中日(★0対5☆)ヤクルト =リーグ戦2回戦(2023.04.05)・バンテリンドーム=
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ヤクルト
2000111005800
中日
0000000000600
勝利投手:高橋 奎二(1勝0敗0S)
敗戦投手:柳 裕也(0勝1敗0S)
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◆ヤクルトが5連勝。ヤクルトは初回、オスナの犠飛などで2点を先制する。その後は5回表に山田の適時打、7回に村上の適時打が飛び出すなど着実にリードを広げた。投げては、先発・高橋が5回無失点で今季初勝利。敗れた中日は、打線が再三の好機を生かせなかった。

◆YouTubeクリエーター「東海オンエア」のとしみつ(29)が始球式を務めた。120キロを目標に投じた1球は114キロで木下のミットに収まった。愛知県岡崎市出身のとしみつは「114キロでしたが悔いが残らず楽しく投げられました! こういう場で投げさせてもらってすごく幸せです。(高校時代)補欠でも輝けるということを叫んでいきたいですね!」とコメントした。

◆ヤクルトが球団新記録の開幕5連勝を飾った。初回、無死満塁で4番村上宗隆内野手(23)が押し出し四球を選び、あっさり先制。WBC帰りで今季初先発の高橋奎二投手(25)は5回を4安打無失点。開幕からまだ無失点のブルペン陣も中日に得点を許さず、2戦連続の完封リレーを演じた。開幕5戦で4度の完封勝利は、1リーグ時代の43年名古屋に並ぶ80年ぶりのプロ野球記録となった。▽ヤクルト高津監督「今はうまく回ってるからいいですけど、まだまだ注文したいところはありますよ。まだ100点じゃない」▽ヤクルト高橋「良い緊張感の中でチームも良い流れに乗っていたので、その勢いのままマウンドに立った」。ヤクルトが球団初の開幕5連勝。これで早くも今季4度目の完封勝ちとなり、失点は2日広島戦の2点だけ。開幕から5試合で2失点は、1-0、5-2、1-0、2-0、2-0で5連勝した43年名古屋に並ぶ最少失点となり、開幕から5試合で4度の完封勝ちも43年名古屋以来2度目のタイ記録だ。名古屋は5試合とも完投に対し、ヤクルトはすべて継投で延べ20人が登板して記録をつくった。名古屋の6試合目は阪神に0-6で敗れたが、ヤクルトは?

◆ヤクルトが強い。球団史上初のリーグ3連覇を目指し、初の開幕5連勝で勢いに乗った。チーム打率は1割9分7厘とリーグ5位だが、安打以外の要素を絡め「過去、現在、未来」の侍3世代が打線をつなぎ、総合力で勝利をもぎ取った。投げては世界一に輝いた侍ジャパンの高橋奎二投手(25)が5回4安打4奪三振無失点と好投。投手陣も開幕5戦で4完封勝利と、43年名古屋以来2度目のタイ記録となった。四球、犠打、盗塁、適時打、長打、好守、好投-。ヤクルトナインは野球の全てを表現して、完勝した。打たずしても打線をつなぐ。その哲学を06、09年WBC連覇の「元侍」2番青木が体現する。初スタメンの丸山和が初回先頭で左前打と二盗で無死二塁とし、青木が際どいコースを抜群の選球眼で四球を選ぶ。「結果的に良いフォアボールなった。ボール球は振らない。ストライクをしっかりと振る。常にその意識を持って打席に立っている」。続く3、4番が「侍ジャパン」の山田、村上という超強打者だけに「彼らの前でチャンスをつくることは大事」と頭にあるのは安打だけではない。その2人が連続四球を選び、押し出しで先制。決勝点となった。どんな方法でも得点できる燕打線を見せつけた。「未来の侍候補」も連動した。6回1死二塁で長岡が右翼線に適時二塁打。15打席目にして今季初安打となった。捕手が本職の右翼・内山は守備で見せる。2回1死二塁、高橋周の右翼への安打性の当たりをダイビングキャッチ。先発高橋が「あれが抜けていたら大きかった」と感謝した。3回には青木の好守もチームを救った。2死二塁で大島が放った左前打に突っ込もうとするも、間に合わないと判断。急ブレーキをかけてワンバウンドで捕球した後、中継プレーに切り替える。青木-長岡-中村とつながり、二塁走者の柳を刺した。その「現役侍」中村の好リードで開幕5試合でわずか2失点という鉄壁の守備を作り出している。走攻守全てで隙を見せず、派手な長打がなくとも勝利をもぎ取る。「高津野球」が開幕5試合にして早くも機能し始めた。それでも「今はうまく回ってるからいいですけど、まだまだ注文したいところはありますよ。まだ100点じゃない」と高津監督。球団初の開幕5連勝でも求めるレベルはさらに高い。3連覇への道のりが厳しいことを知っているからだ。【三須一紀】

