ソフトバンク(☆6対1★)広島 =オープン戦3回戦(2023.03.24)・福岡PayPayドーム=
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広島
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ソフトバンク
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勝利投手:大関 友久(2勝0敗0S)
敗戦投手:中﨑 翔太(1勝1敗0S)

本塁打
【ソフトバンク】正木 智也(1号・7回裏ソロ)

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◆ソフトバンクは、先発・大関が5回無安打無失点の好投。対する広島の先発・大瀬良も、3回無失点4奪三振の投球を披露。開幕投手に内定している両投手が、そろって上々の仕上がりをアピールした。

◆広島は開幕投手の大瀬良が3回2安打無失点で最終登板を終えると、6回には栗林が実戦復帰を果たした。先頭栗原に右前打を許すも、後続を打ち取った。だが3番手の中崎が4失点するなどイニング途中で降板。打線は先発大関らソフトバンク投手陣の前にわずか2安打に抑えられ、内野ゴロによる1得点に終わった。新井貴浩監督(46)の一問一答は以下の通り。-大瀬良投手は順調に最終登板を終えた新井監督 もう、ナイスピッチング。何も問題ございません。-30球で降板となった新井監督 開幕までのラスト登板ということで、コンディションづくり優先ということです。-栗林投手が実戦復帰新井監督 久しぶりのマウンドだったと思う。彼の場合は投げられるか、投げられないかだと思うので、ピッチング後に聞いても何も問題ないですということだったので、一晩寝て起きて、明日の状態を確認したいなと。でも、ちょっと安心した、という感じ。ナイスピッチングです。-栗林投手は中1日で26日に登板か新井監督 明日の状態が良ければ、そういうプランになるんじゃないかなと思います。-2軍では昨年10月に右肘クリーニング手術を受けた森下投手が、実戦復帰で1回無失点新井監督 何も問題ないという形なので。次の日に体がどういう反応を示しているかが大事なので。でも今日投げた限りでは何も問題ないということだったので、いい報告を受けています。-打線は大関投手らの前にまたも沈黙新井監督 ソフトバンクは投手陣が強力だし、なかなかそう簡単には打てないと思っているけどね。でも、自分が見た打線全体の印象では、ちょっと底は抜けてきているのかなと。ヒットを打つ打たないとかではなく、各打者の反応の仕方を見ても、打線全体の印象は底は抜けてきているんじゃないかなと自分は見ている。-中継ぎ陣はいろんな結果が新井監督 ザキ(中崎)にしても彼本人が納得していないと思う。その後に行ったアドゥワも、イニングの合間に行って、なかなか火が付いたところというのは状況的に難しい。

◆ソフトバンクの開幕投手に決定している大関友久投手(25)が24日、オープン戦最終登板で5回無安打無失点の見事な投球を見せた。広島相手に1四球のみ、6三振を奪い打者15人で片付けた。1週間後に迫った開幕戦、3月31日ロッテ戦(ペイペイドーム)に向けて完璧なリハーサルを敢行。自身初の大役へ弾みを付けた。大関が「開幕投手」としての風格を漂わせて、最終リハーサルを終えた。5回を四球1つのみで無安打無失点。6三振を奪う快投に「総合的に良かった。ストレートも変化球もいろんな球を使いましたし、押し込めていたのが良かったかなと思います」と納得の様子で振り返った。「本番のつもりで投げていった」とスイッチを入れてマウンドに上がった。初回は1死から四球を出したが、落ち着いてけん制で誘い出し走者をアウトに。結局、打者3人で終えた。3回までは直球を主体とした配球でグイグイと押していき、2回から3回にかけては4者連続三振を奪う堂々の内容だった。打者が2巡目に入った4回以降は変化球も効果的に使い、打たせて取る投球にスタイルチェンジ。2イニングをいずれも8球ずつで終える省エネ投法も見せた。オープン戦では3試合に登板し、14回で自責点2。防御率は1・29で終えた。3月31日開幕戦まで残り1週間。「いろいろ課題が出ながらだったんですけど、1週間前にしていい形でまとめられた。ここからあと1週間が大事になる。もっと言うと開幕だけではないので、しっかりやることをやっていきたい」と、確かな自信をつかんだ。開幕投手という初の大役について大関は「緊張感というか、しっかりやらないといけないという気持ちは強くなってきている。これからどんどん高まってくる」と高ぶりを感じつつ「特に変わることはなく、新しいことがいろいろ出てくるとは思いますけど、全部を受け入れて、いい調整をすることに集中したい」と冷静だ。本番に向けて「勝つことだけを考えて。勝つことが一番大事だと思うので、勝てるように頑張ります」と気合を入れた。【山本大地】

