1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
中日 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 0 | 0 |
巨人 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | X | 2 | 5 | 0 | 1 |
勝利投手:グリフィン(1勝0敗0S) (セーブ:鍵谷 陽平(0勝0敗1S)) 敗戦投手:涌井 秀章(0勝1敗0S) 本塁打 |
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◆巨人が投手戦を制した。巨人は初回、中田翔の適時打で先制する。そのまま迎えた6回裏には、中田翔のソロで貴重な追加点を挙げた。投げては、先発・グリフィンが7回無失点の好投で来日初勝利。敗れた中日は、先発・涌井が好投を見せるも、打線が振るわなかった。
◆巨人OBの江川卓氏(67)が始球式を務めた。マウンドの前からの投球。現役時と同じようなワインドアップからの投球はワンバウンドとなって、思わず天を仰いだ。「届かなかったので、結構ショックです」と苦笑いだった。今回の始球式はプロ野球中継が今年で70年を迎えるのを記念したもの。88年3月18日、東京ドームのこけら落とし。その時、昭和の怪物の引退セレモニーも行われ、東京ドームの第1球を投げたのが江川氏だった。35年ぶりの東京ドームのマウンドに「投げさせてもらえるのはありがたい」と感謝。巨人の後輩に向けては「歴史のある球団で現役をやらせていただいた。ファンの方を増やしていけるような、いいプレーを」とエールを送った。
◆中田が止まらん! 巨人中田翔内野手(33)が2試合連続打点となる先制適時打を放った。1回1死満塁、中日涌井の初球147キロ直球をキレイにはじき返した。打球はセンター前に抜けるクリーンヒットで1点を先制。「チャンスだったので、積極的にいきました。先制できて良かったです」と、一塁ベース上で右拳を掲げて喜んだ。中田翔は前日の開幕戦でも4回にチーム1号となるソロ、8回に一時逆転の2点適時三塁打を放っており、この時点で今季の巨人の全4打点をマークしている。
◆腰と左膝の2度の手術から復活した巨人梶谷隆幸外野手(34)が、シーズンで632日ぶりの安打を放った。リードオフマンとしてチャンスを演出した。「1番左翼」でスタメン。1回先頭の第1打席は右前打で出塁した。ファウルで粘って、7球目の145キロ直球を捉えた。シーズンでは21年7月8日中日戦以来の安打だった。その後、中田翔の中前適時打で先制のホームを踏んだ。2回2死の第2打席も118キロのカーブを右翼フェンスにワンバウンドの二塁打で続いた。一塁を必死で駆け抜け、二塁を少しぎこちないヘッドスライディングでもぎとった。DeNAからFA加入1年目の21年10月、腰椎椎間板ヘルニアの手術を受けた。復帰を目指していた昨年5月には左膝内側半月板縫合手術を受けた。昨季は1試合も出場できず、オフには育成選手となり、再出発した。地道なリハビリを経て、ファームでは5日の春季教育リーグ西武戦でDHとして、約1年6カ月ぶりに実戦復帰。23日から1軍に合流し、24日に支配下に復帰した。走攻守でアピールを重ね、開幕1軍に滑り込んでいた。
