日本ハム(☆3対1★)ヤクルト =オープン戦1回戦(2023.03.24)・エスコンフィールド北海道=
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ヤクルト
0100000001111
日本ハム
00100002X3800
勝利投手:宮西 尚生(1勝0敗0S)
(セーブ:石川 直也(1勝0敗4S))
敗戦投手:清水 昇(0勝1敗1S)

本塁打
【ヤクルト】オスナ(3号・2回表ソロ)

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◆日本ハムは、3番・松本剛が3安打をマーク。持ち前のバットコントロールを発揮し、状態の良さをアピールした。一方のヤクルトは、先発・小川が5回1失点の投球を披露。開幕投手の座を手繰り寄せるピッチングを見せた。

◆侍ジャパンのメンバーとしてWBC優勝に貢献した日本ハム伊藤大海投手(25)が、チームに合流した。午後2時、試合前練習開始前に、侍ジャパンの梶原有司ブルペン捕手(38)、今季から加入したキューバ代表のアリエル・マルティネス捕手(26)とともに選手の前であいさつ。伊藤は「今日からまた、お願いします」と話し、ストレッチやランニングなどの調整に入った。新庄剛志監督(51)にはチームを離れる際に「(WBCで)フォアボールを出したらストレートパーマかけちゃうよ」と言われていたが、3試合2回1/3を投げ、無安打無四球無失点と好投。伊藤は「監督に『フォアボール出しませんでした』と報告しましたら『良かったね』と言われました」と、笑顔で話した。加藤武治投手コーチ(45)、清宮幸太郎内野手(23)らと握手。コディ・ポンセ投手(28)には「ディナー、ディナー。すし、お願いしま~す」と食事をねだられていた。練習の最後には、新球場エスコンフィールドのマウンドに立ち、シャドーピッチングを3度行い、感触を確かめた。「硬めで見える景色もすごく良かった。ワクワクした。今度はチームの先発投手として、優勝に向けた大事なピースになれるように、やっていきたい」と意気込んだ。

◆エスコンフィールドで初めて行われた始球式には、北広島市の上野正三市長がマウンドに上がった。見事にストライク投球を披露し、場内からは大きな拍手が送られた。上野市長は16年6月に新球場誘致を表明するなど、誘致活動に尽力した。

◆ヤクルトのホセ・オスナ内野手(30)が、オープン戦3号となる先制ソロを放った。2回先頭、日本ハム先発金村に対しカウント1ボールからの2球目、真ん中高め147キロ直球を捉え、中堅左に運んだ。村上、山田らWBC組を欠く中で4番を務める、来日3年目の助っ人は「良いスイングができたし良い角度であがってくれました」と振り返った。

◆日本ハムに加入したWBCキューバ代表のマルティネスが、チーム合流後、即「6番DH」でヤクルト戦にスタメン出場した。中日に在籍していた昨季、15打数6安打2打点で対戦打率4割と打ち込んでいたヤクルト小川が相手。2回、第1打席の初球だった。真ん中のカーブをすくい上げ右飛。仕留め損ねて天を仰ぎ、舌を出して悔しがった。結局、2打数無安打で"本拠地デビュー"を終えた。WBCではキューバ代表の捕手として4強入りに貢献し、22日に来日したばかり。新庄監督からは「打率2割8分、20本塁打、70打点、10盗塁」を"厳命"され、5番起用をにおわされたが、現在、5番にはオープン戦で本塁打を量産中の清宮がいる。「毎日クリーンアップがいい。たくさん長打を打ちたい」というマルティネスだが、中軸争いは必至だ。ニックネームは、スペイン語で優れたカウボーイを表す「グワチョ(Guacho)」。「グワチョグッズ、いっぱい作らなきゃ!」という新庄監督の期待に応えられるか。

◆日本ハムのドラフト2位金村尚真投手(22=富士大)がオープン戦2度目の先発登板し、6回68球を投げて1安打7奪三振1失点と好投した。初回は先頭から2者連続で内ゴロに仕留めると、3番青木は空振り三振に仕留めて3者凡退。2回に4番オスナにソロ本塁打を浴びたが、3回以降は無安打に抑える投球を見せた。登板後、金村は「どの変化球でもカウントを取れた。いい所も悪いところもあったので、それを公式戦につなげていきたい」と語った。

◆ヤクルト小川泰弘投手(32)が、3年連続7度目の開幕投手を務めることが決まった。高津監督が「開幕は小川です」と明言した。選手会長も務める右腕は、開幕前最終登板となる日本ハム戦に先発し、5回を67球、5安打1失点の安定した投球。大役へ向け「しっかり1年間、先頭に立って引っ張っていきたい。まずは初戦でチームが勢いに乗れるような、強気なピッチングがしたい」と意気込んだ。最終チェックとなったこの日は、3回に2死から3連打を浴びるなど1点は失ったが、5奪三振無四球の安定した内容。「1球1球、丁寧に打者に向かっていきながら投げることが出来ました。反省点もありますが、ストレートもしっかり投げ切れました。全体的には良かったなと思います。シーズンに向けて仕上げていきたいです」と振り返った。