◆低空飛行を続けていたソフトバンク打線が、ようやく打撃上昇の兆しを見せた。最終オープン戦の広島3連戦の初戦。心配顔だった藤本監督にもようやく声にハリが出てきた。「1試合じゃ分からないけど、今日のようにしっかりつながりを見せてくれたら安心して開幕に入れるかな」。0-0で迎えた5回だった。4番栗原の左二塁打で口火を切った。5番ウィリアンズ・アストゥディーヨ内野手(31=マーリンズ)の中前打で無死一、三塁。不振で2軍調整していたコートニー・ホーキンス外野手(29=米独立リーグ)が左前にはじき返し先制。1死後からガルビスの右犠飛で2点目を挙げると、9番海野から4連打。1イニング5得点のつながりを見せた。開幕入りさえ危ぶまれていた助っ人3人が意地の打撃を見せれば、2年目の正木も途中出場ながら左前適時打。7回には2死からオープン戦1号アーチを左中間テラス席に運び2安打2打点。「(開幕メンバーの)当落線上で、1打席1打席が勝負。残り2試合、全打席ヒットを狙っていきたい」と、目をぎらつかせた。開幕まで1週間。一気にホークス打線も開花宣言といきたいところだ。○...柳田が5試合ぶり適時打を放った。5回2死一、二塁で右前に運び、この回5点目を加えた。「しっかりとしたスイングができたと思います。チャンスでタイムリーとなって良かったです」。柳田はオープン戦でここまで打率2割2分7厘と苦戦しているが「シーズンに入ったらまた別物というか。違うので。それほど関係ない」と話していた。開幕まで1週間を切り、上昇なるか。▽海野(オープン戦初安打&初打点となる5回の左前適時打に)「スライダーを捉えることができました。とにかく積極的にスイングすることを考えました。その積極性がいい方向につながったと思う」

◆腰の張りでWBC日本代表から外れた広島栗林良吏投手が、実戦復帰した。ソフトバンク戦の6回に登板。先頭栗原に初球真っすぐを右翼前に運ばれるも、後続はいずれもゴロアウトに打ち取った。1回11球を投げ1安打無失点。最速は151キロを計測した。見守った新井監督は「ちょっと安心した」と胸をなで下ろした。6日の阪神との侍ジャパン強化試合以来の登板は、今年NPB公式球を使った初めての登板だった。栗林は「ゼロで抑えられたことは良かったですけど、真っすぐも自分の満足する球ではなかったので、自分の投球ができるようにしたい」。上々の再出発にも首をひねる。打者を差し込み切れなかった直球、鋭い変化をしなかったフォークの精度向上などを課題に挙げた。コンディションに問題がなければ、オープン戦最終戦の26日ソフトバンク戦に登板する。調整期間は限られている。「調整できる、できないは分からないですけど、するしかないと思っている。マイナスにはとらえず、プラスに捉えて取り組んでいければなと思いますし、マイナスに考えることは何もないのかなと思います」。投げたくても投げられなかったWBC離脱を糧に、広島の守護神として臨むシーズン開幕に備える。【前原淳】

◆広島大瀬良大地投手(31)が、5年連続5度目の大役に向けて万全調整を終えた。ソフトバンク戦に先発し、3回まで2安打無失点。球数30球で打者9人で切った。登板前にテーマに挙げたフォークで2三振を奪うなど、毎回の4奪三振。「やりたいことができましたし、結果としてもいい形で終えることができた」。コンディション調整を優先させるため球数を抑えたが、降板後にブルペンでの投球練習で最終確認を行った。

◆広島の開幕投手を務める大瀬良は3回を2安打無失点でオープン戦最後の登板を締めくくった。直球、変化球の切れは申し分なく4奪三振。5年連続5度目の大役に向けて「やりたいことは全部やれた。いい結果で終われて良かった」と準備万全の様子だ。二回にホーキンスを変化の大きいカットボールで空振り三振に仕留めた。「速度を落とし、曲がりの大きい球があってもいい」と使い分けに手応えを感じていた。30球で降板した後はブルペンで約20球を投じて感触をより良いものにした。開幕戦は敵地でセ・リーグ覇者のヤクルト。「しっかり結果を残せるように準備したい」と闘志を燃やした。

