ソフトバンク(☆4対2★)DeNA =オープン戦3回戦(2023.03.19)・福岡PayPayドーム=
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DeNA
0100010002420
ソフトバンク
00000004X4600
勝利投手:嘉弥真 新也(1勝0敗0S)
(セーブ:オスナ(0勝0敗2S))
敗戦投手:石川 達也(0勝1敗1S)
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◆DeNAは先発・東が6回無失点の好投。前回登板で精彩を欠いた左腕が、しっかりと結果を残した。一方のソフトバンクは、先発・東浜が安定した投球で7回2失点。シーズン開幕に向け、仕上がりの良さをアピールした。

◆今年1月に西宮神社で行われた「開門神事福男選び」で鷹の祭典ユニホームを着用して「一番福」となった植本亮太さん(22)が、セレモニアルピッチを務めた。大商大野球部出身の植本さんはストライク投球を披露。ドームを沸かせ「もっと緊張すると思ったんですけど、楽しんでやりました」と話した。今春からは社会人JR西日本に入社し、プロ入りを目指す。話題の福男は「ぜひ優勝してほしいですね」と、ソフトバンクに幸運を注入した。

◆ソフトバンクのリチャード内野手(23)が2軍降格となった。DeNA戦に「7番三塁」でスタメン出場し、2打数無安打2三振。試合後に藤本監督が「リチャードは2軍に行ってもらいます」と明かした。オープン戦では11試合で打率1割9分、1本塁打、1打点、12三振と苦しんでいた。代わって21日の日本ハム戦(エスコンフィールド)から、新外国人のウイリアンス・アストゥディーヨ内野手(31=マーリンズ)が1軍再昇格。同じく新外国人のコートニー・ホーキンス外野手(29=米独立リーグ)は、打席数確保のため21~23日のウエスタン・リーグ阪神戦(鳴尾浜)に同行。24日の1軍広島戦(ペイペイドーム)から再度1軍に合流予定となった。

◆新加入のロベルト・オスナ投手が1回3人斬りで2セーブ目を挙げた。9回に登板し、神里を154キロで見逃し三振、京田を一ゴロ、蝦名を右飛。実戦初登板からオープン戦は全5戦連続無失点で、打者15人で片付けるパーフェクト投球だ。新守護神の安定感に藤本監督は「余裕持って投げてるね。見ていて安心できる。まだまだ上がるでしょう」とご満悦だった。

◆DeNA東克樹投手が信頼を取り戻した。ソフトバンク戦で6回を3安打無失点。4回以降は走者を許さなかった。12日の中日戦で5回6失点と打ち込まれ、結果が求められた一戦。「今日ダメなら確実にファーム行き。ラストチャンスの覚悟で立ちました」と、前回登板では投げなかったスライダーとツーシームも交えて緩急を付けた。三浦監督は「しっかりとローテーションに入る投球をした」と合格点を与えた。

◆ソフトバンク上林誠知外野手(27)が開幕スタメンどりへ、がっついた。8回、同点に追い付いてなお2死満塁で、DeNA三浦から右前2点適時打。2球で追い込まれたが、3球目のチェンジアップをとらえた。「本番でもいい場面で打てれば」。クールに冷静に振り返った。試合前までの3打点は2ランとソロ。本塁打以外で打点がなく、得点圏では10打数1安打だった。「チャンスで打ててない。打点はホームランやからね。チャンスになったらもっとがっついてもらいたいのにさ...」。試合前、藤本監督が報道陣に漏らしていたぼやきを聞いて発奮したかのような決勝打。指揮官は「マスコミさんが書いてくれたのを見てくれたんちゃう?」と冗談を飛ばしながら。「今日は初球からどんどんどんどんいってたね」とうなずいた。中堅レギュラー最有力候補は、侍ジャパンに招集されている牧原大。しかし、上林が突き抜けた結果を残せば状況は変わる可能性がある。これまで藤本監督は好調の上林が中堅に入り、牧原大が本来のポジションである二塁に入るプランも明かしている。オープン戦は13試合に出場し、36打数12安打で打率3割3分3厘、2本塁打、5打点。十分なアピールを続けており、この日は勝負強さを発揮した。上林は開幕スタメンへの思いを問われ、言った。「今までのコメントを使ってください。同じことを思っているので」。そのコメントは「首脳陣に使いたいと思わせるしかない」。実力行使で開幕中堅を奪いにいく。【只松憲】

