1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
楽天 | 0 | 0 | 0 | 3 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 9 | 0 | 2 |
巨人 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 5 | 0 | 1 |
勝利投手:田中 将大(1勝0敗0S) (セーブ:西口 直人(0勝0敗1S)) 敗戦投手:ビーディ(0勝1敗0S) 本塁打 |
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◆巨人は、先発・ビーディが4回途中3失点と試合をつくれず。シーズン開幕に向け、不安を残す結果に終わった。一方の楽天は、先発・田中将が3回無失点、2番手・藤平が3回1失点の投球を披露。ともに安定したピッチングを見せた。
◆楽天石井一久監督(49)が、WBCで世界一奪還を果たした侍ジャパンからチームに再合流した松井裕樹投手(27)と開幕へ向けた調整について話し合った。試合前練習が始まったころに取材に応じた石井監督は、WBCでは1次リーグの10日韓国戦(東京ドーム)での登板のみに終わった松井について「彼も投げたくてうずうずしてると思うので。そこはまあ、これからの相談ですね。そのまま公式戦に入っていくのか、とはいえファームはまだ試合があるので、そっちで投げてから入るのか。そのまま(実戦で投げずにシーズンに)入って、セーブシチュエーションじゃなくても登板をつくるのか」と、複数の開幕へ向けた調整プラン案を披露。25、26日の巨人とのオープン戦(東京ドーム)での登板についても「明日、明後日どっちか投げたいって言えば、投げてもらってもいいし。そのへんの疲労度っていうとこも含めて、今からちょっと話そうかなと」と、松井の元へ向かった。ちなみに、松井から米国のお土産はあったかと問われた石井監督は「お土産は、何か買ってきたよな...『東京ばな奈』じゃなくて、よかったです(笑い)」と話した。
◆楽天松井裕樹投手(27)がWBCで世界一奪還を果たした侍ジャパンからチームに再合流した。試合前練習後に取材に応じた松井は「眠いです」と、時差ぼけが残っている状況だが、開幕へ向けての調整については「明日(25日)ブルペンに入って、明後日(26日巨人戦で)投げようかなっていう感じです。明日、ブルペンに入れれば、明後日も投げれるかなみたいな。毎日、起きてみて、動いてみて(から確認)になるんですけど」と、今後の見通しを明かした。試合前練習が始まる前には、全員集合したチームの前で「お疲れさまです。無事に帰ってきました。(ここからは)イーグルスでしっかり、チームのために頑張って投げたいと思います。今日からまた、よろしくお願いします」と、あいさつした。その後、キャッチボールなどで調整した松井は、石井一久監督(49)と6日後に迫ったシーズン開幕へ向けた調整について話し合った。「(開幕に)無理やり合わせなくてもいいよと言われているので、自分のパフォーマンスが出せるって思った時に、戦列に入れればいいなと」と、話した。松井はWBCでは1次ラウンドの10日韓国戦(東京ドーム)で1イニングの登板のみに終わっていた。
◆WBCで3大会ぶり3度目の優勝を果たした侍ジャパンの巨人と楽天の選手、スタッフに花束が贈呈された。試合前にセレモニーが開催された。大型ビジョンに激闘を振り返る映像が映し出された。巨人大城卓三捕手(30)、岡本和真内野手(26)、大勢投手(23)、戸郷翔征投手(22)、打撃コーチだった吉村禎章国際部長(59)、バッテリーコーチだった村田善則ブルペンコーチ(48)、楽天松井裕樹投手(27)の7人が金メダルを首にグラウンドに姿を見せた。ファンからの温かい拍手を浴び、記念の花束を受け取った。岡本和は「たくさんのご声援をありがとうございました。優勝、日本一を目指して頑張りますので、ご声援のほどよろしくお願いいたします。ありがとうございます」と感謝。松井は「たくさんの応援ありがとうございました。まもなくシーズンが始まりますが、WBCに負けない熱い声援をよろしくお願いいたします」と語った。
◆楽天田中将大投手(34)が、国内では11年ぶり2度目の大役へ向けて調整登板を終えた。巨人とのオープン戦に先発し、3回2安打無失点。毎回走者を背負う投球となったが、要所は締めた。1回無死一、二塁では中田を三ゴロ併殺打。2回2死二塁では小林を三ゴロ。3回は先頭の巨人先発ビーディに四球を与えたが、後続は3人で抑えた。中5日で臨む30日の日本ハムとの開幕戦(エスコンフィールド)を見据えて46球で投げ終えた。1週間前の17日中日戦(バンテリンドーム)では4回2/3を6安打4失点だったが、きっちりと修正した。これでオープン戦は4試合に投げて、失点したのは前回登板だけ。計16回2/3を投げて防御率2・16と、確かな手応えを得て締めくくった。いよいよ次は1試合だけの特別な先行開幕となる開幕戦。駒大苫小牧時代を過ごした第2の故郷に誕生した新球場での歴史的な一戦へと向かう。