◆今年の大将はひと味違う。巨人中田翔内野手(33)が1点リードの6回1死、中日涌井の147キロ直球を捉えて、左中間席上段への飛距離128メートルの確信2号ソロを放った。打った瞬間、柵越えを確信し、舌をペロリと出しながら、味方ベンチへほえた。「打ったのは真っすぐです。完璧に捉えることができました。いい追加点になってよかったです」。ベンチに戻ると、両手の人さし指を上に向ける昨季からチーム内で流行中の"アゲアゲポーズ"で開幕2戦連発の喜びを爆発した。1回1死満塁では、涌井から初球147キロ直球をはじき返してセンター前への先制適時打。前日の開幕戦でも4回にチーム1号となるソロ、8回に一時逆転とする2点適時三塁打を放っており、この時点で今季の巨人の全5打点をマークしている。開幕2試合、7打席時点ではあるが、4安打2本塁打5打点を記録。143試合換算で143本塁打、357打点ペースと異次元のハイペースで打ちまくっている。【中田2号詳細】打球角度=30度打球速度=170キロ飛距離=128メートル中田が2戦連発を含む2打点を挙げ、開幕戦(●3-6)に続いてチーム全得点を1人でたたき出した。開幕戦から2戦連発は日本ハム時代の19年以来自身2度目で、巨人では17年阿部以来。巨人で開幕戦から2試合続けてチーム全得点をたたき出すのは47年川上、02年清原に次いで3人目。川上は4月18日中部日本戦●1-2(本塁打)19日東急戦○1-0(二塁ゴロ)で、清原は3月30日阪神戦●1-3(本塁打)31日阪神戦●1-2(本塁打)。2人は2試合とも1点で、複数得点は中田が初。
◆大将のあまりの活躍ぶりにツイッターでは「中田個人軍」がトレンド入りした。巨人中田翔内野手(33)が1回に先制適時打を放つと、6回1死からは2戦連発となる特大2号ソロを放った。前日3月31日の開幕戦では4回にチーム1号となるソロ、8回に一時逆転とする2点適時三塁打を放っており、この時点で今季の巨人の全5打点をマークした。1人でチームの総得点を荒稼ぎする活躍ぶりにSNSでは中田翔を称賛するツイートが続出。「これは中田個人軍」「中田翔による中田翔のためのシーズン」「1人で全部やっとるww」「中田しか勝たん!」とのツイートが見られた。
◆中日涌井秀章投手(36)が移籍後初登板した。7回を投げ4安打2失点。味方の援護がなく、2点のビハインドのままマウンドを降りた。西武、ロッテ、楽天に次ぎ4球団目での勝利は、先送りになった。
◆「和真の粘り」もむなしく、守備妨害で三振ゲッツーとなった。巨人岡本和真内野手(26)が9回1死一塁、ひたすらファウルでカットして粘った。しかし14球目、中日山本の121キロカーブに見逃し三振に倒れた。一塁走者の吉川がスタートしていたが、見逃し三振となった岡本和が一塁ベンチへ歩きかけたため、捕手木下拓とホームベース付近でかぶって送球できず。やや交錯する形となった。球審から守備妨害で一塁走者アウトとの判定で、三振ゲッツーとなりチェンジとなった。
◆巨人が開幕2戦目で今季初白星を挙げた。打っては中田翔内野手(33)が2打点と活躍。チームの全打点をたたき出した。1回1死満塁から先制の中前適時打。さらに6回1死からは左中間席に2試合連続の2号ソロで追加点をもたらした。"大将"は2試合で4安打2本塁打5打点と大暴れとなった。投げては3人の投手陣で無失点リレー。新外国人左腕のフォスター・グリフィン(27)投手が7回を3安打無失点の好投。8回は、この日に1軍昇格の田中豊樹投手(29)が1回を1安打無失点でつないだ。9回は鍵谷陽平投手(32)が無失点で締め、セーブを挙げた。巨人は開幕戦のビーディに続き新外国人のグリフィンが先発。開幕戦から2試合続けて新外国人が先発は00年近鉄、18年日本ハムに次いで3度目。巨人の外国人投手で来日初登板初勝利は20年6月21日サンチェス以来10人目となり、開幕カードでは88年4月9日ガリクソン(チーム2試合目)20年サンチェス(3試合目)に次いで3人目。
