DeNA(☆2対0★)巨人 =リーグ戦2回戦(2023.04.05)・横浜スタジアム=
このエントリーをはてなブックマークに追加

 123456789
巨人
0000000000600
DeNA
00100100X2501
勝利投手:平良 拳太郎(1勝0敗0S)
(セーブ:山﨑 康晃(0勝1敗1S))
敗戦投手:メンデス(0勝1敗0S)

本塁打
【DeNA】宮﨑 敏郎(2号・6回裏ソロ)

  DAZN
チケットぴあ DeNA戦チケット予約 巨人戦チケット予約

DAZN

◆DeNAは0-0の3回裏、宮崎の適時二塁打で1点を挙げ、先制に成功する。そのまま迎えた6回には宮崎のソロが飛び出し、貴重な追加点を挙げた。投げては、先発・平良が6回無失点7奪三振の好投で今季初勝利。敗れた巨人は、打線が無得点と振るわなかった。

◆2年ぶりに開幕4連敗を喫したDeNAは、連敗ストップに向け、5日の巨人戦(横浜)でどのようなオーダーを組むかが注目される。開幕から4戦は「1番佐野」と「4番牧」は不動。開幕2戦目からは「2番宮崎」、「5番ソト」、「6番桑原」も同じだった。4日の巨人戦では、4番牧が3安打をマークし、復調気配。佐野は4試合連続出塁、宮崎は4試合連続安打中だが、3番に入る打者、5番ソトが不調で、打順を再考する可能性も考えられる。4日の試合後、三浦監督は打順変更の可能性について「打順だけじゃなく、バッターの個人の調子というのも問題になってくるので、そのあたりも同時進行でやっていかないといけないと思います」と話した。4日には「佐野1番」がツイッターでトレンド入り。ファンからの関心も非常に高く、今夜のスタメン発表はいかに。

◆DeNA平良拳太郎投手(27)が、5日の巨人戦で727日ぶりの1軍先発マウンドに上がる。21年6月に右肘のトミー・ジョン手術を受け、1軍での公式戦登板は、同年の4月8日の中日戦以来となる。登板前日の4日に取材に応じた平良は「自分ができることをしっかりと準備して、試合にはそれを出せるようにすることだけを考えて、投げたいと思います」と意気込んだ。チームの開幕からの連敗ストップの期待も背負って、マウンドに立つ。

◆巨人坂本勇人内野手(34)がスタメンから外れた。開幕から全試合で6番で出場を続けてきたが、16打席連続無安打だった。前日4日は前打者の中田翔が2度も申告敬遠されたが、いずれの打席も凡退。試合後、大久保打撃チーフコーチは「そこは監督が判断されること。今外したから、勇人が終わりなんてことはもちろんない。休ませていくのか、続けていくのか。それは監督の判断」と、次戦以降の起用について言及していた。オープン戦は36打数4安打で打率1割1分1厘。4安打のうち2本が内野安打で長打は1本のみだった。現役最多のプロ通算2205安打を誇る坂本の名前が、開幕5戦目でスタメンから消えた。

◆巨人坂本勇人内野手(34)がスタメンから外れた。開幕から全試合で6番で出場を続けてきたが、16打席連続無安打だった。試合後、大久保打撃チーフコーチは「そこは監督が判断されること。今外したから、勇人が終わりなんてことはもちろんない。休ませていくのか、続けていくのか。それは監督の判断」と言及していた。坂本に代わって遊撃には、"ストロング門脇"ことドラフト4位の門脇誠内野手(22)がプロ初スタメンに抜てきされた。

◆開幕4連敗中のDeNAは打順を組み替えて、連敗脱出に挑む。主に2番だった宮崎敏郎内野手は「3番三塁」。ドラフト3位ルーキーの林琢真内野手(22)が「2番遊撃」でスタメンに名を連ねた。

