阪神(☆6対2★)DeNA =リーグ戦3回戦(2023.04.02)・京セラドーム大阪=
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DeNA
0000002002700
阪神
00310002X61111
勝利投手:才木 浩人(1勝0敗0S)
敗戦投手:笠原 祥太郎(0勝1敗0S)

本塁打
【阪神】原口 文仁(1号・8回裏2ラン)

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◆阪神が開幕3連勝。阪神は3回裏、大山と森下の適時打などで3点を先制する。その後4-2となって迎えた8回には、代打・原口の2ランが飛び出し、貴重な追加点を挙げた。投げては、先発・才木が7回途中1失点の好投で今季初勝利。敗れたDeNAは、投手陣が精彩を欠いた。

◆阪神秋山拓巳投手(31)が、出場選手登録を抹消された。前日1日DeNA戦で先発し、5回7安打5失点。勝ち負けはつかなかった。試合後に岡田監督は「まあ、次回はちょっとねえ」と話していた。左肩違和感で戦列を離れた伊藤将の代役として開幕ローテーション入りを果たしたが、チャンスをものにすることはできなかった。代わって新助っ人リリーバーのジェレミー・ビーズリー投手(27)が登録された。

◆阪神のジェレミー・ビーズリー投手(27)が、1軍に昇格した。今季新加入した助っ人右腕は、2月春季キャンプ終盤に右膝の張りで離脱。3月28日のウエスタン・リーグのオリックス戦(杉本商事BS)で約1カ月ぶりに実戦復帰。前日1日にはジェイプロジェクトとの2軍練習試合にも登板した。「開幕した時にここにいたかった思いが強かった。なんとか少しでも早くと思って準備してきました。コンディション的にも非常に良好。しっかりとチームに貢献したい」阪神は延長12回までもつれた前日1日のDeNA戦で中継ぎを7枚投入するなど、総力戦でサヨナラ勝利を収めた。

◆阪神ドラフト1位森下翔太外野手(22)が2試合連続となる適時打を放った。3回先頭近本の安打から打線がつながり、大山が先制適時左前打。なおも続く、1死満塁の第2打席で、DeNA先発の笠原の137キロの直球を左前に運び、1点を追加した。「なんとか1点欲しい場面でしたし、落ち着いて余裕を持って打席に入ることを心がけた。しっかり自分のスイングができたと思う」第1打席も左腕から左前打を放っており、開幕3戦目でマルチ安打を記録した。背番号1は前日1日の同戦でプロ初安打&初打点をマーク。延長10回の打席では、四球を選択した時に「よっしゃ~!」と雄たけびを上げ、チームを鼓舞。パッションあふれるプレーが光っていた。

◆阪神小幡竜平内野手(22)が持ち前の強肩を発揮してチームの窮地を救った。1点を返された直後の7回2死一、三塁。岩崎が2番宮崎に左中間を破られる二塁打を浴びて、三塁走者を生還。中堅近本光司外野手(28)の返球を遊撃の定位置後方付近で受けた小幡がすかさずバックホーム。本塁突入を狙った一塁走者佐野をワンバウンドのストライク送球で刺した。追加点を阻止する大きなプレーだった。春季キャンプから中継プレーの重要性を徹底的にたたき込んできた岡田監督は「もうあれ本当に大きかったね。(DeNAの)打順的にもね」と目を細めた。小幡は「(二塁の)中野さんが「ホーム、ホーム」という声もずっと聞こえて、それで一発でいけた部分もありますし、京セラはバウンドすれば(ボールが)すごく加速するので、そこは計算してうまく投げることができました」と胸を張った。

◆新生岡田阪神が開幕3連勝とロケットスタートを決めた。チームとしては2年ぶりで、ホーム開幕カードでは15年以来8年ぶりの3タテ。岡田彰布監督(65)に限れば、第1次政権で04年の巨人戦、08年横浜(DeNA)戦に続く3度目の3連勝発進だ。昨季の開幕9連敗の悪夢を一瞬にして振り払った。先発の才木浩人投手(24)が、きっちりとゲームメークした。初回は先頭佐野に右前打で出塁を許したが、最速155キロの直球と宝刀フォークを武器に宮崎、大田、牧を3者連続三振で無失点。2回以降も危なげない投球でDeNA打線を抑え込み、6回まで1度も二塁を踏ませず。7回は先頭桑原に左前打を浴び、京田を空振り三振に斬ったところで降板。7回途中4安打1失点と好投した。打線は両軍無得点の3回、1死一、二塁から大山が左前適時打を放ち先制。なおも1死満塁からルーキー森下が2試合連続タイムリーとなる左前へのクリーンヒットで2点目。さらに1死満塁から梅野が左犠飛を放ち、3点の先取に成功した。4回は2死満塁から森下が押し出し四球を選び、4点目を奪取した。2点差に迫れた8回には2死二塁から代打原口がチーム今季1号となる左越えの2ランでリードを広げ、逃げ切った。投打がかみ合い、ヤクルトと並ぶ1位をキープした。阪神の開幕カード3連戦3連勝は、21年ヤクルト戦(神宮)以来2年ぶり。主催試合に限ると、15年京セラドーム大阪での中日戦以来8年ぶり。なお開幕からの連勝最長は、02年の7連勝。岡田監督は開幕カードに強く、オリックス時代を含め通算18勝8敗1分けで勝率6割9分2厘。阪神監督最終年の08年も、今年と同じ京セラドーム大阪で、横浜(現DeNA)に3連勝発進だった。もっとも同年は、最大13差を覆され巨人に優勝をさらわれた。悪夢の払拭(ふっしょく)はなるか。○...大山が先制打を含む、2試合連続マルチ安打を記録した。3回1死一、二塁でDeNA笠原から、左前適時打を放った。8回にもエスコバーの変化球を左前打。背番号3は「開幕が難しい中、こうやっていい勝ち方をできたのが一番。ひとつとなって戦っていけるように、その中でしっかり貢献できるようにと思っている。反省をして、(次の)試合の準備をしたい」と気を引き締めた。○...K・ケラーが8回に登板し、DeNAのクリーンアップを3者凡退に仕留めた。岡田監督は「ケラーにしてもね、昨日投げさせなかったから、鬱憤(うっぷん)晴らしで投げろって言うたけど、いい投球だったね」とほめた。開幕戦で2失点し、前日1日の延長12回の死闘では、ベンチ入り投手で、ただひとり出番がなかった。この日は最速157キロの直球とカーブ、フォークでピシャリと抑えた。▽阪神中野(8回にけん制で誘い出されながらも二盗を決め)「(打者島田の)初球にスチールというか、スタートを切ることができなかったので、自分自身どこで走ろうかなとずっと考えていた。2球けん制がきたので、3球目はもうないかなという割り切りの中、思い切っていけたので、そこはよかった」▽阪神梅野(2点リードの3回1死満塁から左犠飛)「ヒットではなかったけど、追加点を取ることができてよかったです」

◆才木浩人投手(24)が7回途中4安打1失点の快投を見せた。最速155キロを計測した直球とフォークなどで7奪三振。7回1死一塁、代打戸柱を迎えた時点で岩崎にマウンドを託したが、危なげない投球で試合をつくった。「全体的にまっすぐで押し込むことができたし、自分のピッチングができた。ただ、連日中継ぎのみんなが登板していたので7回をしっかり投げ切りたかった。次回登板でもっと長いイニング任せてもらえるように準備していきたい」。右肘のトミー・ジョン手術を経て3年ぶりに復帰した昨季。今季は自身初の開幕ローテーション入りを果たし、初戦から圧巻の投球を見せた。

