中日(☆6対2★)楽天 =オープン戦2回戦(2023.03.18)・バンテリンドーム=
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楽天
1000010002722
中日
00003300X61000
勝利投手:柳 裕也(2勝1敗0S)
敗戦投手:渡辺 翔太(0勝1敗0S)

本塁打
【楽天】フランコ(1号・1回表ソロ),ギッテンス(2号・6回表ソロ)

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◆中日は、福永が適時三塁打を含む2安打をマーク。開幕スタメン入りを狙うルーキーが、バットで結果を残した。一方の楽天は、フランコとギッテンスがソロを放つ活躍。パワー自慢の助っ人が、そろって持ち味を発揮した。

◆昨季限りで中日を戦力外となり現役引退した平田良介氏(34)の引退セレモニーが、本拠地バンテリンドームの楽天戦で行われている。試合前には打撃練習に参加。9シーズンつけた背番号6のユニホーム姿でグラウンドに現れると、「平田」「良介」などの歓声と拍手に包まれた。応援団から現役時の応援歌が流れる中、強いスイングを披露。最後に左翼席に放り込み、大きな拍手を浴びた。その後、大阪桐蔭の後輩、楽天浅村から花束を贈られた。シートノックでは定位置だった右翼に就き、二塁、本塁への好返球をみせた。この日の練習中は立浪監督をはじめ、コーチ、選手らが「THANK YOU RYOSUKE HIRATA」と記したおそろいのTシャツを着用した。平田氏は昨年9月中旬に立浪監督から引退を打診され、10月上旬に球団から戦力外を告げられた。12球団合同トライアウトは受けずに他球団へ移籍を模索したが、12月末に自身のSNSで現役引退を公表した。その後は日本学生野球協会の研修を受け、プロ野球経験者が国内の高校、大学で指導が可能となる資格を2月に回復している。今回の引退セレモニー実現にあたり、平田氏はSNSで「1度断ってしまった引退セレモニーの話を、もう1度企画していただいた皆さまには感謝しかありません」などとつづっている。SNSによると、現在は「楽しく、厳しく、あまり型にはめない指導をしたい。プロ野球選手OBとして野球に恩返ししたい。子供たちの夢のサポートをしたい。野球に携わる仕事をしたい」という思いから、大阪市で飲食店を展開する企業が作る軟式野球チームに所属しているという。試合後にも引退セレモニーが行われる。

◆楽天石井一久監督(49)が、小深田大翔内野手(27)にエールを送った。「8番遊撃」で先発起用したが、1回1死走者なしで、中日田中の遊ゴロを失策。直後の2回2死で第1打席が回るところで、代打に伊藤裕を送った。指揮官は「僕はあまりペナルティーは好きじゃない。そういう意味合いではなくて、むしろもう1回、はい上がって欲しいなという意味で交代した」と説明した。小深田はオープン戦で早くも5失策。打率は3割5分3厘と好調も、守備面で課題を残している。石井監督は「自分の弱い部分があると思うので、そこにもう1回ぶつかってくれたら。チームというより、彼が何年プレーを先延ばししてできるかというところが大事な部分。あれをペナルティーと取るのか、ゲキと取るのかは僕ではないが、僕はゲキのつもりで代えました」。交代後には直接コミュニケーションを取った。壁を乗り越えてもらいたい-。苦しむ小深田に奮起を期待していた。

◆楽天藤平尚真投手(24)が開幕ローテーション入りへ前進を続けている。先発して4回1安打無失点と好投した。2回無死一、二塁のピンチを招いたが、積極的にストライクゾーン内で勝負。最速152キロをマークした力強い直球を中心に、スライダーやチェンジアップなどを織り交ぜ、押し続けた。「ちょっとバタバタしたところもありましたけど、比較的自分のパフォーマンスは出せているかなと思います」と手応えをつかんでいた。前回登板の12日ロッテ戦(静岡)では5回無失点。その後、2軍戦での登板が予定されていたが、2週間連続で土曜日に投げていた辛島の状態が上がらず、中5日での先発に変更となった。状態を考慮してもらい、60球が目安の球数制限つきのマウンド。「体は元気だったので、自分の投げたいボール、打ち取れるボールを優先的に投げて、テンポも少し上げて投げた」と、回を重ねるごとにリズムが良くなっていった。先発ローテーションは、3月30日の日本ハム戦(エスコンフィールド)で開幕投手の田中将、4戦目の則本が当確。ローテ争いについて、石井監督からは「チャンスを1番手で持っている投手」と評価された。

◆新助っ人が、自慢のパワーを見せた。楽天マイケル・フランコ内野手(30=ナショナルズ)が、1回2死の第1打席初球、柳の外角高めボール気味の直球を右翼席へ運んだ。これまで対外試合で本塁打がなく、待望の"来日1号"。「オープン戦に入って今日が一番いい日だったと自分でも思ってます。しっかりボールも見られていますので、引き続きこの調子をキープしていけたら」と納得の打撃だった。3回にも中前打を放ち、オープン戦の打率は3割3厘。日本の野球にも適応してきている。「日本にいるバッターだったり、相手チームのラテン系の選手だったり、そういう選手からできるだけ多くの情報を受けて、自分のものにしている。少しずつ日本人のピッチャーの傾向というのは分かってきているようになっているかな」と手応え。開幕へ向けて、さらに状態を上げていく。