◆巨人坂本勇人内野手(34)がスタメンから外れた。開幕から全試合で6番で出場を続けてきたが、16打席連続無安打で、遊撃には"ストロング門脇"ことドラフト4位の門脇誠内野手(22)がプロ初スタメンに抜てきされた。SNSでは「坂本もこんなとこで終わらんよな! 少し休んで気持ち切り替えよう」「坂本がスタメン外れたので残業します」「門脇初スタメン、坂本ベンチ、予想以上に早く動いたな」「坂本勇人、スタメン落ち、、本人も悔しいだろうな。優勝のためには必要な選手。早く1本出ることを祈る!」「門脇頑張れ」などの投稿があった。

◆DeNA前監督のアレックス・ラミレス氏(48)が試合前、セレモニアルピッチを行った。監督時代の背番「80」のユニホーム姿で登場。ファンから多くの拍手喝采を浴びた。三浦監督を捕手に、佐野恵太外野手(28)を打者に迎えてマウンドからノーバウンド投球を披露。自らの名前がプリントされたタオルを手に、ファンとともに「I LOVE YOKOHAMA」を叫んだ。ラミレス氏は現役時代の12~13年にDeNAでプレー。13年には外国人選手として初のNPB2000本安打を達成。今年1月に日本で殿堂入りした。監督としては16~20年の5シーズン指揮を執り、16年にはDeNAとして初のCS進出。17年には日本シリーズ進出に導いた。

◆巨人ドラフト4位の門脇誠内野手(22)がプロ初安打をマークした。2回2死一塁、DeNA平良から外角141キロを左翼線に流し打つ二塁打を放った。坂本勇人内野手(34)に代わり「8番遊撃」でプロ初スタメンに抜てきされた。大学時代まで公式戦999イニング連続出場を続けてきた。原監督から体の強さから"ストロング門脇"と愛称を命名された。試合前の円陣では吉川副キャプテンから「まこつ」と呼ばれていた。SNSでは「門脇がそして打つ」「勇人も嬉しそう!!」と祝福の投稿が並んだ。

◆DeNA平良拳太郎投手(27)が2年ぶりに1軍公式戦に先発し、6回を85球、4安打無失点の好投。完全復活を大きくアピールする1勝を挙げた。右横手投げの平良は、得意のシンカーを軸に立ち上がりから丁寧な投球を披露。1回2死一塁では、巨人4番岡本和をこの日最速146キロ直球で見逃し三振に仕留めるなど、毎回の7奪三振。「初回から全力で腕を振って投げられました。(伊藤)ヒカルさんにリードで引っ張ってもらったこと、また守備のファインプレーに感謝したいです。次回登板も今回同様に良い調整をして、チームが勝てる投球をしたいと思います」と冷静に振り返った。平良は21年6月に右肘内側側副靱帯(じんたい)再建術(トミー・ジョン手術)を受け、1軍の公式戦登板は同4月8日中日戦以来、727日ぶり。前日4日には「こうやって投げられるように導いてくれた周囲の方に感謝の気持ちを持って、マウンドで投げられたらなと思います」と意気込みを示していた。チームはこの日まで開幕4連敗中。先発投手陣が早めに降板するなど苦しい試合展開が続いていたが、復活した右腕に導かれ、うれしい今季初勝利をマークした。

◆スーパーブリンソンモード継続中! 巨人ルイス・ブリンソン外野手(28)が7回までに3打数2安打で、打率は4割1分2厘まで上昇した。第1打席は右飛に倒れた。しかし、第2打席はDeNA平良の143キロ直球を芯で捉えて中前打、第3打席も入江の139キロフォークに対応し、左前打で続いた。開幕3連戦は無安打だった。前日4日DeNA戦では1号本塁打を含む5安打。開幕3連戦は無安打だったのがウソのように覚醒した。この日も2安打で快音を響かせた。SNSでは「急に打つようになったなブリンソン」「ブリンソンがハマスタで急速解凍されとる」「ブリンソン昨日今日で打率4割かよ」「ブリンソン目覚めてて草」などの投稿が相次いだ。