◆DeNAが阪神に継投で逃げ切られ、開幕3連敗を喫した。先発笠原が0-0で迎えた3回に大山、ルーキー森下の適時打、梅野の犠飛で3失点。3回3失点でKOされ、2番手の上茶谷が4回に押し出し四球で追加点を許した。打線は7回に代打大和の適時打、宮崎の適時二塁打で2点差に迫ったが、宮崎の打球で一塁走者の佐野が本塁タッチアウトで3点目を阻止された。昨年、苦しんだ「魔の日曜日」の呪縛なのだろうか。昨季は開幕カード3戦目の広島戦から日曜日は9連敗。6月19日の阪神戦で止めたが、通算5勝19敗と大きく負け越した。昨季は本拠地横浜スタジアムで球団新記録の17連勝を達成した一方で、デーゲームでも、通算11勝27敗と苦しんだ。25年ぶりの優勝に向け、苦手なシチュエーションの払拭(ふっしょく)が、カギを握りそうだ。

◆原口文仁内野手(31)が代打でチーム第1号を放った。2点リードの8回2死一塁から、一塁走者中野が二盗を決めた時点で、カウント0-1から島田の代打で出場。左腕エスコバーから、1球目の154キロ直球を捉え、左翼スタンドへ運んだ。岡田監督の采配がズバリ的中した、ファン総立ちのチーム今季初アーチとなった。

◆新生岡田阪神が開幕3連勝とロケットスタートを決めた。先発才木浩人投手(24)が7回途中4安打1失点の力投で今季初勝利。打っては2点差に迫られた8回2死一塁の島田の打席で中野が二盗を決め、1ストライクから代打で原口文仁内野手(31)が出場し、初球を捉え左越えの2ランで試合を決めた。岡田彰布監督(65)の「奇襲攻撃」が見事にハマり、3連勝発進をもぎ取った。指揮官の一問一答は以下の通り。-開幕3連勝。どのような手応えをもっているか「手応えというか、まあ初戦も最後、苦しい場面があったし。昨日もそうですけど。だから、みんなが、場面場面で仕事というかね、役割というか。それがちゃんとできているね。ゼロ点で抑えられないし、そら打たれることもありますが、当然だけど。その変でね、最少点に抑えているとか、そういうことができている結果じゃないかとは思っていますけど」-今日は最後、2点差でも石井投手でしたが「もう石井でしたね。もう今日は浜地も入れてないし、湯浅も全然、今日はキャッチボールなしで。2人は投げないつもりでいてたんで。まあね、一番経験のある岩崎が、ちょっと無理させたんだけど、まあ、なんとか、あっこで終われたので。まあ打たれたけどね。まあ、いい中継で終わったのが大きかったですね、やっぱり」-攻撃面では打線がつながったが、なんといっても8回の場面。盗塁からの代打原口の初球打ちはしびれたんですけど。あそこの考えというのは「いやいや、昨日のお返しを、原口もいかなあかんし。(走者が)セカンドいったら原口は準備させとったんで」-一振りで仕留めたのはさすがだなと「いやいや、本人もねえ、やっぱり、昨日の今日だし。速いストレートをとらえられるのは原口かなあと思っていたんで。まあ予定通りだったかなと。まあ初球にいってくれてたらよかったんだけどね。まあ、なんとか先にね、あれはもうスチールのサインでいけというあれだったんで。まあね。けん制に引っかかったけど、それもよかったよね」-8回は得点圏じゃなければ島田のままだったのか「そうよねえ、だから、まあ、得点圏というかセカンドいったらいく言うてたんよね、原口にはね。まあ、(走者が)一塁ではあんまり行かせたくなかったからね。まあ昨日の植田の走りにしても、いけそうな感じで。そら今日はだいぶね、やっぱりそう言う意味では警戒してたから。2点差、そら最後、湯浅が投げるんだったら、別に2点でも良かったんかもわからないけどね、石井というね、初めてのそういうポジションなんで点取る意味でも欲しかったしね」-ツーストライク、フルカウントでも。「代えてたよ、ツーストライクでも代えてたよ。いいやんか、人(島田)の三振なるんやから(笑い)」-打った瞬間はしびれたか「いやいや打った瞬間いったおもたね。やっぱり昨日ね、バッティングコーチにも言ってた、昨日の件があるからこれ行くでと言うとったんやけどな、昨日もあれ紙一重よ。三塁のファウルフライなったけどな、二、三塁で。そう言う意味ではいいお返しができる場面なったし、原口にしてもな」-左のエスコバーで原口か。右左どちらでも原口か「いやいや、あのストレート打てるの原口しかいないやんか」-1球目に盗塁させたのはモーションが大きいからか「そうよ、1球目に行ってくれたら良かったけど、行けんかったからな、初球な。昨日の件もあるし、向こうも警戒するよ、そら。そらな。そんな簡単には走れへんけど、まあ何とかな、うまいことセカンドくぐりぬけたからセカンドな」-監督がこれまで打者の途中で代打を出したことは「あんまりないかな。どうか分からんわ。そんなん新聞記者が調べることやろ(笑い)。なんでオレに思い出さすことないよ。お前らで調べろ(笑い)」-采配が当たっての3連勝「まあ、当たってと言っても、オレにしたら普通のことやろ。こんなの。点取りにいくんやからさ。俺はそう思ったよ。みんなコーチかて、これすごいって言うけど、いや、すごくない、普通やろって。点取るためにやってるんやからな。出たときからあれや、盗塁のサイン出したときから、原口用意しとけ言うたよ。それがどういう意味か分かってなかったコーチもいたかも分からんけどな(笑い)」-走るまでは左打者の方がいい「そら、キャッチャーも投げづらいやろ。そらまあな、ランナー気にせんと、このバッターやったら抑えられる(から打者集中と)ピッチャー心理なら思うんちゃう。あそこで先に原口いってもうたら、だいぶ違ってくるわな。だからセカンドいくまでは。後ろがまた大山で右がおったからな。歩かされても一、二塁で大山やったというのもあるしな」-普通の采配と言うが、いい意味で久しぶりの采配を普通にできている「そうやな。思ってる以上に打線が活発に打ってくれたから、余計なんか、思い出すよな。点取るためにどうしたらええかな、いうのをな。ヒット出んかったら何もできひんやんか、塁を賑わせなかったら。でもみんなが、フォアボールであれ塁に出て、そういうことやるから、よっしゃ、こういうやり方したら点取れるんちゃうかなとか、そういうのやっぱり、思い出してくるやんか。それはやっぱり、選手がダイヤモンドを走り回ってるからやで。ランナー出んかったら何にもできへんのやから、はっきり言うて。そういうことやん」