◆巨人田中豊樹投手(29)が復活の投球を示した。2点リードの8回に2番手で登板。1回を1安打無失点に抑えた。この日、1軍に昇格し、大事な終盤のマウンドを任された。先頭木下は136キロフォークで空振り三振を奪った。2死から右前打を許すも、崩れなかった。岡林を148キロ直球で右飛に打ち取った。しっかり役目を果たし、大城卓とグラブタッチを交わした。先月30日に支配下復帰したばかりの右腕。20年は31登板、21年は39登板を重ねた。しかし、21年オフに右肘関節のクリーニング手術を受けて育成契約となった。24日のオープン戦楽天戦では516日ぶりの1軍マウンドに立ち、1回を1安打無失点。26日楽天戦でも3者凡退に抑え、アピールを重ねていた。シーズンでの1軍マウンドは21年10月24日ヤクルト戦以来、524日ぶりだった。
◆腰と左膝の2度の手術から復活した巨人梶谷隆幸外野手(34)が歓喜のお立ち台の光景を目に焼き付けた。「1番左翼」で約2年ぶりにスタメン出場すると、1回先頭、右前に632日ぶりの安打を放った。2回2死の第2打席も右翼線への二塁打。二塁へは「チキってますねまだ」と苦笑いの少しぎこちないヘッドスライディングでもぎとった。マルチ安打でシーズン初勝利を演出。お立ち台では「長かったなと...。つらいなというのもありましたし。ファンの皆さんの前で野球ができることがうれしいです」と野球ができる喜びを全身でかみしめた。DeNAからFA加入1年目の21年10月、腰椎椎間板ヘルニアの手術を受けた。復帰を目指していた昨年5月には左膝内側半月板縫合手術。昨季は1試合も出場できず、オフには育成選手となり再出発していた。戻ってきた1軍の晴れ舞台での活躍。「伸びしろありますね。今はこなしてるって感じですけど、もっとあげていきたいなと思ってます」と、改善の余地を残すリードオフマンがさらに状態を上げていく。
◆巨人原辰徳監督(64)が試合後、ベンチから外れた守護神の大勢投手(23)について言及した。試合前練習では約50メートルのキャッチボールを行い、ランニングやノックなどのメニューを消化していたが、原監督は「昨日とそうそう変わりはなかったというところ。明日は明日になってというところですね。投げられない人をなかなかベンチに入れる余裕はありませんので、明日はまたどういう風になるかというところですね」と説明した。大勢は前日3月31日の開幕戦ではベンチ入りも1点リードの9回に登板せず、チームは逆転負け。試合後、原監督は「マウンドに上げる状況ではなかったということですね」と話し、阿波野投手チーフコーチも「コンディションの部分を考えて、試合前である程度、意思統一させてもらいました。1日ずつ状態を確認しながらということになります」と説明していた。
◆「妻より巨人」が増殖していた。前日3月31日の開幕戦のライトスタンドに「妻より巨人」と書かれた応援パネルを持ったファンが"発見"されていたが、この日は「妻より巨人」パネルを持ったファンが2人と並んで「彼より巨人」と書かれたパネルを持ったファンの姿が見られた。WBC期間中には大谷翔平の応援に訪れ「妻より大谷」の応援パネルが掲げられ話題になっていた。過去にも巨人戦で「妻より巨人」のパネルが掲げられていたが、同一人物かはいまだ不明。「妻」「彼」にあたる人物は果たしてどう思っているのか。謎は深まるばかりだ。
◆ニュー中田ショーが、新たな伝説を生み出した。巨人中田翔内野手(33)が6回、開幕2戦連発となる特大の2号ソロアーチを描いた。初回には先制適時打を放っており、この試合2打点。開幕戦からチームの全5打点をたたき出し、今季初勝利をもたらした。開幕2試合で全打点を挙げたのは、球団史上でも川上哲治氏、清原和博氏の2人だけ。確実性を掲げた新たな打撃で、レジェンドに肩を並べた。手に伝わってくる最高の感触に、確信した。「久々に気持ちよかったです」。中田翔は1点リードの6回1死、中日涌井の147キロ直球を迷いなく振り抜いた。左中間席上段への飛距離128メートルの2戦連発特大アーチ。1歩、2歩と、放物線を目で追いながらゆっくり確信歩き。