◆巨人育成の田中豊樹投手(29)が516日ぶりの1軍マウンドに上がり、1回を1安打無失点に抑えた。7回から4番手で登板した。浅村からは、この日最速となる151キロで空振り三振を奪った。2死から島内に左前打を浴びたが、続くギッテンスを遊飛に仕留めた。21年オフに右肘関節のクリーニング手術を受けて育成契約となった、背番号059の右腕。1軍の舞台は21年10月24日のヤクルト戦以来だった。
◆育成から支配下に昇格した巨人梶谷隆幸外野手(34)が、622日ぶりに1軍の舞台に戻ってきた。5回先頭に代打で登場した。名前をコールされると、スタンドからは拍手で迎えられた。カウント1-0からの2球目。目新しい背番号13のユニホームで力強く振った。楽天藤平の高め145キロ直球を捉えた。打球は鋭かったが、結果は二ゴロだった。その後、左翼の守備にも就いた。6回2死三塁の第2打席は空振り三振だった。21年10月に椎間板ヘルニアの手術を受け、昨年5月には左膝を手術し、リハビリ中だったオフに育成契約を結んだ。キャンプは2軍で過ごし、6日の春季教育リーグ西武戦で約1年半ぶりに実戦復帰。23日に1軍全体練習に合流し、この日に支配下登録となった。1軍出場は21年7月10日阪神戦以来だった。育成から再出発したベテランが復活のステップを上がった。▽巨人門脇(三塁打を含む2安打1四球に二盗もマーク) 状態があまり良くない中で1球で仕留められた。足も見せることが大事。成功率を上げていきたい。
◆スタンドに消えていく打球を険しい表情で見つめた。開幕投手の巨人タイラー・ビーディ投手(29=パイレーツ)がオープン戦楽天戦に先発し、3回1/3を5安打、5四死球の3失点。「四球も多かったし、ゾーン内で勝負できなかった。少し歯車が合わなかった」と反省した。4回に崩れた。先頭阿部にど真ん中の148キロツーシームを左中間席に運ばれ、フランコにも内角147キロツーシームを左翼ポール際へ2者連続の被弾。低めの制球力を発揮できず、球が抜けた。さらに右前打と3四死球を献上。1死満塁と傷口を広げ、原監督が自らマウンドに足を運び、交代を告げられた。「経験できたことはプラスに捉えて」と改善の余地とした。菅野が18日日本ハム戦で右肘の張りのため1回21球で緊急降板。試合前まで実戦10回無失点だった助っ人右腕に31日中日戦の開幕マウンドが巡ってきた。阿波野投手チーフコーチは「固めたこと」と変わらず大役を託す。4回の失点は3回に四球で出塁直後でもあった。原監督は「走者で出て、リズムという部分で、いい経験、いい教訓になるものがあったと思う」と修正を期待した。【上田悠太】巨人外国人の開幕投手 99年ガルベス、09年グライシンガー、17年マイコラスがいる。ガルベス、マイコラスは勝利、グライシンガーは敗戦投手だった。新外国人の開幕投手は、球界全体でも87年キーオ(阪神)00年ウォルコット(近鉄)18年ロドリゲス(日本ハム)の3例だけ。いずれも黒星を喫しており、新外国人の開幕投手が勝利したケースはまだない。
◆第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で3大会ぶりの世界一に輝いた日本代表として戦った巨人・大城卓三捕手(30)、岡本和真内野手(26)、大勢投手(23)、戸郷翔征投手(22)、楽天・松井裕樹投手(27)をたたえるセレモニーが、試合前のグラウンドで行われた。両軍の選手、首脳陣全員がベンチ前に整列。バックスクリーンの大型ビジョンに激闘を振り返る映像が流された。侍ジャパンで打撃コーチを務めた巨人・吉村禎章国際部長(59)、バッテリーコーチを務めた巨人・村田善則ブルペンコーチ(48)も4選手と整列し、巨人から日本代表に派遣された長濱静徹トレーナー、山岸大輝打撃投手の名前もアナウンスされた。侍戦士たちは巨人・原監督、阿部ヘッドコーチ、亀井打撃コーチ、山口投手コーチ、楽天・石井監督から花束を受け取り、一言ずつスピーチ。巨人の新主将・岡本和は「たくさんのご声援をありがとうございました。日本一を目指して頑張りますので、応援のほどよろしくお願いします」と感謝した。
◆楽天・阿部寿樹(33)、マイケル・フランコ(30)両内野手が2者連続本塁打を放った。 0―0の四回、先頭の阿部が左中間スタンドへ先制1号ソロ。相手先発、ビーディからの一発に「打ったのはストレート。打つことができてよかったです。次も頑張ります」とコメントした。次打者のフランコも同じくビーディから左中間3号ソロ。「打ったのは多分シンカーかな。いい流れをつなげることができた。安田とパフォーマンスをしたかったけど、彼がベンチにいなくて残念だね」。トイレだったのか、スタメンしていた2年目捕手の姿がなく苦笑いだった。
◆巨人のドラフト4位・門脇誠内野手(22)=創価大=が「7番・三塁」で出場し、3試合連続安打をマークした。0-0の二回2死、日米通算190勝を誇る田中将が投じた初球のスライダーを捉え、右翼線への二塁打を放った。創価高1年から大学4年まで公式戦116試合999イニングフル出場した〝鉄人〟。春季キャンプでは、連日黙々と練習に励む姿に原監督から「ストロング門脇」と命名された。オープン戦では直近6試合中5試合で安打をマークした左打者。四回には盗塁も決めた。「結果に一喜一憂せずに突き詰めていきたい」と意気込んでいたルーキーが、開幕1軍に向け、持ち味の守備に加え、バットで存在感を示している。(樋口航)
