1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
西武 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 4 | 7 | 0 | 1 |
ロッテ | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 3 | 7 | 2 | 0 |
勝利投手:ボー・タカハシ(1勝0敗0S) (セーブ:佐藤 隼輔(0勝0敗1S)) 敗戦投手:横山 陸人(0勝1敗1S) 本塁打 |
ロッテ戦チケット予約 | 西武戦チケット予約 |
◆西武は、先発・高橋光成が5回2失点7奪三振の好投。対するロッテも、先発・小島が打たせて取るピッチングを展開し5回2失点。開幕投手に指名されている両先発が、それぞれ順調な調整ぶりを示した。
◆西武の新外国人マーク・ペイトン外野手(31=ホワイトソックス)が実戦に復帰した。ロッテ戦に「2番中堅」でスタメン出場した。ペイトンは8日のオープン戦中日戦(ベルーナドーム)の第2打席に頭部死球を受け、担架で運ばれて退場。その後、頭部打撲と診断され、この日は9日ぶりの実戦復帰となった。また、B班キャンプや2軍で調整を続けていた金子侑司外野手(32)もこの日から1軍に合流し、さっそく「1番右翼」でスタメン出場した。第1打席にさっそくロッテ小島から安打を放ち、二盗も決めた。
◆開幕投手を務める小島和哉投手(26)が5回を90球、5安打2失点(自責1)と、まずまずの仕上がりを見せた。初回に失策絡みで1失点も、その後は持ち味の粘り強い投球を披露。「フォークが思った高さに投げられたのは収穫」と振り返った。5回に佐藤龍に浴びたソロには「力んだときに案の定、失投になったので。そこは気を付けたい」と反省も忘れなかった。▽ロッテ西村(6日に日本ハムからトレードで加入し本拠地初登板で1回無失点) 3人で終われたので良かったです。もう(加入から)10日っすか? 早いですね。
◆開幕投手に内定している西武高橋光成投手(26)が5回2失点でまとめた。2回に4安打を集中され2失点したものの、それ以外のイニングは150キロ台の直球を中心に危なげない投球。5回で7個の三振を奪った。「何か新しいことを試す、ということではなく、公式戦を見すえて1球1球集中して投げました」とし「実戦に入ってから初めてまとまった球数を投げられたことも収穫です」と振り返った。3月31日のオリックス戦(ベルーナドーム)で3年連続3度目の開幕投手を務めることが決まっている。「開幕まで投げてもあと1試合だと思うので、コンディションを上げていけるように引き続き調整しておきます」と話した。
◆西武の新外国人右腕ヘスス・ティノコ投手(27=レンジャーズ)が、ロッテ打線の中軸を圧倒した。先発高橋に続く2番手として、6回のマウンドへ。打撃好調のロッテ山口を3球で追い込み、最後は低め153キロで見逃し三振。5番ポランコも155キロで空振り三振にすると、6番井上は腰の引けた内野ゴロに打ち取った。長打のある3打者を危なげなく退け、松井稼頭央監督(47)も「良かったね」と感嘆の表情。「ストライク先行であれだけ丁寧に投げる中でスピードもあって。良かったよ」と評価を高めていた。増田の合流時期によっては、8回や9回のマウンドを任されることになる可能性も十分ありそうだ。
◆西武金子侑司外野手(32)が元気な姿を見せた。昨季肉離れした右太もものケアもあり、2月はB班キャンプで過ごし、ペナント開幕を2週間後に控えたこの日の1軍合流に。「1軍に合流できて良かったなという思いがありますし、首脳陣にもファンの皆さんにも元気でやれるところは見せたいと思っていたので。走ろうと思っていたので、良かったです」初回、ロッテ小島のチェンジアップをうまく拾って安打にすると、2番ペイトンの3球目にスタート。ほぼ3秒ちょうどで二塁に達し、見事に盗塁成功となった。3回にもけん制球がうまい小島から、見事なスタートを見せ、2個目の盗塁を成功。「いいタイミングで走れたんじゃないかなと思いますし、足のことを気にせず走れているので」と充実の表情だった。プロ通算221盗塁を誇り、コンディションが万全なら外野レギュラーの有力候補になる。再発の怖さについて問われると「ゼロかと言われたらそうじゃないところもありますけど」としながら「その気持ちに自分が勝っていかなきゃダメというのもあるので」と前向きな言葉を発した。松井稼頭央監督(47)も「順調に(戻って)こられたのがチームにとって非常に大きいかなと思います」と力を込めた。「いろいろな顔がもちろん」と指揮官が脳裏に浮かべる多数の1番打者候補。「臨機応変にやっていきたいと思います」と幅広い起用を想定する中で、金子が一気に名乗りを上げた。【金子真仁】
