巨人(☆5対2★)楽天 =オープン戦2回戦(2023.03.25)・東京ドーム=
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楽天
0110000002900
巨人
00002300X5600
勝利投手:直江 大輔(2勝0敗0S)
(セーブ:ロペス(0勝0敗2S))
敗戦投手:伊藤 茉央(0勝1敗0S)
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◆巨人は、WBCから帰ってきた大城卓がタイムリーを放つ活躍。オープン戦初出場で元気な姿を見せた。一方の楽天は、田中和が2安打の活躍。し烈なポジション争いを続ける外野手が、持ち前の打棒を発揮した。

◆侍ジャパンの大城卓三捕手(30)がチーム復帰後、初の試合に出場する。「7番捕手」でスタメンとなった。侍組の4人は24日からチームに合流。この日、岡本和真はベンチスタートで、出場はオープン戦最終戦の26日楽天戦(東京ドーム)になる予定。大勢と戸郷翔征は完全休養日となった。

◆熊本県PRキャラクター「くまモン」が始球式を務めた。「阿蘇くまもと空港DAY」としての開催とあり、パイロット姿で登場。熊本市出身で、11年に盗塁王を獲得した藤村大介氏(現巨人スコアラー)が打席に入った。くまモンは投球動作に入ると思いきや、マウンドから歩いて打席に近づくと、約半分の距離から懸命に腕を振った。スリーバウンド投球となったが、東京ドームは拍手と笑いが起こり、くまモンワールドに包まれた。

◆巨人坂本勇人内野手がオープン戦23打席ぶりの安打を放った。7回1死一塁の場面で、楽天渡辺翔の138キロカットボールを捉え、左前へ運んだ。15日ソフトバンク戦以来の快音に「久しぶりに1本出て良かったです。オープン戦も残り1試合なので、開幕に向けてしっかり準備していきます」。原監督も「今年1番の当たりかもしれない。また何かきっかけつかんでくれたらいいですね」とホッとした様子だった。

◆侍ジャパンの大城卓三捕手(30)が反撃の中前適時打を放った。WBCから帰国後、初の試合は「7番捕手」でスタメン。2点を追う5回1死一、二塁。楽天滝中の129キロシンカーをうまくバットの芯に乗せた。ライナーで中前に運んだ。チームは4回まで1人の走者を出せずに沈黙していた中、最初のチャンスだった。集中力を研ぎ澄まし、得点を生み出した。「1本出て良かったです。タイムリーを打てて、ちょっとはいいところを見せられたかな」と笑った。前日24日に原監督と阿部ヘッド兼バッテリーコーチから「どうする?」と聞かれ、「出ます」。やや時差ぼけも残るが、少しでも自軍投手のボールを実戦で受けるべく、出場を志願した。2打数1安打で、6回表の守備からはベンチに退いた。「ロッカーでも、全員ではないですけどしゃべれた部分はあった。もっと自分もチームに経験を口に出していければ」と世界一の経験を生かしていく。

◆楽天ドラフト4位の伊藤茉央投手(22=東農大北海道オホーツク)は、ほろ苦いプロ初連投となった。同点で迎えた6回に2番手として登板。右打者の外角低めに引っかける球が多く、先頭の代打坂本、吉川に連続で四球。無死一、二塁のピンチを招き、丸にフルカウントから外角低めの143キロシンカーを捉えられ、中前へ適時打を浴びたところで降板した。制球が定まらず、0/3回を1安打3失点。「ひっかけた球をズルズル引きずってしまって、ああいう結果になってしまった」と反省した。開幕1軍が決まったサイドハンド。即戦力として期待されているが、すべてが新しい経験となっている。小山投手コーチは「開幕前で良かったのかなと。シーズン中の大事なところでというよりは、いい勉強になったと思う。起用法に関してもいろいろ精査しながら、やっていければいいかなと思います」と説明した。