◆ソフトバンク先発東浜が7回を散発4安打2失点(自責2)にまとめ、78球と効率的だった。「全球種、ある程度操れていた。公式戦のつもりで集中して投げた。自分がやりたいことできたと思う」。初回を3人で切るなど立ち上がりの課題も克服。5三振を奪い、1四球と安定していた。「こういうピッチングできれば理想。まだまだ体力的にも余裕があったし、万全の準備をして開幕を迎えたい」と納得の表情だった。

◆プエルトリコ代表としてワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場していたDeNAのネフタリ・ソト内野手(34)について、三浦監督は21日にもチームに合流すると明かした。「きのう連絡をとりました。試合にでる、でないは時差もあるのでコンディションを見ながらになりますけど、何もなければドームから合流予定です」と語った。21日は東京ドームで巨人戦が行われる。プエルトリコ代表は準々決勝でメキシコ代表に敗れた。

◆DeNA・三浦大輔監督(49)は、18日の試合で右腕に打球が当たり、5球で交代した入江大生投手(24)について、「軽症。幸い、当たり所も悪くなく。多少の痛みはあると思いますけど。きょうはゲームで使わないです。本人とは朝食会場で会いましたけど、やる気満々でした。『大丈夫です!』と必死にアピールしていましたけど」と心配ないと説明した。入江も大きな声を出しながら試合前の練習に参加していた。

◆DeNA・東克樹投手(27)は6回3安打無失点と結果を残した。序盤は不安定で三回までは毎回得点圏に走者を背負い、62球を要する苦しい投球。しかし四回からは立ち直り、六回まで一人の走者も許さず、残りの3イニングは31球でまとめた。東は前回12日の中日戦(横浜)で5回9安打6失点。一回に5点を失った投球内容に試合後の三浦監督は「競争の中でも大きく後退した」と厳しいコメントを残していた。指揮官は試合前に「本人も思うところはあると思う。この1週間をどう過ごして、どう修正したのか見たいと思います」と好投へ期待を寄せていた。

◆DeNA・東克樹投手(27)は6回3安打無失点と結果を残したが、一、二回と先頭打者への四球からピンチを招くなど、三回までは毎回得点圏に走者を背負い、62球を要する苦しい投球だった。「前回同様の立ち上がりにしてしまった。結果としてゼロに抑えたのはよかったけど、同じミスをしてしまった。いいピッチングとはいえない」四回からは立ち直り、六回まで一人の走者も許さず、「ストライクゾーンで勝負できた」と残りの3イニングは31球でまとめた。東は前回12日の中日戦(横浜)で5回9安打6失点。一回に5点を失った投球内容に試合後の三浦監督も「競争の中でも大きく後退した」と厳しかっただけに東は「ラストチャンスと思って、覚悟をもってマウンドに立った」と心境を語った。「ゼロでよかったけど、首脳陣にとっていいようにうつらなかったかなと思います」と神妙な表情で振り返った。

◆DeNA・三浦大輔監督(49)は先発で6回3安打無失点、4奪三振3四球だった東克樹投手(27)について「ローテーションに入れるピッチングだったと思います」と評価した。東は一、二回の先頭打者に四球を許すなど苦しい投球内容だったが、立ち直った四回から六回までは一人の走者も許さなかった。前回登板で一回に四球から5失点し、試合後には三浦監督から「競争から大きく後退したと思います」と厳しい評価を受けていた。この日も序盤は立ち上がりは不安定だったが、三浦監督は「慎重になりすぎていたけど、ボール自体は悪くなかった。修正してホームを踏ませなかった」と語り、後退した立場については「取り返したかなと思います」とうなずいた。

