1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
西武 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 6 | 2 | 0 |
ロッテ | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | X | 2 | 5 | 0 | 1 |
勝利投手:美馬 学(2勝0敗0S) (セーブ:菊地 吏玖(0勝0敗1S)) 敗戦投手:エンス(1勝1敗0S) 本塁打 |
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◆ロッテは、山口がソロを含む2安打2打点の活躍。打線の中軸として期待される長距離砲が、持ち前の打棒を発揮した。一方の西武は、2番手・平良が4回無失点の好投。今季から先発に挑戦する右腕が、上々の仕上がりを見せた。
◆西武ディートリック・エンス投手(31)が19日のオープン戦ロッテ戦(ZOZOマリン)に先発する。雨天中止となった18日ももともと先発予定で、スライド登板になる。来日2年目の左腕は、開幕ローテーション入りが決定的。「あと2週間で長いイニングを投げてスタミナをつけられればと思います」とさらなる活躍へと準備している。WBCは侍ジャパンの準々決勝をテレビ観戦したという。「先発投手はすごい選手がそろっていますし、打線も1番から9番までもそろって、なかなかこのチームに勝つのは難しいと思います」と総合力の高さに驚いていた。
◆ロッテは「4番左翼」で先発出場の山口航輝外野手(22)が1回2死二塁から左前適時打を放ち、先制した。球場内には、この試合で初披露された山口の新応援歌が響き渡った中での貴重な一打だった。「1打席目で結果が出てよかったです。自分の応援歌を作っていただいて、力になりました」。ファンの声にも背中を押され、感謝した。山口はこれで、オープン戦26打数10安打、打率3割8分5厘、5打点、1本塁打と好調だ。
◆ロッテは「4番左翼」で先発出場の山口航輝外野手(22)が1-1で迎えた4回裏1死から左中間にソロ本塁打を放ち、勝ち越した。オープン戦では2本目だが、今季の対外試合では7本塁打と量産している。1回2死二塁には左前先制適時打。球場内に、この試合で初披露された山口の新応援歌が響き渡った中での貴重な一打だった。「1打席目で結果が出てよかったです。自分の応援歌を作っていただいて、力になりました」。ファンの声にも背中を押され、感謝した。山口はこの試合の前までオープン戦通算25打数9安打4打点、打率3割6分と好調だ。
◆今季から先発に転向した西武平良海馬投手(23)が、4回を56球、2安打無失点と順調な仕上がりを見せた。5回から2番手でマウンドに上がると、最速154キロの直球を軸に無四球の危なげない投球を披露。ここまで対外試合4戦で17イニング連続無失点となり、「1イニング、1イニングを0で抑える積み重ねだと思いますし、そこは中継ぎと同じ気持ちです。今のところほんと上出来かなと思います」と振り返った。6回には先頭山口の打球が左肘上部に直撃するアクシデントもあったが、大事には至らず。「かすっただけなんで大丈夫でした。(当たったのは)骨ではないです。筋肉です」と話した。
◆ロッテ山口航輝外野手(22)が"応援歌ありがとう弾"でファンに恩返しの勝利を贈った。鳴り物解禁に合わせた自身の新応援歌披露デーに4回、1-1の場面で外寄りのチェンジアップを左中間勝ち越しソロ本塁打。「自分の応援歌を作っていただいて力になりました。シートノック前にも、ちょっと耳を傾けながら聞いていた」と笑顔で感謝した。練習試合を含めて今季7本目。チーム、ファンのためにホームランを量産していく。
