広島(-降雨のため試合中止-)阪神 =リーグ戦2回戦(2023.04.05)・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島=
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◆阪神の開幕5連勝は明日へ持ち越しとなった。広島との2回戦は、雨天中止となった。午後5時30分に発表された。この日の先発予定は現役ドラフトでソフトバンクから移籍してきた左腕大竹耕太郎投手(27)だった。ナインは球場に隣接する室内練習場で調整を行った。この日の試合は予備日として設けていた9月16日(土)に組み込まれ、午後2時試合開始予定とNPBから発表された。

◆阪神が開幕5連勝を狙った広島との2回戦は、雨天中止となった。ドラフト1位森下翔太外野手(22)にとっては、プロ初の雨天中止。練習後には「ちょっと芝とかスリップしてくると思う。あとは打席の足元とか、そういうところは注意したいですね」と、グラウンドコンディションが心配される6日の同戦を見据えた。ルーキーは3試合連続安打中。前日4日の同戦は3打数2安打2打点で開幕4連勝に貢献した。大山悠輔内野手(28)と並び、チームトップの5打点をマーク。仕切り直しの一戦でも快音を響かせる。

◆雨天中止となり、阪神の先発予定だった大竹耕太郎投手(27)の猛虎デビューは、8日ヤクルト戦(甲子園)と本拠地になる予定だ。この日は中止が発表されるまで、ブルペンで準備を進めていた。「1月、2月、3月と過ごしてきた、しっかり練習してきたっていう自信を持って、バッターに向かっていけたら。いきなりヤクルトですけど、まあ、早く投げたいですね」と話した。ヤクルトとは2月25日のオープン戦(浦添)で3イニングを投げ1安打、5奪三振、無失点と好投した。今度はWBC組の山田、村上が加わる。「(チームとして)長打が打てる印象ですけど、投げる球場も(甲子園で)広くなるんで、長打が打てるバッターが多いからといって、逃げる投球になると逆に長打を食らう。大胆にいくところはいってというメリハリをつけて投げられたら」と対戦を待ちわびていた。

◆阪神梅野隆太郎捕手(31)が、後輩投手の冷静さにうなった。前日4日の広島戦。1点リードの9回に登板した湯浅京己投手(23)のことだ。1死一塁、打者菊池の場面。カウント2-2から、一塁へのけん制で代走大盛を飛び出させ、アウトに仕留めた(記録は盗塁死)。捕手の梅野は「俺も『あ、あるかな』と思って、ちょっとジェスチャーはやりましたけど」とした上で、湯浅をたたえた。「あいつはもう、感じた通りに自分でやったと言っていたんで。本当に野球勘というか、そういうビッグプレーがね。派手なファインプレーとかじゃないけど、それって相手の作戦を裏返すようなプレーだった」結果的に3人で締めくくり、2セーブ目を挙げた湯浅とハイタッチ。湯浅の鋭い"勘"に感心しきりだった。

◆阪神西純矢投手(21)が6日の敵地広島戦で今季初先発する。雨天中止により、チーム開幕4連勝でバトンが渡ってきた。岡田監督は「勝ってるプレッシャーより、初戦の不安があるかもわからんけどな。ある程度打線が点取ってくれてるから」と打線の早期援護を期待した。広島出身だが、1軍ではマツダスタジアム初登板。西純は「特別に考え過ぎることなく、いつも通りにやりたい」と平常心を強調した。

◆阪神が今季初の先発ローテ再編で連勝街道を突き進む。5日の敵地広島戦は雨天中止となり、岡田監督は「大竹は土曜日いくわ」と明かし、この日先発予定だった左腕は8日ヤクルト戦(甲子園)に回る。当初同日に先発予定だった村上については「また中(継ぎ)にちょっと入れる」と説明した。中止決定後、大竹はマツダスタジアムでブルペン入りし、投球練習を見守った指揮官は「大竹も絶好調やな。余計楽になったかな、雨降って。絶好調やな」とニンマリ。現役ドラフトでソフトバンクから移籍後の初登板が本拠地となった左腕も、「初登板は何回やっても緊張しますけど、しっかり練習してきたっていう自信はある。いきなりヤクルトですけど、早く投げたいですね」と闘志を燃やした。ヤクルト戦は2月25日のオープン戦(浦添)で登板し、3回で5三振を奪うなど無失点と好投した。「長打が打てるバッターが多いですけど、逃げずに大胆にいくところはいってというメリハリをつけて投げられたら。怖いのは怖いですけど、そこで腹を据えてしっかり勝負していくことが大事になってくる」と引き締めた。【古財稜明】

