日本ハム(☆5対0★)ソフトバンク =オープン戦1回戦(2023.03.21)・エスコンフィールド北海道=
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ソフトバンク
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日本ハム
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勝利投手:北山 亘基(1勝0敗0S)
敗戦投手:石川 柊太(1勝2敗0S)
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◆日本ハムは新加入の福田光が3点適時打を放つ活躍。開幕一軍入りに向けて、アピールに成功した。対するソフトバンクは石川が先発。5回までを無失点に抑えるも6回に集中打を浴び、開幕に向けて課題を残した。

◆日本ハム先発のポンセ投手(28)が新球場2度目の登板で、4回51球を投げ、2安打2奪三振無失点と好投した。2回1死一、二塁からソフトバンク中村晃に中前打を許すも、中堅の五十幡が好返球し、本塁を突いた二塁走者の栗原を刺し無失点。3、4回はいずれも打者3人で抑えた。14日の西武戦(エスコン)は3回途中で2安打2失点降板。「今日はストライク先攻で行けて良かった。4イニングか65球以内というところだったので想定内。登板を増やしながら、球数も増やしたい。開幕までにフォアボールを出さないようにしたい。打者に向かっていく気持ちで」と本番を見据えた。WBC決勝が日本-米国に決まったことには「観戦するには、楽しめる試合になった」と話した。

◆ソフトバンクがオープン戦14試合目で早くも4度目の完封負けを喫した。2回は1死一、二塁で中村晃が中前打を放ったが、二塁走者の栗原が本塁で刺された。9回にも2死からの連打で一、二塁の好機をつくったが、あと1本が出なかった。藤本監督は「勝負ごとやからね。しょうがないけど、ちょっとさみしいよね」と渋い表情だった。○...先発石川は5回まで3安打無失点の好投を続けていたが、6回に急変した。先頭の五十幡に安打、盗塁を許すと、そこから四球、死球で無死満塁。福田光と清宮に連続で適時二塁打を打たれ、一気に4点を失った。すでに開幕2カード目初戦の4月4日オリックス戦(京セラドーム大阪)での先発が内定している右腕。「いい部分も悪い部分もありましたが、しっかり前を向いていきたい」と切り替えていた。○...ベテラン和田が日本ハムの新球場エスコンフィールドに感嘆した。「素晴らしい球場の一言。ドームの天然芝の球場は日本にはない。野球辞めてなくてよかった」と笑顔で話した。すでに開幕5戦目となるオリックス戦での先発が決定。22日の日本ハム戦が開幕前最終登板となる。新球場のマウンド状態も確認。「素晴らしい球場も現役じゃないとやれない。いい調整ができると思う」と話した。

◆ソフトバンク新守護神のロベルト・オスナ投手(28)が、北の大地でいよいよ開幕前の最終調整に入った。敵地日本ハム2連戦で連投を志願し、初戦は8回に登板。先頭福田光るから150キロ直球で空振り三振を奪うと、代打アルカンタラは9球粘られながら中飛に。最後は代打奈良間を139キロチェンジアップで空振り三振に仕留めた。これでオープン戦6試合に登板し、まだ1人も走者を許していない。打者18人から10奪三振と圧巻の内容だ。左翼フェンス後方にあるブルペンから小走りでマウンドへ。特別な感情も胸に秘め、マウンドに上がっていた。日本時間の午前中、母国メキシコがWBC準決勝で侍ジャパンと対決。惜しくも逆転サヨナラ負けを喫したが、故郷の健闘に敬意を表した。「本当に準決勝にふさわしい素晴らしい試合だった。日本はタレントがそろっているし、優勝すべきチーム。その中でエキサイトさせてくれる最高な試合を見せてくれたメキシコを誇りに思う」。これまではピンクのグラブを使用していたが、この日は母国カラーでもある緑と赤のグラブを左手にはめた。「ニューグラブ。代表でプレーできなかったが、思いも込めてメキシコカラーにした。いい投球ができて良かった」と笑顔。母国からエネルギーをもらい、22日の日本ハム戦にも登板予定。開幕へ、死角は見当たらない。【佐竹英治】