◆ロッテのドラフト1位ルーキー菊地吏玖投手(22=専大)が9回に登板して3者凡退に抑え、本拠地ZOZOマリンスタジアムデビューを飾った。「想像通りファンの皆さんの声援は大きくて、リリーフカーには初めて乗ったんですが、いいなと思った。にやけそうでした」と喜びをかみしめながら、マウンドに立った。先頭の山村を右飛。続く佐藤龍は3ボールから粘りの投球で遊ゴロに。大学日本代表候補合宿などで対戦経験もある蛭間との「ドラ1対決」ではカーブを試す余裕も。最後は146キロの内角直球で空振り三振を奪い、グラブもたたいて拳を握った。開幕1軍へ「しっかり捉えられた当たりがなかったのは良かった。自分のまっすぐは通用しているのかなと思う」とアピール。だが、大卒1年目同士の対決を制しても「もっとベテランの選手とか(1軍に)長くいる選手に対してもっと攻めていけたら」と満足はしていない。本来は沖縄での練習試合などに登板する計画もあったが、リリースなどで力がしっかりボール伝わる投球フォームを微調整することに重点を置いた。石垣島残留組でじっくりと調整したことが実りつつある。イースタンの春季教育リーグでは2試合に登板し、計4回無安打無失点。即戦力右腕は「今日は勝てたので70点くらいはあげてもいいのかなと思うが、3ボールをつくってしまったりしたので、もうちょっとまとまりがほしい」と自己評価した。まずは開幕1軍をつかみ、再びマリンのマウンドで勝利に貢献することが目標だ。「1年目は与えられたところで結果を積み重ねていくことが大事だと思う」。将来は先発希望だが、今季は救援でフル回転することを誓うオープン戦初セーブとなった。【鎌田直秀】
◆WBC台湾代表の呉念庭内野手(29)が「5番三塁」で先発出場した。打席に立つと「呉(う)」をコールする「ウーイング」で温かく迎えられたが、3打数無安打2三振に終わった。台湾はWBC1次ラウンドA組で2勝2敗で惜しくも敗退したが、中軸を担った呉は15打数5安打の打率3割3分3厘、1本塁打、2打点の活躍を見せた。再来日後の17日からチームに合流していた。
◆ドラフト5位の高卒ルーキー金田優太内野手(18=浦和学院)が、本拠地ZOZOマリンデビュー戦を「6番遊撃」でフル出場した。2回の初打席は痛烈な二ゴロに倒れたが、初球を狙う積極的な姿勢を見せた。4回1死一、二塁の好機で迎えた第2打席は強烈な中直。初タイムリーとはならなかったが、期待を抱かせる鋭い打球に観衆からは拍手も沸き起こった。「良い形で打てたんですけれど、やっぱり捕られてしまったので、まだまだだなと...」。2軍戦で3番を任されることもある素質の片りんは十分に示した。守備でも5つの遊ゴロを難なくさばき、二ゴロで二塁カバーに入って併殺を奪う場面もあった。内野安打となった三遊間の当たりは惜しくもはじいたが、「打球が思ったより速くて...」。1軍の違いを身を持って感じたことで次のプレーにもつなげた。「味方も相手もすごい方ばっかりだった。高卒1年目でこの時期に1軍の方とプレー出来て、マリンでも出来たことはすごい経験になる。ここで活躍するためにやるということを忘れずに、ファームでもしっかりやっていきたいと思います」。大混戦のロッテの遊撃手定位置争いに風穴をあけようとする若きイケメン内野手が、第一歩を踏み出した。【鎌田直秀】
◆ドラフト4位の社会人ルーキー左腕・高野脩汰投手(24=日本通運)も、本拠地デビューを3人で斬った。ZOZOマリンの雰囲気も感じながら「良かったっす。バカ、気合入ったっす」と試合後も興奮冷めやらぬ様子だった。8回に3番手で登板。巨人やレッドソックスなどで活躍した岡島秀樹氏のような豪快な投球フォームから140キロ台後半のストレートを低めに集め、力でねじ伏せた。最初の打者鈴木から直球で見逃し三振を奪うと、適時打を放っているマキノンも直球で右飛。陽川も直球で詰まらせ遊ゴロで締めた。2月中旬から練習試合に登板したが、納得する結果にはほど遠かった。だが、2軍での調整で持ち味の力強い投球を取り戻すきっかけを得た。ブルペンに入らず、間隔を詰めた実戦登板を重ねることがプラスとなった。2軍では4試合連続で無失点リリーフを継続中。「社会人では先発での調整でしたけれど、ロッテではリリーフ起用が多い。調整の違いに慣れてきましたし、いかに先発での準備を短時間でもってこられるか。そこがしっかり出来たので、徐々に状態が上がってきている感じがします」と手応えを得つつある。吉井理人監督(57)からの即戦力リリーフの期待に応えたい思いも強い。「自分の投げ方は特徴的なので、相手バッターからしても珍しいと思う。それを武器に出来るよう、小さくならず大きく腕を振っていくことを続けたい」。低めはもちろん、高めの直球でも打者を圧倒することを理想に掲げ、開幕1軍への豪快投球を続ける。【鎌田直秀】