◆巨人・原辰徳監督(64)がWBC日本代表として世界一を達成し、チームに戻った4選手の今後の調整について明かした。「今日の話の中では大城は明日(25日)出ます。試合に出たがっているという感じですね。多少の疲れはあるでしょうけどね。(岡本)和真は明日は練習に参加して、日曜日に出ると今のところは決まっています。投手(戸郷、大勢)は明日1日完全休養という形にして、それで明後日から合流。明後日(試合で)投げることは2人に関してはないというところ」と説明した。
◆楽天・田中将大投手(34)がオープン戦最終登板を3回2安打無失点。30日の日本ハムとの開幕戦(エスコンフィールド北海道)を見据え、中5日とあって46球で終えた。試合後、取材に応じた石井一久監督(49)の一問一答は以下の通り。――田中将の投球について「全体的に普通でした。悪くも、良くもなく」――開幕までの調整「あとは気持ちの準備だと思います。メカニックなどは、キャンプから取り組んできたので」――阿部が同点の四回、左中間席に先制1号ソロを放った「阿部にはオーバーフェンスを求めているわけではないので、フェンス直撃でいいと思います」――阿部が打順2番に座った「すごくありだと思います」――ドラフト2位・小孫(鷺宮製作所)、4位・伊東(東京農業大北海道オホーツク)は開幕1軍「入っていると思います。開幕1軍というよりは、自分の投げるポジションを確立する段階に入っています」――25日は滝中が先発「前回もいい投球をしていた。先発ローテーションを争う中で、明日(25日)はしっかり気合を入れて投げてくれると思います」
<オープン戦順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ORIX |
8 | 3 | 3 | 0.727 (↑0.027) | - (-) |
51 (+5) | 36 (+2) | 6 (+1) | 7 (+1) |
0.263 (↑0.014) | 2.450 (↑0.03) | |
2 (-) |
日本ハム |
11 | 5 | 0 | 0.688 (↑0.021) | -0.5 (-) |
67 (+3) | 50 (+1) | 15 (-) | 28 (+4) |
0.244 (↑0.001) | 2.620 (↑0.11) | |
3 (-) |
ロッテ |
7 | 5 | 2 | 0.583 (↓0.053) | 1.5 (↓1) |
40 (-) | 38 (+1) | 7 (-) | 11 (-) |
0.215 (↑0.004) | 2.260 (↑0.08) | |
4 (-) |
巨人 |
8 | 6 | 0 | 0.571 (↓0.044) | 1.5 (↓1) |
44 (+1) | 40 (+4) | 10 (+1) | 8 (+1) |
0.239 (↓0.005) | 2.120 (↓0.15) | |
5 (-) |
西武 |
6 | 5 | 2 | 0.545 (↓0.055) | 2 (↓1) |
34 (+1) | 27 (+4) | 6 (-) | 15 (-) |
0.200 (↓0.003) | 1.890 (↓0.18) | |
6 (-) |
ヤクルト |
7 | 7 | 3 | 0.500 (↓0.038) | 2.5 (↓1) |
63 (+1) | 67 (+3) | 9 (+1) | 20 (-) |
0.231 (↓0.01) | 3.660 (↑0.08) | |
7 (1↑) |
楽天 |
7 | 8 | 3 | 0.467 (↑0.038) | 3 (-) |
68 (+4) | 74 (+1) | 11 (+2) | 14 (-) |
0.272 (-) | 3.780 (↑0.16) | |
7 (-) |
阪神 |
7 | 8 | 0 | 0.467 (↓0.033) | 3 (↓1) |
63 (+2) | 52 (+5) | 11 (+1) | 7 (-) |
0.234 (↓0.004) | 3.250 (↓0.15) | |
9 (-) |
中日 |
5 | 6 | 3 | 0.455 (↑0.055) | 3 (-) |
53 (+1) | 58 (-) | 6 (-) | 4 (+2) |
0.241 (↑0.001) | 3.800 (↑0.31) | |
10 (-) |
ソフトバンク |
6 | 9 | 1 | 0.400 (↑0.043) | 4 (-) |
46 (+6) | 55 (+1) | 12 (+1) | 5 (-) |
0.243 (↑0.01) | 3.320 (↑0.16) | |
11 (-) |
DeNA |
6 | 11 | 0 | 0.353 (↑0.04) | 5 (-) |
45 (+4) | 65 (+1) | 4 (-) | 7 (-) |
0.209 (↑0.005) | 3.370 (↑0.15) | |
12 (-) |
広島 |
3 | 8 | 3 | 0.273 (↓0.027) | 5 (↓1) |
38 (+1) | 50 (+6) | 4 (-) | 3 (-) |
0.214 (↓0.009) | 3.080 (↓0.27) |
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