◆新生岡田阪神が開幕3連勝とロケットスタートを決めた。先発才木浩人投手(24)が7回途中4安打1失点の力投で今季初勝利。打っては2点差に迫られた8回2死一塁の島田の打席で中野が二盗を決め、1ストライクから代打で原口文仁内野手(31)が出場し、初球を捉え左越えの2ランで試合を決めた。岡田彰布監督(65)の「奇襲攻撃」が見事にハマり、3連勝発進をもぎ取った。指揮官の一問一答は以下の通り。-森下もいい感じのヒットが出ましたが「昨日でみんな(ヒットが)出たんで、みんなが楽に打席に立ててるんで、あのへんはすごくチャンスで回ってくるしね、やりがいというかね、ポジション的にもすごくいいんじゃないですか」-才木はしっかりゲームをつくっていた「7回までというのはいうてたんだけど、ちょっとね。1点、初戦の入りもそうだったけど、ギリギリのところ、本当に苦しいところまでいかないで、その前に変えてやろうと思ったんだけど、2点入ったけど、あとのピッチャーも頑張ってくれたので。K・ケラーにしてもね、昨日投げさせなかったから、鬱憤(うっぷん)晴らしで投げろっていうたけど、いいピッチングしたね」-中継プレーはキャンプからずっとやってきた。いい形で実を結んだ「ええ、もう、あれ本当に大きかったね。打順的にもね。はい」-3日間の気持ちの張り、疲労度について「疲労はしてるけど、勝つことによってだいぶ軽減されていることもあるし」-3連戦を振り返って、このプレーが大きかった、キーマンが大きかったというのはあるか「いやいや、みんながね、2試合でみんながヒットが出て、打点を挙げるというのもめずらしいと思うし、誰かじゃなしにね、野手に関しては、みんながいいスタートを切れたので。今日も最初は残塁が多かったので、あのピッチャーは逆に点が取りづらいですね」-移動日挟んで次の広島戦への意気込みを「先発があと3人投げてないので、(全員投げて)開幕みたいなものなので、こういう良い形で望めるのは良いと思うし、3連勝で勢いが付くと思うけど、勢いというよりもドッシリ地に足を付けて、みんなでやっていきたいですね」-継投もプラン通りか「そうやなあ、だから岩崎か浜地かどっちを外そう言うたんやけど、やっぱりどっかでね、ワンポイントでもええから、岩崎ちょっと岩崎は使いたかったからな、一番経験あるし、あの1イニングじゃなしにな、ホントに左の時に大事な時に行きたかったんや。だから浜地の方をベンチ外したんやな。湯浅はもう最初から使うつもりなかった、今日は。才木とあと2人でいこうかなと思っていたけど」-3連投はさせたくない「うん、まあ3連投までと思うけど、3連投でもなあ、この開幕はちょっと、異常なこんなゲーム展開で、なあ、やっぱり力のあるピッチャーが投げへんということがおかしいということや。投げささん方がおかしい思うなあ。そらエスコバーみたいに負けてるゲームまでは投げさせへんと思うけど、やっぱりああいうふうになるとな、勝ってる時も投げる、負けてる時も投げる。負けが込んでくるとそうなるからな。そういうことはしたくないから。でも、チームが勝つと思ったら、やっぱり意気に感じてピッチャーというのはな、勝ちパターンのピッチャーは投げるよ。はっきり言うて」-序盤の攻撃だが、初回無死二塁から2番中野に送りバント「だからねえ、右が並んどったから、外野フライぐらい打ってくれるかなと思ったよ」-3回は先頭近本が四球で出塁すると2番中野には打たせたのは「いやいや、普通に『打て』言うて。だから、3、4(番)が打てそうになかったからな」-中野の状態がいいから「いや違う違う違う、後ろが打てんから(笑い)。全然タイミングが合ってないやんか。せっかく右、右でなあ、3、4(番)入っとんのに。1打席目見たら、こらあかんなあと思たからな。それで、もう(中野は)打てにしとったんよ」-6番に森下が入ったことで打線にも厚みが「いや、そう、だから、厚みていうか、やっぱり佐藤(輝)にしても、やっぱりあれだけフォアボールを選んだらな、6(番)にこうチャンス来るよな。ランナーたまってな。いや、そら、やりがいあると思うよ。うーん。やっぱりチャンスでまわってくるとな」

◆DeNAは、岡田阪神に開幕3連敗し、三浦監督政権下では3年連続開幕カード未勝利に終わった。先発笠原が3回3失点でKO。打線は才木を打ちあぐねた。4番牧が3戦で13打数1安打と沈黙。先発は5回持たず、1番佐野、2番宮崎の攻撃的オーダーも不発だった。三浦監督は「引きずってもしょうがないので。牧は外すわけにはいかないし、状態が上がってくるのを待つしかない」と話した。▽DeNA牧(開幕3試合で13打数1安打と状態が上がらず)「チームに全然貢献できていないので、情けないです。勝つためにやるしかないです」▽DeNA笠原(現役ドラフトで移籍後初先発も、3回3失点で敗戦)「不利なカウントを多く作ってしまい、甘いボールを打たれてしまいました」▽DeNA京田(移籍後初スタメンで1安打)「すごい緊張しました。自分のことよりも、チームが勝てなくて悔しいです」

◆初の開幕ローテーション入りを果たした阪神才木浩人投手が、7回途中4安打1失点の快投で今季初勝利を挙げた。前日は投手8人でつないだサヨナラ勝利。岡田監督から「リリーフいないぞと言っときます」と期待されていた。「今日僕が頑張らないと、というのはあった」と気合十分のマウンドだった。この日の最速は球場表示で155キロ。速球にフォークもさえ、8三振を奪った。「まっすぐもフォークも良かったし、スライダーでもカウントを取れた。全体的に良かった」。7回1死一塁で降板するまで、二塁を踏ませなかった。3月6日の侍ジャパンとの強化試合で大谷から被弾してから、フォークの握りを改良。しかし前日1日のブルペンで「悪くない感触だった」と、従来の握りに戻した。「変える前より良くなってると思う。しっかり空振りも取れている」。試行錯誤が実った。昨季は右肘のトミー・ジョン手術から3年ぶりに復活したが、リハビリ明けを考慮されて登板間隔を空けていた。今季は中6日での先発を目指している。この日は107球を投げ、1軍の公式戦では19年5月1日広島戦以来の100球超え。「7回投げきるつもりでいったし、全然投げきれた感じもある」と万全を強調した。開幕3連勝に貢献し、お立ち台では「楽しんで投げることができました」と笑顔。飛躍の1年が幕を開けた。【波部俊之介】○...才木の両親が一塁側内野席で観戦し、今季初勝利を喜んだ。今季は初の開幕ローテーション入り。登板前に、母久子さんは「見ていて私もドキドキばっかり。(リハビリで)3、4年ほど息子がいない分、ある意味、阪神の試合を楽に見られていた。(緊張が)復活したなって。18年、19年あたりの時を思い出します」と話していた。今年の春季キャンプでは間近で息子のブルペン投球を見学。「楽しそうに投げてました」と今季の活躍を期待していた。