◆巨人直江大輔投手(22)が完璧な火消しリリーフをした。6回1死満塁から2番手で登板。DeNA伊藤を146キロ直球で遊ゴロの併殺に仕留めた。低めに投げ切り、理想的な形で打ち取った。直江は「とにかく低めに投げて、長打は避けようと思った。登板1回、1回を大事にしていきたい」と充実感を漂わせた。

◆巨人が前夜の大勝から一転、あと1本が出ず、今季初の無得点で連勝が3でストップした。2点を追う7回、先頭大城卓とブリンソンの連打で無死一、二塁としたが、3者連続凡退で好機を生かせなかった。原監督は「2点差ということもあってね。打たせることが最善だと思いました」。投手陣も9四死球。失点に直結することはなかったが、攻撃にリズムが生まれなかった。試合前には、不振にあえぐ坂本をスタメンから外すてこ入れを施した。開幕から16打席無安打に、原監督は「いろんなトータルで考えてね、ということですね」。新陳代謝を期待して抜てきしたルーキー門脇に、プロ初安打が出た。代打起用することなく、一息入れさせた坂本に「明日は先発でいかせるつもりでおります。いってもらうつもりです」と、奮起を促した。

◆巨人・坂本勇人内野手(34)がベンチスタートとなった。開幕から4日の同カードまでの4試合に先発し、15打数無安打1犠打と不振に陥っている。代わってドラフト4位・門脇誠内野手(22)が「8番・遊撃」に名を連ね、プロ初スタメンとなった。DeNAの先発は右横手投げの平良。原監督は4日の試合後、オープン戦から苦しむプロ17年目の坂本に「なかなかわれわれが手助けするのが難しい選手。1、2、3年目の選手なら頭をなでなでしながらね、いろいろあるでしょうけど。しかし、そこは自分で越えなきゃいけない選手」と語り、大久保打撃チーフコーチは「今(スタメンから)外したから、勇人が終わりなんてことはもちろんない。気分転換も大事。休ませていくのか、続けていくのか。それは監督の判断」と話していた。

◆DeNA前監督のアレックス・ラミレス氏(48)が来場。監督時代と同じ背番号「80」のユニホーム姿に白のグラブをはめて、セレモニアルピッチを務めた。投球前には「ハイ、みなさんこんにちは。三浦監督、横浜DeNAベイスターズの選手、ファンの皆さま、原監督、東京読売ジャイアンツの選手、ファンの皆さま、きょうはどうか野球を楽しみましょう。そして、きょうはベイスターズが勝つことに期待しておりますので、一緒に頑張りましょう」と日本語を交えてあいさつした。打者役は自身が監督時代に4番&主将に大抜てきした佐野が、捕手役は三浦監督が務めた。ラミレス氏はセットポジションからノーバウンド投球を披露し、2人とがっちりと握手。スタンドからは現役時代の応援歌が流れた。

◆現役ではNPB最多2205安打を誇る巨人・坂本勇人内野手(34)がスタメンから外れた。開幕から4日のDeNA戦(横浜)までの4試合で15打数無安打1犠打と不振に陥っていた不動の遊撃手に代わり、ドラフト4位・門脇誠内野手(22)=創価大=が「8番・遊撃」でプロ初先発した。「なかなかわれわれが手助けするのが難しい選手。1、2、3年目の選手なら頭をなでなでしながらね、いろいろあるでしょうけど。しかし、そこは自分で(壁を)越えなきゃいけない選手」坂本が5打数無安打に終わった4日の試合後、原監督は悩める胸中を明かした。19歳だったプロ2年目の2008年から遊撃手の座を不動としてきた男が、プロ17年目はもがき苦しんでいる。昨季は3度の故障離脱の影響で2年目以降最少の83試合出場、5本塁打。復活を期す今季もオープン戦で36打数4安打の打率・111と低迷。指揮官は開幕後の復調にかけたが、不振は続いた。大久保打撃チーフコーチは前夜に「今(スタメンから)外したから、勇人が終わりなんてことはもちろんない。気分転換も大事。休ませていくのか、続けていくのか。それは監督の判断」と話していた。門脇は二回の第1打席で三塁線を破る二塁打を放ち、プロ初安打を飾った。坂本の〝気分転換〟となるのか、門脇が奪うか―。3年ぶりのリーグVに向かう巨人が岐路に立った。(谷川直之)