◆楽天滝中瞭太投手(28)の、開幕ローテーション入りが決まった。開幕前最後の登板は、先発して5回2安打2失点と試合をまとめた。試合後、石井監督は「エスコン(フィールド)で投げます」と、3月30日から迎える日本ハムとの開幕カードでの先発を明言。滝中は「いいスタートを切れるようにとチームで動いているので、その中のいい歯車になれるように頑張っていきたい」と意気込んだ。コーナーにボールを集め、打たせて取る投球で、ローテを勝ち取った。4回まで46球とテンポ良く無安打無四球無失点と好投。一方で、5回先頭の中田に右翼へ安打を浴び、この日初めての走者を背負うと、制球が甘くなった。1死一、二塁で大城に左中間へ適時打を浴び、続く中山には右犠飛を放たれ、2点を失った。昨秋からクイックでの投球を課題に挙げていたが、力みが生まれ、逆球も増えた。「僕は投げ急ぐことが多いので、ピンチになればなるほど、ゾーンに集まりすぎて打たれることが多い。まずは投げ急がないことが大事だと思いますし、イニング間など試合の空気感の中で、ちょっとクイックを取り入れてもいいのかなというのは、今日みたいな試合だと特に感じました」と前を向いた。課題を残したものの、持ち前の大崩れをしない投球でゲームメーク。今季の実戦登板では安定した投球を続けている。石井監督からは「ぼちぼちだったと思います。最後は少し球が軽くなったというか、バッターにコンタクトされやすくなっていた。勝利投手になるには、あそこからもうひと踏ん張りですね」と背中を押された。

◆巨人新外国人左腕のフォスター・グリフィン投手(27=ブルージェイズ)が、制球に苦しみながら開幕前最後の登板を終えた。4回5安打2失点3四球に「1つの事実として、四球が理想よりも多くなってしまった」。毎回得点圏に走者を背負いながらも2失点にとどめ「場合によってはもっと痛い目に遭っていた可能性を考えると、良くないなりにできた」と前向きに受け止め、開幕2戦目に臨む。

◆侍ジャパンから合流した巨人大城卓三捕手(30)が、志願の出場で反撃の一打を放った。25日楽天戦(東京ドーム)に「7番捕手」でスタメン。2点を追う5回1死一、二塁、楽天滝中のシンカーをとらえた。中前適時打でこれが呼び水となりその回に同点。6回の勝ち越しにつなげた。帰国後、中1日の強行軍に「1本出てよかった。タイムリーを打っていいところを見せられた」と疲労感を吹き飛ばし、充実感に浸った。この日のオープン戦に代表組で出場したのは西武山川と2人だけ。米マイアミから約15時間のフライトを経て、23日に帰国した。翌24日の1軍練習合流時、原監督と阿部ヘッドから出場を「どうする」と聞かれ「出ます」と即答した。疲れ、時差ボケは完全に抜けてはいない中で「投手との実戦が少ないので」と志願。実戦で組んだことがない先発グリフィンの球を受けるため、迷いはなかった。WBCでは大谷の姿に奮い立ち、ダルビッシュの言葉に共感した。「ダルさんが、日本の野球も米国に負けていないといっていた。本当にもっとやんなきゃいけないと思った」。準決勝では9回を大勢との巨人バッテリーで締めくくった。世界と戦うすべてを知る原監督も「いい経験になったでしょうし、いいシーズンにしてくれるといいですね」。チームに還元する。26日楽天とのオープン戦最終戦には4番岡本和が帰ってくる。決勝の1発を含む2本塁打を放った主砲の帰還、23打席ぶり安打の坂本の復調とともに、勝てばオープン戦5年ぶりVの可能性もある。侍たちの合流を追い風に、さらなる勢いをつける。【上田悠太】

◆楽天滝中瞭太投手(28)の開幕ローテーション入りが決まった。25日巨人戦(東京ドーム)で先発し、5回2安打2失点と試合を作った。試合後、石井監督は「エスコン(フィールド)で投げます」。3月30日からの日本ハムとの開幕カードでの先発を明言した。開幕投手は田中将が務め、滝中も当確。残り1枠を藤平とバニュエロスで争う。バニュエロスは26日巨人戦で先発が予定され、同試合後に最終的な決断を下す。本拠地開幕となる4月4日からの西武3連戦では則本、早川、田中将が先発の見込み。4月3週目までは週に5試合しか開催されないため、先発投手は5人で回すことが可能だ。一方で、ドラフト1位荘司康誠投手(22=立大)や岸らも控え、各投手の状態を見ながら、柔軟にローテーションを組んでいく。