◆21日ソフトバンク戦でスタメンに名を連ねたが急きょ欠場した日本ハム江越大賀外野手が、8回に代打で出場した。右足親指にばい菌が入り軽い蜂窩(ほうか)織炎で、スパイクも履けなかったが、状態が少し良くなり復帰した。右手首骨折も完治していないが痛みを押して出場し「試合はもう、気合で何とか」。新庄監督は「多分、オレなら"痛い~"って、出ない。彼は痛みに強い子なので」と話した。○...松本剛外野手は3安打2盗塁に決勝犠飛で攻撃をけん引した。「1打席目の1本目があったから、2、3本目につながった。イメージ通りのヒットが出て良かった」。1回、ヤクルト小川のスライダーを逆方向へ。2打席目も変化球を右前打と巧打が光った。「今日みたいな接戦をものにすることで、勢いが出てくる」。開幕まで残り2試合も、貪欲に勝ちに行く。○...オープン戦4連勝に新庄剛志監督は、ご満悦だ。8回1死一塁からエンドランが決まり一、三塁。さらに石井が二盗で揺さぶり、松本剛が決勝の右犠飛。相手の適時失策も誘い、この回、足を絡めて2点を勝ち越した。投げては9回、石川が3者凡退締め。理想的な勝利に指揮官は「キャンプから(見てきて)一番、理想。この勝ち方は最高でした」と目を細めた。

◆日本ハムのドラフト2位金村尚真投手(22=富士大)がヤクルトとのオープン戦で6回1安打7奪三振、1失点と圧巻のピッチングを見せ、4月2日の楽天戦で先発することが決まった。許した安打はオスナのソロ本塁打のみという抜群の安定感を披露。「良かったところ、悪かったところたくさんあったので、それを公式戦につなげて、どの試合でも自分のピッチングができるようにやっていきたい」と開幕後を見据えて語った。首脳陣も目を細める内容だった。報道陣に開幕ローテ入りするかを問われた新庄監督は「ですね。安心して見ていられる」と太鼓判を押した。建山投手コーチも「申し分ない。全ての球種でストライク取れるし、ランナー出しても落ち着いて投げていた」と語った。オスナに本塁打を浴びた後も崩れることなく、6回までテンポ良く投げ切った。「ストライクが取れればテンポが良くなることが分かったので、次回につなげたい」と語った。「自分の投球ができたことは評価していいが、もっといいピッチングができたと思うので何とも言えない」と貪欲だった。【石井翔太】

◆ヤクルトのホセ・オスナ内野手(30)が二回に先制のソロ本塁打を放った。カウント1―0から日本ハム・金村の147キロ高め直球を一閃。勢いよく白球は左中間席に吸い込まれていった。ベンチに戻ると笑顔でナインとハイタッチ。会心の一発に「良いスイングができたし、良い角度であがってくれました」とうなずいた。ヤクルトにとって初めてのエスコンフィールドでの試合。昨季20本塁打をマークした助っ人が、エスコンフィールドでの〝チーム1号〟を放ち、持ち前のパワーをみせた。

◆「2番・二塁」で先発出場の日本ハム・石井一成内野手(28)が0-1の三回、同点に追い付く中前適時打を放った。「(3番の松本)剛さんにつなぐことだけ考えて打ちました」2死二塁で迎えた第2打席。カウント2-1から相手先発右腕・小川の118キロのナックルカーブを中前へはじき返し「(1番の)五十幡が2アウトからチャンスをつくってくれたので、かえすことができてよかったです」と声を弾ませた。自身4試合連続安打となる一打で、試合を振り出しに戻した。

◆ヤクルト・小川泰弘投手(32)が3月31日の広島との開幕戦(神宮)を任されることが決定した。3年連続7度目の大役となった。小川は開幕前最後の登板に臨み5回5安打1失点の好投。試合後に高津臣吾監督(54)が開幕投手について「小川です。1週間前に伝えました。軸として投げてほしい選手。安定感もあるし、多少負けることはあるかと思いますが、1年間フルで投げてほしい」と期待を寄せた。小川の開幕戦での通算成績は1勝1敗。開幕までは残り1週間となり、「一球一球、丁寧に打者に向かっていきながら投げることができた。シーズンに向けてしっかりと仕上げていきたい」と意気込んだ。

◆ヤクルト・小川泰弘投手(32)が3年連続7度目の開幕投手を務めることが決まった。高津臣吾監督(54)が試合後、「開幕は小川です。軸となって投げてほしいピッチャーですし、安定感もあるし、多少負けることもあるかもしれないですけど、軸となって一年間フルに活躍してくれることを期待しています」と明かした。小川はこの日、開幕前最後の登板で5回67球を投げ5安打1失点。開幕投手について「しっかり一年間、先頭に立って引っ張っていきたい気持ちですし、まずは初戦でチームが勢いに乗れるように強気なピッチングをしたいです」と意気込んだ。高津監督は1週間前の17日の阪神戦(神宮)後に大役を伝えたといい、球団初のリーグ3連覇へ、通算100勝に残り8勝と迫っているエースに31日の開幕戦(対広島、神宮)のマウンドを託す。

