楽天(★1対2☆)西武 =リーグ戦3回戦(2023.04.06)・楽天モバイルパーク宮城=
このエントリーをはてなブックマークに追加

 123456789
西武
01000001021001
楽天
0000000101500
勝利投手:松本 航(1勝0敗0S)
(セーブ:増田 達至(0勝0敗1S))
敗戦投手:田中 将大(1勝1敗0S)

本塁打
【西武】ペイトン(1号・2回表ソロ)

  DAZN
チケットぴあ 楽天戦チケット予約 西武戦チケット予約

DAZN

◆西武は2回表、ペイトンの来日初本塁打となるソロで先制に成功する。そのまま迎えた8回には、山川の適時二塁打が飛び出し、貴重な追加点を挙げた。投げては、先発・松本が6回無失点の好投で今季初勝利。敗れた楽天は、先発・田中将が力投を見せるも、打線が援護できなかった。

◆西武マーク・ペイトン外野手(31)が憧れの楽天田中将大投手(34)から来日1号ソロを放った。2回2死、1ストライクから147キロの直球を右翼席に運ぶ先制アーチとした。「先週、低めの変化球を空振りしていたから、高めに甘く入ってくる球を待っていたんだ。打つべき球をしっかり捉えることができたよ」。オリックスとの開幕3連戦はいずれも「1番中堅」で先発して14打数2安打。3試合ぶりのスタメン起用に応えた。ペイトンは14年MLBドラフトでヤンキースに指名され、プロキャリアをスタートさせた。マイナーではあったが、2年目の春季トレーニングでは、ライブBPでヤ軍時代の田中の打席に入ったこともある。2月4日の入団会見では「日本でも対戦したい」と"再戦"を心待ちにしていた。「ヤンキースのピンストライプのユニホームでエースとして投げている姿を見ていたので、すごく尊敬している。田中選手のような投手から第1号を打ててうれしい」。1打席目で、最高の結果を出した。

◆楽天田中将大投手(34)が、史上59人目のNPB通算1500奪三振を達成した。6回1死走者なしで、カウント1-2から外角低めのスライダーで空振り三振を奪った。この日5つ目の三振で、節目に到達した。6回表終了時に、ベンチ前でボードが渡され、スタンドから拍手が送られた。

◆楽天田中将大投手(34)は、7回8安打1失点と好投も、打線の援護に恵まれず、今季初黒星を喫した。2回2死走者なしで、1ストライクからペイトンに外角147キロ直球を右翼スタンドに運ばれ、先制点を献上。しかし、それ以降も走者を出したが、要所を締めて粘り続けた。「負けたことに対してはもちろん良くは思っていないので、そういう点では悔しい試合になってしまいました」とした上で、「単純に自分の調子という部分では開幕戦よりもいい調子だった」。失投を捉えられての1失点とはなったが、投球には手応えを感じる部分が多かった。6回1死走者なしでは山川から空振り三振を奪い、史上59人目のNPB通算1500奪三振を達成。「それだけ長くやっているということだと思うし、自分もキャリアのそういうところに差しかかっているということだと思う。ただこれがゴールでも目標でもなかったし、1つでも多くチームのためにアウトを積み重ねていけるようにまた次回登板以降もやっていきます」と前を向いた。▽楽天石井監督(田中将に)「得点どうのこうのではなくて、投手として我慢の投球は大切なこと。勝つチャンスを作りながら、いい投球をしてくれたと思います」通算1500奪三振=田中将(楽天) 6日の西武3回戦(楽天モバイルパーク)の6回、山川を空振り三振に仕留めて達成。プロ野球59人目。初奪三振は07年3月29日のソフトバンク3回戦(ヤフードーム)で多村から。通算1645回で到達は歴代6位、右投手では21年則本昂(楽天)に次いで2位のスピード記録。

◆楽天打線が沈黙し、本拠地開幕カードで負け越した。散発5安打と打ち取られ、唯一の得点も8回1死二、三塁で浅村の投ゴロの間に生還したのみ。3連戦で合計2得点、32イニングで適時打なしと、投手陣を援護できずにいる。雄平1軍打撃コーチは「仕留めたいところでファウルだったりとか、誘い球に乗せられてしまうところもある」と振り返った。作戦の練り直し作業もしていくが、それと同じぐらい重要なのは精神的な部分。雄平コーチは「正直、1本出てたら全体的に楽になる。やっぱりそこのプレッシャーはあると思う。こちらでも技術的なこともアドバイスしますけど、メンタル的にも思いっきりいかせたいとか、いろいろ試行錯誤しながら今やらせています」と説明した。チームは1日置いて8日からロッテ戦を迎える。楽な試合運びができるよう、立て直しを図る。