◆新戦力が新球場初出場で光り輝いた。ロッテからトレードで加入した日本ハム福田光輝内野手(25)が、プロ入り初の「4番三塁」でスタメン出場。6回無死満塁で、中堅フェンス直撃の決勝の3点適時二塁打を放った。ここまで4番を担ってきた野村が腰の張りを訴え欠場。急きょ先発出場を伝えられ、エスコンフィールド初見参で、しっかりアピールした。いきなりの大役にも、福田光は動じなかった。0-0で迎えた6回無死満塁の好機。この日朝伝えられた4番としての第3打席。1、2打席目は遊ゴロ、三振に倒れており「やられていたので、チャンスでもあるし思い切っていこうと思った」。ソフトバンク石川の外角フォークを捉え、中堅フェンス上部まで運んだ。オープン戦でいまだ本塁打のない新球場。あと少しで記念の1本になるところだったが「あんまり1号とか気付いていなかった。チャンスだったので抜けてくれと」。新球場初出場で移籍初安打が決勝打。「メジャーの球場みたい。いろんな球場に行ったんですけど全然雰囲気が違う。初めて風呂に入ったんですけど、アメリカに来た気持ちでした」と笑顔で話した。加入直後の8日、古巣ロッテ戦で代打に立つも右邪飛に倒れた。19日の巨人戦では「9番二塁」で移籍後初スタメンも4打数無安打。それでも「打たなアカンと言う感じはあんまりなくて。ちゃんと自分のスイングができればヒットは出ると思った」。欲張らず、やってきたことを、しっかり試合で出すことだけに集中した結果だった。指揮官もニューパワーの躍動を喜んだ。新庄監督は「ああいうところで打てるところは素晴らしいアピール。ちょっと考えさせられる選手になりましたね、今日で」。開幕1軍へ、一気に前進した。試合前練習の合間にはWBC準決勝、日本-メキシコの試合経過もチェック。福田光は「オープン戦とは比べものにならないくらいの重圧の中、結果を出したり1つのアウトを取るのはすごいこと」。小さな光を放ち続け、大きな輝きに変えていく。【永野高輔】○...6回に追加点となる適時二塁打を放った清宮は「練習で取り組んでいることが(結果として)出てきた」と納得顔だ。開幕が近づく中、直近の出場3試合で7打数5安打3打点と打撃が上向き。「踏み込みと同時にバットが出る」という意識が、身に付いてきた。この日、米国では、同学年の侍ジャパン村上が劇的なサヨナラ打。清宮は「ずっと苦しんでいたので良かった。さすが。まだ決勝があるので暴れて欲しい」とエールを送った。○...田中正が7回に3番手で登板し、古巣相手に1回24球、無安打無失点と快投した。「なかなか空振りが取れないバッターたちなので、しっかりシーズンでも抑えられるように頑張りたい」。これで5日の楽天戦から5試合7イニングで、2安打無失点と好調を持続。リラックスした表情で投球し「過緊張になりすぎず、自分のパフォーマンスが出るところを探っている」と説明した。○...先発ポンセが新球場2度目の登板で、4回51球を投げ、2安打2奪三振無失点と好投した。14日の西武戦(エスコン)は3回途中で2安打2失点降板。「今日はストライク先行で行けて良かった。開幕までにフォアボールを出さないようにしたい」と修正ポイントを挙げた。電車通勤を続けているが「誰かがポルシェを買ってくれたら、運転してくるのだが」とジョーク交じりに話した。○...開幕投手に指名されている加藤貴が22日のソフトバンク戦(エスコンフィールド)で、開幕前最後の登板に臨む。前回登板した15日の西武戦では、5回1安打無失点と安定した投球。仕上げ段階に入っており「打者にしっかりと向かっていけるように。明日投げて、いいところと悪いところが出ると思う。そこは、しっかり残された時間でやっていけたら」と思い描いた。ソフトバンクとのオープン戦(エスコンフィールド)に「9番右翼」で先発した日本ハム江越大賀外野手(30)が、1回表が始まる前に途中交代した。試合開始直前に右足を痛めたとみられる。日本ハム野村佑希内野手(22)が腰の張りのため、大事を取ってソフトバンクとのオープン戦(エスコンフィールド)を欠場。22日も欠場の見込み。

◆キャンプ中の実戦から4番でフル出場を続けていた日本ハム野村佑希内野手(22)が21日、腰の張りでソフトバンク戦(エスコンフィールド)を欠場した。また「9番右翼」でスタメンに名を連ねた江越大賀外野手(30)も、右足痛で1回表が始まる前に途中交代した。新庄監督によると、野村は休養日だった20日の自主トレ中に違和感を覚えたようで「体が張っているので、今日と明日は休ませようかなと。重症ではない」という。江越は試合開始直前に痛めたとみられ、同監督は「右足のストレッチをずっとしていたらしくて、伸ばしすぎたのかな」と首をかしげ「彼は手首も骨折しているし無理はさせない」と話した。