◆お立ち台、最高で~~す! 阪神ドラフト1位森下翔太外野手(22)が2試合連続適時打を含む2安打2打点で開幕3連勝に大きく貢献した。3回に4番大山が先制適時左前打を放ち、なおも1死満塁。「変化球が低めにしっかり決まる投手なので、ゾーンを開けて、甘いボールを待った」。DeNA笠原の低め直球をフルスイング。鋭い打球で左前に運び、貴重な1点を追加した。「なんとか1点欲しい場面で、しっかり自分のスイングができた」と納得の一打だった。2回にも左前打を放っており、プロ初のマルチ安打。3点リードの4回2死満塁では押し出し四球に小さくガッツポーズ。「1点を取れて、うれしくて、とっさに出た」。心は熱くても、頭の中は冷静なのが森下の強みだ。大山、佐藤輝というドラフト1位の先輩スラッガーの後を打つ。試合前から、心を整えている。「勝負されなかったり、四球の場面が絶対多くなる。練習の時から頭に入れていたので、『来い来い』って感じでした」。チャンスで回ってくることを想定し、ポジティブに打席に立った。その結果の2打点だ。お立ち台デビューも果たした。満員の大観衆の景色を目に焼き付けながら、声を張り上げた。「最高で~す!! 3連勝できて、すごくうれしいです」。初々しい言葉に、虎党も大歓声で歓迎した。開幕3連戦は神奈川から足を運んだ父善文さん、母ゆりさんが生観戦した特別な試合だった。「楽しかったです。またひとつ、親孝行ができたかなと思う。(今後も家族を)楽しませられるようにしたい。始まったばっかりがうそみたいな疲労感ですけど、条件はみんな同じ。フレッシュにやっていきたい」。6番森下の存在感が猛虎打線をさらに強力にする。【三宅ひとみ】○...前夜サヨナラタイムリーを放った近本が、2試合連続マルチ安打と躍動した。初回にいきなり右翼フェンス直撃の二塁打を放ちチャンスメーク。5回には左前打を放った。守備では7回2死一、三塁から宮崎の左中間フェンスを直撃した打球を素早く処理し、中継の小幡に好返球して追加点阻止に貢献した。例年スロースターターだが、開幕3試合を終え打率はリーグ2位タイの4割5分5厘と絶好調だ。

◆阪神が開幕3連勝と幸先のいいスタートを切った。初の開幕ローテーション入りを果たした阪神才木浩人投手(24)が、7回途中4安打1失点の快投で今季初勝利を挙げた。打撃では、ドラフト1位ドラフト1位森下翔太外野手(22)が2安打2打点のマルチ安打を記録。8回2死二塁では、島田の打席途中から代打で出場した原口文仁内野手(31)がDeNAエスコバーの初球154キロを打ち砕く左越え2ランを放つなど、投打の歯車がかみ合った快勝だった。ヒーローインタビューのお立ち台に立った、原口、才木、森下の一問一答は以下の通り。【才木】-開幕3連勝「そうですね、まあ昨日一昨日とピッチャー陣がすごい頑張って。昨日の試合後、なんか岡田さんが完投言うとくわみたいなの言ったら、7回で交代したので。ちょっと残念ですけど、まあでもいい流れをそのまま今日持ってこれたので、良かったんじゃないかなと思います」-自身にとっては今日が開幕戦「もう2連勝してたんで、自分も思い切って攻めていく気持ちで。まあやっぱり野手がすごい打ってくださるだろうなと思って投げてたので、そしたらもうめちゃくちゃ打ってくれたんで、すごい楽に投げることができました」-100球を超える熱投「すごい楽しんで投げられましたし、まあ、こんなにたくさんのファンの方がいてすごい応援ももらったので。もう全然疲れもなく、すごく楽しんで投げることができました」-バッターが応えてくれた。どんな気持ちでベンチから見ていたか「いや、もう別に何も不安なく。抑えてくれるだろうという気持ちもありましたし、まあ特にもう本当に声出して応援するっていう気持ちだけで。あの『頑張れ、頑張れ』言ってました」-7回の近本-小幡の中継プレー。守備も大きかった「いや、もうあれマジめちゃでかいっすね」-小幡に一言「いや、もう『愛してる』と伝えておきます」-今年はどんな1年をみせてくれますか「いや、もちろん今日みたいなピッチングができたら一番いいかなと思うので。まあしっかり次に向けて、気持ち切り替えていいピッチングできるように頑張っていきたいと思います」【原口】-今の気持ちは「そうですね、ホームのお立ち合いに立つのも久しぶりなので、すごくうれしいです」-本塁打は打った瞬間「まあいい感覚はあったんで、どうかなと思いながら走ってました」-どんな気持ちで打席に「やっぱり後ろに投げるピッチャーがね。少しでも点差が開いた状態で投げさせることができて、よかったなと思ってます」-森下からはどう見えていた森下「いや、もうやってくれると信じたので、もう打った瞬間、もう大喜びしました」-今後にも勢いつく勝利に原口「そうですね、本当にスタメンで出てる選手がいい勢いをチームにもたらしてくれているので、後から出る僕たちも全員がね。ほんとにゲームに入ってる状態で控えてますので、もう先発で行ったメンバーは思い切り行ってほしいと思います」【森下】-初のお立ち台の景色は「いやもう、(ノリノリで)最高でーす!」-開幕スタメンに抜てきされて3連勝「勝つためにやってきたので、3連勝できてすごくうれしいです」-今日は2度満塁で回ってきた1度目はレフトへのタイムリー「自分は気持ちを前面に出していくタイプなので、気持ちだけは自分が決めてやるという気持ちで入りました」-2度目の押し出し四球も含めて緊張している感じに見受けられたが「いい緊張感の中で、自分はやっているかなと思います」-虎党の大きな声援は「(ファンが「最高でーす」と叫んだの聞き)最高でーす!」

◆アレ采配や! 開幕3連勝や! 阪神岡田彰布監督(65)が鋭い勝負勘を発揮し、貴重な追加点を演出した。2点リードの8回2死一塁。一塁走者の中野が盗塁に成功するや、1ストライクから原口文仁内野手(31)を代打で起用。チーム今季初本塁打となる1号2ランが飛び出し、粘るDeNAを突き放した。ブランクを感じさせないタクトで、これ以上ないスタートダッシュを切った。岡田野球のすごみが凝縮された8回の攻撃だった。2死走者なしから中野が四球で出塁。DeNAのマウンドはモーションが大きい左腕エスコバー。岡田監督は盗塁のサインを出した。「1球目にいってくれたらよかったけど、けん制にひっかかったけど、まあ何とかね」。1ストライク後の連続けん制の3度目で、中野は誘い出されたが迷わず突き進み二盗も成功。すると指揮官はベンチを出た。島田の打席の途中で代打原口を告げた。「二塁にいったら、(代打で)いくと言うてたんよね、原口にはね」。代打の切り札は自身1球目となる154キロ直球をとらえ、左翼席へたたき込んだ。チーム今季初本塁打となる1号2ランで、リードを4点差に広げた。緻密に計算されたタクトだった。左打者の島田を打席に立たせることで、捕手に二塁に送球しづらい。指揮官はエスコバーの心理も読んだ。「ランナー気にせんと、このバッターやったら抑えられる(から打者集中と)。ピッチャー心理なら思うんちゃう。あそこで先に原口いってもうたら、だいぶ違ってくるわな」。相手に警戒心を緩め、盗塁をアシスト。「2ストライクでも代えてたよ。いいやんか、人の三振になるんやから」と笑った。「速い直球をとらえられるのは原口だし、昨日のお返しをいかなあかん。昨日も紙一重よ」。前日1日に同点の8回1死二、三塁で代打起用し、エスコバーの直球に三邪飛と凡退。球筋を見ていた原口に、やり返すチャンスを与えた。前日は投手8人を起用したことで、この日は2連投の守護神湯浅、浜地に休養を与える予定だった。だからどうしてもほしかった追加点。根拠の詰まった2点で、DeNAに大きな打撃を与えた。指揮官は言う。「(采配が)当たってと言っても、オレにしたら普通のことやろ。こんなの。点取りにいくんやからさ。俺はそう思ったよ」。就任時に掲げていたベンチで点を取る野球。有言実行で、開幕3連勝へ導いた。【石橋隆雄】打席の途中で代打に立っての本塁打 近年では10年4月9日のロッテ-西武戦で、1回1死一、三塁の場面で福浦が自打球を右ヒザに当て退場。代打で出た神戸が3ランを放った。また19年8月24日の巨人-DeNA戦11回無死二塁、巨人の田口がカウント2-0となった時点で代打に起用された石川が、サヨナラ2ランを放った例がある。○...1ストライクから代打出場した原口がひと振りで満点回答した。「同じ投手、球筋は昨日見ていた。(やり返せという)意味も含まれているのは自分でも思っていました」と、うれしそうに笑った。ブルペン陣の負担を軽減させる1発に「少しでも点差を広げた状況で投げさせることができてよかった」と納得の表情だった。