「1点だと何が起こるか分からないので、もう1点取りに行く気持ちがベンチの中であった」。ニュー中田ショータイムを演出したバットを放り投げた。開幕から球団史に残る1人全打点の偉業を果たし続けている。前日の開幕戦ではチーム1号となるソロ弾と一時逆転の2点適時三塁打で3打点も、チームは9回に逆転負け。この日は1回1死満塁で、中前先制適時打を打っていた。開幕2試合でチームの全打点をマークしたのは、巨人では川上哲治氏、清原和博氏とレジェンド2人に次ぐ偉業となった。ツイッターでは「中田個人軍」がトレンド入りするも豪快に一蹴した。「まだ、たかが始まって2試合なので。試合に勝ちにいくという、それだけだと思う。もっと打てるように頑張りたい」と全く意に介さない。今季は確実性をテーマにキャンプから準備。打率アップを図り、自主トレではアマゾンで買った新兵器「くの字バット」でミート力を向上させてきた。新たな打撃スタイルで、2試合6打数4安打5打点2本塁打、打率6割6分7厘。驚異的な数字が、進化を物語る。「しっかりと打席の中でポイントを意識してできているのですごくいい。まず1勝できて良かった」。勢いはまだまだ緩めない。【小早川宗一郎】中田が2戦連発を含む2打点を挙げ、開幕戦(●3-6)に続いてチーム全得点を1人でたたき出した。開幕戦から2戦連発は日本ハム時代の19年以来自身2度目で、巨人では17年阿部以来。巨人で開幕戦から2試合続けてチーム全得点をたたき出すのは47年川上、02年清原に次いで3人目。川上は4月18日中部日本戦●1-2(本塁打)19日東急戦○1-0(二塁ゴロ)で、清原は3月30日阪神戦●1-3(本塁打)31日阪神戦●1-2(本塁打)。2人は2試合とも1点で、複数得点は中田が初。
◆元日本ハム勢の巨人戦士の活躍にファイターズファンが喜んだ。日本ハムで長年4番を務めた中田翔が2戦連発のソロと先制打を放ち、全打点を挙げた。19年まで日本ハムに所属するも同年オフに戦力外通告を受けた田中豊は、21年オフに右肘関節のクリーニング手術を受けて育成契約となったところからの524日ぶりの復活登板。1回1安打無失点に抑えると、19年オフにトレード移籍するまで日本ハムに所属した鍵谷が9回を無失点に抑えてチームの今季初勝利に貢献した。SNSではファンが「読売ファイターズやんw」「これほとんどファイターズの勝利じゃね?」「東京に行ったあの子たちも元気そうで良かった(親戚のおばちゃん目線w)」と元日本ハム戦士の活躍ぶりに注目していた。
◆巨人原監督が投打をかみ合わせる采配で、今季初勝利をつかみ取った。1番をオコエから梶谷に組み替え、初回に先制点を奪った。継投では大勢がベンチ外で不在の中、好調と見た田中豊を8回、鍵谷を9回に送り込み無失点リレーを完成。原監督は「現状の中で(田中)豊樹と鍵谷がいい役割をやってくれました。(梶谷は)どんなボールにも対応力は素晴らしいものがある」と称賛。監督通算1226勝目を挙げた。■グリフィン、来日初白星新外国人左腕のグリフィンが7回3安打無失点で、来日初白星とともにチームに今季1勝目をもたらした。ピンチは3回2死二、三塁のみ。中日大島を空振り三振に仕留めると、4回以降は無安打投球を披露した。スタンドでは、来日間もない家族が観戦し「いいときも悪いときも変わらず接して支えてくれるのはありがたい。(ウイニングボールを)どんどんためたい」と積み上げていく。巨人は開幕戦のビーディに続き新外国人のグリフィンが先発。開幕戦から2試合続けて新外国人が先発は00年近鉄、18年日本ハムに次いで3度目。巨人の外国人投手で来日初登板初勝利は20年6月21日サンチェス以来10人目となり、開幕カードでは88年4月9日ガリクソン(チーム2試合目)20年サンチェス(3試合目)に次いで3人目。