◆5日の阪神-広島戦(マツダスタジアム)は雨天のため中止となった。先発予定だった阪神大竹耕太郎投手(27)は8日のヤクルト戦(甲子園)の先発に回り、6日の広島戦はそのまま西純矢投手(21)が先発する。岡田彰布監督(65)の一問一答は以下の通り。-グラウンドのコンデイションがいいときにやった方がいいといっていたが「まあなあ、どっちみちせななアカンけどな」-6日の先発は西純「明日は西、西」-大竹は次のヤクルト戦(甲子園)のカードか「大竹は土曜日(8日)いくわ。(先発予定だった)村上(の先発チャンス)があかんようなってもうたな(笑い)」-今日雨中で、中継ぎは明日から積極的に使える「まあみんなそら、使えるしな。大竹も絶好調やな。今、ブルペン(に入って)。余計楽なったかな、雨降って。絶好調やな」-だからこそいい天候の日に「まあ、カード変わるけどな。まあ甲子園の方がええんちゃう? 初めてなんやからな」-村上は先発のままか「いやいや、また中(継ぎ)にちょっと入れる。まだ分からへんけどな、明日な。(ベンチ)1人外さなあかんからな、人数的にな。どっちみち。これでまたちょっと先発が空くとこ、なくなったからなあ、おーん」ーなんとか明日勝って本拠地開幕戦を迎えたい。「ええ天気でなあ。分からんやろ、まだそんなん(笑い)」-連勝が続くと余計に後ろで先発する投手にプレッシャーになってきてしまうのでは「いやいや、それはないやろ。みんな初登板やからな。その、勝ってるプレッシャーより初戦の不安があるかもわからんけどな。初めての登板やからな。今年な。まあ、そっちの方が大きいんちゃうか。まあ、でもなあ、流れ的に、ある程度打つ方が点取ってくれるから、そういう意味ではな。気分的にはだいぶ違うと思うけどな。先発がな」-鳴尾浜で伊藤将、岩貞がシート打撃を「おう、やった言うとったな」-あせる必要ない「いや、そらまだや。もう1回試合投げてからや。今度あれやんか、鳴尾浜帰ってくるやろ、由宇からな。その時に1回投げてからやで、それは。まだそんな慌てるというか、投げるとこもないやんか。それは徐々にな、これから調子悪いピッチャーも出てくるから。シーズン1年間続いたら、いつまでもみんながええことはないからな、長いシーズン見たらな。まあ上げる時はある程度な、万全で上げたいよな。中途半端で上げるんじゃなしに」

◆開幕4連敗中の降雨中止にも、広島新井監督は「(試合を)やりたかったですね」と嘆いた。今季まだ勝利がなく、ここまで4試合は空回りしたプレーも散見される。それでも指揮官は「試合を消化していく中でメンタル的にもフィジカル的にも慣れてくる。少し落ち着いてくれば歯車は絶対かみ合ってくる」と選手を信頼する。初勝利をかけた6日は遠藤がプロ入り初のスライド登板で先発する。

◆阪神ドラフト1位の森下翔太外野手(22)が5日、全勝での甲子園帰還を誓った。開幕4連勝の勢いをぶつける予定だった広島戦は雨で中止。6日のカード最終戦をものにすると、5戦全勝で本拠地開幕を迎えられる。「やっぱり(6日に)勝って甲子園戻れれば、いい流れで甲子園でも試合できると思う。なんとかこの広島、勝ちで終わりたい」。セ界を2連覇中のヤクルトはこの日一足早く5連勝を決め、いきなり首位攻防戦になる可能性も十分ある。阪神が全勝なら、さらに勢いをつけてぶつかることができる。しかも互いに全勝同士なら、今季から声出し応援が解禁される甲子園の大盛り上がりは確実。森下にとっても甲子園デビューとなる一戦だけに、まずは鯉料理でしっかり景気づけといきたい。現在3戦連続打点中で、主砲大山と並びチームトップタイの5打点をマーク。得点圏打率は5割を誇り、4試合16打席で三振は0と、新人らしからぬ勝負強さと選球眼を発揮し、開幕ダッシュに大貢献している。新人ながら人気球団のレギュラー。プレッシャーによる「気疲れ」を問われると「そこまでないです。試合中は緊張もしますけど、そこまで。すごくやりやすい雰囲気でやらせてもらっているので、そこの疲れはまだないです」と明るく言った。この日はマツダスタジアムの室内で試合前練習に参加。中止は試合開始30分前の午後5時30分に発表された。「どっちでも大丈夫。やっても準備できていましたし、やらなくても明日に備える切り替えができる」。プロ入り初の中止は突然だったが泰然自若。「何も考えず、ゆっくりしたいと思っています」。オンとオフの切り替えもばっちりだ。心身をリフレッシュして、まずは4戦連続打点を目指す。【波部俊之介】

