1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
西武 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 2 | 4 | 5 | 0 | 0 |
楽天 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 |
勝利投手:今井 達也(1勝0敗0S) 敗戦投手:則本 昂大(0勝1敗0S) |

![]() |
![]() |
![]() |
◆西武は5回表、児玉のプロ初安打となる適時二塁打と愛斗の適時打で2点を先制する。そのまま迎えた9回には柘植が2点適時打を放ち、貴重な追加点を挙げた。投げては、先発・今井が7回無失点8奪三振の好投で今季1勝目。敗れた楽天は、打線がつながりを欠いた。
◆楽天松井裕樹投手(27)が、WBC日本代表で優勝をしたことに対し、宮城県と仙台市から特別表彰を受けた。村井嘉浩知事からは、賞状と記念品として、仙臺■笥置き時計「仙台の刻 花(仙台のとき)」が贈られ、郡和子市長から仙台市賛辞の盾、赤間次彦仙台市議長からは賞状が贈られた。松井裕は球団を通してコメントを発表。「身に余る賞をいただき、光栄に思います。ペナントレースの優勝を期待しているというお言葉をいただきましたので、やはり、イーグルスとしてこのような賞をチームとしていただけるように、今日、本拠地開幕になりますけど、チーム一丸となって優勝を目指して頑張っていきたいと改めて思いました。チーム全員、優勝というところしか見ていないので、チームがいい形で勝てるように、最後、優勝の瞬間に一番高いところでみんなを待っていられるように、1年間頑張りたいと思います」とコメントした。※■は竹カンムリに單
◆西武のドラフト6位、児玉亮涼内野手(24)がプロ初安打で初打点を挙げた。WBC後に離脱した源田に代わり、2試合連続の遊撃スタメン出場。5回1死二塁、フルカウントから楽天則本の高めスライダーを捉え、左翼後方への適時二塁打とした。プロ初安打が先制打となり「次につなげる気持ちで打席に入ったので、それがいい結果になったのかなと思います。1本出たのは素直にうれしいです。次の打席でも変わらず、状況に応じて、自分ができることをやっていきたいと思います」とコメントした。
◆楽天の本拠地開幕戦で、村井嘉浩宮城県知事(62)が始球式を行った。背番号「10」のユニホームを着て登場。ボールはマウンド付近でバウンドし、転がるように捕手太田のミットに収まった。まさかの"失投"も、スタンドからは拍手が沸き、村井知事は笑顔だった。村井知事は球団を通してコメントを発表。「2020年にも始球式を務めさせていただきましたが、その頃はまだ新型コロナウイルス感染症の影響により、入場制限がある中での試合でした。そして今日、同じマウンドから見渡したスタンドには、多くのファンが集い、そして声援を送る姿があり、コロナ前の日常が戻りつつあることを改めて強く実感いたしました。10年ぶりのリーグ優勝、そして日本一を『掴む』ため、チーム、ファンが一丸となり共に闘ってまいりましょう! がんばれ、楽天イーグルス!!」
◆西武愛斗外野手(25)が2点目を追加した。ドラフト6位児玉の適時打で1点を先取した5回、なおも2死三塁。楽天則本の低め147キロを中前へ運んだ。「打ったのは真っすぐです。後輩の今井が頑張っているので、なんとか2点目がほしいと思っていました。この後も気持ちを切らさず、1球1打席を大切にやっていきたいと思います」と、先発今井を援護した。開幕から4試合連続のスタメン出場で、この日は今季初めて1番を任された。3回2死走者なしでも中前打を放っており、4試合連続安打、3試合連続のマルチ安打とした。
◆先発の西武今井達也投手(24)が7回3安打0封と、楽天戦の無失点を継続した。1回から4回まで毎回先頭を出したが、要所を締めた。7回2死、代打安田に4球すべて150キロ超の直球で攻めた。この日の122球目、帽子を振り落とす気迫の152キロで空振り三振を奪い、2点リードで降板した。対楽天では、1失点完投で白星を挙げた21年10月15日の5回から数えて、4試合にまたがって連続無失点を26回2/3継続中。「今日はカード頭なので、先制点を取られないこと、とにかく1勝したいという気持ちでした。全体的に常にボールが先行してしまい、結果的に四球も増えてしまったので、次回はしっかりストライクゾーンで勝負できればと思います。7回の登板は自分から『いきます』と言ってマウンドに上がりましたが、2点差だったので、技術というよりは気持ちで負けないように、回の途中でも(捕手の)柘植さんとしっかり話をしていました。柘植さんも守りに入らず攻めていこうと言ってくださったので、助けられました。今日の良かった点も悪かった点もしっかり振り返って、同じミスは繰り返さないように、次回もゼロを並べるピッチングをしたいと思います」と振り返った。
