中日(☆1対0★)ロッテ =オープン戦1回戦(2023.03.24)・バンテリンドーム=
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ロッテ
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中日
10000000X1810
勝利投手:小笠原 慎之介(1勝0敗0S)
(セーブ:清水 達也(0勝0敗1S))
敗戦投手:小島 和哉(0勝1敗0S)
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◆中日の先発・小笠原は、再三走者を背負いながらも6回無失点の好投。対するロッテの先発・小島も、6回途中1失点のピッチングを披露。開幕投手に内定している両左腕が、そろって結果を残した。

◆侍ジャパンの一員として14年ぶり3度目のWBC優勝に貢献した中日高橋宏斗投手(20)がチームに再合流した。立浪監督、落合ヘッド兼投手コーチに帰国の報告、メダルなどを披露した後に、グラウンドでランニング、キャッチボールで調整。試合前には凱旋(がいせん)会見が行われた。「感じたことのないプレッシャーだった。国を背負ってマウンドに立ったことは信じられない。自分がそこに立ったことが信じられない」。立浪監督から贈られたシャンパンを持って会見場に登場した右腕は、約40日間の経験を振り返った。22日(日本時間)の米国との決勝では、2点リードの5回から登板。無死一塁のピンチを背負ったが、トラウト、ゴールドシュミットを三振に打ち取るなど1回2安打無失点と大役を果たした。最年少選出のWBCでは3試合3回3安打1失点、防御率3・00。「自分自身のこれからの目標や、意識が確実に変わった。中継ぎで入ったのが自分のいまの立ち位置。先発で投げたい。自分の地位を上げて先発で選んでもらえるようにやりたい」と、3年後のWBCへの飛躍を誓った。○...高橋宏が米国の飲酒年齢制限でWBC優勝のシャンパンファイトに参加できなかった件を振り返った。「ゴーグルつけてシャンパン持っていたら、マネジャーから始まる1分前くらいに『21歳からしか酒は飲めない』と言われた。無理やり入ろうとした(笑い)。端っこで水を持って、楽しそうなみんなの動画を撮っていた。悔しかった。日本ではやれるのでやりたい」。今季の中日での優勝ビールかけへのモチベーションに変えていた。

◆ロッテの高部瑛斗(25)が右肩甲下筋肉離れでの離脱から打撃限定の条件付きで帰ってきた。中日戦で1軍に合流し、「3番DH」で先発出場。第2打席では左前安打も放った。「1本出ましたけれど、残りの3打席のほうが見逃し方や打ち方が思っていたより良かった」と手応えも得た。復帰に向けての調整中にWBCもテレビ観戦。「同じ世界で戦っている人が世界と戦っていたので、もっともっと自分も意識を高く持ってやっていかないとと思った」と刺激を受けていた。

◆侍ジャパン投手コーチとして世界一を達成したロッテの吉井理人監督が、24日の中日戦から早くも指揮を執った。試合前には選手会長の益田から花束も贈られ「ロッテも侍と一緒のメーカーで同じ素材なので変わった印象はないんですけれど、書いてある文字が違うのでマリーンズのためにしっかり頑張っていきたい」。WBC中もオンラインでミーティングに参加してきたが、次の目標を「もちろん優勝」と日本一にかじを切る。

◆開幕投手に指名されているロッテ小島和哉投手が、ナイターやビジターを想定した予行演習に自身では及第点をつけた。開幕の高ぶりも見据え「自分で自分をめちゃくちゃあおってマウンドに立った」と臨んだ初回に失点。だが、5回1/3で82球を投げ5安打5奪三振1失点の内容には「四球がなかったのは良かった。カウントで投げる変化球をもう少しポンッてとれると楽に投げられる。1週間で良い方向に」と納得だった。

◆中日の1番に座る岡林が持ち味を発揮した。一回に変化球を捉えて右前へ運び、俊足を生かして二盗を決めた。一回の安打は、これで3試合連続。2安打を放ってリードオフマンとして存在感をアピールして「やることはまだたくさんある。調整していきたい」とさらに高みを見据えた。3年目の昨季、161安打で最多安打に輝いた。今季は「もっと増やさないといけない数字」と昨季24個だった盗塁数を伸ばしてタイトル獲得を目指す。開幕を前に、バットと足の準備が整ってきたようだ。