◆ソフトバンクの上林が好機で仕事を果たした。八回、同点に追い付いてなおも2死満塁。三浦に2球で追い込まれたが、3球目の浮いた変化球を右前へ2点適時打とし「何とか打ちたかった。うれしかった」と?を緩めた。打席に入る前に、長谷川打撃コーチから「打球の行方は神様が決めることだから」と、言葉をかけてもらったという。頭と気持ちを整理して、勝負に挑めたそうで「本番でもああいう場面で打てたらいい」と、レギュラーシーズンでの活躍を思い描いた。

◆DeNA・東克樹投手(27)は6回3安打無失点と結果を残し、6枠の先発ローテーション争いに踏みとどまった。「ラストチャンスという覚悟を持ってマウンドに立った。ゼロに抑えて良かったけど、首脳陣にとっていいように映らなかったと思います」前回12日の中日戦で一回に5失点し、三浦監督から「競争から大きく後退した」と厳しい評価を受けていた。この日も課題の立ち上がりで一、二回は先頭打者への四球からピンチを招いただけに、左腕は猛省。それでも四回から六回までは一人の走者も許さずに修正した。三浦監督は「ボール自体は悪くなかった。修正してホームを踏ませなかった。(立場を)取り返したかな。ローテーションに入れる投球をしたと思います」と評価した。2018年の新人王で、昨季の開幕投手を務めた左腕が、正念場で力を発揮した。(湯浅大)

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<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
740 0.636
(↓0.064)
-
(-)
37
(-)
31
(+4)
8
(-)
7
(-)
0.238
(↓0.008)
2.160
(↓0.09)
2
(1↑)
ORIX
533 0.625
(-)
0.5
(↓0.5)
36
(+5)
32
(+5)
2
(+1)
6
(+3)
0.229
(↑0.004)
2.760
(↓0.23)
3
(2↑)
日本ハム
850 0.615
(↑0.032)
0
(↓1)
55
(+4)
47
(-)
12
(+1)
20
(+4)
0.234
(↓0.002)
3.000
(↑0.26)
4
(2↓)
阪神
750 0.583
(↓0.053)
0.5
(-)
56
(-)
39
(+3)
9
(-)
6
(-)
0.246
(-)
2.970
(↓0.03)
5
(2↓)
西武
541 0.556
(↓0.069)
1
(-)
28
(+1)
19
(+2)
3
(-)
14
(+2)
0.206
(↓0.001)
1.650
(↑0.05)
5
(2↑)
ロッテ
542 0.556
(↑0.056)
1
(↑1)
33
(+2)
36
(+1)
6
(+1)
8
(+2)
0.211
(↓0.004)
2.680
(↑0.17)
7
(1↓)
中日
443 0.500
(↓0.071)
1.5
(-)
50
(+2)
48
(+4)
6
(-)
2
(-)
0.252
(↓0.01)
3.950
(↓0.01)
8
(-)
楽天
672 0.462
(↑0.045)
2
(↑1)
59
(+4)
67
(+2)
8
(-)
12
(-)
0.277
(↓0.003)
4.040
(↑0.23)
9
(-)
ヤクルト
563 0.455
(↑0.055)
2
(↑1)
57
(+3)
62
(-)
8
(+1)
18
(+1)
0.243
(↓0.001)
4.140
(↑0.32)
10
(1↑)
ソフトバンク
571 0.417
(↑0.053)
2.5
(↑1)
38
(+4)
45
(+2)
10
(-)
5
(-)
0.243
(↓0.003)
3.260
(↑0.1)
11
(1↓)
広島
353 0.375
(-)
2.5
(↑0.5)
36
(+5)
37
(+5)
4
(-)
3
(+1)
0.233
(↓0.001)
2.630
(↓0.15)
12
(-)
DeNA
4100 0.286
(↓0.022)
4.5
(-)
40
(+2)
62
(+4)
4
(-)
6
(-)
0.217
(↓0.004)
3.870
(↑0.19)