◆広島の6年目、23歳の遠藤が自身初というスライド登板に挑む。これまでは雨天中止だと登板機会がなくなることが多かったそうで「うれしい気持ちはある。新井監督に勝ちを届けたい」と意気込んだ。オープン戦では3試合登板で防御率1・20と安定していた長身右腕。チームは4連敗と苦しい滑り出しだが「気負うことなく自分の投球をすれば勝利は付いてくると思う」と自然体を強調した。広島の開幕からの連敗は1954年の7が最長。5連敗なら、1分けを挟んで6連敗した77年以来となる。

◆広島・栗林良吏投手(26)が4日の阪神戦(マツダ)の今季初登板黒星から一夜明け取材対応。動作解析システムの「ホークアイ」で撮影した映像やデータの見直しをしたことを明かした。「打たれた真っすぐはそんなに甘いところではなかった。球の回転も悪くない。打たれてしまったけどマイナスにとらえずに、調子は上がってきていると思う」4─4の九回に登板し2死二塁から大山に直球をとらえられ、勝ち越しの適時二塁打を許した。広島の元投手で球団のチーフアナリストを務める飯田哲矢氏からは「『昨年のような感じでしっかりフォークを投げたらほかの球も生きてくる』」と助言を受けたといい、「意識してやっていきたい」と誓った。

◆佐藤輝明内野手(24)は「しようがない」と雨天中止にも淡々と語った。全日4日にプロ入り後最多の1試合3四球を選び、ここまで4試合ですでに7四球。チームを〝目で助ける〟主砲はこの日、室内でノックやフリー打撃などをこなして体を動かし、D1位・森下(中大)とともに笑顔で練習場を後にした。さらなる連勝に向け「しっかり切り替えて、あしたに向けて準備したい」と誓った。

◆梅野隆太郎捕手(31)が居残りで約30分間、打撃練習を行った。「自分の感覚と感触が少しでも一致すれば、あしたにつながるのかなと思って、きょうはしっかりと(振った)」。ここまで4試合で打率・154(13打数2安打)、2打点だが、勝負強さを発揮するために時間を有効活用。フル回転の救援陣もリードする女房役としても「自分も含めて全体がいいリフレッシュをしてやれたらいい」と、恵みの雨と捉えた。

◆6日の広島戦(マツダ)には予定通り西純矢投手(21)が先発する。5日はキャッチボールなどで調整し「自分の球を投げるだけ。相手もあまり関係ないと思っているし、自分の球をしっかりと投げられるように準備したい」。地元での初登板も4連勝中という流れも意に介さず、「(天気)予報は曇りみたいな感じだった。いつも通り投げられたら」と表情は引き締まっていた。