◆球団史上初の開幕5連勝を目指すヤクルトがスタメン発表。明大から入団2年目の丸山和郁外野手(23)が「1番・中堅」で今季初めてスタメンに入った。先発はWBC日本代表として世界一に貢献した高橋奎二投手(25)が今季初登板する。

◆球界最年長の43歳、ヤクルト・石川雅規投手が今季初先発する6日の中日戦へ向け5日、バンテリンドームでダッシュなどで調整。1956―77年の米田哲也(近鉄)以来、NPB史上2人目のプロ1年目から22年連続勝利を目指し「初回から飛ばしていきたい。いい緊張感をもってストライクゾーンで勝負できたら」と闘志を燃やした。通算200勝には、あと17。金字塔を目指し、身長167センチの小さな大投手がマウンドに上がる。

◆ヤクルト・山田哲人内野手(30)が「3番・二塁」で出場し、2―0の五回2死一、二塁で中前適時打を放った。中日先発、柳の外角高め141キロの直球をはじき返した。頼れる主将が貴重な追加点をマーク。「バッティングカウントだったのでセンター中心に意識してイメージ通りのバッティングができました。追加点が取れてよかったです」と喜んだ。一回の第一打席は無死一、二塁から四球を選んで、村上の押し出し四球をアシスト。球団初の開幕5連勝に向けて背番号1が仕事をした。

◆一段と大きくなった姿で帰ってきた。WBC日本代表として世界一に輝いたヤクルト・高橋が今季初先発。5回68球を投げ4安打無失点、4奪三振と力を見せつけた。「楽しみです。けがをせずに1年間投げることが大事。日本代表のメンバーみんなで、セ・リーグ、パ・リーグを盛り上げられたら一番いいです」WBC優勝の熱はまだ冷めやらぬ開幕5戦目。高橋がマウンドに上がると最速151キロを計測した直球を軸にテンポよく投げ込んだ。二回1死二塁では福永の右翼線方向への打球を右翼手・内山がダイビングキャッチ、三回2死二塁では大島に左前打を浴び、本塁生還を狙った二塁走者のビシエドを左翼手・青木、遊撃手・長岡の連係で素早い送球をみせ、アウトに仕留めるなど好守にも助けられた。予定よりも早い1軍マウンドだった。WBCから帰国後初登板となった3月29日のイースタン・リーグ、西武戦(戸田)では4回1失点。最速154キロを計測し、4奪三振をみせた投球に当初は複数回、2軍戦で調整する予定だったが、登板後の状態を見極めた上で今季初先発が決定した。WBCでの登板は3月12日のオーストラリア戦で、2番手として2回1安打無失点と好投した1度のみ。準決勝、決勝はブルペン待機したが出番はなかった。うれしさ半分、悔しさ半分。2026年の第6回WBCに向けて「3年後は先発として活躍したい」と意気込み、成長した姿をみせた。(森祥太郎)

◆ヤクルトが球団新記録の開幕5連勝。一回に村上の押し出し四球、オスナの犠飛で2点を先制し、五回以降も山田、村上の適時打などで小刻みに加点した。高橋が5回を無失点で白星。中日は打線が振るわず2試合連続無得点で4連敗。

◆ヤクルト・高橋奎二投手(25)が5回4安打無失点の好投で今季初白星を挙げた。チームは球団記録の開幕5連勝を飾った。以下、高橋のヒーローインタビュー。--今季初登板「いい緊張感の中でチームもいい流れに乗ったので、その勢いのままマウンドに立ちました--初回、味方打線が2点先制「先制点を取ってもらったので、この点を守って投げようと思いました」--粘りのピッチング「変化球が入らなくて苦しかったですけど、中村さんのリードだったり、守備の方の好返球だったりでゼロに抑えられたのでよかった」--二回1死二塁の場面で高橋周平の打球を右翼・内山壮真がダイビングキャッチ「あれが抜けていたら苦しかったので、ファインプレーは大きかったです」--WBCで学んだこと「勝つっていいなと思った。このチームでまたリーグ3連覇と日本一奪還を目指したい」--開幕5連勝「皆さん元気よく勝ちにこだわってやっているので、僕もいい流れで投げられてよかった」