◆楽天藤平尚真投手の開幕ローテーション入りが決定的となった。中日戦に先発して4回1安打無失点と好投した。中5日でのマウンドのため、球数は60球が目安。3、4回はギアを入れ、150キロ超えを連発。最速は152キロをマークした。「体は元気だった。投げたいボール、打ち取れるボールを優先的に投げて、テンポも少し上げて投げたのは良かった」と手応えをつかんだ。前回登板の12日ロッテ戦(静岡)でも5回無失点。2週間連続で土曜日に投げていた辛島の状態が上がらず。藤平は当初2軍戦での登板が予定されていたが、この日に変更となった。好投でアピールを続け、開幕2戦目となる4月1日の日本ハム戦(エスコンフィールド)での先発が最有力。このまま中6日で調整を続け、開幕カードは田中将、藤平、マニー・バニュエロス投手(32=パイレーツ)で臨むことが濃厚だ。それでも本番はこれから。オープン戦でもう1試合の登板が予定されている。「次、フォアボールをいっぱい出したりとか大量点を取られたりしたら、いろいろ怪しくなってくる。今日みたいに1球1球気持ちを込めて、無失点で帰ってくるというのを絶対に意識しながら投げたい」。表情を引き締めて、開幕へと向かっていく。【湯本勝大】▽楽天石井監督(藤平の投球に)「『これでいけるんじゃないか』『これをやり続ければ大丈夫』という部分が見ていて感じられる。いいものが見えてきた時に、どれたけ我慢してやり続けるかが大事。それができている」

◆ドラフト7位の福永裕基内野手(26=日本新薬)が、マルチ安打の活躍を見せた。5回に内野安打、6回に貴重な追加点となる右中間適時三塁打。本職は二塁だが、中学以来の遊撃に挑戦中。この日は遊撃でフル出場し、4打数2安打1打点。6試合連続安打を記録し「右方向に打てるのが持ち味。出せて良かった。状態はいいです」。開幕スタメン奪取へ、オールドルーキーは燃えている。

◆中日一筋17年、昨季限りでユニホームを脱いだ平田良介さんの引退セレモニーが行われた。大島から花束を手渡されると大粒の涙を見せ、あいさつの後は胴上げで宙を舞った。式典後に「声援に支えられてきた。最後に大歓声を聞くことができて本当にうれしい」と感慨深そうに話した。試合前には背番号6のユニホームを着てフリー打撃やシートノックに参加。長男との始球式でも温かい拍手を浴びた。今後は野球を指導する塾を開くという。

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<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
730 0.700
(↑0.033)
-
(-)
37
(+5)
27
(+4)
8
(+1)
7
(+2)
0.246
(↓0.002)
2.070
(↓0.11)
2
(-)
阪神
740 0.636
(-)
0.5
(↑0.5)
56
(-)
36
(-)
9
(-)
6
(-)
0.246
(-)
2.940
(-)
3
(2↑)
ORIX
532 0.625
(↑0.054)
1
(-)
31
(+2)
27
(+1)
1
(-)
3
(+1)
0.225
(↓0.002)
2.530
(↑0.28)
3
(1↑)
西武
531 0.625
(-)
1
(↓0.5)
27
(-)
17
(-)
3
(-)
12
(-)
0.207
(-)
1.700
(-)
5
(3↓)
日本ハム
750 0.583
(↓0.053)
1
(↓1)
51
(+4)
47
(+5)
11
(+1)
16
(+3)
0.236
(↑0.003)
3.260
(↓0.11)
6
(-)
中日
433 0.571
(↑0.071)
1.5
(-)
48
(+6)
44
(+2)
6
(-)
2
(-)
0.262
(↑0.003
3.940
(↑0.22)
7
(1↓)
ロッテ
442 0.500
(-)
2
(↓0.5)
31
(-)
35
(-)
5
(-)
6
(-)
0.215
(-)
2.850
(-)
8
(-)
楽天
572 0.417
(↓0.038)
3
(↓1)
55
(+2)
65
(+6)
8
(+2)
12
(+1)
0.280
(↓0.005)
4.270
(↓0.02)
9
(1↑)
ヤクルト
463 0.400
(-)
3
(↓0.5)
54
(-)
62
(-)
7
(-)
17
(-)
0.244
(-)
4.460
(-)
10
(1↓)
広島
352 0.375
(↓0.054)
3
(↓1)
31
(+1)
32
(+2)
4
(-)
2
(-)
0.234
(↓0.004)
2.480
(↑0.06)
11
(1↓)
ソフトバンク
471 0.364
(↓0.036)
3.5
(↓1)
34
(+2)
43
(+5)
10
(+1)
5
(-)
0.246
(↑0.006)
3.360
(↓0.05)
12
(-)
DeNA
490 0.308
(↑0.058)
4.5
(-)
38
(+5)
58
(+2)
4
(+1)
6
(+2)
0.221
(↑0.001)
4.060
(↑0.18)