◆2008年以来の開幕5連勝を目指した阪神の5日の広島戦(マツダ)は雨天中止となった。選手はそれぞれ汗を流し、登録即先発予定だった大竹耕太郎投手(27)の移籍後初登板は流れ、6日は西純矢投手(21)がマウンドに向かう。岡田彰布監督(65)の一問一答は以下の通り。ーーコンデイションがいい時にやった方がいいと言っていたが「まあなあ、どっちみち、せなアカンけどな」ーー6日は西純「明日は西、西」ーー大竹は次のカード「大竹は土曜日行くわ(8日のヤクルト戦=甲子園)。また村上がアカンようなってもうたな(笑い)」ーー雨天中止を受け、6日から中継ぎは積極的に使える「みんなそら、使えるしな。おーん。大竹も絶好調やな。今、ブルペン。余計楽なったかな、雨降って。絶好調やな」ーーだからこそ良い天候の日に「まあ、カード変わるけどな。甲子園の方がエエんちゃう? 初めてなんやからな」ーー村上は先発のまま「また中にちょっと入れる。まだ分からへんけどな、明日な。(中継ぎから)1人外さなアカンからな、人数的にな。どっちみち。これでまたちょっと先発が空くとこ、なくなったからなあ、おーん」ーー6日は勝って本拠地開幕戦を迎えたい「エエ天気でなあ。分からんやろ、まだそんなん(笑い)」ーー連勝中は先発投手にプレッシャーがかかるのでは「いやいや、それはないやろ。みんな初登板やからな。勝ってるプレッシャーより初戦の不安があるかもわからんけどな。初めての登板やからな。今年な。まあ、そっちの方が大きいんちゃうか。まあ、でもなあ、流れ的に、ある程度打つ方が点取ってくれるから、そういう意味ではな。おーん。気分的にはだいぶ違うと思うけどな。先発がな」ーー鳴尾浜で伊藤将、岩貞がシート打撃(伊藤将は7打席の対戦で3三振、安打性ゼロ、岩貞は5打席で安打性1)「おう、やった言うとったな」ーー焦る必要ない「そらまだや。もう一回試合投げてからや。今度アレやんか、鳴尾浜に帰ってくるやろ、由宇からな。その時に一回投げてからやで、そんな慌てるというか、投げるとこもないやんか。それは徐々にな、これから調子悪いピッチャーも出てくるから。シーズン1年間続いたら、いつまでもみんながエエことはないからな、長いシーズン見たらな。上げる時はある程度万全で上げたいよな。中途半端で上げるんじゃなしに」

◆阪神は5日、広島戦(マツダ)が雨天中止となり、ドラフト1位・森下翔太外野手(22)=中大=らナインは室内練習場で調整した。15年ぶりの開幕4連勝をけん引する注目ルーキーを、阪神などで通算92勝を挙げ、コーチも歴任した上田二朗氏(75)=本紙専属評論家=が徹底分析。ここまで三振ゼロと2ストライク後からしつこい姿を、かつてしのぎを削った山本浩二氏らレジェンドたちと重ね合わせた。森下の活躍は文句の付けようがない。素晴らしいルーキーがタイガースに来てくれた。そんな思いだ。彼の良さは、打席に入って、カウント有利な状況では思い切ったスイングをする。ところが追い込まれた状況になると一転、どのコース、球種にも対応する。内角もファウルで粘れるし、外角もバットが届く。この「考え方を変えられる」姿に非凡さを感じる。投手からすれば、一番嫌なタイプ。えっ、この球をバットに当てるの? えっ、この球が届くの? 迷っているうちに甘く入ったり、完全に外れたり。最も対戦したくない打者、それが森下だ。誰に似ているのか? と問われると、実は難しい。私が対戦してきた長嶋さん(巨人)ら、昔の打者は前で球を捉える。それが原則だった。だから比較しにくい。清原(西武など)あたりから自分のポイントまで引き付けて、軸回転で打つ打者が主流となっている。森下の打撃はこのスタイル。現代の球界で見渡せば、宮崎(DeNA)が一番似ているかもしれない。ただ、ここまで三振をせず、しつこい打撃をしているスタイルを見ていると、脳裏に何人かの大打者、好打者が浮かんできた。三冠王の野村克也さん、シュート打ちの名人・山内一弘さん、ミスター赤ヘル・山本浩二さん、V9時代にONの後の5番を打った末次利光さんらだ。

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
500 1.000
(-)
-
(-)
13814
(+5)
2
(-)
4
(-)
8
(+3)
0.197
(↑0.014)
0.400
(↑0.1)
2
(1↓)
阪神
400 1.000
(-)
0.5
(↑0.5)
13923
(-)
14
(-)
1
(-)
5
(-)
0.304
(-)
3.000
(-)
3
(-)
巨人
320 0.600
(↓0.15)
2
(↓1)
13817
(-)
10
(+2)
4
(-)
0
(-)
0.233
(↓0.013)
1.640
(↓0.14)
4
(1↑)
DeNA
140 0.200
(↑0.2)
4
(-)
13812
(+2)
27
(-)
2
(+1)
0
(-)
0.207
(↓0.001)
4.930
(↑1.21)
4
(-)
中日
140 0.200
(↓0.05)
4
(↓1)
1388
(-)
14
(+5)
0
(-)
1
(-)
0.218
(↓0.006)
2.720
(↓0.6)
6
(1↓)
広島
040 0.000
(-)
4.5
(↓0.5)
1396
(-)
13
(-)
2
(-)
2
(-)
0.184
(-)
2.730
(-)