◆DeNAが、昨季は16勝9敗と大きく勝ち越した阪神に痛恨の開幕3連敗を喫した。3試合を通じ、岡田野球の長所が攻守で見られた一方、DeNAは投打ともにかみ合わず、苦戦を強いられた。投手陣では、先発が序盤に失点し、5回持たずに降板。1、3戦は終盤の追加点も重く響いた。打線は1番佐野が3試合連続安打を放ち、2戦目から2番に入った宮崎が打率4割1分7厘、5打点と好調だったが、神里、楠本、大田がスタメン起用された3番が無安打、4番牧が13打数1安打と沈黙した。三浦監督政権下では、3年連続開幕カード未勝利に終わったが、4日からは本拠地横浜スタジアムに舞台を移し、巨人との3連戦に臨む。

◆両軍のスターティングメンバーが発表。1日に劇的なサヨナラ勝利を果たし、開幕3連勝を狙う阪神は才木浩人投手(24)が先発する。昨季は右肘のトミー・ジョン手術から復活し9試合登板で4勝1敗、防御率1・53。春季キャンプから順当にアピールし、開幕ローテーション入りした右腕が自身の今季初登板で快投を披露する。対DeNA戦の開幕カード3連勝となれば、2008年以来。

◆阪神・大山悠輔内野手(28)が三回に先制の左前適時打を放った。先頭の近本が四球、中野が左前打で作った無死一、二塁の好機。3番・ノイジーが見逃し三振に倒れ、1死となったところで4番・大山が打席に向かった。カウント2ー0から笠原の135キロ直球を振り抜くと、打球は横っ飛びした遊撃手・京田のグラブを抜け左前で弾んだ。阪神は一、二回と、いずれも先頭が出塁し、得点圏に走者を進めながらも無得点。大山も一回2死三塁の先制機で見逃し三振に倒れていた。あと一本が出ていなかった中で、4番が均衡を破る、さすがの一打を放った。

◆阪神のドラフト1位・森下翔太外野手(22)=中大=が2試合連続タイムリーとなる左前適時打を放った。大山の一打で先制し、なおも1死満塁で迎えた三回の第2打席。笠原の内角低め137キロ直球を引っ張った。鋭い打球は三遊間を破り、貴重な追加点。1日にプロ初安打&初打点をマークしていたドラ1は、これで2試合連続安打&打点。さらにこの日の第1打席も左前打を放っており、プロ初の複数安打をマークだ。阪神打線はなおも1死満塁で梅野が左犠飛を放ち、3ー0と先行した。

◆阪神のドラフト1位・森下翔太外野手(22)=中大=が三回に2試合連続適時打を左前に放った。「なんとか1点欲しい場面でしたし、落ち着いて余裕を持って打席に入ることを心がけました。しっかりと自分のスイングができたと思います」。三回1死満塁の第2打席に笠原の137キロ直球をとらえた。1日にプロ初ヒット&初打点を放ち、2試合連続の適時打。勢いづくルーキーは、四回2死満塁で迎えた第3打席も、上茶谷のカットボールを見極め、押し出し四球とこの日2打点目をマークした。

◆今季からセカンドにコンバートされた阪神・中野拓夢内野手(26)がファインプレーで球場を沸かせた。五回2死二塁の場面。佐野の強烈な打球が二遊間を襲うと、二塁ベースの真後ろ付近で中野が横っ飛び。白球をグラブにおさめると、素早く起き上がって一塁に送球しアウトに仕留めた。3月31日の開幕戦(京セラ)では一回のファーストプレーで林の打球をファインプレーで好捕。「セカンドとして初めて開幕戦に出た中で、一発目からああいうプレーがでたことはよかった」と話していた。今季の目標は二塁でのベストナイン&ゴールデングラブ賞。虎のセカンドが魅せた超美技に、京セラは大歓声に包まれた。

◆「5番・三塁」で出場した阪神・佐藤輝明内野手(24)が六回に悪送球。大田のボテボテの打球を軽快にさばくも、送球が大きくそれた。開幕3試合目で、チーム今季初失策。昨季のチーム失策数は86で5年連続リーグワーストをマークしており、守備は課題の一つに挙げられている。佐藤輝はオープン戦で12球団ワーストタイの5失策だった。

◆DeNAは、現役ドラフトで中日から新加入の笠原祥太郎投手(28)が先発したが、3回6安打3失点。78球で降板を告げられた。「調子自体は普通でした。不利なカウントを多く作ってしまい甘い球を打たれてしまいました。もっとゾーン内で勝負できればよかったです。ボール先行にならないようしっかり修正したいと思います」DeNAは開幕投手の石田が4回4失点、第2戦のガゼルマンも3回4失点に終わり、開幕カードを任された3投手全員が5回を持たずにマウンドを降りる結果となった。

◆阪神・才木浩人投手(24)が先発で今季初登板し、七回途中4安打1失点と粘投した。一回先頭の佐野に右前打を許すスタートだったが、宮崎、大田、牧と続いた強力ラインアップから3者連続三振を奪う見事な立ち上がり。力のある真っすぐと得意のフォークがさえ渡り、その後も安打や四球、味方の失策で走者を許しながら、落ち着いて腕を振って凡打の山を築いた。七回に先頭・桑原に左前打を許し、続く京田から空振り三振を奪ったところで交代となったが、スタンドからはねぎらいの拍手を浴びながらマウンドを降りた。開幕ローテーション入りを果たし、今回の登板に向けては「一つ目(シーズン初登板)というのがすごく大事だと思う。あまり守りに入らず攻めていく気持ちで、どんどん自分のスタイルで投げていければいいんじゃないかなと思う」。意気込み通りに強気の投球を披露し、昨季に右肘トミー・ジョン手術(靭帯再建手術)から復帰したなかで術後最多となる107球を投げる熱投だった。

◆阪神が流れるような中継プレーでピンチを脱出した。4-0で迎えた七回。1死一塁でDeNAが代打・戸柱を送ると、岡田監督は先発の才木から岩崎にスイッチ。しかし、岩崎が四球で一、二塁とピンチを広げると、代打・大和に右前打を浴び、1点をかえされた。佐野を一ゴロで2死一、三塁となり打席には宮崎。その初球だった。打球は左中間フェンス直撃。三走・戸柱がホームを踏むと、一走・佐野も一気にホームへと突入。中堅手・近本から、遊撃手・小幡にボールが渡ると、小幡が強肩でホームへレーザービーム。佐野をタッチアウトに仕留め、この回のピンチをしのいだ。セーフだったら、4ー3とされ、なおも2死三塁のピンチ。春季キャンプから練習を重ねてきた中継プレーが生きた。