◆1失点したものの、西武佐藤隼輔投手(23)が力ある球を見せ続けている。この日は2点リードの9回に登板。ロッテ小川を150キロ超の直球とスライダーで押し、最後は150キロの直球で見逃し三振に。田村にも力強く攻め、弱い当たりの三塁ゴロに仕留めた。平沢に安打され、それを機に1失点。「クイックに入ってから、少しばらけてしまって」と反省点も口にした。21年ドラフト2位で筑波大から西武入り。昨季は先発マウンドも経験したものの、プロ2年目の今季はチームに不足する中継ぎ左腕として春を迎える。14日の日本ハム戦(エスコンフィールド)で自己最速タイの152キロをマークし、この日も152キロ。ペナント開幕前でのこの球速に「より出力の出やすいフォームになっていると思うので」とオフのトレーニングの成果を存分に出している。昨年は度入りのゴーグルをつけて投げたことも話題になったが、今季ここまでの実戦では「今はコンタクトレンズにしました。メガネだと、ベルーナドームで曇る時とかあったので」と"変身"した理由を説明。「でも、たまにメガネにするかもしれないです」と添えた。【金子真仁】
◆途中出場した西武・佐藤龍世内野手(26)がオープン戦1号ソロを放った。1点を追う五回、2死で迎えたこの日最初の打席。カウント2-2から左腕・小島の真っすぐを捉えて左翼席に運び「手応えとしてはちょっと詰まったかなと思ったんですけど、いい角度がついて打球が飛んでくれました」と振り返った。
◆西武・金子侑司が1軍に合流してすぐに「1番・右翼」で2打席に立ち、1安打2盗塁と躍動した。一回は中前へ運び、続くペイトンの打席で二盗に成功。三回2死ではスタート良く悠々と二盗を決め「ちゃんと元気に走れるのを見せたいと思っていた。いい形で自分のプレーができた」と声を弾ませた。昨季肉離れを繰り返した右太もも裏の状態を考慮され、2軍主体のB班で調整してきた。盗塁王2度に輝いた俊足を早速発揮し、リードオフマン候補に浮上。松井監督は「順調にしっかりとやって来てくれた」と胸をなで下ろした。
◆3年連続3度目の開幕投手を務める西武・髙橋光成は5回2失点だった。速球を多投した二回は4長短打を浴びたが、それ以外の回は安打を許さなかった。フォークボールやカットボールの切れが良く7奪三振。2週間後の開幕へ「新しいことを試すということではなく、公式戦を見据えて一球一球に集中して」とテーマを持って腕を振った。90球を要したものの「実戦に入ってから初めてまとまった球数を投げられた」と収穫を強調した。
◆西武・金子侑司外野手(32)が1軍に合流して1番打者として1安打2盗塁。「元気に走れるところを見せたかった。いい形で自分のプレーができた」と満足そうに振り返った。一回先頭で中前打を放つと、すかさず二盗。1死後に敵失に乗じて先制のホームを踏んだ。三回は併殺崩れで一塁に残り、この日2度目の二盗を成功させた。昨季は5月に右太もも裏肉離れで出場選手登録を抹消され、8月の復帰戦で同じ箇所の肉離れを発症。44試合の出場で3盗塁に終わった。今季はキャンプをB班(2軍)で迎え、入念な調整を続けてきた。外野のレギュラーはまだ決まっていない。過去に2度、盗塁王に輝いた金子は「開幕前に1軍に来られたので、あとは自分のやれることをやるだけ」と闘志を燃やした。(石井孝尚)
◆オープン戦、ロッテ3―4西武、17日、ゾゾマリン)日本ハムからトレードで加入したロッテ・西村天裕投手(29)が3番手で登板。1回を3人で斬り、爽快な本拠地デビューを飾った。7日の入団会見から10日。「温かくて、やりやすい」とチームの印象を話す。歓迎会はまだ行われていないようで、WBC日本代表が団結するきっかけになった「宇田川さんを囲む会」にちなみ、「僕が主催しますわ。〝僕を囲んでもらう会〟を」と笑った。
