遠ざかっており、開幕から1勝5敗と苦戦をしいられている。チームは7日からオリックスとの3連戦へ臨む。

◆日本ハムの加藤貴は佐々木朗との投げ合いで踏ん張れなかった。一回先頭から安打、犠打、二塁打であっさりと先制された。本来の制球力が見られず、四回はけん制悪投で追加点を許し「最少失点でいかないといけないのに、悪い流れにしてしまった」と悔しさを押し殺すように話した。開幕戦に続き7回3失点で2敗目。「前回と同じく粘り強く投げられなかった。しっかり練習して次に向かいたい」と話した。

◆ロッテの荻野が五回に負傷交代した。二塁打を放ち、走塁の間に脚を痛めたとみられ、代走を送られた。吉井監督によると7日に病院で診察を受ける。

◆ZOZOマリンスタジアムのバックネット裏に『目薬は ROHTO』の広告看板を出しているロート製薬株式会社が、ロッテ・佐々木朗希投手(21)の登板日に合わせて広告を『ROHKi』に変更。同社の公式ツイッターは「なんか...ロゴが... いつもと違う気が...」と変えたことを紹介した。佐々木朗は3月に同社と広告契約を締結。同12日から自身が出演する目薬のCMが放映されている。ただ、この日は投球に集中しており「(ROHKiに)気付いていなかった」と苦笑いだった。

◆ロッテが3連勝で勝率5割とした。今季初登板先発のロッテ・佐々木朗希投手(21)はフォークボールがさえ、6回1安打無失点、11奪三振で白星。佐々木朗は試合後、自身のインスタグラムを更新。今季1勝目を報告した。松川虎生(こう)捕手とともに人差し指を突き立てたツーショット写真を紹介。「今日も応援ありがとうございました!今季初登板、1勝目!今シーズンもたくさんの応援よろしくお願いします」とつづった。投稿から30分で約5万人の「いいね」が押され、コメント欄は「お疲れ様です。ナイスピッチでした」「今日初めて野球観戦してホントに楽しかったです。投げる球も早すぎてびっくりでした!幸せすぎた!お疲れ様でした!」「ナイスピッチングでした。初勝利おめでとうございます」「最高です」と祝福のメッセージであふれた。

◆ロッテ・佐々木朗希投手(21)が6日、日本ハム3回戦(ZOZOマリン)で今季初登板し、6回1安打無失点、11奪三振で初勝利を挙げた。3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本代表「侍ジャパン」の一員として世界一に貢献した右腕は、いきなり最速164キロを計測。華々しい凱旋(がいせん)を果たし、開幕カードで3連敗したチームを本拠地3連勝に導いた。ZOZOマリンスタジアムに「佐々木コール」が響く。WBCで世界一に輝いた佐々木朗が〝凱旋登板〟。2万6169人が見守った平日のデーゲームで、日本ハム打線を6回1安打無失点と圧倒し、今季初勝利を挙げた。「勝ったら、借金がなくなることはわかっていたので気持ちが入った。ロッテファンも(ソフトバンクに)開幕3連敗して苦しかったと思うので、勝ててよかった」最大風速14メートルの悪条件。帽子が吹き飛ばされながらも、抜群の安定感を示した。一回、2番・万波への5球目に自己最速にあと1キロと迫る164キロを計測。威力抜群の直球とウイニングショットのフォークボールだけでなく、右打者に対しては侍ジャパンでダルビッシュ(パドレス)から伝授された、縦に鋭く曲がるスライダーを駆使した。四回2死から六回先頭までの5者連続を含む11奪三振。一回1死で万波に中前打を許したが、その後は17者連続でアウトにした。WBC準決勝(日本時間3月21日)のメキシコ戦以来の登板は、70-80球の球数制限が設定された中で「しっかり自分をコントロールして投げられた」と手応えをつかんだ。

◆「友杉にどんなサインを出すのかな」。ZOZOマリンスタジアムの記者席。隣に座るベテランの記者がスコアブックをつけながらつぶやいた。4月6日に行われたロッテ-日本ハム3回戦。0ー0の一回、先頭の荻野貴司外野手(37)が左前打で出塁して迎えた2番・友杉篤輝内野手(22)の打席。ロッテ担当の私は「吉井監督は以前『試合序盤はビッグイニングを狙っていきたい』と話していたので、友杉選手に送りバントをさせず、打たせると思います」と答えた。「犠打でアウトを1個あげることを嫌い、打たせるか。それとも手堅く送るのか。監督の野球観が出る場面。吉井監督は初回から送りバントをほとんどしない米大リーグでのプレー経験がある。簡単には送ってこないだろうね」と先輩記者がうなずいた。ネット裏の見解は「犠打はない」で一致したが、結果は外れた。友杉は初球で捕前犠打を決め、一死二塁。続く3番・中村奨吾内野手(30)が中越え適時二塁打を放ち先制した。この一打が、6ー1で勝利した試合の決勝打だった。一回無死一塁で迷わず犠打を選択した吉井理人監督(57)。そこに采配の妙が隠されていた。同一カード3連勝を決めた勝負の分岐点。試合後、采配について吉井監督に聞いた。「戦略として、毎回そうというわけではない。これは先発投手の能力にもよるんですけど、朗希(が先発の場合)は先に点を取った方が相手が苦しくなると思ったので、先取点を取りにいきました」記者の予想を覆し、手堅い作戦を選んだ采配の原点に、この日先発した佐々木朗希投手(21)の存在があった。

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
510 0.833
(↓0.167)
-
(-)
13729
(+2)
11
(+7)
4
(-)
3
(-)
0.274
(↓0.022)
1.870
(↓1.07)
2
(1↑)
ORIX
330 0.500
(↑0.1)
2
(↑1)
13721
(+7)
21
(+2)
6
(+1)
1
(-)
0.265
(↑0.023)
3.500
(↑0.3)
2
(1↑)
西武
330 0.500
(↑0.1)
2
(↑1)
13714
(+2)
15
(+1)
3
(+1)
3
(-)
0.226
(↑0.014)
2.000
(↑0.2)
2
(-)
楽天
330 0.500
(↓0.1)
2
(-)
13710
(+1)
12
(+2)
3
(-)
5
(+3)
0.186
(↓0.005)
2.000
(-)
2
(1↑)
ロッテ
330 0.500
(↑0.1)
2
(↑1)
13717
(+6)
22
(+1)
1
(-)
3
(+2)
0.239
(↑0.021
3.710
(↑0.58)
6
(-)
日本ハム
150 0.167
(↓0.033)
4
(-)
13712
(+1)
22
(+6)
1
(-)
4
(-)
0.174
(↓0.014)
3.290
(↓0.43)