◆大阪桐蔭高から入団して5年目の巨人・横川凱投手(22)が、初勝利を目指して6日のDeNA戦に先発する。昨季終了後に育成契約となったが、右手を高々と上げる新投法でアピールし、3月に支配下復帰した190センチ左腕。オープン戦は15回を投げて1失点に抑えた。角度ある投球から原監督に「タワマンピッチャー」と命名された横川はダッシュなどで調整し「準備はできている。結果を出すだけ」と決意を込めた。

◆DeNA・三浦監督が動いた。オープン戦から、公式戦でも開幕2戦目以降3試合続けた佐野&宮崎の1、2番を解体。D3位・林(駒大)を開幕戦以来となる2番で起用し、宮崎が3番に入る新オーダーを組んだ。今季初の零封負けを喫した前日4日の試合後、打開策について問われた指揮官は「考えていきます」とテコ入れを示唆していた。中でも、先発起用された神里、楠本、大田はいずれも無安打に終わった3番、15打数2安打に苦しんでいた5番・ソトについて「そのあたりがポイントになると思う」と語っていた。迎えた0―0の三回。1番の佐野が2打席連続となる安打で出塁した。ここで新たに2番に入った林が、見事に犠打を成功。1死二塁から3番の宮崎が中越えにフェンス直撃の適時二塁打を放ち「打ったのはチェンジアップ。自分のスイングで強く捉えることができた」と振り返った。打線の課題となっていた3番で、先取点を挙げた。開幕から低調だった打線も、石井チーフ打撃コーチは「僕も現役時代に経験があるが、開幕から一本出ないとなかなか落ち着かない。楠本もオープン戦は良かった。一本、ポンと出れば変わる。そこまで悲観はしていない」と語っている。長いシーズン、始まったばかりだ。(浜浦日向)

◆DeNAが今季初勝利で連敗を4で止めた。2年ぶり復帰登板の平良が6回無失点、7奪三振の好投で2020年秋以来の勝ち星。宮崎が三回に先制二塁打、六回にソロ本塁打で全2打点。巨人はあと一本が出ず、3連勝で止まった。

◆巨人は連勝が3でストップ。原辰徳監督(64)は、打撃不振でスタメンから外した坂本勇人内野手(34)を6日の第3戦でスタメン起用する意向を示した。「明日は先発で行ってもらうつもりでいます。(ベンチスタートの理由は)トータルで考えて、ということですね」坂本は開幕から4試合で15打数無安打と苦しんでいた中、右横手投げのDeNA・平良が先発したこの日はベンチスタート。出番はなかった。代わってドラフト4位・門脇(創価大)が「8番・遊撃」でフル出場し、プロ初安打を放ち3打数1安打だった。指揮官はルーキーに「いい感じで、プレーそのものもハツラツとやっていますね」と評価した。

◆DeNAが開幕5戦目で今季初勝利。2021年6月にトミー・ジョン手術を受けた平良拳太郎投手(27)が、888日ぶりの1軍勝利を挙げた。平良の試合後の一問一答は以下の通り。ーーリハビリ期間はどんな思いで過ごしたか「1日でも早くまたここで投げられるようにと思って、毎日リハビリしていました」ーー今季初勝利「バックの皆さんに助けられての1勝なので、皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです」ーー今日の投球は「(伊藤)光さんにリードを全て任せて、光さんのミットめがけて投げられたのがよかったと思います」ーーこれからに向けて「今日こうやって久しぶりに声出しがある中で投げられて本当に幸せな気持ちでした。これからも大きな声援よろしくお願いします」