◆西武松本航投手(26)が6回無失点で今季初勝利を挙げた。楽天打線を散発3安打に抑え、三塁を踏ませなかった。開幕ローテに入った面々は高橋、平良、今井、隅田がいずれも6回以上を1失点以内と好投。「すごくみんないいピッチングをするので刺激にもなりますし、自分も負けずに頑張っていこうと。そういう気持ちになります」と背中を押された。前日5日には明石商の後輩で、日体大時代に教育実習で指導したロッテ中森がプロ初勝利を挙げた。「情報は入っていたので、すごくうれしかったです」。こちらにも負けじと、先輩がきっちり結果を出してみせた。

◆楽天に2勝1敗とし、西武松井稼頭央監督(47)が就任後初めてカードを勝ち越した。2回に新外国人ペイトンの来日1号ソロで先制し、8回に山川の右中間二塁打で2点目を追加。守っては6回無失点だった松本ら5投手のリレーで最少失点に抑えた。松井監督は「まだ2カード目やからね。どうこうじゃないけど。何とか1点を守り、バッテリーも含めてよかったし、本当にナイスゲームだったと思います」と選手をたたえた。オリックスとの開幕3戦目ではドラフト4位の青山がプロ初セーブを挙げたが、この日は昨季31セーブの増田が9回を締めた。同監督は今季の守護神について「基本はマス(増田)になると思います。こちらでしっかり考えながらやりたい」と話した。

◆西武の新外国人、マーク・ペイトン外野手(31)が来日1号を放った。「先週、低めの変化球を空振りしていたから、高めに甘く入ってくる球を待っていたんだ。打つべき球をしっかり捉えることができたよ」0-0の二回2死。楽天・田中将が真ん中高めに投じた147キロの直球を右翼席に運んだ。開幕3連戦には全て「1番・中堅」で先発出場して、14打数2安打。この日は「6番・中堅」で3試合ぶりのスタメン復帰だった。

◆西武が接戦を制した。二回にペイトンの来日1号となるソロで先制し、八回に山川の適時二塁打で加点した。松本が力強い直球を軸に6回無失点で白星を挙げ、増田が今季初セーブ。楽天は田中将の7回1失点の力投を生かせなかった。

◆西武が二回、ペイトンの来日1号となるソロで先制し、八回に山川の適時二塁打で加点した。松本が6回無失点で白星を挙げ、増田が今季初セーブ。楽天は田中将の7回5奪三振、1失点の力投を生かせなかった。?楽天・田中将が史上59人目のNPB通算1500奪三振を達成。初奪三振は2007年3月29日のソフトバンク戦(ヤフードーム)で多村仁から。通算1645回での到達は17年のソフトバンク・和田毅の1624回?に次ぐ歴代6番目のスピード。?ヤンキース在籍時に通算991三振を奪い、日米通算2491。日米通算2500奪三振以上は野茂英雄(3122)、ダルビッシュ有(3041)、石井一久(2550)の3人。

◆楽天・田中将大投手(34)が先発し、7回8安打5三振1失点の好投も、初黒星を喫した。六回には日本通算1500奪三振を記録した。試合後、取材に応じた石井一久監督(49)の一問一答は以下の通り。--本塁ベースが遠かった「確かに遠かったが、ここまで、こんな感じの調子の中、(勝率)5割で進めているのはそんなに悪いことではないと思います」--再三の好機に、あと1本がでなかった「得点しているときはそのまま通り過ぎるし、得点していないときはあと1本というネガティブなところは付きまとう。そこは、どうやって点が取れていないかをいろいろ考えて進めていきます」--不運な当たりが多かった「結果論なので、しようがないと思います」--西武先発、松本の直球に押された「もう少しいいコンタクトをしていくことは、すごく大事になっていくと思います」--田中将は7回1失点。我慢の投球が続いた「得点どうのこうのではなくて、投手として我慢の投球は大切なこと。勝つチャンスを作りながら、いい投球をしてくれたと思います」--田中将は新投法で臨んでいる「オープン戦からもしっかり投げられていた。引き続きいいときも、悪いときも含めて、アベレージの高い投球をしてくれればいいかなと思います」