◆楽天ドラフト2位の小孫竜二投手(25)は、ほろ苦いデビュー戦となった。2点を追う9回に4番手として登板。チーム今季4戦目でプロ初のマウンドに上がった。しかし、制球に苦しみ、先頭の山川から3者連続四球を与えて降板した。アウトをひとつも奪えず、0/3回で2失点。悔しい結果となったが、石井監督は長い目で小孫を見守る。「失敗したところをいかに改善していくか。プラス、どうして失敗したのか、振り返ることも大事。いろんな人たちと話してどうしてうまくいかなかったと精査しないといけない。小孫と話してしっかりと振り返りはさせたい」と糧にすることを求めた。
◆楽天は、打線が沈黙し、本拠地開幕戦を勝利で飾れなかった。3回無死一、二塁のチャンスも、太田が犠打に失敗。1死一、三塁から辰己が空振り三振、小郷が遊飛。西武先発今井から先制点を奪えなかった。その後も四球で出塁を重ねたが、安打が出ず。先発則本が6回4安打2失点で試合を作る中、援護できなかった。石井監督は「チームとしては出る人、進める人という段階で、進める人のところで少しミスがあった。シーズンが進むにつれて、精度高くやっていかないといけないところ。失敗したというところをクローズアップさせるんじゃなくて、いかに改善していくかというのが長いシーズン大事。その辺はチームとしてやっていかないといけない」と前を向いた。昨季は28勝39敗1分けと大きく負け越した本拠地での試合。声出し応援が復活し、満員御礼で迎えたが、今季も黒星スタートとなり、本拠地9連敗となった。
◆「8番・遊撃」で先発出場した西武のドラフト6位・児玉亮涼内野手(24)=大阪ガス=がプロ初安打初打点をマークした。「次につなげる気持ちで打席に入ったので、それが良い結果になったのかなと思います。1本出たのは素直にうれしい。次の打席でも変わらず状況に応じて、自分ができることをやっていきたいと思います」0-0で迎えた五回1死二塁の第2打席。フルカウントから楽天・則本の高めに浮いたスライダーを捉えて左越え二塁打。プロ6打席目の初安打で初打点も挙げた。
◆西武が2連勝。五回にルーキー児玉のプロ初安打となる適時二塁打などで2点を先制し、九回に柘植の2点打で加点した。今井は要所を締め、7回3安打無失点で勝ち星。楽天は3併殺打とつながりを欠き、則本を援護できなかった。
◆立ち上がりから飛ばした楽天の則本は6回2失点と力投したものの報われず、「五回だけ。もったいないイニングになってしまった」と2点を許した回を悔やんだ。先頭の6番鈴木に四球を与え、犠打の後、新人の児玉に抜けたスライダーを左越えに運ばれる二塁打で先制を許す。2死後の三塁では、昨季苦手とした愛斗に中前に適時打を浴びた。石井監督は「全体的にはそれなりの投球をしてくれた。五回は球威と切れが少しぼやけた感じがあった」と話した。
◆楽天は一~四回と回の先頭打者の出塁が続いても生かせず、五回に則本が2点先制を許す嫌な流れになった。その後もつながりを欠き、本拠地開幕戦で今季初の零敗を喫した。四死球で先頭が出た一、二回はともに併殺打があり、3人で攻撃終了。三回は連打で無死一、二塁と攻めたが、太田が送りバントを失敗して相手先発の今井を助けてしまった。石井監督は「(走者を)進める人のところで少しミスがあった。精度高くやっていかないといけないところ」と指摘した。
◆楽天は本拠地開幕戦に敗れた。則本昂大投手(32)は6回4安打2失点、7三振を奪う力投も1敗目。四回まで無失点ながら2失点した五回を「もったいないイニングになった」と悔やんだ。次回先発に向けて「フォークボールが微妙だったので修正したい」と切り替えた。石井監督は「彼本来のボールを投げられていた。五回は球威と切れが少しぼやけた感じがあった」と話した。