◆ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表として世界一に輝いた巨人・大城卓三捕手(30)が「7番・捕手」でスタメンに名を連ねた。前日24日に支配下復帰した巨人・梶谷隆幸外野手(34)も「1番・左翼」で先発する。

◆巨人・中山礼都内野手(20)が、プロ入り後初めて一塁守備に就いた。この日は「8番・三塁」で先発したが、七回から一塁守備へ。本職は遊撃で、二塁、三塁は守ったが、一塁はイースタン・リーグでも経験がなかった。3年目の中山はここまでオープン戦14試合に出場し、打率・360、1本塁打、8打点(七回時点)をマーク。出場機会が増えている。

◆巨人・坂本勇人内野手(34)が途中出場で23打席ぶりの安打となる左前打を放った。不振にあえぐ正遊撃手は六回に代打で起用され、七回に第2打席を迎え、右腕の渡辺翔の外角のカットボールを左前へライナーで運んだ。オープン戦はこれで32打数3安打の打率・094。開幕が迫る中、復調へのきっかけとできるか。

◆ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表として世界一に輝いた巨人・大城卓三捕手(30)が「7番・捕手」で先発し、復帰戦でいきなりタイムリーを放った。2点を追う五回1死一、二塁。カウント1-0から瀧中の変化球を捉え、中前適時打をマーク。「一本出て良かった。(ファンの)歓声の方もあったのでうれしく思いますし、ちょっとはいいとこを見せられたかな」とほほ笑んだ。24日にチームに合流。移動などの疲れが残る中だが「(いろんな)投手と(バッテリーを)組んでいないのが一番」と志願し先発出場。開幕ローテーション入りが濃厚な新外国人のグリフィンをリードし、「組めたことが良かった」とうなずいた。

◆巨人・原辰徳監督(64)が、23打席ぶりに安打を放った坂本勇人内野手(34)へ「今年一番の当たりかもしれない。また何かきっかけをつかんでくれたらいいですね。まだ時間があるわけだからね」とさらなる復調に期待した。坂本は六回に代打で起用され、七回の第2打席で右腕の渡辺翔が投じた外角のカットボールを左前へライナーで運んだ。坂本は「久しぶりに1本出てよかったです。オープン戦も残り1試合なので、開幕に向けてしっかり準備していきます」と球団を通じてコメントした。オープン戦は32打数3安打の打率・094。指揮官はこれまでに「開幕うんぬんは元気であれば(起用する)。2000本以上(安打を)打っている人をなめちゃいけない。やると思いますよ」と、坂本の開幕スタメン起用を示唆していた。

◆巨人・原辰徳監督(64)が5年目右腕の直江大輔投手(22)を高評価した。直江は六回から3番手として登板。力強さが増した最速147キロの直球とスライダーで楽天打線を翻弄。わずか13球で三者凡退に仕留めた。24日の同戦でも八回に4番手として登板し、1回を三者凡退。連日の好投を見せた右腕に指揮官は「あえて連投させて、精度も落ちずに非常にいい」と絶賛した。

◆大きな一本だ。途中出場した巨人・坂本勇人内野手(34)が七回、23打席ぶりの安打となる左前打を放った。「久しぶりに一本出て良かったです。オープン戦も残り1試合なので、開幕に向けてしっかり準備していきます」六回に代打で起用され、七回に渡辺翔の外角のカットボールを左前へライナーではじき返すと、東京ドームは歓声に包まれた。オープン戦は32打数3安打の打率・094と苦しむ正遊撃手に、原監督は「今年一番の当たりかもしれない。何かきっかけをつかんでくれたらいいですね。まだ時間があるから」と、既に先発起用を示唆している31日の中日戦(東京ドーム)を見据え、復調を願った。昨季は故障による2度の長期離脱で出場83試合、5本塁打。主将交代、WBC辞退を経て復活を誓う。ドラフト4位・門脇(創価大)や3年目の中山ら遊撃の座を狙う若手が好調な中、現役最多2205安打を誇る名手が、ようやくトンネルを抜け出した。(谷川直之)