◆楽天・田中将大投手(34)は7回1失点の力投も報われず、黒星がついた。それでも六回に山川から空振り三振を奪い、NPBで59人目の通算1500奪三振を達成した。「それだけ長くやっているということです。一つでも多く、チームのためにアウトを積み重ねていけるように、次回登板以降もやっていきます」二回、ペイトンに先制ソロを許したが、粘りの投球で追加点は許さなかった。最速151キロをマークし、5三振を奪って大台に到達。米大リーグ、ヤンキース時代の7年間で991三振を奪っており、日米通算で2491奪三振。早ければ次回登板で同2500奪三振を達成する。打線が今回の西武3連戦は計2得点。援護に恵まれなかった田中将について、石井監督は「勝つチャンスをつくりながら、いい投球をしてくれた」とねぎらった。(広岡浩二)

◆開幕から1週間がたっても、侍ジャパンでの大谷効果はまだ続いている。西武・山川穂高内野手(31)が1-0の八回1死一塁から右中間を深々と破る適時二塁打を放ち、今季初打点をマークした。「(大谷翔平の)境地にいきたかった。WBC中に話を聞いたとき、『結局、外でも中でも一緒じゃないですか』となって。(東京ドームで)翔平が外で打ったのも2年ぶりと聞いた。あれもパフォーマンスで打っていただけと思うけど」この日の試合前練習。山川の姿はグラウンドになかった。少し体が前に出されている自覚から室内のブルペンでスローボールを投げてもらい、ひたすらセンター返しを繰り返した。「外で打つと、お客さんが見ているし、どうしても飛ばしたくなる。そこから、フォームに多少のずれが出てくる可能性もある」。キャンプイン直前の2月3日に埼玉・所沢のカーミニークフィールドでフリー打撃を行った際には「室内で打つと、ちょっと出力的にね」と〝アウトドア派〟を自認していたが、大谷の助言で2カ月後には考え方が180度変わった。開幕から4試合は15打数2安打だったが、5日に3安打、この日も四回の中前打と合わせて2安打と連日の固め打ちで、打率も一気に・304。今後も本拠地ベルーナドームと地方球場はファンサービスの意味で屋外で打つが、「基本、ビジターで少し修正を入れたいときは中の方が時間も取れるので」と〝中の人〟となる。(東山貴実)

◆西武のマーク・ペイトン外野手(31)が憧れの先輩から来日1号を放った。二回に楽天・田中将が投じた147キロの直球を右翼席に運んだ助っ人は、ヤンキース傘下1A時代の2016年春季キャンプで田中将のライブBP(実戦形式の投球練習)の際に打席に立っていた。「ヤンキースのエースとして投げる姿も見てきたし、リスペクトしている。日本での第1号を田中投手から打てたことはすごくうれしい」と興奮を隠せなかった。

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
510 0.833
(↓0.167)
-
(-)
13729
(+2)
11
(+7)
4
(-)
3
(-)
0.274
(↓0.022)
1.870
(↓1.07)
2
(1↑)
ORIX
330 0.500
(↑0.1)
2
(↑1)
13721
(+7)
21
(+2)
6
(+1)
1
(-)
0.265
(↑0.023)
3.500
(↑0.3)
2
(1↑)
西武
330 0.500
(↑0.1)
2
(↑1)
13714
(+2)
15
(+1)
3
(+1)
3
(-)
0.226
(↑0.014
2.000
(↑0.2)
2
(-)
楽天
330 0.500
(↓0.1)
2
(-)
13710
(+1)
12
(+2)
3
(-)
5
(+3)
0.186
(↓0.005)
2.000
(-)
2
(1↑)
ロッテ
330 0.500
(↑0.1)
2
(↑1)
13717
(+6)
22
(+1)
1
(-)
3
(+2)
0.239
(↑0.021)
3.710
(↑0.58)
6
(-)
日本ハム
150 0.167
(↓0.033)
4
(-)
13712
(+1)
22
(+6)
1
(-)
4
(-)
0.174
(↓0.014)
3.290
(↓0.43)