ソフトバンク(★2対5☆)DeNA =オープン戦2回戦(2023.03.18)・福岡PayPayドーム=
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DeNA
0000040105901
ソフトバンク
00110000021111
勝利投手:宮國 椋丞(1勝2敗0S)
(セーブ:森原 康平(0勝0敗1S))
敗戦投手:藤井 皓哉(1勝2敗0S)

本塁打
【DeNA】楠本 泰史(1号・6回表2ラン)
【ソフトバンク】栗原 陵矢(4号・4回裏ソロ)

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◆ソフトバンクは、上林がマルチ安打を記録。開幕スタメン入りに向け、バットで結果を残した。対するDeNAは、楠本が2ランを放つ活躍。オープン戦1号となる一発で、首脳陣に存在感をアピールした。

◆負傷交代したDeNA入江大生投手(24)について三浦大輔監督(49)は試合後、右前腕の打撲と説明した。入江は2点リードの6回に3番手で登板。先頭のソフトバンク中村晃に投じた5球目、はじき返された打球を右腕に受けた。治療のためベンチに戻ると、そのまま降板。三浦監督は「病院は行かず、トレーナーで治療してます。手が出たのか、よけられなかったのか分からないですけど、幸い大事に至らなくてよかった。本人は投げるって言ってましたけどね、オープン戦なので無理する必要もないですし、代えました」と話した。投手陣は先発のガゼルマンが4回2失点。その後を宮国、入江、三浦、エスコバー、伊勢、山崎、森原が無失点でリレーし、チームのオープン戦連敗は7で止まった。▽DeNAガゼルマン(4回5安打2失点) 全体的によかった。自分らしい打たせて取るピッチングができたので、次につながる内容でした。▽DeNA楠本(6回無死一塁でソフトバンク藤井から同点2ラン) ストレートを完璧に捉えることができました。宮崎さんが四球で出塁した後だったので、甘い球がくると思い、思いっきりいきました。

◆膝の大けがから復活を目指す、ソフトバンク栗原陵矢外野手(26)が、DeNA戦で4号ソロを含む2安打。打撃好調で、規定打席には達していないが、打率4割3分8厘はオープン戦トップの巨人オコエを上回る"隠れ首位打者"だ。栗原のバットが止まらない。初回、2死一塁で左翼線へ二塁打を放って好機を拡大。4回はDeNA先発ガゼルマンのツーシームをとらえ、逆方向の左翼テラス席へ運ぶソロアーチだ。「チャンスメークという気持ちで集中して打席に入りました。しっかりと自分のスイングができたと思います」。オープン戦トップタイの4号アーチをかけ、納得顔でうなずいた。昨季は開幕直後に左膝を負傷し、わずか5試合の出場に終わった。復活を期す今季はオープン戦全12試合に出場し、無安打は2試合のみ。この日が3度目のマルチ安打と好調をキープしている。「安心はどれだけ結果が出てもできない」と慢心することなく、開幕への準備を進めている。2戦続けて4番で起用した藤本監督は「ホーキンスが打てなかったら4番を打つ打者がいないですよね。柳田もあるし、栗原もある」。4番の最有力候補だった新助っ人のホーキンスが不調ということもあり、公式戦で4番経験がある栗原にとっても初の「開幕4番」も現実味を帯びてきた。栗原自身は「いつ開幕してもいいように準備はしている。打順は関係ないです。何番でも一緒です」とキッパリ。残り2週間を切った「3・31」に照準を合わせ、一心不乱にバットを振るだけだ。【山本大地】○...開幕ローテーション入りが内定している藤井は、5回までは2安打7奪三振で無失点の快投。だが6回に急変した。先頭宮崎を四球で出すと、続く楠本に2ランを被弾するなどこの回だけで4点を失った。「ボールが少し弱かったり、制球がアバウトになった。正直、バテたじゃないですけど、思うように投げられなかった」。中継ぎからの先発挑戦で、スタミナ面に課題を残した。○...又吉が、昨年7月に右足甲を骨折してから初めて連投マウンドに立った。2日続けての登板は昨年6月以来で「連投ができて、真っすぐも144キロ出ていた。取りたいアウトの取り方もできた」。だが1回を投げて2四球2安打で1点を失った内容には「四球は良くなかった。取り柄はコントロールなので。コーチと話し合って、修正したい」と反省していた。