◆開幕の先発ローテーション入りが確実な2人が7回まで試合をつくって、勝利を導いた。先発の美馬学投手(36)は4回を投げ、4安打3奪三振無四球1失点だった。西武マキノンに中前適時打を喫した場面には「ボールにしたかったんですよね。ボール球を投げる練習をしていたんですけれどダメでした」と真ん中に入った失投を反省。3度目の登板で、4回7安打4失点だった前回に比べると「低めに集められたし、ストライク先行出来ていたし、空振りも取れたのでちょっとは良くなったかなと思います」。開幕に向けては納得の表情を見せた。2番手は前日に登板予定だった種市篤暉投手(24)が雨天中止からのスライド登板。先頭にいきなり四球を与えるなど制球に苦しんだが、要所は150キロ近い直球やフォークで併殺や三振を奪った。結果は3回2安打3奪三振3四球無失点。「立ち上がりをもっと安定させたいのと、全球種(しっかり)扱えていなかったので、そこを見直して、また次に状態を上げていきたい」。美馬とは正反対に、内容には反省の言葉が並んだ。【鎌田直秀】
◆「4番左翼」で先発出場のロッテ山口航輝外野手(22)が"応援歌ありがとう弾"でファンに恩返しの勝利を贈った。鳴り物解禁に合わせた自身の新応援歌披露デーに、4回裏の1-1の場面で外寄りのチェンジアップを左中間勝ち越しソロ本塁打。「自分の応援歌を作っていただいて力になりました。シートノック前にも、ちょっと耳を傾けながら聞いていた」と笑顔で感謝した。練習試合を含めて今季7本目となった。左腕エンスの速球に対応するため「大振りにならずにコンパクトに。映像を見ると結構振っているが、自分の中ではコンパクト。それが良い結果になった」との意識が好結果を生んだ。1回裏にも先制の左前適時打を放つなど打撃好調を維持している。3打席目は平良を直撃するライナーで遊ゴロとなったが、安打に等しい打球ではあった。これでオープン戦では28打数11安打6打点。打率も3割9分3厘と4番の存在感たっぷりだ。「4番でいきたいという気持ちも出てきた。ずっと4番をうちたい」。優勝を導く「4番」として、チーム、ファンのためにホームランを量産していく。「ヤマグッチ! ヤマグッチ!」の応援歌は、早くもお気に入りだ。【鎌田直秀】
◆「3番・一塁」で出場した西武の新助っ人、デビッド・マキノン内野手(28)が三回に同点打を放った。1点ビハインドの三回2死一塁。美馬の真っすぐをセンター方向にはじき返し、「打席に立つ前から、ランナーを返そうと思っていました。変化球にも直球にも対応できているし、昨日もしっかり身体を休められたので調子もいいです」とコメントした。昨季は米大リーグ、エンゼルスとアスレチックスで計22試合に出場。来日1年目の今季は、この日までオープン戦23打数7安打(打率・304)、1本塁打と好調を維持している。
◆開幕先発枠入りが濃厚な西武の平良が好仕上がりを示した。五回から4回を投げて2安打無失点。左打者の内角をカットボールで厳しく突き「そこを前面に出して試合をつくれた」とテンポ良く56球で終えた。中継ぎからの転向に挑む中、オープン戦3試合計14回を無失点と圧倒しており「今のところ本当に上出来」と自信を漂わせた。六回は遊ゴロとなった4番山口の鋭い打球に襲われ「打球速度が170キロくらい出ていたらしいので。かすっただけで良かった」と安堵した。