◆開幕投手を務めるロッテ・小島和哉投手(26)が先発し、5回5安打2失点(自責点は1)の粘りの投球。昨秋から試すフォークボールを多投し、手応えを得た。「フォークを結構、投げたんですけど、思ったより、高さにも投げられた。収穫です」3勝11敗に終わった昨季、得意のチェンジアップを相手打者に狙われた感覚があったことから、習得した新たな武器で打者を翻弄した。四回先頭の陽川に対しては、カウント1-2から外角低めに制球し、空振り三振を奪取。新球で3番・マキノンのバットをへし折る場面もあった。球の回転数や軸を計測する機器「ラプソード」を活用し、理想の軌道を追求してきた。決め球としても、カウントを取る球としても活用し「ちょっとずつ段階を上げられている」とうなずいた。プロ5年目で初めて担う開幕投手。「当日は緊張するだろうな」と不安を抱きながらも、31日(対ソフトバンク)へ心は燃えている。「年俸や支配下、育成に関係なく、準備は誰でも一流にできるので、プロセスを大事にしたい」。着実に準備を進める。(武田千怜)
<オープン戦順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (1↑) |
巨人 |
6 | 3 | 0 | 0.667 (↑0.042) | - (↓0.5) |
32 (+5) | 23 (+1) | 7 (+1) | 5 (+1) |
0.248 (↑0.012) | 1.960 (↑0.13) | |
2 (1↑) |
阪神 |
7 | 4 | 0 | 0.636 (↑0.036) | 0 (↓0.5) |
56 (+8) | 36 (-) | 9 (+1) | 6 (-) |
0.246 (↑0.006) | 2.940 (↑0.3) | |
2 (1↓) |
日本ハム |
7 | 4 | 0 | 0.636 (-) | 0 (-) |
47 (-) | 42 (-) | 10 (-) | 13 (-) |
0.233 (-) | 3.150 (-) | |
4 (-) |
西武 |
5 | 3 | 1 | 0.625 (↑0.054) | 0.5 (↓0.5) |
27 (+4) | 17 (+3) | 3 (+1) | 12 (+4) |
0.207 (↓0.001) | 1.700 (↓0.16) | |
5 (1↓) |
ORIX |
4 | 3 | 2 | 0.571 (-) | 1 (-) |
29 (+4) | 26 (+4) | 1 (-) | 2 (-) |
0.227 (↑0.003) | 2.810 (↓0.15) | |
6 (1↑) |
中日 |
3 | 3 | 3 | 0.500 (-) | 1.5 (-) |
42 (+4) | 42 (+4) | 6 (+1) | 2 (-) |
0.259 (↑0.004) | 4.160 (↑0.02) | |
6 (2↓) |
ロッテ |
4 | 4 | 2 | 0.500 (↓0.071) | 1.5 (↓0.5) |
31 (+3) | 35 (+4) | 5 (-) | 6 (-) |
0.215 (-) | 2.850 (↓0.01) | |
8 (-) |
楽天 |
5 | 6 | 2 | 0.455 (-) | 2 (-) |
53 (+4) | 59 (+4) | 6 (-) | 11 (-) |
0.285 (↑0.002) | 4.250 (↑0.02) | |
9 (1↑) |
広島 |
3 | 4 | 2 | 0.429 (-) | 2 (-) |
30 (+4) | 30 (+4) | 4 (+2) | 2 (-) |
0.238 (↓0.004) | 2.540 (↓0.19) | |
10 (1↑) |
ソフトバンク |
4 | 6 | 1 | 0.400 (↑0.025) | 2.5 (-) |
32 (+5) | 38 (+8) | 9 (-) | 5 (+1) |
0.240 (↓0.006) | 3.310 (↑0.07) | |
10 (1↓) |
ヤクルト |
4 | 6 | 3 | 0.400 (↓0.044) | 2.5 (↓0.5) |
54 (-) | 62 (+8) | 7 (-) | 17 (+1) |
0.244 (↓0.005) | 4.460 (↓0.3) | |
12 (-) |
DeNA |
3 | 9 | 0 | 0.250 (↓0.023) | 4.5 (↓0.5) |
33 (+3) | 56 (+4) | 3 (+2) | 4 (-) |
0.220 (↑0.005) | 4.240 (↑0.17) |
コメント