1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ORIX | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 3 | 5 | 9 | 0 | 1 |
広島 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 2 | 0 | 1 | 5 | 7 | 1 | 0 |
勝利投手:- 敗戦投手:- 本塁打 |
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◆広島は、先発・九里が7回1失点の好投。フォームの改良に取り組んでいる右腕が、順調な調整ぶりを示した。一方のオリックスは、野口が先頭打者本塁打を含む2安打の活躍。若きリードオフマン候補が、打力をアピールした。
◆オリックスの新外国人ジェイコブ・ニックス投手(27=パドレス傘下)がオープン戦初先発で3回1安打無失点と好投した。150キロ超の直球とスライダー、カーブ、チェンジアップと多彩な変化球も駆使。被安打は2回デビッドソンに許した二塁打だけだった。推定年俸2000万円の格安助っ人。21年に受けた右肘のトミージョン手術やコロナ禍の影響でオリックス入団まで3年以上実戦登板がなくベールに包まれていた。ただ、もともとはメジャーの有望株で、中嶋監督も「こっちに来るレベルじゃない」と高く評価する先発右腕。1252日ぶりの登板となった10日巨人とのオープン戦で2回無安打無失点と快投を見せ、今回の登板と順調にステップアップした。ニックスは「とにかく今は状態をちょっとずつ上げていって調整している段階。前のゲームよりすごくいいピッチングが出来て非常に良かった」と笑顔。先発ローテーション入りに向けて「それが目標でもあるし、元々の予定でもある。オリックスが連れてきた理由もしっかりローテーションで投げることだと思うので、しっかりやっていきたい」。秘密兵器ではなくなってきた。
◆広島森下暢仁投手が24日からのウエスタンリーグ・オリックス3連戦(由宇)で右肘手術後初の実戦登板に臨む。昨年10月にクリーニング手術を受け、開幕ローテ入りを目指してきた。だが今月6日のシート打撃登板時に患部の違和感を訴え、開幕ローテ入りは絶望的に。その後は11日にキャッチボール、18日にブルペン投球を再開し、一夜明けた19日には「今のところ大丈夫です」と明かした。今後は登板前々日をめどにブルペンで投げ、右肘に問題が出なければ実戦マウンドに立つ。
◆広島九里亜蓮投手(31)が、本拠地マツダスタジアムの今季開幕戦となる阪神戦に先発することが決まった。この日、7回1失点で投げ終えた試合後、新井貴浩監督(46)が「(シーズン初登板は)マツダの開幕と伝えてある。任せたぞと。今日はナイスピッチングだった」と明言した。開幕2カード目初戦の4月4日阪神戦に先発する。九里は「本拠地の開幕というのは、すごく大事な試合になってくる。そこでしっかり勝てるようにやらないといけない」と気合十分。「週の頭になりますし、勝つ勝たないでチームの勢いは違ってくる。しっかり意気に感じて、チームの勝ちにつながるようなピッチングができるように」と責任感も言葉にした。岡田阪神の印象については「1、2番、俊足のバッターを塁に出すと、失点の確率は上がってくる。大山選手、佐藤輝選手にしても長打があるので、そういうところは気にしないといけない。逃げるような投球じゃなく、どんどん勝負していきながら、バッターの反応を見ながらやっていければいいかなと思います」とイメージした。