◆日本ハムドラフト2位右腕の金村尚真投手(22)=富士大=がオープン戦2度目の先発で6回1安打1失点と好投。開幕ローテーション入りを確実にした。立ち上がりから最速149キロの直球で押し込んだ。安打は三回、4番・オスナに許した本塁打のみ。打者の手元で鋭く落ちるスプリットやカットボール、110キロ前後のカーブなどで打者に的を絞らせなかった。奪った三振は毎回で投球イニングを上回る7個をマーク。「自分の投球をするというのを持っている。それをマウンドで出せている」とうなずいた。ルーキーの快投に指揮官も「もうバファリンですね。安心してみられる」と〝新庄節〟で評価。報道陣から金村の開幕ローテーションを入りを問われ、「ですね」と即答した。

◆ヤクルト・小川泰弘投手(32)が31日の広島との開幕戦(神宮)で、3年連続7度目の開幕投手を務めることが24日、決まった。日本ハムとのオープン戦(エスコン)で5回5安打1失点と好投し、試合後に高津臣吾監督(54)が小川の起用を明言した。球団初のリーグ3連覇、日本一奪還を目指す2023年は背番号29の一球でスタートする。「3・31」に視線を定め準備を整えた。小川が開幕前最後の登板で、5回5安打1失点の好投。3年連続7度目の開幕投手に指名され、表情はりりしかった。「1年間先頭に立って引っ張っていきたい。チームとしては3連覇、日本一奪還がかかっている。自分としては11年目で再スタートという気持ちでやっていきたい」順調な調整ぶりだった。1―0の三回に2死二塁から石井に中前適時打を浴びたが、五回は三者連続で空振り三振。新球のワンシームも右打者に食い込むような軌道で効果的に使って手応えもつかんだ。エースとしての期待は大きい。試合後、高津監督は31日の広島との開幕戦(神宮)の先発投手について「小川です」と明言。1週間前の17日の阪神戦(神宮)後に大役を伝えた。その際に小川が当初目標に掲げていた「10勝&規定投球回数(143イニング)」に注文をつけ、「15勝&200イニング」のノルマを課した。昨季は8勝8敗、防御率2・82。153回?を投げ、3年ぶりに規定投球回数に到達。リーグ連覇に貢献したが、2年連続で2桁勝利に到達した先発投手はいなかった。さらなる大黒柱としての活躍を求められる。「1年間、責任と自覚をもってやっていきたい。一歩も引かずに攻め込みたい」と小川。球団初のリーグ3連覇、日本一奪還へ、ライアンが先陣を切る(森祥太郎)

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<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
833 0.727
(↑0.027)
-
(-)
51
(+5)
36
(+2)
6
(+1)
7
(+1)
0.263
(↑0.014)
2.450
(↑0.03)
2
(-)
日本ハム
1150 0.688
(↑0.021)
-0.5
(-)
67
(+3)
50
(+1)
15
(-)
28
(+4)
0.244
(↑0.001
2.620
(↑0.11)
3
(-)
ロッテ
752 0.583
(↓0.053)
1.5
(↓1)
40
(-)
38
(+1)
7
(-)
11
(-)
0.215
(↑0.004)
2.260
(↑0.08)
4
(-)
巨人
860 0.571
(↓0.044)
1.5
(↓1)
44
(+1)
40
(+4)
10
(+1)
8
(+1)
0.239
(↓0.005)
2.120
(↓0.15)
5
(-)
西武
652 0.545
(↓0.055)
2
(↓1)
34
(+1)
27
(+4)
6
(-)
15
(-)
0.200
(↓0.003)
1.890
(↓0.18)
6
(-)
ヤクルト
773 0.500
(↓0.038)
2.5
(↓1)
63
(+1)
67
(+3)
9
(+1)
20
(-)
0.231
(↓0.01)
3.660
(↑0.08)
7
(1↑)
楽天
783 0.467
(↑0.038)
3
(-)
68
(+4)
74
(+1)
11
(+2)
14
(-)
0.272
(-)
3.780
(↑0.16)
7
(-)
阪神
780 0.467
(↓0.033)
3
(↓1)
63
(+2)
52
(+5)
11
(+1)
7
(-)
0.234
(↓0.004)
3.250
(↓0.15)
9
(-)
中日
563 0.455
(↑0.055)
3
(-)
53
(+1)
58
(-)
6
(-)
4
(+2)
0.241
(↑0.001)
3.800
(↑0.31)
10
(-)
ソフトバンク
691 0.400
(↑0.043)
4
(-)
46
(+6)
55
(+1)
12
(+1)
5
(-)
0.243
(↑0.01)
3.320
(↑0.16)
11
(-)
DeNA
6110 0.353
(↑0.04)
5
(-)
45
(+4)
65
(+1)
4
(-)
7
(-)
0.209
(↑0.005)
3.370
(↑0.15)
12
(-)
広島
383 0.273
(↓0.027)
5
(↓1)
38
(+1)
50
(+6)
4
(-)
3
(-)
0.214
(↓0.009)
3.080
(↓0.27)