◆DeNA・石川達也投手(24)が0―4の五回に3番手で登板。2回を1安打無失点、4奪三振の好リリーフを見せ、味方が七回に2得点を挙げる反撃を呼び込んだ。先発の笠原が3回3失点で降板。開幕カードを任された先発3投手が全て5回を持たずマウンドを降り、2番手の上茶谷も押し出し四球で失点を許す苦しい展開が続いた。延長十二回の末にサヨナラ負けを喫した1日の試合で、ベンチ入り投手陣の中でただ一人出番がなかった石川が、今季初登板で流れを変える快投を見せた。

◆阪神が開幕3連勝を飾った。打線は三回に4番・大山悠輔内野手(28)が左前適時打を放って先制すると、ドラフト1位・森下翔太外野手(22)=中大=が2試合連続の適時打となる左前打を放って追加点。森下はプロ初の複数安打に2打点と躍動した。八回には2死から島田の打席で一走・中野が二盗。ここで岡田監督は代打・原口を送り、初球を左翼席に運んだ。チームの今季1号となる原口の2ランでとどめを刺した。先発の才木は七回途中を4安打1失点。8奪三振と持ち味を存分に発揮した。力投する右腕にバックも応える。五回は二塁手・中野がファインプレーで盛り立てると、2番手・岩崎に代わった七回2死一、三塁のピンチでは、宮崎のフェンス直撃の打球を中堅手・近本→遊撃手・小幡と流れるような中継プレー。小幡が強肩で一走・佐野をタッチアウトに仕留めた。小幡は八回先頭の大田の打球も好守でアウトに。課題だった守備力の向上が光った。阪神は2021年以来、対DeNA戦に限ると、2008年以来の開幕カード3連勝。

◆DeNAは、現役ドラフトで中日から新加入の先発・笠原が3回3失点で黒星。開幕カード3試合を任された先発投手が、いずれも5回を持たずに降板した。打線も阪神・才木に六回まで無得点に封じられ、七回の2得点のみに終わった。2年連続の開幕3連敗。これで、三浦監督就任から開幕カードは通算9試合で0勝8敗1分けとなった。以下、三浦大輔監督(49)の主な一問一答。――才木を打ち崩せず「何とかしないといけなかったですけど、うーん、できなかったですね」――先発の笠原は「公式戦というところで、本来の投球ができなかった。あれだけ毎回走者を出してしまうと、粘ってはいましたけど、3イニング目につかまって、チームの流れをつくれなかった」――3番手の石川が好投「そこは収穫かなと。リードされた展開でも2回をきっちり。主軸にも攻めの投球ができていた」――開幕3連敗「なかなかいいスタートが切れないですけど、みんなが必死に何とかしようとしている。ベンチもそうですし、選手もそう。終わったことは仕方がないので、引きずって横浜スタジアムに来ることがないようにと。たくさんのファンの方がきてくれますから、それをきっかけにやろうと話をしました」――3試合、牧が結果を残せず「状態は良くないですよね。本人も毎日必死に何とかしようと取り組んでくれているし、そこは状態が上がってくるのを待つしかないですし、外すわけにもいかないですし」――佐野、宮崎が好調なだけに「2人がいい形で出塁してくれています。だからといって牧を前に持ってくるわけにもいかないですし、3試合終わったところで急にバタバタすることもないです」

◆阪神が2年ぶりの開幕3連勝。2点リードの八回2死から四球で出塁した中野拓夢内野手(26)が島田海吏外野手(27)の打席で二盗に成功すると、岡田彰布監督(65)は代打で原口文仁内野手(31)を送り、1号2ランが飛び出すなど、采配が冴えた。D1位・森下翔太外野手(22)=中大=は2安打2打点。大山悠輔内野手(28)は3試合連続打点を挙げた。湯浅京己投手(23)、浜地真澄投手(24)は〝休養日〟で、九回は石井大智投手(25)が登板した。阪神は4日から開幕3連敗を喫した広島と敵地で対戦する(成績=3勝、観衆=3万6003人)。ーー八回は得点圏でなければ、島田のまま「セカンド行ったら行く言うてたんよね、原口にはね。最後、湯浅が投げるんだったら、2点でも良かったんかもわからないけどね、石井が初めて、そういうポジションなんで、点取る意味でも欲しかったしね」ーーツーストライク、フルカウントでも(中野はカウント0ー1から投手の牽制を受けながらスタートし二盗成功。ここで島田に代打・原口)「ツーストライクでも代えてたよ。いいやんか、人の三振なるんやから(笑)」ーー継投もプラン通り「岩崎か浜地かどっちを外そう言うたんやけど、岩崎は使いたかったから。一番経験あるし、大事な時に行きたかったんや。だから浜地の方を外したんやな。湯浅は最初から使うつもりなかった」ーー3連投は避けたい「3連投までと思うけど、3連投でもなあ、この開幕はちょっと、異常なゲーム展開で。力のあるピッチャーが投げへんということがおかしいということや。エスコバーみたいに負けてるゲームまでは投げさせへんと思うけど。勝ってる時も投げる、負けてる時も投げる。負けが込んでくるとそうなるからな。そういうことはしたくないから」ーー一回無死二塁で中野に犠打「右が並んどったから、外野フライぐらい打ってくれるかなと思ったよ」(ノイジー三ゴロ、大山見逃し三振)ーー三回無死一塁で中野には打たせたのは「3、4(番)が打てそうになかったからな」ーー中野の状態がいいから「後ろが打てんから(笑い)。全然タイミングが合ってないやんか。1打席目見たら、こらアカンなと思たからな」ーー6番に森下が入ったことで打線に厚みが「厚みていうか、佐藤にしても、あれだけフォアボールを選んだらな、チャンス来るよな。やりがいあると思うよ」ーーこれまで打者の途中で代打を出したことは「あんまりないかな。どうか分からんわ。そんなん新聞記者が調べることやろ(笑い)。俺に思い出さすことないよ。お前らで調べろ(笑い)」ーー采配が当たっての3連勝「当たってと言っても、俺にしたら普通のことやろ。点取りに行くんやからさ。俺はそう思ったよ。コーチかて、これすごいって言うけど、すごくない、普通やろって。盗塁のサイン出した時から、原口用意しとけ言うたよ。どういう意味か分かってなかったコーチもいたかも分からんけどな(笑い)」ーー普通の采配と言うが、久しぶりの采配を普通にできている「思ってる以上に打線が活発に打ってくれたから、余計なんか、思い出すよな。点取るためにどうしたらエエかな、いうのをな。ヒット出んかったら何もできひんやんか。よっしゃ、こういうやり方したら点取れるんちゃうかなとか、思い出してくるやんか。選手がダイヤモンドを走り回ってるからやで」