◆開幕戦で黒星スタートとなった巨人は、開幕直前に支配下に復帰した梶谷隆幸外野手(34)が「1番・左翼」に入った。昨年5月に左膝内側半月板縫合手術を受けたベテランが復活をかける。先発のフォスター・グリフィン投手(27)=前ブルージェイズ=は開幕戦のビーディに続いて来日初登板となる。
◆巨人・大勢投手(23)がベンチ入りメンバーから外れた。逆転負けを喫した前夜の開幕戦では1点リードの九回に登板しなかった。この日は試合前練習で軽めのキャッチボールを行った。WBCに出場していた大勢について、原監督は開幕戦後に「マウンドに上げられる状況じゃなかった」とコンディション不良を示唆していた。
◆巨人OBの江川卓氏(67)が、プロ野球中継が今年で70年を迎えるのを記念して始球式を務めた。現役時代の背番号「30」が入った巨人のユニホームを着て登場。「焦りと、間が持たなかったというか。現役の時は観客に見られている感覚はなかったのに...」と、まだ自身の経歴紹介が終わらぬうちにマウンドやや手前から投球。ワンバウンドで捕手・小林のミットに収まった。3歳下の原監督も手をたたいて笑顔を浮かべ、2人でガッチリと握手を交わした。江川氏の引退セレモニーは1988年3月18日、東京ドームのこけら落としとなった巨人―阪神の試合前に行われた。始球式はそれ以来だった。降板後もやや興奮気味の江川氏は「まずはストライクが入らなかったことでショックが大きいです。もう肩が痛い。痛めて(現役を)やめましたので。あんなもんなんですよ」と悔しそうな表情。「今の自分が分かるので」と、キャッチボールなどの事前練習は一切しなかったとも明かした。「現役の時はけっこうすごいことやっていたんだなと。投げさせていただいたことはすごくありがたいですね」と言い残し、日本テレビでの巨人戦中継の解説へと向かった。
◆巨人・中田翔内野手(33)が2試合連発となる2号ソロを放った。1点リードの六回1死。涌井が投じた真ん中付近の直球を逃さず、左中間席中段へ運んだ。大型ビジョンに表示された飛距離は128メートル。打った瞬間に本塁打を確信し、走らずに行方を見送るほど豪快な一発だった。
◆巨人は中田翔が一回に先制打、六回に2試合連続の2号ソロを放った。グリフィンが7回を無失点で来日初登板勝利、鍵谷が2季ぶりのセーブを挙げた。中日は移籍後初先発の涌井が7回2失点と粘ったが、打線がつながりを欠いた。
◆巨人は今季初勝利。原辰徳監督(64)は、ベンチ入りしなかった守護神・大勢投手(23)について「いてくれるのはありがたいことですけど、指をくわえている場合じゃないのでね。現状の中でいい役割を(田中)豊樹も鍵谷もやってくれました」と話した。2点リードの八回を田中豊、九回を鍵谷が無失点でつないだ。3月31日の第1戦では、昨季37セーブを挙げた大勢がベンチ入りするも、1点リードの九回に登板せず。原監督は「マウンドに上げる状態ではなかった」と説明し、何らかのコンディション不良を示唆していた。この日の状態については「昨日とそうそう変わりはなかった。投げられない人をベンチに入れるという余裕はありませんので。明日はまたどういうふうになるかというところですね」と、2日以降も慎重に見極める。
◆巨人・梶谷隆幸外野手(34)が、1軍では632日ぶりとなる安打を放つなど2安打でトップバッターとして勝利に導いた。お立ち台に上がった心境を「なんか久しぶりやなぁと」と笑顔で振り返った。「1番・左翼」で先発したベテランは、一回に右前打を放ち、先制のホームを踏んだ。二回にも右翼線二塁打を放って2安打。快足を飛ばす場面もあったが、まだ左膝の状態は完全ではなく「今はこなしているって感じ。もっとあげていきたい。まだ伸びしろあります」と自信を見せた。2021年7月8日の中日戦を最後に、腰や左膝の手術を受けた。どん底の日々を支えてくれた家族に感謝し、「変わらずに横にいてくれて常にサポートしてくれた。気を紛らわしてくれたり。1人やったら死んでいた。(孤独に)耐えられない系だと思うので、横にいてくれてありがたかった」と長いリハビリ生活へのサポートに恩返しを誓った。