◆オリックスの2年目野口智哉(23)が初球先頭打者弾を放った。「1番・遊撃」で先発。右腕九里の甘く入った直球を強振し、豪快なオープン戦1号を中堅右に突き刺した。売り出し中の若武者は「初球から積極的にいこうと思って打席に入った。センターに強く打つことができました」と自然と笑顔になった。3回にも中前打を放ち、マルチ安打を記録。規定打席未到達ではあるが、オープン戦打率3割6分8厘と好調だ。新人だった昨季は54試合に出場。本職は遊撃だが、外野を守れる器用さも持ち合わせている。中嶋監督は「もう取っちゃえばいいじゃないですか。どこでも。センターでも、ショートでも」と期待。さらに「去年出ているメンバーで安泰はない」と厳しい言葉でチームの活性化を促した。野口は「オープン戦はアピールの場。これからも頑張ります!」と大きな目をさらに見開いた。野口智哉(のぐち・ともや)1999年(平11)9月20日生まれ、奈良県出身。徳島・鳴門渦潮3年夏に甲子園出場も1回戦敗退。関大を経て21年ドラフト2位でオリックス入団。1年目の昨季は54試合に出場。日本シリーズ第6戦では初打席で安打を放った。181センチ、90キロ。右投げ左打ち。今季推定年俸は1500万円。
◆開幕ローテ入りを決めている広島・九里亜蓮投手(31)が先発し志願して111球を投げ7回3安打1失点にまとめた。「公式戦を想定して球数をしっかりと投げたかった。6回終わった時点で90球だったので(コーチに)『もう1イニング行かせてください』と言いました。ストライク先行で粘り強くゼロでいけた」本番モードで臨み、一回にいきなり野口への1球目の直球が甘く入り右中間へ先制ソロを浴びたが、二回以降は多彩な変化球で相手打線に的を絞らせず追加点を許さなかった。三回は連打と暴投で1死一、三塁のピンチを招いたが無失点にしのぎ、四回以降は無安打に抑えた。「投球フォームの正確性や力を込めたときの球筋がズレている。(修正できるように)やっていかないといけない」この日を含めオープン戦3試合に登板し計12回9被安打2失点と調子を上げてきた。昨季は6勝どまりだったが、2021年には13勝を挙げ最多勝のタイトルを獲得した実力者。1試合の登板を挟み、マツダ開幕となる4月4日の阪神初戦に向かう。
◆オリックスの新外国人投手、ニックスが先発して3回を1安打無失点。多彩な変化球を操って5三振を奪い、先発への適性を示した。「空振りを取れるボールをしっかりと投げ込めたことが一番よかった」と納得の表情だった。オープン戦2度目の登板で45球。けがなどの影響を受けてきたが、順調に球数も増やしてきている。「オリックスが(自分を)連れてきた理由はしっかり(先発)ローテーションで投げてもらうことだと思う」と自覚をにじませた。
◆広島は引き分けに持ち込み、4連敗を阻止した。1点を追う九回2死三塁で松山竜平外野手(37)が左前へ同点打。試合後の新井貴浩監督(46)の一問一答は以下の通り。ーー九里は7回3安打1失点「しっかりとストライク先行していましたしいいピッチングだったと思います。本人も手応えを感じているんじゃない。6イニングの予定だったけど、『もう1イニング追加してください』ということだった。マツダの開幕は任せたぞ、と言ってある」ーー一方で八回のケムナは1失点、九回の中崎は3失点「ケムナにしても、あの状況(無死満塁)からよく1点で抑えたと思う。ザキにしても今まで抑えて結果を出してくれている。今日は点を取られたけど、それでどうというのはない。あと5試合あるので最後までブルペン陣は競争してもらう」ーー松山はさすが「さすが松山さんですね。しっかりと調整してくれていたのが昨日、今日でわかりました」――18日に3三振だった新助っ人、デビッドソン(前アスレチックス傘下)が2安打1打点「すごく良かったと思いますね。打球方向も良かった」ーー塁上の〝ゴマすり〟パフォーマンスをどうとらえている「ゴマすりですか? いいじゃないですか。たくさん、すってもらいたいですね。ヒット打つってことだから」ーー打線は3番・西川、4番・マクブルームに組み替えた「オリックスは投手陣がいい。ヒット7本で5点。数少ないチャンスをものにできてよかったと思う」ーー18日に死球を受けた小園が欠場「大丈夫。(ぶつけられた箇所は)ふくらはぎに近い部分。圧がかかっている。ふくらはぎってほんとに大事なとこなんで大事を取ってっていう形」