◆ヤクルトが球団新記録の開幕5連勝。一回に2点を先制し、五回以降も小刻みに加点した。高橋が5回を無失点で白星。中日は打線が振るわず2試合連続無得点で4連敗を喫した。?ヤクルトが開幕5連勝。1999年の開幕4連勝を上回る球団新記録となった。開幕からの最多連勝記録は54年の西鉄と99年の中日が挙げた11連勝。昨季はソフトバンクが8連勝、広島が6連勝をマーク。?無失点勝利は2試合連続で今季4度目。開幕5試合で無失点勝利を4度記録したのはプロ野球タイ記録で、1リーグ時代の43年の名古屋(1-0大和→5-2西鉄→1-0大和→2-0巨人→2-0西鉄)に次いで80年ぶり2度目。開幕5試合で計2失点も43年の名古屋と並ぶ最少失点。

◆中日は2試合連続の零敗で4連敗。立浪監督は「聞くこともないでしょう」と報道陣にぼやき、「しっかりと気持ちを強く持ってやっていかないとずるずるいってしまう。反省して、強気に攻めていけるように」と切り替えを強調した。三回は大島の左前打で二塁走者の柳が一気に本塁を狙ったが、タッチアウト。八回の好機はカリステ、アキーノが倒れた。12球団で唯一、開幕から本塁打がない。監督は「いまは辛抱の時」と声を落とした。

◆歴史を塗り替えた!! ヤクルトは5日、中日2回戦(バンテリンドーム)に5―0で快勝。1999年の開幕4連勝を上回り、球団新記録の5連勝を飾った。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表として世界一に輝いた高橋奎二投手(25)が今季初登板し、5回無失点で白星をマーク。救援陣も無失点でつなぎ、1943年以来80年ぶりで、プロ野球タイ記録となる「開幕5戦で4度の無失点勝利」を挙げた。また一つ大きな背中で帰ってきた。高橋が5回4安打無失点で白星をゲット。今季初先発で球団史上初の開幕5連勝に貢献した。「チームが良い流れに乗っていた。その勢いのままマウンドに立ちました。ゼロで抑えられたのでいい投球だった」一回以外は毎回走者を背負ったが、好守に助けられた。二回1死二塁では福永の右翼線への打球を内山がダイビングキャッチ。最速155キロ左腕は「抜けていれば苦しかった。あそこのファインプレーは大きかった」と感謝した。予定より1週間、早いマウンドだった。WBCから3月23日に帰国後、3日ほど時差ボケがあったが、自宅でたっぷりと睡眠を取り、家族で鶏だし鍋を食べるなど、英気を養って疲労回復に努めた。本来は今週に予定されていた2軍での調整登板を経ずに1軍での登板が決定した。

◆これぞ4番の仕事だ。ヤクルト・村上宗隆内野手(23)が、先制点となる押し出し四球と右前適時打で2打点。七回の駄目押し打を「厳しいコースでしたが、しっかりと押し込みました。(二塁走者の)並木さんがよく走ってくれました」と振り返った。一回無死満塁ではフルカウントから中日先発、柳の直球を見極めて四球。4-0の七回は1死二塁で砂田の内角直球を捉える右前適時打。抜群の勝負強さを見せた。試合前のフリー打撃では、右翼5階席へ特大の一発を打ち込んだ。バンテリンドームの右翼5階席といえば3月4日のWBC日本代表-中日の壮行試合前に、打撃練習で大谷(エンゼルス)が打ち込んだ場所。前日4日から意識するように練習からフルスイングを見せていた村上が、2日目にして大谷に〝並んだ〟。3月31日の広島戦ではプロ6年目で初の開幕弾を放ち、2日の同戦は二塁打&失策の〝ほぼランニング本塁打〟。4日はチーム唯一の得点をたたき出し、連日決勝点を呼ぶ活躍。頼れる4番は、球団初の開幕5連勝に大きく貢献している。(森祥太郎)

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
500 1.000
(-)
-
(-)
13814
(+5)
2
(-)
4
(-)
8
(+3)
0.197
(↑0.014
0.400
(↑0.1)
2
(1↓)
阪神
400 1.000
(-)
0.5
(↑0.5)
13923
(-)
14
(-)
1
(-)
5
(-)
0.304
(-)
3.000
(-)
3
(-)
巨人
320 0.600
(↓0.15)
2
(↓1)
13817
(-)
10
(+2)
4
(-)
0
(-)
0.233
(↓0.013)
1.640
(↓0.14)
4
(1↑)
DeNA
140 0.200
(↑0.2)
4
(-)
13812
(+2)
27
(-)
2
(+1)
0
(-)
0.207
(↓0.001)
4.930
(↑1.21)
4
(-)
中日
140 0.200
(↓0.05)
4
(↓1)
1388
(-)
14
(+5)
0
(-)
1
(-)
0.218
(↓0.006)
2.720
(↓0.6)
6
(1↓)
広島
040 0.000
(-)
4.5
(↓0.5)
1396
(-)
13
(-)
2
(-)
2
(-)
0.184
(-)
2.730
(-)