◆巨人は今季初勝利を飾った。先発したフォスター・グリフィン投手(27)=前ブルージェイズ=は、7回3安打無失点で来日初登板を勝利で飾った。普段はクールなグリフィンは、ピンチを切り抜けるたびに叫んだ。7回無失点で来日初登板勝利を挙げ、お立ち台では夫人のガブリエルさん、昨年12月に生まれた長女のスコティーちゃんがいる客席へ目をやり、「ファンはもちろんだけど、家族も力強い応援団」と感謝した。左腕から投じる最速151キロの直球とカットボール、カーブなどで7奪三振、1四球。父親が米国のプロゴルファーで、自身もベストスコア「68」というゴルフのように、無駄なくテンポよく、7回を95球でまとめた。原監督は「走者が出ても粘り強く放るし、簡単に四球を出さない。期待が持てる」と目を細めた。開幕戦に先発した新助っ人のビーディ(前パイレーツ)とともに先発の柱と期待される左腕は、「(目標は)シンプルに優勝したい。それだけ」とサラリと言い放った。(谷川直之)
◆巨人の守護神、大勢投手(23)がベンチ入りメンバーを外れた。右手の指にまめができた影響とみられる。逆転負けを喫した前夜の開幕戦では、1点リードの九回に登板せず、原監督が「マウンドに上げられる状況じゃなかった」と話していた。この日の試合後は「昨日とそうそう変わりはなかった。投げられない人をベンチに入れる余裕はありませんので。明日はまたどういうふうになるか」と、2日以降のベンチ入りを明言しなかった。日本が世界一に輝いたWBCでチーム最多の4試合に登板した2年目右腕はこの日、試合前練習で軽めのキャッチボールを行ったが、コーチ陣と話し、途中で切り上げていた。
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ヤクルト |
2 | 0 | 0 | 1.000 (-) | - (-) |
141 | 5 (+1) | 0 (-) | 3 (+1) | 4 (-) |
0.220 (↓0.038) | 0.000 (-) |
1 (-) |
阪神 |
2 | 0 | 0 | 1.000 (-) | 0 (-) |
141 | 12 (+6) | 8 (+5) | 0 (-) | 4 (+2) |
0.319 (↑0.009) | 3.430 (↓0.43) |
3 (1↑) |
巨人 |
1 | 1 | 0 | 0.500 (↑0.5) | 1 (-) |
141 | 5 (+2) | 6 (-) | 2 (+1) | 0 (-) |
0.169 (↑0.008) | 2.000 (↑2) |
3 (2↓) |
中日 |
1 | 1 | 0 | 0.500 (↓0.5) | 1 (↓1) |
141 | 6 (-) | 5 (+2) | 0 (-) | 1 (-) |
0.250 (↓0.074) | 2.650 (↑0.35) |
5 (1↓) |
DeNA |
0 | 2 | 0 | 0.000 (-) | 2 (↓1) |
141 | 8 (+5) | 12 (+6) | 1 (+1) | 0 (-) |
0.218 (↑0.036) | 4.580 (↓0.08) |
5 (1↓) |
広島 |
0 | 2 | 0 | 0.000 (-) | 2 (↓1) |
141 | 0 (-) | 5 (+1) | 0 (-) | 1 (+1) |
0.123 (↑0.012) | 2.810 (↑1.69) |
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