◆広島・九里が7回111球を3安打1失点の熱投。開幕2カード目の4月4日の阪神との本拠地開幕戦(マツダ)を託されることになった。「週の頭に勝つと勝たないではチームの勢いが違ってくる。意気に感じてチームの勝ちにつながる投球をやりたい」一回に先頭・野口への直球が甘く入り、初球先頭打者弾を浴びたが、二回以降は多彩な変化球を駆使して相手打線に的を絞らせなかった。三回は連打などで一死一、三塁を招いたものの無失点にしのぎ、四回以降は無安打に抑えた。オープン戦3試合に登板し、計12回9安打2失点。新井監督は「もう『マツダの開幕を任せたぞ』と伝えてある」と明かした。森下が開幕ローテを外れるなか、2021年の最多勝(13勝)投手が〝火曜日の男〟として先発陣を引っ張る。(柏村翔)
<オープン戦順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
巨人 |
7 | 4 | 0 | 0.636 (↓0.064) | - (-) |
37 (-) | 31 (+4) | 8 (-) | 7 (-) |
0.238 (↓0.008) | 2.160 (↓0.09) | |
2 (1↑) |
ORIX |
5 | 3 | 3 | 0.625 (-) | 0.5 (↓0.5) |
36 (+5) | 32 (+5) | 2 (+1) | 6 (+3) |
0.229 (↑0.004) | 2.760 (↓0.23) | |
3 (2↑) |
日本ハム |
8 | 5 | 0 | 0.615 (↑0.032) | 0 (↓1) |
55 (+4) | 47 (-) | 12 (+1) | 20 (+4) |
0.234 (↓0.002) | 3.000 (↑0.26) | |
4 (2↓) |
阪神 |
7 | 5 | 0 | 0.583 (↓0.053) | 0.5 (-) |
56 (-) | 39 (+3) | 9 (-) | 6 (-) |
0.246 (-) | 2.970 (↓0.03) | |
5 (2↓) |
西武 |
5 | 4 | 1 | 0.556 (↓0.069) | 1 (-) |
28 (+1) | 19 (+2) | 3 (-) | 14 (+2) |
0.206 (↓0.001) | 1.650 (↑0.05) | |
5 (2↑) |
ロッテ |
5 | 4 | 2 | 0.556 (↑0.056) | 1 (↑1) |
33 (+2) | 36 (+1) | 6 (+1) | 8 (+2) |
0.211 (↓0.004) | 2.680 (↑0.17) | |
7 (1↓) |
中日 |
4 | 4 | 3 | 0.500 (↓0.071) | 1.5 (-) |
50 (+2) | 48 (+4) | 6 (-) | 2 (-) |
0.252 (↓0.01) | 3.950 (↓0.01) | |
8 (-) |
楽天 |
6 | 7 | 2 | 0.462 (↑0.045) | 2 (↑1) |
59 (+4) | 67 (+2) | 8 (-) | 12 (-) |
0.277 (↓0.003) | 4.040 (↑0.23) | |
9 (-) |
ヤクルト |
5 | 6 | 3 | 0.455 (↑0.055) | 2 (↑1) |
57 (+3) | 62 (-) | 8 (+1) | 18 (+1) |
0.243 (↓0.001) | 4.140 (↑0.32) | |
10 (1↑) |
ソフトバンク |
5 | 7 | 1 | 0.417 (↑0.053) | 2.5 (↑1) |
38 (+4) | 45 (+2) | 10 (-) | 5 (-) |
0.243 (↓0.003) | 3.260 (↑0.1) | |
11 (1↓) |
広島 |
3 | 5 | 3 | 0.375 (-) | 2.5 (↑0.5) |
36 (+5) | 37 (+5) | 4 (-) | 3 (+1) |
0.233 (↓0.001) | 2.630 (↓0.15) | |
12 (-) |
DeNA |
4 | 10 | 0 | 0.286 (↓0.022) | 4.5 (-) |
40 (+2) | 62 (+4) | 4 (-) | 6 (-) |
0.217 (↓0.004) | 3.870 (↑0.19) |
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