◆中日、阪神、西武で通算1560安打を放ち、楽天初代監督を務めたサンケイスポーツ専属評論家の田尾安志氏(69)は、開幕3連勝を飾った岡田彰布監督(65)の采配を絶賛。昨季までの違いを指摘した。岡田監督は3連戦を通して「納得いく采配」を見せてくれた。中野を走らせてすぐに代打・原口を送った八回の場面は、昨年までであれば「4-2で守り切るぞ」ということで島田をそのまま打たせていたと思う。将棋のうまい岡田監督だけに、互いの持ち駒を意識しながら、より勝ちに近づく手を指しているような印象だ。得点圏まで進んだから代打、というのは案外やれそうでやれない。原口の準備も含め、こうなったらこうするよ、という話も事前にベンチの中でしているのだろう。取れるところで取っておくぞ、という明確な意志がチームに浸透しているのも感じる。D1位・森下(中大)も好スタートを切った。きっちり振れるということもだが、目を見張ったのは四回の押し出し四球の選び方だ。際どいところを、自分の軸足の中に重心を置いた中で見逃した。佐藤輝らにもなかなかできていないことだ。体の後ろサイドの、より捕手に近いところでボールを見極めることができるから、投手はストライクを投げざるを得なくなる。2本のヒットも素晴らしかったが、緩みのない見逃し方に彼の非凡さが表れていた。

◆DeNAの4番、牧秀悟内野手(24)は4打数無安打に終わり、3連敗を喫した開幕カードは13打数1安打、長打、打点なく5三振という結果に「チームの4番を打たせてもらっていて、全くチームに貢献できていないので、情けないと思います」と語った。WBCでは準決勝、決勝は代打の1打席のみで、帰国後はコンディションを整えることを優先し実戦を挟まず〝ぶっつけ〟で開幕を迎えた。難しい調整にも「シーズンが始まってしまえば言い訳になってしまうので、勝つために何とかやるしかない」とキッパリ。3連戦を通して快音を残した打球が何度も野手の正面を突いたが「いい当たりでも、安打になっていないので。安打を打てるように」と弱みは一切見せなかった。4日の巨人戦からは、本拠地で6連戦。「ホームで勝って、いい流れを持ってこれるように、自分の仕事を全うしたい」と、結果が出ずとも報道陣の取材にしっかりと足を止めて応じ、力強く語った。

◆初の開幕ローテ入りを果たした阪神・才木浩人投手(24)は6回?を投げて4安打1失点。開幕3連勝の力となった。「真っすぐもフォークもよかったし、スライダーとかでもしっかりとカウントを取れた。全体的にすごくよかった」直球の力強さが安定すると、得意のフォークも必然的に武器として生きた。一回、先頭・佐野に右前打を浴びたが、続く宮崎、大田、牧を攻めの投球で3者連続三振斬り。安打や四球、味方の失策などで走者を背負った場面もあったが、マウンドにいる間は二塁すら踏ませず、七回1死まで投げて勝利へのバトンを救援陣に託した。昨季に右肘のトミー・ジョン手術から復活。術後最多の107球を投げる熱投だった。1日は延長十二回、4時間26分に及ぶ激戦をサヨナラで制し、投手陣も計8人で必死に継投。岡田監督はその試合後に「九回まで投げろと、明日はね。『リリーフいないぞ』と言っときます」と才木のフル回転に期待を寄せていた。この日の試合前練習中に「七回まででええぞ」と〝下方修正〟を伝えられた右腕だが、「昨日(1日)の試合を見ると、展開的に自分が頑張らないといけないというのはすごくあった」と気持ちを高ぶらせて登板。任された七回を投げ切ることができず、「ザキさん(岩崎)が3連投になってしまったのですごく申し訳ない」と頭を下げたが、堂々たる投球を誰も責めやしない。「日曜日に投げるとはいえ、自分が7回とかを投げ切って、もちろん完封とかがいけたらいいですけど、しっかりとイニングを投げられるように準備していけたらいいと思います」あふれる先発としての自負が、たくましさを際立たせる。背番号「35」にとっての飛躍のシーズンがいよいよ始まった。(須藤佳裕)

◆阪神・梅野隆太郎捕手(31)が犠飛でリードを広げた。「ヒットではなかったけど、追加点を取ることができて良かった」。森下のタイムリーの直後の三回1死満塁で笠原の低めの直球を左翼に飛ばして三走をかえした。二回無死一、二塁では空振り三振に凡退しており、2度目のチャンスで仕事を果たした。

◆阪神・石井大智投手(25)が4点リードの九回を無失点で試合を締めた。「湯浅も連投していたし、一昨日(3月31日)も球数を投げていた。八回くらいで準備できていた」。2死から戸柱に二塁打を浴びたが、関根を遊飛に仕留め、わずか6球での仕事完了。プロ初ホールドを挙げた1日からの連投は、八回の原口の2ランで初セーブの機会が消えたが、「気持ちは変わらず目の前の打者を抑えていくだけ。そういう意味ではゼロに抑えられてよかった」と頼もしかった。

◆阪神・中野拓夢内野手(26)が攻守で活躍し、開幕3連勝に貢献した。五回2死一塁で佐野の中堅に抜けそうな打球を横っ飛びで好捕し、二ゴロに。先発の才木を守りで助け「アウトにしてあげないといけない打球だと思うので、アウトにできたことが良かった」と振り返った。打っては三、四回に快音を響かせて得点を呼び込み、2試合連続マルチ安打。八回には四球で出塁すると、二盗も決めて原口の2ランをお膳立てした。

◆4―2の八回を任された阪神のカイル・ケラー投手(29)は1回無失点だった。「中軸相手にテンポよく投げて好投できた。今日は気持ちよかった」。最速157キロの直球で押すなど、大田、牧、ソトを三者凡退に料理。開幕戦では1回2失点と悔しい結果だっただけに「早くリベンジしたかった」と入魂し、岡田彰布監督(65)も「昨日(1日)投げさせなかったから『うっぷん晴らしで投げろ』って言うたけど、いいピッチングをしたね」と評価した。

◆阪神が鮮やかな中継プレーで追加点を防いだ。4―1の七回2死一、三塁でDeNA・宮崎敏郎内野手(34)のフェンス直撃の打球を中堅・近本光司外野手(28)が処理し、素早く送球。遊撃後方で中継に入った小幡竜平内野手(22)が捕球して本塁へ。3点目となる一走・佐野恵太外野手(28)の生還を阻止し、守りの野球を掲げる岡田阪神を象徴するような鉄壁の守備でチームを救った。強肩で走者を刺した小幡は「(二塁の)中野さんもずっと、ホームホームと言っていて、それで一発で(送球に)いけた。京セラはバウンドすればすごく加速してくれるので、そこを計算して投げることができた」と振り返れば、岡田彰布監督(65)も「あれは本当に大きかった。打順的にもね」と絶賛した。アウトにしていなければ、1点差でさらにピンチが続く場面だっただけに、ミスのない守備の連係が勝利につながった。

◆近本は一回先頭で右翼フェンス直撃の二塁打、五回の第3打席に左前打を放ち、2試合連続で複数安打をマークした。「自分の中では第3打席の左前がバットの出し方としては一番よかった。この3連戦を勝てたことはひじょ~に大きい」。開幕3連勝を噛み締めた中堅手は、七回の守備でも、宮崎のフェンス直撃の当たりを素早く処理し、小幡との中継プレーを完成。攻守にわたって躍動した。

◆京セラドームの天井をなぞるように白球がきれいな弧を描く。リベンジも、とどめも、原口が一球で決めた。「キャンプからストレートを打ち返すことをテーマにチーム全体としても個人としてもやっていた。日頃の練習の成果が出た1打席だった」八回2死二塁となったところで、人生初の打席途中での代打起用。ただ、「裏で準備しながら待っていたんで大丈夫でした」と動じない。カウント0-1から原口にとっての初球。左翼席に弾んだチームの今季1号が試合を決めた。1日の同戦は同点で迎えた八回1死二、三塁の好機で代打起用も、エスコバーの前に三邪飛。「そういう意味も含まれているなと自分でも思っていた」とリベンジの機会をくれた岡田監督の心意気を力に変えた。抜群の勝負強さは今季も健在。原口が代打の切り札として控える猛虎打線は強い。