◆巨人・原辰徳監督(64)が、5年目右腕の直江大輔投手(22)、2年目左腕の代木大和投手(19)の若手コンビの好救援をたたえた。直江は2番手として六回1死満塁に登板し、伊藤を遊ゴロ併殺に仕留めた。4日にプロ初登板して1回無失点と好投した代木は八回2死満塁で登板し、佐野を二ゴロに。ピンチを無失点で切り抜けた。勝利にはつながらなかったが、指揮官は2人に「ああいうところでしっかり自分の投球、ボールが投げられるのは非常に心技体ともに成長しているなと思いましたね」とうなずいた。

◆DeNAの宮崎が2打点でチームの今季初勝利に大きく貢献した。三回は1死二塁からメンデスの浮いたチェンジアップをきっちり捉えて中堅フェンス直撃の先制二塁打とすると、六回は「うまく回転して捉えることができた」と甘く入ったスライダーを左翼席への2号ソロとした。今季は試合前まで先発では2番打者で起用されていたが、3番に変更となって得点源としての役割を果たした。「まだこれから長いので、一日一日頑張りたい」と浮かれることなく言った。

◆巨人のドラフト4位・門脇誠内野手(22)=創価大=が「8番・遊撃」でプロ初の先発出場を果たし、三塁線を破る二塁打で初安打をマークした。「緊張に立ち向かうくらいの気持ちでやろうと思った。ヒットのランプが灯ったのはうれしかった」と汗を拭った。開幕から4試合で15打数無安打の坂本に代わり出場。相手の先発が右横手投げの平良だったこともあり、左打ちのルーキーが抜擢(ばってき)された。二回2死一塁で外角高めの直球を逆らわずにはじき返し、「狙い球を決めて強く振った」と振り返った。

◆巨人は打撃不振の坂本勇人内野手(34)をスタメンから外して臨んだが、今季初の零封負けを喫し、連勝は3で止まった。巨人・原辰徳監督(64)は、現役ではNPB最多2205安打を誇る名遊撃手のベンチスタートを「トータルで考えて」と説明した。坂本は開幕から4試合で15打数無安打。この日は右横手投げのDeNA・平良が先発したこともあり、左打ちのドラフト4位・門脇(創価大)を「8番・遊撃」で先発起用。フル出場した新人はプロ初安打も放った。打線は2点を追う七回無死一、二塁から1点も奪えず、流れをつかめなかった。代打で待機していた坂本の出番は最後までなかったが、指揮官は「明日は先発で行ってもらうつもりでいます」と背番号6の先発起用を明言した。2008年から絶対的レギュラーに君臨してきた男の復調にかける。(谷川直之)先発を外れた坂本に巨人・大久保打撃チーフコーチ 「優勝するのに必要不可欠な人。尻に火をつける意味もあった」

◆平良の勝利を横浜スタジアムで見届けた同・北山(ほくざん)高の同級生たちが祝福のメッセージを寄せた。また、リハビリを担当したDeNAのトレーナー、興野(きょうの)嵩道ARチーフ(36)は復活までの秘話を明かした。2021年6月に手術を受ける3カ月くらい前から、9カ月ほど平良のリハビリを担当しました。手術直後は1日に一回、ギプスを外して肘を曲げ伸ばしする時間があるのですが「これは本当に投げられる肘になるのか」と、不安を口にしていた姿をよく覚えています。リハビリは長く地味で、なかなか前に進むことが実感しづらい。その中でも平良は、毎日やり続けることに対して、すごく前向きに続けられる強いマインドを持っていました。投球強度などを管理するトレーニング機器「PULSE(パルス)」を自費で購入するなど、意識の高さをすごく感じました。もう、不安はありません。元気な肘を手に入れたと思うので、1年間ローテーションを守ってチームを優勝に導いてほしいです。(横浜DeNAベイスターズ・ARチーフ)