◆5年目で自身初の開幕投手(31日、ソフトバンク戦)に内定しているロッテ・小島は、4度も得点圏に走者を背負いながらも5回1/3を1失点にまとめた。「四球がなかったのは良かった。開幕戦に100%にすることも大事だが、シーズンを考えれば〝ぼちぼち〟が一番いい」。オープン戦は計3試合14回?で自責点2、防御率1・26で終えた。

◆31日のソフトバンク戦(ペイペイドーム)で自身初の開幕投手を務めることが内定しているロッテの5年目左腕・小島和哉投手(26)は、4度も得点圏に走者を背負いながらも5回?を1失点にまとめた。これでオープン戦は計3試合14回?で自責2、防御率1・26で終えた。「開幕戦は緊張するんだろうな、と思って、今日は自分で自分をメチャクチャあおってマウンドに立った。初回から気合が入り過ぎました」それでも無四球の〝らしい〟投球。当初の予定は5回だったが、「ちょっと(五回終了時のグラウンド整備で)インターバルが空いてマウンドに上がるのも(開幕までに)経験しておきたかったので、僕から(首脳陣に)伝えて」と、六回先頭の高橋周を見逃し三振に仕留めて82球で降板した。開幕まで残り1週間。「100%で開幕を迎えるのが一番だけど、しっかり1年間投げ抜くことも大事なので、そういう意味では〝ぼちぼち〟が一番いい」と気負いはなかった。(東山貴実)

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<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
833 0.727
(↑0.027)
-
(-)
51
(+5)
36
(+2)
6
(+1)
7
(+1)
0.263
(↑0.014)
2.450
(↑0.03)
2
(-)
日本ハム
1150 0.688
(↑0.021)
-0.5
(-)
67
(+3)
50
(+1)
15
(-)
28
(+4)
0.244
(↑0.001)
2.620
(↑0.11)
3
(-)
ロッテ
752 0.583
(↓0.053)
1.5
(↓1)
40
(-)
38
(+1)
7
(-)
11
(-)
0.215
(↑0.004
2.260
(↑0.08)
4
(-)
巨人
860 0.571
(↓0.044)
1.5
(↓1)
44
(+1)
40
(+4)
10
(+1)
8
(+1)
0.239
(↓0.005)
2.120
(↓0.15)
5
(-)
西武
652 0.545
(↓0.055)
2
(↓1)
34
(+1)
27
(+4)
6
(-)
15
(-)
0.200
(↓0.003)
1.890
(↓0.18)
6
(-)
ヤクルト
773 0.500
(↓0.038)
2.5
(↓1)
63
(+1)
67
(+3)
9
(+1)
20
(-)
0.231
(↓0.01)
3.660
(↑0.08)
7
(1↑)
楽天
783 0.467
(↑0.038)
3
(-)
68
(+4)
74
(+1)
11
(+2)
14
(-)
0.272
(-)
3.780
(↑0.16)
7
(-)
阪神
780 0.467
(↓0.033)
3
(↓1)
63
(+2)
52
(+5)
11
(+1)
7
(-)
0.234
(↓0.004)
3.250
(↓0.15)
9
(-)
中日
563 0.455
(↑0.055)
3
(-)
53
(+1)
58
(-)
6
(-)
4
(+2)
0.241
(↑0.001
3.800
(↑0.31)
10
(-)
ソフトバンク
691 0.400
(↑0.043)
4
(-)
46
(+6)
55
(+1)
12
(+1)
5
(-)
0.243
(↑0.01)
3.320
(↑0.16)
11
(-)
DeNA
6110 0.353
(↑0.04)
5
(-)
45
(+4)
65
(+1)
4
(-)
7
(-)
0.209
(↑0.005)
3.370
(↑0.15)
12
(-)
広島
383 0.273
(↓0.027)
5
(↓1)
38
(+1)
50
(+6)
4
(-)
3
(-)
0.214
(↓0.009)
3.080
(↓0.27)