◆開幕が近づくにつれ、打撃の調子がうなぎ上りだ。日本ハム清宮幸太郎内野手が3点を先行した直後の6回無死三塁から、左中間適時二塁打を放った。カウント1-2と追い込まれながらも、ソフトバンク嘉弥真のスライダーを捉えた。「うまく打てた。良かったです、今日は」。2安打1打点の打撃に納得顔だ。直近の出場3試合で7打数5安打3打点。振り遅れないよう「踏み込みと同時にバットをいつでも出せる状態」を、意識した練習の成果が出た。米国では同学年の侍ジャパン村上がWBC準決勝で劇的なサヨナラ適時二塁打を放った。試合前、日本の勝利を映像でチェックした清宮は「ずっと苦しんでいたんで、良かったっすよね~、本当に!」と"村神様"の活躍を自分のことのように喜び「めちゃめちゃプレッシャーだと思う。さすが。でも、まだ決勝があるので。いや~、暴れて欲しい」と、活躍を期待した。「僕もちょっとずつ(打撃が)良くなっていますし、開幕まで気を抜かず毎日を過ごせれば」と、シーズンへ向けた最後の仕上げに気を引き締めた。【中島宙恵】

◆今月トレードで日本ハムに加入した福田光が六回無死満塁で3点二塁打を放った。休養の野村に代わって4番に入り「チャンスだし思い切っていこう」と変化球をたたき、右中間フェンス直撃の当たりで長打力を誇示した。新球場では初のプレーとなり「全然雰囲気が違う。アメリカに来た気持ち」と驚いた様子。新天地での開幕1軍入りへ向け「一打席一打席、アピールして食らいついていきたい」と意気込んだ。

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<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(1↑)
ORIX
633 0.667
(↑0.042)
-
(↓0.5)
40
(+4)
34
(+2)
4
(+2)
6
(-)
0.237
(↑0.008)
2.690
(↑0.07)
2
(1↑)
日本ハム
950 0.643
(↑0.028)
-0.5
(↓0.5)
60
(+5)
47
(-)
12
(-)
22
(+2)
0.236
(↑0.002
2.780
(↑0.22)
3
(2↑)
西武
641 0.600
(↑0.044)
0.5
(↓0.5)
30
(+2)
20
(+1)
5
(+2)
14
(-)
0.198
(↓0.008)
1.590
(↑0.06)
3
(2↑)
ロッテ
642 0.600
(↑0.044)
0.5
(↓0.5)
35
(+2)
37
(+1)
6
(-)
8
(-)
0.207
(↓0.004)
2.540
(↑0.14)
5
(4↓)
巨人
750 0.583
(↓0.053)
0.5
(↑0.5)
37
(-)
32
(+1)
8
(-)
7
(-)
0.233
(↓0.005)
2.060
(↑0.1)
6
(2↓)
阪神
760 0.538
(↓0.045)
1
(↓0.5)
57
(+1)
41
(+2)
9
(-)
7
(+1)
0.241
(↓0.005)
2.920
(↑0.05)
7
(2↑)
ヤクルト
663 0.500
(↑0.045)
1.5
(↑0.5)
60
(+3)
64
(+2)
8
(-)
19
(+1)
0.239
(↓0.004)
3.990
(↑0.15)
8
(1↓)
中日
453 0.444
(↓0.056)
2
(↓0.5)
52
(+2)
52
(+4)
6
(-)
2
(-)
0.249
(↓0.003)
3.910
(↑0.04)
9
(1↓)
楽天
682 0.429
(↓0.033)
2.5
(↓0.5)
61
(+2)
70
(+3)
8
(-)
13
(+1)
0.274
(↓0.003)
4.000
(↑0.04)
10
(-)
ソフトバンク
581 0.385
(↓0.032)
3
(↓0.5)
38
(-)
50
(+5)
10
(-)
5
(-)
0.237
(↓0.006)
3.410
(↓0.15)
11
(-)
広島
363 0.333
(↓0.042)
3
(↓0.5)
37
(+1)
39
(+2)
4
(-)
3
(-)
0.229
(↓0.004)
2.600
(↑0.03)
11
(1↑)
DeNA
5100 0.333
(↑0.047)
4
(↑0.5)
41
(+1)
62
(-)
4
(-)
6
(-)
0.208
(↓0.009)
3.600
(↑0.27)