◆DeNA・山崎康晃投手(30)が2―0の九回に4番手で登板。1回を三者凡退で締め、今季初セーブを挙げてお立ち台に上がり「僕自身も圧倒されるヤスアキジャンプで、非常にパワーをもらいました。非常に待ち遠しかったですし、またこのマウンドに立てて非常にうれしく思います」と笑みを浮かべた。山崎は今月3日発売のDeNA応援新聞、サンスポ特別版『BAY☆スタ』最新号で表紙&巻頭インタビューにも登場。早速チェックした守護神は笑顔でPRした。同紙は球団オフィシャルショップ「BAYSTORE」や神奈川県内のコンビニ、サンスポe-shop、アマゾンなどで好評発売中。

◆故郷の沖縄・今帰仁村(なきじんそん)も沸いた!! 平良の勝利を横浜スタジアムで見届けた同・北山(ほくざん)高の同級生たちが祝福のメッセージを寄せた。ベイスターズファンに囲まれた一塁側スタンドで喜びを爆発させた。休暇を取って、この日の早朝に沖縄を飛び立ち、ハマスタに駆けつけた平良の大事な同級生たち。今帰仁中、北山高でともにプレーし、現在も今帰仁での自主トレを手伝う仲里樹さんは「復帰に向けて頑張る姿を見てきたので、復帰勝利を挙げたケンの背中を見られて最高」と笑みを浮かべた。同じく練習を手伝う山城魅樹さんは「今年駄目だったらクビだと言っていた。それだけ今年に懸ける思いが強かった」と明かした。2月には沖縄で、卒業後初めて北山高野球部の同期7人での食事会が実現。健闘を誓った夜から約1カ月後「みんなのおかげで開幕ローテ(ーション)が決まりました」と報告を入れた平良は、招待した仲間の前で大きな1勝を手にした。中学、高校とバッテリーを組んだ仲里正作さんは、リハビリ中に届いた弱音に「普段はそんな姿を見せることがないので驚いた」と心配していた。それでも弾ける笑顔を見届け「自分たちの子供が認識できるくらいまで頑張ってほしい」とエールを送った。

◆DeNA・山崎康晃投手(30)が2―0の九回に4番手で登板。1回を三者凡退で締め、今季初セーブを挙げてお立ち台に上がり「僕自身も圧倒されるヤスアキジャンプで、非常にパワーをもらいました。非常に待ち遠しかったですし、またこのマウンドに立てて非常にうれしく思います」と笑みを浮かべた。4季ぶりの声出し応援解禁となった今季、登場曲「ケルンクラフト400」に乗せてファンがスタンドで跳びはね「ヤ・ス・ア・キ!!」と叫ぶ名物応援「ヤスアキジャンプ」も復活した。久々に横浜の夜を彩った光景に背中を押され、盤石の投球でチームを今季初勝利に導いた。開幕2戦目の阪神戦(京セラ)では同点の延長十二回に今季初登板し、2死走者なしから痛恨のサヨナラ負けを喫した。巻き返しを期し臨んだ本拠地登板で、快投を披露。メジャー挑戦の夢を封印し、6年の大型契約を結んで残留したハマの守護神は「横浜スタジアムの応援は12球団で一番だと思っているので、皆さんと歓喜を分かち合えるように一生懸命、投げていきます」と誓いを立てた。

◆苦難を乗り越え、帰ってきた!! DeNAは5日、巨人2回戦(横浜)に2―0で今季5戦目で初勝利。2021年6月に右肘内側側副靱帯(じんたい)の再建手術(トミー・ジョン手術)を受けた平良拳太郎投手(27)が、6回4安打無失点、7奪三振の快投で888日ぶりとなる白星を挙げた。復活を遂げた安定感抜群の右腕が、逆襲のキーマンとなる。久々に浴びたカクテル光線が、琉球右腕の投球をさらに輝かせた。大手術を乗り越えた沖縄出身の平良が、888日ぶりの白星。3万455人のハマスタの大観衆の惜しみない拍手に包まれ「最高です! 長かったというよりは、あっという間。またこうして1軍の舞台で投げられて、チームに勝ちがついてよかった」と満面の笑みを浮かべた。低めを丁寧に突く持ち味の投球術に、力強さを加えて巨人打線を封じた。捕手の伊藤から「お前が思っている以上にいい球がきているから」と背中を押され、高めにも効果的に配球。7つの三振を奪う快投に「真っすぐでこれだけ空振りはあまりなかったので、(伊藤)光さんに引っ張られた」と感謝した。2年前、東京ドームでこの日と同じ巨人戦だった。右肘が悲鳴をあげ、六回途中1安打で緊急降板した。少年時代から肘の痛みとは付き合ってきた。だから今回も...。トミー・ジョン手術を勧められたが「自分の肘なので。後悔しないように」とぎりぎりまで保存療法の可能性を探った。最後は2軍戦でも予定の球数を投げ切れず「もう無理です」とトレーナーに告げた。やり切ったからこそ、前向きにリハビリに励むことができた。