◆広島は3分けをはさみ6連敗となった。7投手で計6失点、打線も2安打1点と振るわなかった。新井貴浩監督(46)の一問一答は以下の通り。──開幕投手の大瀬良が3回2安打無失点「もうナイスピッチング。何も問題ございません」──30球での降板「開幕までのラスト登板ということで、コンディションづくり優先ということです」──腰の張りでWBC日本代表を1次リーグ終了後に離脱した栗林が、六回に実戦復帰して1回1安打無失点「久しぶりのマウンドだったと思う。彼の場合は投げられるか、投げられないかだと思う。ピッチング後に聞いても『何も問題ないです』ということだったので、一晩寝て起きて、明日の状態を確認したい。ちょっと安心したという感じ。ナイスピッチングです。さすが」──九回の登板ではなかった「特に意味はない。早めに投げさせて、体の反応やトレーナーの治療もある。さっきも言ったように投げられるか、投げられないか。わざわざ九回に行かせる必要はない」──予定では26日のソフトバンクとのオープン最終戦(マツダ)に登板「明日の状態が良ければ、そういうプランになるんじゃないかと思います」──中継ぎ陣の評価「(五回に登板し1回もたず4安打3失点だった)ザキ(中崎)にしても彼本人が納得していないと思う。その後のアドゥワも(2死二塁からの)イニングの合間に行って、なかなか火が付いたところは状況的に難しい。そこは(3安打1失点)特に何もない」──打線は2安打1得点。相手は開幕投手の大関ら「ソフトバンクは投手陣強力だし、そう簡単には打てない。でも底は抜けている。ヒットを打つ打たないとかではなく、各打者の反応の仕方とか見ても打線全体の印象は、底は抜けてきているんじゃないかな。これはマジで」──右肘の違和感があった森下がウエスタン・オリックス戦(由宇)で実戦復帰し1回1安打無失点。報告は「何も問題ないという形。いつも言っているけど、次の日に体がどういう反応を示しているかが大事。でも今日投げた限りでは何も問題ないということだった。いい報告を受けています」

◆ソフトバンクの2年目、正木がオープン戦初アーチを放った。七回2死から河野の初球を捉え、左中間越えのソロ。会心の一発に「気持ちいい。この感覚を忘れずに人よりも練習して、もっと研ぎ澄ませていきたい」と力を込めた。五回に中堅の守備から途中出場し、その裏の2死二塁で回ってきた打席では左前適時打を放った。どちらも課題とする右投手からの好結果に「絶対打ってやるという気持ちだった。自信につながる」。当落線上の立場と自覚する開幕1軍入りへ、気合を入れ直した。

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<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
833 0.727
(↑0.027)
-
(-)
51
(+5)
36
(+2)
6
(+1)
7
(+1)
0.263
(↑0.014)
2.450
(↑0.03)
2
(-)
日本ハム
1150 0.688
(↑0.021)
-0.5
(-)
67
(+3)
50
(+1)
15
(-)
28
(+4)
0.244
(↑0.001)
2.620
(↑0.11)
3
(-)
ロッテ
752 0.583
(↓0.053)
1.5
(↓1)
40
(-)
38
(+1)
7
(-)
11
(-)
0.215
(↑0.004)
2.260
(↑0.08)
4
(-)
巨人
860 0.571
(↓0.044)
1.5
(↓1)
44
(+1)
40
(+4)
10
(+1)
8
(+1)
0.239
(↓0.005)
2.120
(↓0.15)
5
(-)
西武
652 0.545
(↓0.055)
2
(↓1)
34
(+1)
27
(+4)
6
(-)
15
(-)
0.200
(↓0.003)
1.890
(↓0.18)
6
(-)
ヤクルト
773 0.500
(↓0.038)
2.5
(↓1)
63
(+1)
67
(+3)
9
(+1)
20
(-)
0.231
(↓0.01)
3.660
(↑0.08)
7
(1↑)
楽天
783 0.467
(↑0.038)
3
(-)
68
(+4)
74
(+1)
11
(+2)
14
(-)
0.272
(-)
3.780
(↑0.16)
7
(-)
阪神
780 0.467
(↓0.033)
3
(↓1)
63
(+2)
52
(+5)
11
(+1)
7
(-)
0.234
(↓0.004)
3.250
(↓0.15)
9
(-)
中日
563 0.455
(↑0.055)
3
(-)
53
(+1)
58
(-)
6
(-)
4
(+2)
0.241
(↑0.001)
3.800
(↑0.31)
10
(-)
ソフトバンク
691 0.400
(↑0.043)
4
(-)
46
(+6)
55
(+1)
12
(+1)
5
(-)
0.243
(↑0.01
3.320
(↑0.16)
11
(-)
DeNA
6110 0.353
(↑0.04)
5
(-)
45
(+4)
65
(+1)
4
(-)
7
(-)
0.209
(↑0.005)
3.370
(↑0.15)
12
(-)
広島
383 0.273
(↓0.027)
5
(↓1)
38
(+1)
50
(+6)
4
(-)
3
(-)
0.214
(↓0.009)
3.080
(↓0.27)