◆ロッテの美馬は変化球が切れ、4回4安打1失点と打たせて取る持ち味を示した。三回に金子から空振り三振を奪ったように、特にスライダーが効果的で「低めに集められたし、ストライクもしっかりいいカウントでつくることができた」と納得の表情だった。開幕ローテーションを担う立場として、精彩を欠いて4回4失点だった12日の楽天戦からしっかり立て直した。「空振りも取れたのでちょっとは良くなった。自分が優位なカウントで進められた」と手応えを口にした。(ZOZOマリン)
<オープン戦順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
巨人 |
7 | 4 | 0 | 0.636 (↓0.064) | - (-) |
37 (-) | 31 (+4) | 8 (-) | 7 (-) |
0.238 (↓0.008) | 2.160 (↓0.09) | |
2 (1↑) |
ORIX |
5 | 3 | 3 | 0.625 (-) | 0.5 (↓0.5) |
36 (+5) | 32 (+5) | 2 (+1) | 6 (+3) |
0.229 (↑0.004) | 2.760 (↓0.23) | |
3 (2↑) |
日本ハム |
8 | 5 | 0 | 0.615 (↑0.032) | 0 (↓1) |
55 (+4) | 47 (-) | 12 (+1) | 20 (+4) |
0.234 (↓0.002) | 3.000 (↑0.26) | |
4 (2↓) |
阪神 |
7 | 5 | 0 | 0.583 (↓0.053) | 0.5 (-) |
56 (-) | 39 (+3) | 9 (-) | 6 (-) |
0.246 (-) | 2.970 (↓0.03) | |
5 (2↓) |
西武 |
5 | 4 | 1 | 0.556 (↓0.069) | 1 (-) |
28 (+1) | 19 (+2) | 3 (-) | 14 (+2) |
0.206 (↓0.001) | 1.650 (↑0.05) | |
5 (2↑) |
ロッテ |
5 | 4 | 2 | 0.556 (↑0.056) | 1 (↑1) |
33 (+2) | 36 (+1) | 6 (+1) | 8 (+2) |
0.211 (↓0.004) | 2.680 (↑0.17) | |
7 (1↓) |
中日 |
4 | 4 | 3 | 0.500 (↓0.071) | 1.5 (-) |
50 (+2) | 48 (+4) | 6 (-) | 2 (-) |
0.252 (↓0.01) | 3.950 (↓0.01) | |
8 (-) |
楽天 |
6 | 7 | 2 | 0.462 (↑0.045) | 2 (↑1) |
59 (+4) | 67 (+2) | 8 (-) | 12 (-) |
0.277 (↓0.003) | 4.040 (↑0.23) | |
9 (-) |
ヤクルト |
5 | 6 | 3 | 0.455 (↑0.055) | 2 (↑1) |
57 (+3) | 62 (-) | 8 (+1) | 18 (+1) |
0.243 (↓0.001) | 4.140 (↑0.32) | |
10 (1↑) |
ソフトバンク |
5 | 7 | 1 | 0.417 (↑0.053) | 2.5 (↑1) |
38 (+4) | 45 (+2) | 10 (-) | 5 (-) |
0.243 (↓0.003) | 3.260 (↑0.1) | |
11 (1↓) |
広島 |
3 | 5 | 3 | 0.375 (-) | 2.5 (↑0.5) |
36 (+5) | 37 (+5) | 4 (-) | 3 (+1) |
0.233 (↓0.001) | 2.630 (↓0.15) | |
12 (-) |
DeNA |
4 | 10 | 0 | 0.286 (↓0.022) | 4.5 (-) |
40 (+2) | 62 (+4) | 4 (-) | 6 (-) |
0.217 (↓0.004) | 3.870 (↑0.19) |
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