◆思わずうなった。ヤクルトは投打に層が厚い!打線では、前日までの浜田に代わって「1番・中堅」に丸山和が入り、2安打2盗塁2得点とリードオフマンの役割を果たした。もともと守備力は高く、足も速い。プロ1年目の昨年はやや不安だった打撃も、レベルアップした。この活躍は決してまぐれではない。「6番・右翼」には捕手を本職とする内山が名を連ねた。外野のポジション争いはとにかく、し烈。ベテランの青木もうかうかしていられず、目の色を変えている。塩見とサンタナの出遅れを、競争原理で補っている。投手陣もそう。初先発の高橋はボールがばらけ、引っ掛かったストレートや、押さえのきかないカーブも見受けられたが、悪いながらも5回無失点とは、さすがだ。リリーフ陣では今野と大西がイニングまたぎを涼しい顔で乗り切った。いわゆる〝必勝パターン〟とは違う継投で、ピシャリと封じる。層の厚さというしかない。リーグ連覇を果たしてなお、随所で展開されるポジション争い。あふれる競争意識。こういうチームは珍しいのではないだろうか。(サンケイスポーツ専属評論家)

◆DeNA・平良拳太郎投手(27)が、右肘内側側副靱帯(じんたい)の再建手術(トミー・ジョン手術)を乗り越え888日ぶりの白星を挙げた。右腕の復帰登板にはなんと、横浜から1477キロ離れた沖縄・今帰仁村の久田(くだ)浩也村長(55)が異例の応援に駆けつけた。平良から贈られたユニホームを着て、一塁側スタンドから声援を送り「歴代村長で初でしょう。復帰登板をどうしても応援したくて、今帰仁の思いを背負ってきました。筆舌に尽くしがたい苦労を乗り越えてマウンドに上がる姿を見ることができ、感慨深いものがある。コロナ禍による打撃から徐々に活気が戻りつつある村にとっても、平良投手の活躍は非常に光になっている」と興奮気味に語った。グラブに今帰仁村章を入れるなど郷土愛にあふれる平良は「村長が来てくれたので勝てて良かった」と笑みを浮かべた。

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
500 1.000
(-)
-
(-)
13814
(+5)
2
(-)
4
(-)
8
(+3)
0.197
(↑0.014)
0.400
(↑0.1)
2
(1↓)
阪神
400 1.000
(-)
0.5
(↑0.5)
13923
(-)
14
(-)
1
(-)
5
(-)
0.304
(-)
3.000
(-)
3
(-)
巨人
320 0.600
(↓0.15)
2
(↓1)
13817
(-)
10
(+2)
4
(-)
0
(-)
0.233
(↓0.013)
1.640
(↓0.14)
4
(1↑)
DeNA
140 0.200
(↑0.2)
4
(-)
13812
(+2)
27
(-)
2
(+1)
0
(-)
0.207
(↓0.001)
4.930
(↑1.21)
4
(-)
中日
140 0.200
(↓0.05)
4
(↓1)
1388
(-)
14
(+5)
0
(-)
1
(-)
0.218
(↓0.006)
2.720
(↓0.6)
6
(1↓)
広島
040 0.000
(-)
4.5
(↓0.5)
1396
(-)
13
(-)
2
(-)
2
(-)
0.184
(-)
2.730
(-)