ヤクルト(☆3対2★)楽天 =オープン戦2回戦(2023.03.21)・明治神宮野球場=
このエントリーをはてなブックマークに追加

 123456789
楽天
0020000002700
ヤクルト
00100110X3410
勝利投手:田口 麗斗(1勝0敗1S)
(セーブ:清水 昇(0勝0敗1S))
敗戦投手:宮森 智志(1勝1敗1S)
  DAZN
チケットぴあ ヤクルト戦チケット予約 楽天戦チケット予約

DAZN

◆ヤクルトは、先発・サイスニードが4回2失点。来日3年目を迎えた助っ人右腕が、まずまずの投球を見せた。対する楽天は、先発・則本が6回3安打2失点の好投。シーズン開幕に向けて、順調な調整ぶりを示した。

◆本拠地開幕戦となる4月4日西武戦(楽天モバイルパーク)の先発が決まっている楽天則本昂大投手(32)が、6回を100球、3安打2失点と上々の仕上がりを見せた。直球は最速151キロをマーク。"本番"と同じ火曜日の投球を終えた右腕は「真っすぐは良かったかなと思います。空振りもしっかり取れたし、三振も取れたので。変化球もストライク取れたので、とりあえず課題はクリアできたかなと思います」と納得の表情で振り返った。

◆ヤクルト青木宣親外野手(41)がWBC準決勝でサヨナラ打を放った侍ジャパン村上宗隆を祝福した。06、09、17年とWBCに出場した青木がメジャーから戻った18年、村上が入団。そのオフ、村上を米ロサンゼルスの自主トレに呼び、師弟関係が始まった。以下、一問一答。-村上の殊勲打を見ていたか「本当に良かった。クラブハウスで見てましたよ。ムネならやってくれると思っていました。1次ラウンドから表情も変わってきてると思うし。東京ラウンドから渡米して、短期決戦で難しい状況の中でよくやった」-村上が新人時代から「考えることを止めるな」と言い続けてきた。それはもう十分にできている「いやまだまだですよ。まだまだ23歳と若いからね。だけどムネはとても高い目標を立てて、高みを目指していくことができる」-12日のオーストラリア戦前に青木から入れた励ましの電話が生きているのでは「きっともう忘れてるよ(笑い)。たくさんの人からいろいろ声をかけてもらっているだろうから」-明日の決勝へ「ここまで来たら世界一になってほしい」-LINEでメッセージは送ったか「おめでとうと送って、さっき(オープン戦後に)携帯見たら『ありがとうございます』って返って来てたよ」-何百通も来ているだろう祝福メッセージに返信が来るとはさすが"師匠"「(冗談交じりに)たぶん定型文だよ(笑い)」

◆オープン戦前のヤクルトクラブハウスが揺れた。チームの主砲、侍ジャパン村上宗隆内野手(23)がWBC準決勝のメキシコ戦でサヨナラ打を放った瞬間、神宮球場横に構えるクラブハウスの隅々で、歓声が沸き起こった。丸山和はクラブハウスの様子について「大興奮でした。揺れましたよ」と説明。長岡が試合前の休憩としてタオルを顔にかけて仮眠を取っていたというが「(長岡)秀樹が気づいたら自分の横にいた。ムネの打席で起きて、そしたら打って。相当盛り上がっていた」と振り返った。丸山和はその様子を動画で撮影し、LINEで村上に送った。「みんながムネやヤクルトの選手を応援していて、これだけ応援しているよというのを自分から伝えたくて。そのときの動画と『みんな応援しているから明日も頑張って』とLINE入れた。マジで優勝してほしいです」と語った。

◆ヤクルトの主砲で侍ジャパン村上宗隆内野手(23)が決勝進出を決める殊勲打を放ったことに高津臣吾監督(54)が目を細めた。以下、一問一答。-WBC準決勝で村上がサヨナラ打「良かった。あと1試合なのでどんな形であれ、少し苦しみましたけど、精いっぱいやってほしいなと思います。本当にいろんなものが詰まった準決勝だった。こういう試合があるから野球って楽しいな、難しいな、すばらしいなとか思ってくれると思うので、最後にムネが打ってすばらしい試合になりましたが、あと1試合頑張ってほしい」-テレビで見ていた「テレビで見ました」-苦しんでいるときに連絡したか「秘密です」-スワローズの4番が決めたということに誇りを感じたか「クラブハウスで見ていました。クラブハウスにも僕の部屋があったり、コーチ室があったり、ミーティングルームがあったり、サロンがあったり、いろんなところにテレビがあって、それをみんなが見ていて、あの瞬間はすごい歓声でしたよ。僕だけでなくチームメートも国民の皆さんも願っていた。ホームランではなかったですけど、そういう1本だったと思います」-監督も大歓声を上げた「僕は意外とじっとしていた。ああいう時、声でない」-目頭が熱くなった「にはならないけど、ちょっとホッとしました」-クラブハウスが揺れたという感じか「う~ん、揺れたら耐震が怪しいんで、まあでもそれぐらいの大騒ぎでしたよ。(山田)哲人も打ったからね」

◆ヤクルトの球団マスコット、つば九郎が試合前のおなじみのフリップ芸でメキシコとのWBC準決勝でサヨナラ打を放った侍ジャパン・村上宗隆内野手(23)を祝福した。フリップで「WBCけっしょうしんしゅつやりました~!! おおたにさんごいす... よしだくんごいす... しゅうとうくんごいす... そしてやっぱりもってた、むらかみさま」と祝い、燕ファンに向かって「ちなやくのみなさん、ちょっとかたみがせまくなりましたが『むね』はりましょ!!」と値千金の一打に喜びを分かち合った。