◆楽天・滝中瞭太投手(28)が先発し、5回2安打2三振2失点と粘り、開幕ローテーション入りが決定した。試合後、取材に応じた石井一久監督(49)の一問一答は以下の通り。――滝中の投球内容について「ぼちぼちでした。最後は少し球が軽くなったというか、バッターにコンタクトされやすくなっていた。勝利投手になるには、あそこからもうひと踏ん張りですね」――滝中は「クイックモーションが課題」と話していた「今更ですよね。そこは精度を高めていくことが大事だなと思います」――滝中は日本ハムとの開幕カード(3月30-4月2日)で起用「エスコン(フィールド北海道)のどこかで投げます」――D4位・伊藤茉(東農大北海道オホーツク)が初の連投で1死も取れず3失点「(連投の)難しさというか、何か引っ掛けまくっていた。そういう失敗は教訓にしてほしい。ブルペンからマウンドに入るときの流れを大事にしてほしいです」――体調不良で欠場中の辰己について「リカバリー後、明日(26日)になって体調をみてから(オープン戦に出場させるかを)決めます」――WBCから戻った松井がブルペンで投げた「状態はそんなに悪くない。焦る必要はないから、明日(26日)になっていけそうなら投げればいい。投げる可能性が強いと思います」

◆楽天の滝中が5回を2失点にまとめ、開幕ローテーション入りを決めた。四回まで完璧に封じ、五回に先頭の中田翔に初安打されたところから失点したものの大崩れはせず「きょうは今季戦うにあたってかなり大事になると思った。それなりにできた」と話した。10勝を挙げた2021年から一転して昨季は2勝に終わり、テイクバックを小さくする新フォームで再起を期す。安定感のある投球を見た石井監督は「エスコン(フィールド北海道)で投げます」と、日本ハムとの開幕カードでの先発を明言した。

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<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
843 0.667
(↓0.06)
-
(-)
51
(-)
43
(+7)
6
(-)
8
(+1)
0.256
(↓0.007)
2.770
(↓0.32)
2
(-)
日本ハム
1160 0.647
(↓0.041)
-0.5
(-)
68
(+1)
52
(+2)
15
(-)
29
(+1)
0.243
(↓0.001)
2.580
(↑0.04)
3
(1↑)
巨人
960 0.600
(↑0.029)
0.5
(↓1)
49
(+5)
42
(+2)
10
(-)
9
(+1)
0.237
(↓0.002)
2.110
(↑0.01)
4
(1↑)
西武
752 0.583
(↑0.038)
1
(↑1)
39
(+5)
27
(-)
7
(+1)
15
(-)
0.208
(↑0.008)
1.750
(↑0.14)
5
(2↓)
ロッテ
762 0.538
(↓0.045)
1.5
(-)
40
(-)
39
(+1)
7
(-)
11
(-)
0.211
(↓0.004)
2.190
(↑0.07)
6
(-)
ヤクルト
873 0.533
(↑0.033)
1.5
(↑1)
65
(+2)
68
(+1)
11
(+2)
20
(-)
0.236
(↑0.005)
3.510
(↑0.15)
7
(-)
阪神
880 0.500
(↑0.033)
2
(↑1)
70
(+7)
52
(-)
13
(+2)
7
(-)
0.240
(↑0.006)
3.040
(↑0.21)
7
(2↑)
中日
663 0.500
(↑0.045)
2
(↑1)
54
(+1)
58
(-)
6
(-)
4
(-)
0.243
(↑0.002)
3.550
(↑0.25)
9
(2↓)
楽天
793 0.438
(↓0.029)
3
(-)
70
(+2)
79
(+5)
11
(-)
14
(-)
0.271
(↓0.001)
3.860
(↓0.08)
9
(1↑)
ソフトバンク
791 0.438
(↑0.038)
3
(↑1)
54
(+8)
57
(+2)
13
(+1)
5
(-)
0.248
(↑0.005)
3.240
(↑0.08)
11
(-)
DeNA
6120 0.333
(↓0.02)
5
(-)
45
(-)
70
(+5)
4
(-)
7
(-)
0.207
(↓0.002)
3.310
(↑0.06)
12
(-)
広島
393 0.250
(↓0.023)
5
(-)
40
(+2)
58
(+8)
4
(-)
3
(-)
0.214
(-)
3.450
(↓0.37)