◆売り出し中のルーキーが連日の猛アピールを続けている。DeNAのドラフト3位、林琢真内野手(22=駒大)がソフトバンク戦(ペイペイドーム)に「9番二塁」でフル出場。オープン戦8試合連続安打をマークした。チーム唯一のマルチ安打でダメ押し適時打、盗塁まで成功。複数ポジションの守備も日々そつなくこなし、開幕1軍をぐっとたぐり寄せた。打っても守っても走っても、三浦監督が心の中で「いいね」を押す。林は7回先頭で迎えた第3打席、ソフトバンク椎野のカーブを左前へ運んで出塁。「タイミングが合ったらいこうと思っていた」と、続く佐野への初球カーブで二塁を陥れた。2点リードの8回2死満塁では2ストライクからファウルで粘った。9球目、又吉のカットボールを捉える。「食らい付きました。簡単に終わったら1アウトがもったいないので」と、右前打で5点目を追加。初対戦の投手にも自然体で反応し、7連敗中だったチームの白星に貢献した。守備は本職の二塁に就いた。強打者、柳田を迎えると気分が高揚した。「すごい打球が来るんだろうなと思って。前進守備の時は今までにない恐ろしさを感じて、いい体験ができました」。時に深く、時に浅いポジショニングで3度柳田の打球を体感した。WBCが終われば、二塁は牧が戻ってくる。キャンプ中から大学1年秋以来の遊撃を、9日の楽天戦では中堅を、17日のソフトバンク戦では高校時代以来の三塁を守った。内野のグラブは守備位置で変えることはない。「そこを任されたのであれば、全力で守るだけ」。三浦監督は連日称賛の言葉を贈る。「どの打席でも粘り強くて、どのポジションでも必死にやってくれる。常にいいものを見せてくれてます」。林が目標とする開幕1軍の可能性も「どんどん増えてきてます」と認めた。打順もポジションも、超・ユーティリティーの林には関係ない。【鎌田良美】

◆地元福岡出身のタレント、カンニング竹山がセレモニアルピッチに登場した。球団マスコットのハリーホークと登場したが、ハリーホークが先に投げてしまうまさかの展開。竹山はハリーホークに向かって怒ってみせるおなじみの「キレ芸」を披露し、スタンドを沸かせた。「100点ですね。ハリーに仕込んでおきました。竹山が投げたところで、じゃないですか」としてやったりだった。

◆18日の試合で負傷交代したDeNA入江大生投手(24)について19日、三浦大輔監督(49)はあらためて軽症だったと説明した。入江はソフトバンクとのオープン戦(ペイペイドーム)の6回にリリーフ登板したが、先頭中村晃のワンバウンドした打球を右前腕部に受けて降板。打撲としてトレーナーの治療を受けていた。一夜明けて、同監督は「当たりどころもそれほど悪くなく。多少の痛みはあると思うんですけど、今日もう1回確認してですけどね。朝、食堂で会って本人はやる気満々だった。『大丈夫です』言うて必死にアピールしてましたけどね。しっかり捕れって話はしました」と明かした。19日のソフトバンク戦には登板しない。

◆DeNA・三浦大輔監督(49)が、先発ローテーションについて言及した。前日に石田の開幕投手を指名。この日、先発するガゼルマン、オープン戦で好投を続ける笠原、平良に加え、浜口、上茶谷、東がアピール合戦を展開。WBCに参加中のエース左腕、今永もいる。6枠の争いは熾烈(しれつ)な状況となっていることに三浦監督は「そうなってきているのはいいこと」と歓迎した。現状でのローテ構想については「開幕投手しか言いませんよ」と語るなか、「順調というか、ここまでの競争してもらっていますし。想定外はバウアーが来ることかな。想定外ということはないかな、話は聞いていましたから」と、サプライズ加入が発表された大物右腕、バウアーの名を挙げて笑わせた。「もっともっと悩ませてほしいですね。層を厚くしていかないといけないし」と投手陣の奮起を願った。

◆DeNA・入江大生投手(24)が六回から3番手で登板。先頭の中村晃に投じた5球目を弾き返され、打球をワンバウンドで右腕に受けた。打球は大きく跳ね、二塁手の林が処理したがセーフ(記録は内野安打)となった。入江は治療のため、一度ベンチに戻ると、そのまま三浦への交代を告げられた。3年目右腕は昨季57試合に登板し、10ホールドをマークするなど、今季も救援陣の一角として期待されていた。