◆ヤクルト・高津臣吾監督(54)が試合後にメキシコとのWBC準決勝でサヨナラ打を放った村上宗隆内野手(23)を祝福。クラブハウスでテレビ観戦し「クラブハウスで見ていたんですけど、すごい歓声だった。チームメートも国民の皆さんも願っていた1本だった。ちょっとホッとしました」と喜んだ。序盤は3点リードされながらも吉田の同点弾や村上の劇的な一打でサヨナラ勝ち。日本中が歓喜に沸き「あと1試合なので、どんな形であれ精いっぱいやってほしい。いろんなものがつまった準決勝だったなと思いましたね。こういう試合があるから野球って楽しいなとか難しいなとか思ってもらえる」と振り返った。22日には3大会ぶりの世界一奪還をかけた米国との決勝が控える。チームからは中村や山田、高橋も出場しており「元気で金メダルを取って帰ってきてくれたら」とエールを送った。

◆楽天の則本はオープン戦最後の登板で好投を見せた。今季最多の100球を投じ、6回を3安打2失点。「飛ばしていたので最後はちょっと疲れたが、ある程度納得のいく投球ができた」と好感触を口にした。本拠地開幕戦となる4月4日の西武戦の先発を、通達されている。来週は、2軍戦で短い回を投げて最終調整する予定で「残り1週間で修正点をクリアできたら。ペース配分も含め、シーズンに入れる状態にしていきたい」と話した。

◆ムネ、よくやった!! ヤクルト・青木宣親外野手(41)が、WBC準決勝でサヨナラ打を放ったチームメートの村上の一打を喜んだ。「感動しました。プレッシャーも感じていただろうし、(打てて)良かった」村上が1年目シーズンを終えた後のオフから自主トレをともにするなど、かわいい後輩の1人。不振で苦しんでいた12日の1次リーグ・オーストラリア戦の試合前に電話をかけ「打たないのもムネ、大爆発するのもムネ」と激励した。自身は2006年と09年にWBC優勝を経験しており「決勝だからではなく、同じようにやればいい」とエールを送った。ナインも大興奮だった。楽天とのオープン戦前の練習が終わり、サヨナラ打の場面は選手全員が神宮のクラブハウスでテレビ観戦。劇的な勝利にお祭り騒ぎとなり、神宮球場では村上が登場曲に使うYOASOBIの『群青』が流れ、歓喜につつまれた。高津監督は「ちょっとホッとした。チームメートも国民の皆さんも願っていた一本。元気に金メダルを取って帰ってきてほしい」と親心をのぞかせた。(森祥太郎)

◆ヤクルト・丸山和郁外野手(23)が攻守で存在感をみせた。三回1死二、三塁からセーフティースクイズで得点するなど1安打1打点。四回の中堅守備では、楽天・ギッテンスの右中間を抜けた打球を素早く処理し、二塁を狙った打者走者をアウトにした。正中堅手の塩見がけがで不在の中で活躍し「アピールしないといけない立場。打てて良かった」とうなずいた。

DAZN

<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(1↑)
ORIX
633 0.667
(↑0.042)
-
(↓0.5)
40
(+4)
34
(+2)
4
(+2)
6
(-)
0.237
(↑0.008)
2.690
(↑0.07)
2
(1↑)
日本ハム
950 0.643
(↑0.028)
-0.5
(↓0.5)
60
(+5)
47
(-)
12
(-)
22
(+2)
0.236
(↑0.002)
2.780
(↑0.22)
3
(2↑)
西武
641 0.600
(↑0.044)
0.5
(↓0.5)
30
(+2)
20
(+1)
5
(+2)
14
(-)
0.198
(↓0.008)
1.590
(↑0.06)
3
(2↑)
ロッテ
642 0.600
(↑0.044)
0.5
(↓0.5)
35
(+2)
37
(+1)
6
(-)
8
(-)
0.207
(↓0.004)
2.540
(↑0.14)
5
(4↓)
巨人
750 0.583
(↓0.053)
0.5
(↑0.5)
37
(-)
32
(+1)
8
(-)
7
(-)
0.233
(↓0.005)
2.060
(↑0.1)
6
(2↓)
阪神
760 0.538
(↓0.045)
1
(↓0.5)
57
(+1)
41
(+2)
9
(-)
7
(+1)
0.241
(↓0.005)
2.920
(↑0.05)
7
(2↑)
ヤクルト
663 0.500
(↑0.045)
1.5
(↑0.5)
60
(+3)
64
(+2)
8
(-)
19
(+1)
0.239
(↓0.004)
3.990
(↑0.15)
8
(1↓)
中日
453 0.444
(↓0.056)
2
(↓0.5)
52
(+2)
52
(+4)
6
(-)
2
(-)
0.249
(↓0.003)
3.910
(↑0.04)
9
(1↓)
楽天
682 0.429
(↓0.033)
2.5
(↓0.5)
61
(+2)
70
(+3)
8
(-)
13
(+1)
0.274
(↓0.003)
4.000
(↑0.04)
10
(-)
ソフトバンク
581 0.385
(↓0.032)
3
(↓0.5)
38
(-)
50
(+5)
10
(-)
5
(-)
0.237
(↓0.006)
3.410
(↓0.15)
11
(-)
広島
363 0.333
(↓0.042)
3
(↓0.5)
37
(+1)
39
(+2)
4
(-)
3
(-)
0.229
(↓0.004)
2.600
(↑0.03)
11
(1↑)
DeNA
5100 0.333
(↑0.047)
4
(↑0.5)
41
(+1)
62
(-)
4
(-)
6
(-)
0.208
(↓0.009)
3.600
(↑0.27)