◆西武・今井達也投手(24)が5四死球と制球を乱しながらも、122球の熱投で7回を無失点に抑えて今季初勝利を挙げた。「七回は自分から『行きます』と言った。2点差だったので、技術というより気持ちで負けないようにした」。自ら背番号11を返上し、尊敬する先輩で昨季限りで引退した武隈祥太(若獅子寮副寮長)から48を受け継いでの初勝利ともなった。
◆楽天・則本昂大投手(32)が先発し、6回4安打7三振2失点で1敗目。試合後、取材に応じた石井一久監督(49)の一問一答は以下の通り。--打線は7残塁、ホームベースが遠かった「相手投手の今井くんもいい投手なので、なかなか連打、連打は難しい」--今井は適度な荒れ球「そこは、僕が評論すべきではない」--則本は6回2失点「則本はよく投げてくれた。一回からしっかり彼本来のボールが、投げられていたと思います。失点した五回は若干、球威と切れが少しぼやけた感じがあった」--D4位・伊藤茉(東農大北海道オホーツク)が3番手で八回を1回無失点「伊藤は前回(1日の日本ハム戦=1/3回1失点で)失敗したが、今回は打者に向かっていってくれた。次の登板に向けて大きく変わると思う」--D2位・小孫(鷺宮製作所)は九回からプロ初登板し、3者連続四球を与えたところで降板「もう少し精度の高い変化球が、課題になると思います」
◆身長166センチで球界2番目の小兵が大きな仕事をやってのけた。西武のドラフト6位・児玉亮涼内野手(24)=大阪ガス=がプロ初安打初打点。記念すべき一打が決勝打となり、チームを連勝に導いた。「1本出たのは素直にうれしい。これで気持ちも少しは楽になった。初安打のボールは実家に送ります」0-0で迎えた五回1死二塁の第2打席。フルカウントから楽天・則本の高めに浮いたスライダーを捉えた打球は左翼手の頭上を越えて先制の適時二塁打となった。WBCで右手小指を骨折した源田に代わっての2試合連続スタメン出場。「源田さんがいないと(西武は)駄目といわれないように頑張りたい」と大きく息を吐き出した。この日、2023年の西武グループ合同入社式が東京都内で536人の新入社員が一堂に会して開催された。西武球団オーナーも務める西武ホールディングス・後藤高志代表取締役会長は訓示の中で「プロとなるためのヒント」として、①明るくさわやか②執念をもって仕事に取り組む③颯爽(さっそう)としていること④男気を持つ、の4つを挙げた。それを早速、児玉が実践した格好となった。ビジターにかかわらず、児玉が駐車場に姿を見せたのは試合終了から約40分後、2台の選手バスが出発した後だった。「素振りをしていました」。笑顔で滴る汗をぬぐった。(東山貴実)
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ソフトバンク |
4 | 0 | 0 | 1.000 (-) | - (-) |
139 | 22 (+6) | 4 (+1) | 4 (+2) | 3 (-) |
0.295 (↓0.014) | 1.000 (-) |
2 (-) |
ORIX |
2 | 2 | 0 | 0.500 (↓0.167) | 2 (↓1) |
139 | 14 (+1) | 14 (+6) | 5 (+1) | 1 (-) |
0.248 (↓0.027) | 3.500 (↓0.83) |
2 (2↑) |
西武 |
2 | 2 | 0 | 0.500 (↑0.167) | 2 (-) |
139 | 12 (+4) | 13 (-) | 2 (-) | 3 (-) |
0.224 (↓0.019) | 2.430 (↑0.78) |
2 (-) |
楽天 |
2 | 2 | 0 | 0.500 (↓0.167) | 2 (↓1) |
139 | 8 (-) | 10 (+4) | 3 (-) | 1 (-) |
0.190 (↓0.014) | 2.500 (↓0.5) |
5 (1↑) |
ロッテ |
1 | 3 | 0 | 0.250 (↑0.25) | 3 (-) |
139 | 9 (+6) | 20 (+4) | 1 (+1) | 0 (-) |
0.228 (↑0.04) | 5.180 (↑0.45) |
5 (1↓) |
日本ハム |
1 | 3 | 0 | 0.250 (↓0.083) | 3 (↓1) |
139 | 10 (+4) | 14 (+6) | 1 (+1) | 4 (+1) |
0.184 (↑0.003) | 3.000 (↓0.75) |
コメント