◆DeNAは逆転勝ちでチームの連敗は7で止まった。ドラフト3位・林琢真内野手(22)=駒大=が4打数2安打1打点、1盗塁の活躍で勝利に貢献した。「一試合一試合、自分のできるプレーをやろうと臨んでいるのでスタメンで出させていただいたので、自分のやることをまっとうしようと思いました」俊足、巧打に加え、オープン戦では二塁、三塁、遊撃、中堅の守備につく器用さも備え持つ。この日は二塁でフル出場し、左の強打者、柳田の打席では一、二塁間の深い位置で守る〝シフト〟も経験した。「柳田さんが打席に立っているのは自分の中で興奮しました。すごい打球がくるんだろうなって。前進守備で柳田さんがバッターのときも、今までにない恐ろしさを感じたので、すごくいい経験ができました」と笑顔で振り返った。

◆DeNA・入江大生投手(24)は18日、ソフトバンク戦(ペイペイドーム)の六回、先頭打者の中村晃に投じた5球目を弾き返され、打球がワンバウンドで右腕に当たり(記録は投手強襲安打)交代した。三浦監督は「前腕の打撲。幸い、大事に至らなかった。本人は投げると言っていたけど、オープン戦なので無理させなかった」と説明した。3年目の入江は昨季57試合に登板し、5勝10ホールドをマークするなど救援で活躍した。

◆DeNAのドラフト3位・林琢真内野手(22)=駒大=が、チームでただ一人の複数安打となる2安打1打点、1盗塁の活躍で7連敗中だったチームの勝利に貢献した。先発出場した試合ではこれで8試合連続安打。開幕スタメンをアピールした。「スタメンで出していただいたので、自分のやるべきことを全うしようと思いました」七回の第3打席で左前打を放つと次打者の初球にすかさず二盗を決めた。八回2死満塁ではファウルで粘り、9球目を右前への適時打とし、勝利をたぐり寄せた。打席での粘り強さとバットコントロール、出塁後のスピード、守備でも二塁、三塁、遊撃、中堅を守る器用さが武器。三浦監督からの評価も「〝いいね〟がどんどん増えている。どのポジションでも必死にやって、いいものを見せてくれている」と上昇一途だ。この日は二塁でフル出場し、ルーキーは「柳田さんの打席では興奮しました。前進守備では今までにない恐ろしさを感じました。いい経験ができました」と初々しく笑った。走攻守でアピールするユーティリティープレーヤーの存在感が、日ごとに大きくなっている。(湯浅大)

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<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
730 0.700
(↑0.033)
-
(-)
37
(+5)
27
(+4)
8
(+1)
7
(+2)
0.246
(↓0.002)
2.070
(↓0.11)
2
(-)
阪神
740 0.636
(-)
0.5
(↑0.5)
56
(-)
36
(-)
9
(-)
6
(-)
0.246
(-)
2.940
(-)
3
(2↑)
ORIX
532 0.625
(↑0.054)
1
(-)
31
(+2)
27
(+1)
1
(-)
3
(+1)
0.225
(↓0.002)
2.530
(↑0.28)
3
(1↑)
西武
531 0.625
(-)
1
(↓0.5)
27
(-)
17
(-)
3
(-)
12
(-)
0.207
(-)
1.700
(-)
5
(3↓)
日本ハム
750 0.583
(↓0.053)
1
(↓1)
51
(+4)
47
(+5)
11
(+1)
16
(+3)
0.236
(↑0.003)
3.260
(↓0.11)
6
(-)
中日
433 0.571
(↑0.071)
1.5
(-)
48
(+6)
44
(+2)
6
(-)
2
(-)
0.262
(↑0.003)
3.940
(↑0.22)
7
(1↓)
ロッテ
442 0.500
(-)
2
(↓0.5)
31
(-)
35
(-)
5
(-)
6
(-)
0.215
(-)
2.850
(-)
8
(-)
楽天
572 0.417
(↓0.038)
3
(↓1)
55
(+2)
65
(+6)
8
(+2)
12
(+1)
0.280
(↓0.005)
4.270
(↓0.02)
9
(1↑)
ヤクルト
463 0.400
(-)
3
(↓0.5)
54
(-)
62
(-)
7
(-)
17
(-)
0.244
(-)
4.460
(-)
10
(1↓)
広島
352 0.375
(↓0.054)
3
(↓1)
31
(+1)
32
(+2)
4
(-)
2
(-)
0.234
(↓0.004)
2.480
(↑0.06)
11
(1↓)
ソフトバンク
471 0.364
(↓0.036)
3.5
(↓1)
34
(+2)
43
(+5)
10
(+1)
5
(-)
0.246
(↑0.006
3.360
(↓0.05)
12
(-)
DeNA
490 0.308
(↑0.058)
4.5
(-)
38
(+5)
58
(+2)
4
(+1)
6
(+2)
0.221
(↑0.001
4.060
(↑0.18)