◆阪神のD1位・森下翔太外野手(22)=中大=が2安打2打点で開幕3連勝に貢献。初のお立ち台に上がった。照明と大歓声が心地いい。憧れの先輩に勝ち、初めて向かった、お立ち台。最高の光景に?が緩む。声をあげた虎党につられて、森下が叫んだ。「最高でぇ~す!」ファンのハートをつかんだ男のハイライトは大山の一打で先制して迎えた三回1死満塁の第2打席だ。「自分が決めてやるという気持ちで入りました」。笠原の137キロ直球を振り切ると鋭い打球が左前で弾んだ。1日のプロ初安打&初打点から2試合連続適時打は貴重な追加点となった。二回無死一塁の第1打席も左前打と、これでプロ初のマルチ安打をマーク。再び満塁で巡ってきた四回の第3打席は押し出し四球をもぎとった。2安打2打点で開幕3連勝に貢献だ。「一緒に戦えたことは一つの目標でもあった。戦えてよかった。勝利できたのでここからもっともっと戦って負けないようにしていきたい」尊敬してやまない先輩と同じ舞台に立った、忘れられない開幕3連戦だった。DeNA・牧は中大時代の2学年上の先輩だ。入団前から憧れを問われれば、名前を挙げるのは〝牧一択〟。「グラウンド内外で尊敬する存在です。でも、戦ったら絶対に負けませんよ」。道しるべになってくれた牧先輩がいたから、いまがある。これからはよきライバルと呼ばれる存在まで駆け上がる・開幕3戦目にして経験したプロ初のヒーローインタビューも、牧に引けを取らない陽気なキャラクターで堂々と球場を沸かせる姿があった。「お客さんが『最高です』と言っていたので便乗して言いました」と第一声の〝舞台裏〟にニヤリ。「ファンの声援はどう」との問いかけに、再び「最高でぇぇ~す!」と応えるとボルテージは最高潮。締めの一言もバッチリ決めた。「この3連勝のまま広島に行って、絶対勝つので応援よろしくお願いします!」これから何度もお立ち台で叫ぶ〝最高〟の一言。この勢いのまま、〝アレ〟という最高の瞬間に向かって突き進む。(原田遼太郎)

◆阪神・大山悠輔内野手(28)が開幕から3試合連続打点をマークした。「有利なカウントだったので、思い切ってスイングした。先に点を取ることができてよかった」二回までチャンスを作りながらも無得点。三回に四球と安打などで1死一、二塁とし、打席が回ってきた。変化球を続けられ、カウント2―0。笠原の外角の直球を読み切っていたかのようにとらえて左前へ運んだ。大山は八回にも安打を記録し、2試合連続マルチ安打&3試合連続打点と好調。それでも「良かったこともあったけど、個人的には反省する部分が多かった」と満足はしない。2本の安打よりも、4番の頭に残っているのは3三振だ。オープン戦から本塁打を放とうが、好プレーを見せようが、折に触れて口にするのは「反省して、次に備える」という言葉。満足も、慢心も、おごりも一切ない。もっとやれると誰よりも信じているから常に前を向いている。チームは開幕3連勝とスタートダッシュに成功。「チームが勝ったのが一番。開幕という難しい(状況の)なかで、こうやって良い勝ち方ができたというのが一番なので」。少しだけ表情を緩めたが、すでに気持ちは切り替わっている。「まだまだシーズンは長いけど、一つとなって戦っていけるように。そこに貢献できるようにと思っている」すべてのスイングを虎にささげる。どんな状況でも勝利を最優先にして背番号「3」は戦う。(織原祥平)

◆DeNAは2年連続の開幕3連敗。就任から3年間で開幕カードは0勝8敗1分けに三浦大輔監督(49)は「なかなかいいスタートが切れないですけど、みんなが必死に何とかしようとしている」と顔を上げた。現役ドラフトで中日から新加入の先発・笠原が3回3失点で黒星。開幕カード3試合を任された先発投手がいずれも五回を持たずに降板する結果に、指揮官は「早い回で交代せざるを得なかった」と頭を悩ませた。悩みの先発陣だが、4日からのイースタン・リーグ、巨人3連戦(横須賀)にWBC出場から入念に調整する今永、右肩の肉離れによる離脱から実戦復帰した大貫が登板する。ともに昨季チームトップの11勝を挙げた2人が、着実に1軍復帰へと向かっている。4日の巨人戦から、昨季貯金10をつくった本拠地で再スタートを切る。三浦監督は「終わったことは仕方がないので、引きずって横浜スタジアムに来ることがないように。たくさんのファンの方が来てくれますから、それをきっかけにやろう」とチームを鼓舞した。(浜浦日向)

◆フワ~ッ(あくび)、本日全国の虎党は睡眠不足だったのだ。朝5時から米大リーグで藤浪晋太郎が先発だってんだもの!いや縦ジマのユニホームに別れを告げたとはいえ、腐っても虎のドラフト1位(失礼)。出来の悪い子ほどかわいいというか...。嫁に出した親の気持ちというか...。応援せずにいられまっかいな!! 結果は三回途中でKOだったけど、藤浪よ、培ってきた猛虎魂で立ち上がり、〝翔タイム〟超えの〝晋ストーリー〟を見せてくれー!!寝不足の虎党の目をパチッと覚ましてくれたのが、開幕3連勝に導いた岡田采配だったのだ!!七回途中で好投の才木から岩崎につなぎ、宮崎に左中間を大きく破られ、1点差に詰め寄られると覚悟した次の瞬間、名手・中野を二塁にコンバートしてまで、遊撃で起用した強肩小幡が中継に入り、ホームにワンバウンドのストライク送球でタッチアウト!!さらに八回。島田の打席で1ストライクから代打に原口を送り、その初球にダメ押し2ランを呼び込んだのだ(打った原口もお見事!!)。その岡田監督の勝負勘の鋭さに、早くも3試合で眠気を吹き飛ばし、ハッキリとアレが見えたのだ!!

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
300 1.000
(-)
-
(-)
1408
(+3)
2
(+2)
4
(+1)
5
(+1)
0.202
(↓0.018)
0.670
(↓0.67)
1
(-)
阪神
300 1.000
(-)
0
(-)
14018
(+6)
10
(+2)
1
(+1)
5
(+1)
0.324
(↑0.005
3.000
(↑0.43)
3
(-)
巨人
210 0.667
(↑0.167)
1
(-)
1408
(+3)
8
(+2)
3
(+1)
0
(-)
0.195
(↑0.026)
2.000
(-)
4
(1↓)
中日
120 0.333
(↓0.167)
2
(↓1)
1408
(+2)
8
(+3)
0
(-)
1
(-)
0.243
(↓0.007)
2.880
(↓0.23)
5
(-)
DeNA
030 0.000
(-)
3
(↓1)
14010
(+2)
18
(+6)
1
(-)
0
(-)
0.214
(↓0.004)
5.200
(↓0.62)
5
(-)
広島
030 0.000
(-)
3
(↓1)
1402
(+2)
8
(+3)
1
(+1)
1
(-)
0.163
(↑0.04)
2.630
(↑0.18)